はるかの記者会見が行われていた。
記者A「こちらび目線をお願いします」
記者B「こちらに笑顔をお願いします!」
記者C「鬼頭さん、こちらにお願いします!」
はるか(私は生まれながらの女優だ。映画の神様に愛されている……)
記者D「はるかさん、新人女優賞おめでとうございます」
はるか「ありがとうございます……」
記者D「初めての主演でいきなりの受賞ですが……」
はるか「目に余る光栄です…… (私は漫画家からヒーローに、そして女優へと転身した。きっかけは……)」
ソノニ「遅刻、遅刻!」
ソノニが走っているとソノイとぶつかりそうになる。
ソノニ「ちょっと、危ないじゃない。どこに目ぇつけてんのよ」
ソノイ「はぁっ? お前がぼーっとしてるからだろ? それよりお前、口にご飯粒がついてるぞ……」
ソノニ「……何よ、失礼なやつ!」
監督「カーット! ダメだ、ダメだ! お前ら主役失格‼︎」
玲子「パーフェクトな演技でしたけど?」
監督「パーフェクトすぎてリアリティがない‼︎ 俺の映画には向かない! 撤収‼︎ どけ!」
玲子「はぁっ。監督のリアル思考にも困ったわねぇ…… また別の主役をスカウトしないと」
ソノイ「三枝プロデューサー、私たちはどんな役でも構わない。是非出演させてくれ」
ソノザは別空間から撮影現場を見ていた。
ソノザ「どういうつもりだ? 誇り高き脳人が、人間の映画などに!」
ソノイ「映画は芸術だ。私は芸術を学び、人間を知りたい……」
ソノニ「それに、なかなか面白いわよ…… ソノザもやってみれば?」
現実世界では忍風鬼が暴れていた。
ソノザ「そんな暇はない……」
逃げ惑う人々。
忍風鬼「合格、合格! 超忍法・電影の舞!」
忍風鬼は人々を吸収してしまう。
そこへドンブラザーズがやってくる。
モモタロウ「貴様、許さん!」
オニ「行くぞ」
サル「参りましょう……」
イヌ「おい、何があった?」
キジ「ええっ? 僕も知りません!」
忍風鬼「出でよ!」
アノーニが現れ、ドンブラザースに挑む。
そこへソノザもやってくる。
モモタロウ「ザングラソード・快桃乱麻‼︎」
『必殺アバタロ斬』
必殺技が炸裂。
モモタロウが忍風鬼を追いかけるが、突然車が走ってくる。
イヌ「なんだ?」
サル「危ないな!」
降りてきたのは玲子だった。
玲子「君たち、本物ね? 本物のヒーローね⁉︎ ああっ、勿体無い!」
オニ「えっ? 何この人?」
玲子「ヒーローなんてね、仮面ライダーに任せとけばいいのよ!」
オニ「スイッチャー?」
イヌ「しーらね」
玲子「それよりも、映画の世界に来なさい!」
キジ「えっ? 銀幕デビュー?」
サル「ダメに……」
モモタロウ「映画だと?」
玲子「タイトルは、『新・初恋ヒーロー』!」
キジ「そのタイトルって……」
サル「例のあれか……」
オニ「はぁっ?」
最終更新:2023年09月18日 05:58