秘密収容所 ポーランド スタレ・ケイクティ。2010年2月16日。
そこに収容されていたビン・ラディンの連絡係である男性の頭をかぶっていた布をCIA職員が外す。
CIA職員「安心しろ。私だ」
連絡係「違うやつだと思った。会えてよかった」
CIA職員「私もだ。我が友よ。だが、残念ながら君とはまもなくお別れになりそうだ」
連絡係「俺は用済みか?」
CIA職員「君には拷問が通用しないと上が判断したもんだ」
連絡係「どういう意味だ?」
CIA職員「サウジの諜報部が君と話したがっている。いや話すとはちょっと違う…ところだな」
連絡係「何を話すんだ?」
CIA職員「ムハンマド・ビン・ナーイフ王子を狙っては暗殺未遂の罪についてだ。アブジャンダルは君が関与してると言っていた。だから君をサウジに貸し出すよう。記録上を貸し出した人材は返却する」
CIA職員が椅子を持って座り、拘束した連絡係と話す。
CIA職員「想像できるか?。拘束されて生皮を剥がされることを?。皮膚には三つの層があって剥がれにくい。ここは天国に溺れるだろう。君は死ぬことになると思う。彼らの拷問部屋は最先端だからな。君の妻や子供達も…そこに連れてかれて殺されるだろう」
連絡係「どうすればいい…?」
CIA職員「役に立つ情報を出せ。君には生かしておく価値があると思う。上を納得せねばならん。懸賞金2500万ドルの男だ。捜索に協力しろ」
連絡係「何も知らない…本当に知らない…」
CIA職員「だろうな…。だからサウジに貸し出すんだ。話せて楽しかったよ。でも、もう時間切れになってしまった」
CIA職員が立ち上がる。
CIA職員「こんな形で終わりたくなかったよ。でも君の苦しみは間違いなく終わるから。それがせめてもの救いだ。頑張れよサウジでの幸運を祈ってる。私はもう帰るよ。妻と子供が待ってるんでね」
CIA職員が連絡係の男に頭に再び布を被せ、最後の一言を言った後、立ち去る。
連絡係「アブ・アフメド」
連絡係がそういったあとCIA職員が戻ってくる。
CIA職員「なんだって?」
連絡係「アブ・アフメドだ」
CIA職員「なんとか周波数を遅らせよう」
連絡係「指輪は?」
CIA職員「なんだ?」
連絡係「結婚指輪は?」
CIA職員「ああ、違う上着のポケットの中だろう」
CIA職員がそういったあと、尋問室を出る中で携帯電話で連絡をする。
無線『終わったか?。分かったか?』
CIA職員「アブ・アフメドだ。見つけるぞ」
無線『いつ?』
CIA職員「すぐ!」
CIA職員がそう連絡した後、オープニング映像となる。
最終更新:2023年09月08日 22:31