<>内は原典元となる『侍戦隊シンケンジャー』に固有名詞。
※本作において、日本版での最後における19話・20話は本編の前日談(原作の侍戦隊シンケンジャーにおける1話・2話)となっています。
ここでは実質的な最終回である第18話を紹介します。
(前回のハイライト)
ナレーション「前回のパワーレンジャーサムライは!」
ライノスノルス<ユメバクラ>「いい夢を…お前は別だ!ダユウ」
ピンクとダユウはライノスノルスに眠らされる。
ミア「ダユウ…彼女の夢なのね」
夢の中でミアはダユウに起きた過去の出来事を見る。
イエロー「ミア!ミア!どこなの?」
ジェイデンとアントニオはシャッターが開くと同時に中にいたデッカー<腑破十臓>と目が向き合う。
アントニオ「ジェイデン、何する気だ?」
ミア「夢見てたの?」
ダユウは自身の過去を見たミアと対峙し、持っていたナイフでとどめを刺そうとする中でイエローレンジャーが駆けつけミアを守る。
ダユウ「何?」
イエローはダユウの斬撃を受けて変身が解除される。
ミア「エミリー!。私、あなたを助けたいのよ!まだ人間らしさが残ってると思ってたのに…私間違ってたわ!」
ダユウ「その通り可愛いお嬢ちゃんと戦っても何の意味もないし」
ダユウが立ち去ると、エミリーが立ち上がる。
エミリー「大丈夫、平気よ」
ラミア「ほんとごめんね…」
一方でデッカーは持っていたウラマサをジェイデンに向ける。
アントニオ「なんで今戦うんだよ!」
アントニオがそう言うとムーガー軍団がやってくる。
デッカー「マスター・ハンドレッドとうどんずらオクトローめ…また俺たちの邪魔をしやがるようだ…いいかレッドレンジャー俺のだ!」
デッカーは姿を変えてムーガー軍団を攻撃する。
デッカー「さあ来い!」
アントニオ「めちゃめちゃ強い」
デッカーはハンドレッドが送り込んだムービー軍団を一掃後、ウラマサを納刀する。
デッカー「よーしレッドレンジャー。これで邪魔者は消えた」
アントニオ「だめだ今は無理だよ!。敵を倒したばかりだし…何よりレンジャーはただ戦うことはしないんだ!」
デッカー「レッドレンジャー24時間やろう。それ以上は待てないからな…明日一対一で勝負しろ!」
ジェイデン「アントニオが言ってただろ…ただ戦うことはしない。人々を守るためだけに戦う!」
Jデッカー「なるほどな…だが来なければ俺自身がどうなるか…」
ジェイデン「どういう意味だ?」
デッカー「あまりの失望でナイロックの部分が抑えきれなくなってしまったら。手当たり次第攻撃するかもな…」
ジェイデン「手当たり次第にだって!?お前は人間じゃない完全なブロックだ!」
デッカー「好きに言うがいい。だが傷つくのは人間だ。犠牲者が出たらそれはお前のせいだ」
ジェイデン「選ぶ余地なしか…戦ってやる!そして必ずお前を倒す!」
デッカー「明日の正午…海岸でだ…」
デッカーは立ち去る。
三途の川。
オクトロー「ありゃーまー。レッドレンジャーのデッカーめ…全く頭が痛い!」
ハンドレッド「デッカーなども気にしていなかったが。もしあいつがレッドレンジャーを倒せたのなら…封印の力も破ることもできるんじゃないのか?」
オクトロー「そうなれば好き放題できるんじゃ!」
ハンドレッド「それにこの頭痛とおさらばだ!」
ハンドレッドは酒を飲む。
ライノスノルス「俺も治してほしいぜ!侍どもにミストの噴射口を切られちゃったんだ!人間を眠らせられなきゃ夢を食べることができねえんだぞ!」
ハンドレッド「黙れ!三途の川をこれっぽっちも増やせなかったくせに役立たずははムーガーの餌だぞ!」
ライノスノルス「そんな!役に立ちますって!」
オクトロー「それじゃあさっさと人間でも怖がらせて来るんじゃ!」
ライノスノルス「分かった今度は失敗しない!」
シバハウス。
ミアがお茶を注ぐ中、やってきたエミリーが話しかけてくる。
エミリー「ミア」
ミア「今お茶を持ってこようと思ってたとこ」
エミリー「ありがとう。でもあまり心配しないで。私はもうバッチリ元気よ」
ミア「本当はダユウと戦わなきゃいけなかった…。でも躊躇したから、あなたがやられちゃって…」
回想。
ミアがダユウと対峙する中で話しかける。
ミア「あなたはもう人間の姿には戻れないの?」
薄皮「あらやさしいのね。私を倒すんじゃなく救ってやろうというわけ?」
エミリー「気持ちはわかるわ…。夢でダユウの過去を見たんでしょ?。じゃあ無理ないわよ」
ミア「それがいけないの…もう二度と自分の感情で任務をおろそかにはしない」
エミリー「ちょっと自分に厳しすぎるんじゃない?」
マイク「いいかな?リビングで大事な話し合いだ」
パワーレンジャー・サムライ(以下略でPRサムライ)一同はリビングで話し合っていた。
ケビン「ジェイデン、そんなの馬鹿げてる!。デッカーと1対1で対決だなんて!」
アントニオ「デッカーは何としても戦うと言ってるんだ」
ケビン「絶対ダメだって!侍は必要ないことで戦っちゃいけない」
ジェイデン「必要なんだ。拒めばデッカーは関係ない人たちを傷つける」
ケビン「それだったら他のと同じように倒せばいい!みんなでさ!」
ジェイデンが席から立つ。
ジェイデン「それじゃ、ダメなんだ!。やつが納得しない!」
ケビン「じゃあナイロックの言いなりに戦えっていうのか!」
ミア「私、デッカーが戦いを求める気持ちもわかるの。言う通りにしましょう」
ケビン「ミア…なんでそんなこと…ジェイデンはリーダーだけじゃないって!。封印のパワーを使える唯一の人間なんだ!ジェイデンはナイロックを止めるための鍵を握ってるんだ!」
マイク「そうだよな…危険すぎる…」
ジェイデン「話し合いは終わりだ…」
ジェイデンは一同の元から離れる。
森の中でダユウは壊れたギターを手にしながら泣いていた中、デッカーは彼女を目にする。
ダユウ「あんなに夢見てた暮らしが消え去ってる…ただ一つ残ったのはお前だったっていうのに…お前までこんな哀れな姿に…なんて馬鹿だったの…」
デッカー「ここで何をしている」
ダユウ「別に…そっちこそ何をしているの?」
デッカー「いよいよ明日戦いを求める日々が終わるんだ…」
ダユウ「明日…!?」
デッカー「そうだ…。戦いを求める心の渇きが消え去るだろう…自由になれるんだ」
ダユウ「だといいけど…あなたは昔も自由だったんだから」
デッカーはダユウの元を離れる。
ダユウ「デッカー…私…」
夜のシバハウスではジェイデンがデッカーとの戦いに向けて修行場で特訓をしていた。
ケビン「ジェイデン、僕たちにも手伝わせてくれ」
ジェイデン「ダメだ…だけど相手になってくれ!明日の戦いの準備をしているところだ」
ケビン「いくらでもいいぜ!」
ジェイデンは仮想敵となるケビンと戦う。
一方で他の4人はメンターが汲んだお茶を飲みながら会議をしていた。
4人一同(マイク、ミア、エミリー、アントニオ)「何心配してるんだ。ジェイデンは負けない。絶対勝つ!」
「そうね…絶対勝つわよ!」「ああ…」「デッカーはとにかく戦いを求めてる…ためらえばやられてしまうわ…」
メンター「ミアの言う通りだ。デッカーとの戦いを避ける道はない…ジェイデンがこの戦いに万全で望むのを祈ろう」
4人一同「そうだな…」「ええ」
真夜中の森でデッカーは歩いていた。
デッカー「呪われた体でいる最後の夜だな。明日には最高の戦いの場でウラマサをふるっているのだ!」
翌朝。
起きたジェイデンは洗面台で顔を洗い、外に出ると玄関前では他のPRサムライの5人が待っていた。
PRサムライ一同「必ず勝ってね…」「絶対やれる」
マイクがそう言った後、ジェイデンは拳を軽く触れる。
PRサムライ一同「お前は最強だ。それは子供の頃から変わってないな」「やるべきことをやって…」
ジェイデンが出かけようとする中でナイロックが現れた警報が鳴り始める。
ケビン「ナイロックだ!ジェイデンどうする?」
ジイ「またライノスノルスだ」
ジェイデン「頼む…」
ケビン「どういうつもりだ?」
ジェイデン「これで俺がいなくてもメガソードは使える。戻るまでチームを指揮してくれ。お前なら必ずやれる!」
ジェイデンが差し出したライオンとビートルのディスクをケビンが受け取る。
ケビン「受け取っておくよ…期待は裏切らないからな!よしみんなナイロックを倒すぞ!」
ジェイデン以外の5人は出発後、ジェイデンも出発する。
ライノスノルス「逃げるんじゃない!夢の世界に行けないのならこのままお前たちを食ってやる!生で食ってもうまそうだぞ!寿司とおんなじだ!」
ライノスノルスが人を襲う中、ドラゴフォールディングゾードが攻撃しジェイデン以外のPR5人が駆けつける。
ケビン「よしみんな変身だ!」
PRサムライ「「「「サムライザー!ゴーゴーサムライ!。サムライレンジャーレディ!」」」」
「ゴールドパワー!サムライレンジャーレディー!」
「「「「「パワー集結!サムライフォーエバー!」」」」」
ライノスノルス「ムービー共来い!攻撃だ!」
アントニオ「負けないぞ!」
PRサムライはムーガー軍団に立ち向かう。
グリーン「ほーら!どんどん来い!」
砂浜でデッカーが待っている中、ジェイデンがやってくる。
デッカー「遅かったな…だが来ると思っていた…お前も戦いを求めている」
ジェイデン「違う…一緒にするな!お前は俺を止めるためにやってきたんだ」
デッカー「戦いに理由などいらん!」
デッカーはモンスター形態となりウラマサを抜刀する。
ジェイデン「サムライザー…」
レッドレンジャーに変身したジェイデンはスピンソードを手にする。
デッカー「とうとうこの時が来た!」
レッド「ああ…必ず倒す!まだ遅くない、やめることもできるぞ」
デッカー「まだわからないのか?戦わなければ何も終わらないのだ!」
レッド「戦うしかないのか…」
両者が剣を構えた後、レッドとデッカーの一騎打ちの戦いが始まる。
デッカー「こんなもんじゃないだろ!」
レッド「ああ!もちろんだ!」
デッカー「素晴らしい…練成の格闘センスだ…やはり俺の相手にふさわしいな…お前を選んで正解だったぞ!」
レッドとデッカーの一騎打ちが続く一方でPRサムライの5人はライノスノルスとムーガー軍団と戦っていた。
ライノスノルス「お前たち何やっとる!腹減ったぞ!」
ブルー「目を覚ますんだな!お前の夢は終わりだ!」
ライノスノルス「見てろよ俺の夢はお前にとっての悪夢だ」
ブルーが吹き飛ばされる。
イエロー「ケビン!」
ゴールド「おい!大丈夫か!」
ブルー「行くぞ!」
PR5人はライノスノルスに立ち向かう。
グリーン「アントニオ抑えろ!」
ゴールド「捕まえた!それでどうするんだ?」
グリーン「考えてなかった」
ライノスノルス「邪魔だ!」
ゴールド「おい!俺が相手だ!」
ライノスノルス「さあ行くぞブルーボーイ」
ブルー「来てみろ!ハイドロボウの餌食だ!」
ブルーはハイドロボウでライノスノルスを攻撃し追い詰めた末に倒す。
ブルー「巨大化しやがったな!」
ライノスノルス「さーて、全員永遠に眠らせてやるぞ!」
ブルー「メガゾードを使わないと…」
グリーン「決めてくれ」
ブルー「よし!行くぞ!」
ピンク「ええ!」
ゴールド「頼んだからな!俺はダメだ!」
ゴールド以外のPRサムライはゾードにサムライシンボルを注ぐ。
サムライレンジャー4人「ドラゴンフォールディングゾード!」「ベアーフォールディングゾード!」
「エイプフォールディングゾード!」「タートルフォールディングゾード!」
「「「「メガモードパワー!」」」」
「みんないいか?」「ええ」「思いっきり行きましょう!」「その通り!」「ゾード合体!」
4人はゾードに搭乗後、5体のゾードが合体してサムライメガゾードになる。
サムライレンジャー4人「「「「サムライメガソード合体完了!」」」」
ブルー「よし、みんな!やつを倒すぞ!」
ライノスノルス「そんな寝言は寝てから言え!」
ブルー「そっちこそ、俺たちの力にかなうものか!」
ライノスノルス「ボコボコに叩きのめしてやるわ!」
ライノスノルスは瞬間移動のような動きをする。
イエロー「慌てることはないわ!あなたなら大丈夫よ!」
ブルー「わかった!」
ライノスノルスはサムライメガゾードを攻撃し続ける。
グリーン「ぴょんぴょんうるさいな!」
ライノスノルス「どこを攻撃されるかわからんだろう!」
ライノスノルスはサムライメガゾードを追い詰める。
ブルー「しっかりしろ!必ず倒すぞ!ジェイデンのためにも!カタナパワー!」
ブルーがそう言った後、サムライメガゾードはメガブレードを抜刀し斬撃をライノスノルスに浴びせる。
グリーン「お休みの時間だな!」
ライノスノルス「まだ眠くなんかないぞ!」
ブルー「ここまでだナイロック!」
サムライレンジャー「「「「サムライストライク!」」」」
ライノスノルスはサムライストライクで倒される。
ゴールド「やったな!ゴールドメダル級だ!」
ブルー「サムライレンジャー、勝利は我らに!」
サムライメガゾードはメガブレードを納刀する。
ブルー「はぁ…なんか思ったより大変だったけど…でも、やったな!」
一方でレッドとデッカーの一騎打ちが続く。
デッカー「この戦いを待ち焦がれてきた。がっかりさせるなよ!」
レッド「もう十分だろ…」
レッドが崖に追い詰められる。
デッカー「お前は最高の相手だった…だが…ここで倒し、戦いを終わりにする!」
レッド「1つだけ賛成だ…これで終わりにしよう!」
デッカーのウラマサがレッドの腋に刺さるとスピンソードが落ちた中、レッドはもう片方の手でスピンソードを受け取り奇襲の斬撃を浴びせる。
デッカー「何!?」
デッカーがレッドの2度目の斬撃を浴びせられると同時にウラマサが折れて吹き飛んだ先端が地面に刺さる。
デッカー「素晴らしいぞ…俺に刺させて仕留められる間合いに入るとは…いい戦いだったお前のおかげで苦しみから解放される…ありがとう…」
デッカーは崖から落ちて消滅する。
戦いのダメージの蓄積が多かったのか、レッドの変身が解除される。
ジェイデン「俺…勝ったのか…」
PR5人がジェイデンを心配に駆けつけてやってくる。
PR一同「ジェイデン!」「ジェイデン!」「大丈夫か?」
「ああ…」「デッカーは…あいつは?」「消えた…」
「さあ、帰ろう…」
シバハウス。
ジェイデン「ケビン俺の代わりをありがとう」
ケビン「頑張ったんだけど僕の役じゃない」
マイク「やっぱりさレッドじゃなきゃ!」
マイクがそう言った後、アントニオが作った料理を運んでくる。
アントニオ「みんなごちそうを召し上がれ!」
アントニオが蓋を開けると中身は魚料理だった。
一同「すげえ!」「あの魚、メガモードだ!」「そりゃ、仲間に食べさせるんだから、最高のものを用意するさ!それがゴールドの掟だ!」
「アントニオ、ありがとう」「どうぞ」
一同が食事してる中、ジェイデンが話しかけてくる。
ジェイデン「みんな…謝ることが…人々を守るためデッカーと戦った。でも…奴と戦いたい気持ちがあった…レッドにふさわしいと証明するために…」
エミリー「それは違う…他に手はなかったわ!」
マイク「ああするしかなかった…」
ジェイデン「かもな…だがこれからは任務をおろそかにするような真似はしない」
ケビン「デッカーは倒したが…まだマスター・ザンドレッドがいる…やつを倒すまで…平和は来ない」
ケビンがそう言った後、メンター・ジイはブラックボックスを取り出す。
ジェイデン「レンジャーとしてナイロックからこの世界を守らないと…みんなが一緒で心強いと…」
PR一同「「「「「「パワー集結!サムライフォーエバー!」」」」」」
PR一同は拳を合わせる。
最終更新:2024年08月17日 17:11