結晶の中で眠る少年(フィリップ)、息を吹き辿りついた鳴海荘吉は少年に手を向ける、そんな中、警報がなり上がって来る警備員と駆けつけたヘリコプター。
一方、左翔太郎は身を潜める中、スポットライトの光によって見つかると、咄嗟に翔太郎は鳴海荘吉のところへ駆けつける。
翔太郎「おやっさん!」
荘吉「彼を連れて」
鳴海荘吉は少年を翔太郎に引き渡す、そんな中、鳴海荘吉は銃弾に撃たれ倒れる。
翔太郎「おやっさん!おやっさん!」
荘吉は瀕死の中、被っていた帽子を取り翔太郎に被らせる。
翔太郎「おやっさーん!」
そんな中、床が壊れ、穴からタブー・ドーパントが現れ攻撃し、少年(フィリップ)と翔太郎は逃げるもののヘリが攻撃し階段に身を潜める。
絶体絶命の中、少年(フィリップ)はアタッシュケースから6つのUSBメモリーらしきものとベルトを取り出す。
フィリップ「悪魔と相乗りする勇気あるかな?」
翔太郎「えっ?」
翔太郎は咄嗟にメモリを取り、少年ことフィリップは緑のメモリを取る。
タブー・ドーパントとヘリが一斉に攻撃する中、2人はベルトを取り付けメモリを差し込み変身すると、ヘリは破壊されビルは真っ暗になる、燃え盛る建物内に写る2つの赤い目。
1年後``風都``
小学生「おはようございまーす!」
亜樹子「おはよう!」
亜樹子は風都を歩き回り、何かを探していた。
亜樹子「ここかな…」
亜樹子はメモを見ながらある場所を探す中、かもめビリヤードと書かれている建物に近づく中、マシンハードボイルダーに乗った左翔太郎が来る。
翔太郎「家に用か?」
亜樹子「ハードボイルドって何?」
鳴海探偵事務所 |
あらゆる事件を ハードボイルドに 解決! |
翔太郎と亜樹子は事務所の中へ入り、翔太郎はいろいろ準備をし本を取る。
翔太郎「如何なる時代にも心揺れない、男の中の男の生き方、それがハード・ボイルドだ」
翔太郎がそれを言うと亜樹子は服を強く机に投げ捨てる。
亜樹子「私も良いと思います、はい権利書」
亜樹子がそれを言うと翔太郎が飲んでいたコーヒーを吹く。
翔太郎「なんだって?」
亜樹子「あたし、ここの大家なの、変な探偵もどき君は即刻退去させて頂きます」
翔太郎「いけねえな、近所の女子中学生がハードな俺社会の田舎をいたぶっちゃ」
亜樹子「あたしはこの町に来たばかり、おまけに20歳よ!」
翔太郎「嘘!?」
翔太郎「鳴海…亜樹子?おやっさんの娘!?」
亜樹子「うん」
翔太郎「おやっさんなら、当分戻らねえ…」
亜樹子「私聞いてない、そんな事」
翔太郎「おやっさんは…」
おやっさんこと鳴海荘吉が銃弾で倒れるビジョンが写る
翔太郎「おやっさんは…俺を…」
そんな中、インターホーンの音が鳴る。
真里奈「翔ちゃん久しぶり」
翔太郎「真里奈!」
真里奈に渡された写真には2人が写ってる。
翔太郎「戸川陽介…彼氏か?」
真里奈「姿を消してしまってから、もう一週間も経つの、探して!」
翔太郎「この町は俺の庭だ安心して待ってな」
翔太郎は周辺の人に戸川陽介の事を聞き話す。
翔太郎「俺は左翔太郎、私立探偵だ、この町では小さな幸せが大きな不幸も常に風が運んでくる、町の幼馴染‘‘津村真里奈‘‘の依頼は舞い込んだ一陣の風か」
亜樹子「何一人でナレーションしてんねん!」
亜樹子は後から翔太郎をスリッパで叩く。
翔太郎「あ、いたっ!。お前!、何で付いて来てんのかな?」
亜樹子「あなたの事、身近に審査してあげようと思ってね、で、どうしてその人が消えちゃったか、掴めたの?」
翔太郎「ああ、どうやら会社がリストラされたことに原因があるようだ、ああお前が何で上から目線って訳?」
亜樹子「権利証だから」
亜樹子は権利証を取りだす。
翔太郎「はぁ、こいつがいると俺のハードボイルドが乱れる」
そんな中、2人はサイレンの音に気づき振り向くとパトカーと救急車が駐車しており、道路のトンネル内では煙が立ち上がっており、逃げ惑う人々。
逃げ惑う中に紛れトンネルへと近づく2人、リムジンから出る。
若菜「臭い」
2人はトンネル内を探るとビルがトンネル内にめり込んでいた。
亜樹子「はぁ、何よこれ…」
外ではビルが大きく傾いており、トンネル内にいた翔太郎はWIND SCALEと書かれた帽子を見る。
翔太郎「WIND SCALE、戸川がいた職場だ」
俊「こら!何でまた首を突っ込んで来やがったのか!」
翔太郎「真倉さん!でもね俺も探したいものがあるんですが」
俊「なんだと!調子に乗りやがって!聞き嫌がって!」
幹夫「こら、うるせーよ、おい!犬と猿かお前ら、ああっ!。翔太郎、お前ちょっとこっちに来いや」
翔太郎と幹夫は崩壊したビルの瓦礫に近づく。
翔太郎「幹さん、すみません」
幹夫「相変わらず鼻がいいな、見ろあそこが4階だ、下で土台の鉄骨が溶けない限り、こんな事はなんねえだと」
翔太郎はスコープバットで写真を撮る。
翔太郎「ドーパントか…」
亜樹子「ドーパント?」
幹夫「だな、先週から数えて、似た事件が3件目、ま、ここまで掻くんじゃなかったな、なんかわかったら連絡しろよ」
翔太郎は幹夫からファイルを受け取り、それを開くと事件に関連する写真が入っておりそれを見ていた。
翔太郎「はーん、どれも戸川の勤めた会社の支店か、やれやれ人探しの筈がドーパントに突き当たってしまうとはな」
亜樹子「ドーパント?」
翔太郎「こいつはまた、俺達の出番って言う風向きかな?」
亜樹子は上から翔太郎をスリッパで叩く。
翔太郎「いてっ!」
亜樹子は翔太郎の顔を傾かせる
亜樹子「かっこつけないで早く説明してよ!ドーパントって一体何!?」
翔太郎「暴力反対!」
2人は揉め合ってる中、携帯の音が鳴る。
翔太郎「あっ」
翔太郎は携帯をかける。
翔太郎「俺だよフィリップ」
亜樹子「フィリップ?」
翔太郎「送った事見たか?」
探偵事務所の基地内。
フィリップ「興味深い、むらむらするねぇ」
フィリップと話す翔太郎。
翔太郎「犯人の能力が知りたい、ガイアメモリの正体を検索してくれ、やっぱいいわ」
フィリップ「何故やめる?」
翔太郎「ご本人がいらっしゃるからだよ、目の前に」
そこにはマグマ・ドーパントがおり、亜樹子を庇うように後へ後ずさりさせる。
翔太郎「ガイアメモリの正体は…」
翔太郎・フィリップ「マグマか」
マグマ・ドーパントは炎の放つ。
翔太郎「走れ!」
マグマ・ドーパントは溶岩を逃げる二人に向けて攻撃するものの、スパイダーショックのケーブルによって2人は九死に一生を得る。
亜樹子「はぁ…どうなってんのよ、この町…、私聞いてない…」
翔太郎「わかったろ、命が惜しかったら国に帰ったほうが身の為だぜ」
亜樹子「だあーっ」
翔太郎「ああっ!おいっ女子中学生」
亜樹子はマグマに踏むもののギリギリでなんとか避ける。
翔太郎「ああっ!」
亜樹子は逃げる。
翔太郎「おいっ!」
翔太郎自身は降ろそうとスパイダーショックを操作するものの上がったり下がったりしてしまう。
夜の屋敷。
リムジンが屋敷に入る。
若菜が階段を上がる
琉兵衛「はっはっはっはっ!」
冴子「へっへっへっ!」
琉兵衛と冴子は食事中に笑う中、若菜が入ってくる。
冴子「遅刻者は首よ若菜、私の会社なら」
若菜「だって渋滞だったんですのよ、ほんとに腹立たしかったわ!久しぶりの晩餐会の日に」
若菜は椅子に座る
琉兵衛「ビルが溶け、人が死ぬ、この街ではよくあることだ、はははっ、まっ我々、仕事のせいだからね」
琉兵衛は猫に餌を与える。
若菜「あれはマグマのメモリでしょ?一体誰が売ったのかしら?」
琉兵衛「最近、非常に販売業績の良い若手がいると聞いたんだが」
冴子「お父様」
琉兵衛「なんだね?冴子」
冴子「実は私」
音声「タブー」
冴子はタブーメモリーを差し込みタブー・ドーパントになる
冴子「結婚したい人が見つかったの」
琉兵衛は嘲笑う。
夜の鳴海探偵事務所。
そこでは亜樹子が荷物の整理をしてた。
亜樹子「もう、頭に来た!絶対に立ち退かせてやるんだから!」
亜樹子は荷物を運ぶ中、何かを思い出す。
亜樹子「…あれ?」
咄嗟に目の前にあった扉へ行き開くと、そこにはリボルギャリーのガレージがあり、そこでフィリップが難しい文字を書いていた。
フィリップ「噴火とはマグマが滞留するマグマ溜まりから、膜が上昇していく」
亜樹子「あのー」
フィリップは声をかけられ振り向く。
フィリップ「邪魔しないでくれる」
亜樹子「はっ?」
フィリップ「二酸化珪素現図鑑で蒸気と白煙も該当する」
亜樹子「君、もしかしてフィリップ君と言う人?あの探偵もどきの相棒の」
フィリップ「鳴海亜樹子」
亜樹子「へっ?」
フィリップ「君の事は全て閲覧し終えたよ、興味わかない、早く大阪と言う町に帰るんだね」
亜樹子「大阪とかって…知らないの大阪?少なくとも風都より有名では?たこ焼きとか」
夜中の鳴海探偵事務所。
マシンハードボイルダーで帰ってきた翔太郎はいち早くガレージに入る。
翔太郎「女子中学生!、おいなんでお前がここにいるんだ!?」
フィリップ「やぁ翔太郎!彼女は素晴らしいよゾクゾクするねぇ新しい検索体験だ!君は知らないだろ、たこ焼きと言う食物!。たこ焼き、こうで出しで3千540万3200件該当する、面白い食べ方だ」
翔太郎「やっぱ触れたな!おい!」
翔太郎は亜樹子を怒鳴りつける。
翔太郎「検索出しやがって」
亜樹子「なんなのこの子?」
翔太郎「こいつが調べてくんないとドーパントの事件が追えねえんだよ!」
亜樹子「また!ドーパント?」
翔太郎が使ってるパソコンのモニターには「INJURY」というドーパントメモリーが写ってた。
翔太郎「この町に今、こんなのをばら撒いている奴等がいる、ガイアメモリって名前だ、これを手にした人間はものすごい超人に変えてしまう、その超人がドーパントって訳さ」
亜樹子「そんな馬鹿な」
翔太郎「さっき本物に襲われただろ?、しっかし参ったなあ、こいつ一度こうなると転で動かねえんだよ」
亜樹子「じゃあどうすんの?」
朝になる。
フィリップ「たこ焼きの全てを閲覧した」
翔太郎「早く入ってくれ星の本棚に」
フィリップ「ああ」
星の本棚。
フィリップ「検索を始めよう、メモリはマグマ」
翔太郎「奴が次に襲う場所を知りたい、1つ目のキーワードは戸川陽介」
フィリップ「いきなり減った」
翔太郎「ま、人名だからな」
翔太郎「2つ目にWIND SCALE、奴が辞めた会社の名前だ、3つ目に次の数字を入れてみろWS-09K-0971」
すると全ての本棚が除外され1つ残り、フィリップはそれを読む。
フィリップ「タグの商品番号を入れるとは、いい思い付きだったね、これは特定店舗で販売されている限定商品だ、取りあえず扱ってる店舗でまだ襲われてないのは…、ただ一つWIND SCALE、風谷支店」
翔太郎「いくぜフィリップ」
亜樹子「行かないの?」
フィリップ「行くさ!僕達は2人で1人の探偵だもん」
翔太郎はバイクであるマシンハードボイルダーで行く中、1人の女性に止められる。
真里奈「翔ちゃん?」
翔太郎は顔に手を差しながらバイクでWIND SCALE風谷支店へ行くと、戸川陽介がいた。
翔太郎「戸川陽介だな?」
陽介「お前もここの社員か?ならば」
ガイアメモリ『MAGMA』
陽介「燃えろ!」
人々は燃え盛る炎を見て逃げる、陽介はマグマ・ドーパントに変身する
翔太郎「止めてやるよ、俺が、いや、俺達が」
ガレージにいたフィリップの腹にダブルドライバーが現れる、翔太郎はジョーカーのメモリを取り出しボタンを押す。
ガイアメモリ『JOKER』
翔太郎「フィリップ」
フィリップはサイクロンメモリのボタンを押す
ガイアメモリ『CYCLONE』
亜樹子「それって?ガイアメモリ」
翔太郎・フィリップ「変身」
フィリップはメモリを差し込むと魂が抜けたかのように倒れ、翔太郎のダブルドライバーにサイクロンメモリが現れ挿入し、更にジョーカーメモリを挿入する。
ガイアメモリ『JOKER』
ガイアメモリ『CYCLONE、JOKER』
翔太郎は仮面ライダーWに変身すると激しい風が全体に舞う。
ガレージ。
亜樹子「うわっ!何?あたし聞いてないよ、フィリップ君!?」
W(翔太郎・フィリップ)「さあ、お前の罪を数えろ」
仮面ライダーWはマグマ・ドーパントに連続のキックを与え続ける。
マグマ・ドーパントは炎の攻撃をしWを怯ませる。
W(翔太郎)「ちっ」
W(フィリップ)「こういう場合は」
フィリップはサイクロンメモリを抜き、ルナメモリに変える。
ガイアメモリ『LUNA』
ダブルドライバー『LUNA、JOKER』
右半分の体は黄色になり、ゴムで鞭のような腕で攻撃を弾き返す。
W(翔太郎)「おいフィリップ、勝手にメモリ変えんなよ」
マグマドーパントは再び攻撃すると攻撃を弾き返し顔を抑えて突撃し、伸びた足でキックをし続け、マグマドーパントは倒れる。
W(フィリップ)「翔太郎、どうするつもり?」
W(翔太郎)「もちろん、メモリブレイクだ」
再びWはサイクロンジョーカーへと戻り、ジョーカーメモリをマキシマムスロットに差し込む。
ダブルドライバー『JOKER、マキシマムドライブ!』
W(翔太郎・フィリップ)「ジョーカー・エクストリーム!」
体は二つに割れマグマ・ドーパントに命中、戸川陽介は変身解除されメモリは壊れる。
W(翔太郎)「後は警察だな、はぁ、亜樹子になんて言えばいいんだ」
仮面ライダーWが陽介に近づく瞬間、振動が起こり始め、地中から恐竜らしきものが現れる。
W(翔太郎)「なんだありゃ!?」
恐竜らしき怪物は陽介を咥え、尻尾でWを弾く、飛ばされたWはスタッグフォンでリボルギャリーを動かす。
ガレージ。
亜樹子「大丈夫かぁ?」
亜樹子がそれを言うとガレージが動き始めリボルギャリーになる。
亜樹子「行かなきゃ!おい、ねえちょっと!起きて!わぁ!うぉーっ!」
リボルギャリーは発進し走行する。
亜樹子「動いた、わぁーっ!怖いよー!こぉぉーっ!」
最終更新:2025年05月16日 05:26