美少女戦士セーラームーンCrystalの最終回

デス・ファントム「我が名は、デス・ファントム。来るがいい。愚かな月の女王!」
ムーン(守って見せる!)
ムーン・ロッドを構えるムーン
ムーン「この星を…、渡しはしない!」
ムーン・ロッドから光波が放たれる
マーキュリー、マーズ、ジュピター、ヴィーナス「ううっ…!?」
ちびムーン「はあああ…!?」
タキシード仮面「ああっ…!?」
ムーン「ぐうう…!」



一転して光に包まれる

ちびムーン「!」
辺りを見渡すちびムーン
そこにはクリスタル・トーキョーだった
キング「ネメシスが、消滅した!?」
ちびムーン、マーキュリー、マーズ、ジュピター「セーラームーン!?」
キング「まさか…ネメシスに吞み込まれたまま、一緒に消滅したのか!?」
ちびムーン「嘘…、セーラームーン!」


Act.26
再生
-NEVER ENDING-

辺りを見渡すちびムーン達

タキシード仮面「セーラームーンが消滅するなんて…あり得ない…。そんな事…!」
拳を握り締めるタキシード仮面
タキシード仮面「うさこ…!」
掌が輝く
タキシード仮面「あああっ…!」
掌を見るタキシード仮面
タキシード仮面(熱い…!何だ!?この湧き上がっていく力は!?うさこ…!)
マーキュリー「タキシード仮面!?」
姿を消すタキシード仮面
マーキュリー「消えた…。」
クリスタルパレスが輝く
マーズ「パレスが…!」
目覚めるネオ・クイーン

キングの元に歩むネオ・クイーン
キングにキスをするネオ・クイーン

キングが輝き姿を消す
ジュピター、ヴィーナス「キング!」

目覚めるキング

マーズ「! パレスから、誰か来るわ!」
マーキュリー「あれは…!」
歩むネオ・クイーン・セレニティ
ヴィーナス「ネオ・クイーン・セレニティ…!」
ちびムーン「ママ!」
ネオ・クイーンに駆け寄るちびムーン
ちびムーン「ママ!うっ、うっ…!」
喜ぶキング・エンディミオン
アルテミス「キング!」
ルナ「実体に戻ったのですね。」
ネオ・クイーン「スモールレディ…!目覚めたのね。あなたの目覚めが、あたしを蘇らせたのよ。邪黒水晶のパワーにも負けず、未知の力を秘めたプリンセス…。」
ちびムーン「ママ、ごめんなさい。皆、あたしが引き起こした事なの。この星を…、ママを守れなかった事も…。プルートを死なせてしまったことも、全部…」
ネオ・クイーン「あなたのせいではないわ。辛い思いをしたのね。でも、それが、あなたを、こんなに大人にした…」
ちびムーン「ママ…」
ネオ・クイーン「あたしの体は療えたわ、もう大丈夫。二人で力を合わせて、この星を守っていきましょう。」
ちびムーン「ずっと、ママは、あたしが必要ないんだろうと思ってた。」
ネオ・クイーン「あなたはあたしのたった一人の娘…!ずっと大切に思っているわ…」
ちびムーン「…!これからは、ママの力になってあげられる。」
ネオ・クイーン「ええ、もちろん。あたしのかけがえのない、プリンセス。」
泣きじゃくるちびムーン
ネオ・クイーン「あなた達にも、本当に、苦労をかけました…」
プルートの方を見るネオ・クイーン
ネオ・クイーン「プルートには、クリスタルパレスでの、安らかな眠りを約束しましょう。プルート…。本当にありがとう…。」
プルートの亡骸がクリスタルパレスに運ばれる
ネオ・クイーン「あたしは、ネオ・クイーン・セレニティに即位してから、戦士としての戦う力を、ほとんど失くしてしまいました。
あたしの責任です。セーラームーンを危険な目に遭わせてしまった…。」
ヴィーナス「クイーン!セーラームーンとタキシード仮面は、どこへ消えたんですか?」
ネオ・クイーン「あなた方が戦った、ネメシスは、空間を歪める、邪黒水晶が見せた幻影です。」
キング「セーラームーンは、その歪んだパワーで引きずられ、惑星本体の聖域へ飛ばされた可能性が高い。」
ちびムーン(宇宙へ!?)
ネオ・クイーン「タキシード仮面も…セーラームーンによって、引き寄せられたのでしょう。スモールレディ。今、セーラームーンを探し出し、そこへ行けるのはあなただけ。
デス・ファントムの怨念と共に巨大化した、あの星を、今度こそ、完全に封じ込めなくてはなりません。プルートから貰った時空の鍵と、あなた自身の力を使い、空間を越えて、セーラームーンの元へ行けますか?」
ちびムーン「あたし…、セーラームーンみたいに、強い心で敵に立ち向かえる戦士みたいになりたい…。今はまだ、見習いみたいな力しかないかもしれないけど、あたしも、セーラームーンと一緒に戦うわ!」
時空の鍵を手にするちびムーン
ネオ・クイーン「あなたに力を授けるわ。」
ムーン・ロッドが出現する
ちびムーン(ママのロッド…。)
ムーン・ロッドを受け取るちびムーン
ちびムーン「…。」
頷くネオ・クイーン
頷くちびムーン
時空の鍵を掲げるちびムーン
ちびムーン(プルート…あたしに力を貸して…!セーラームーンの元へ!)
転移するちびムーン
ヴィーナス「クイーン!あたし達も一緒に…」
首を横に振るネオ・クイーン・セレニティ
思い留まる4人
ネオ・クイーン・セレニティ「待ちましょう。ここで…三人を…!」

宇宙空間にて
ムーン(静かだわ…。とても…。なんて寂しいのかしら?この虚無感は一体?)
目覚めるムーン
ムーン(ここは…、どこ?)
タキシード仮面「うさこ。」
ムーン「まもちゃん…。ここは?」
タキシード仮面「俺達、飛ばれて来たらしい。」
ムーン「あれは、まさか…!」
そこにはデス・ファントムが
デス・ファントム「ふふふふふ…。我が母体、惑星ネメシスが、お前の墓場だ…。」
ムーン、タキシード仮面「!」
デス・ファントム「幻の銀水晶ごと、地球を…、太陽系を…、このまま覆い尽くしてくれる…!ふふふふふ…ははははははは!」
瘴気が二人を襲う
ムーン「幻の銀水晶があるから、争いが起こるの?幻の銀水晶も、あたしも…あってはいけないものなの?」
タキシード仮面「幻の銀水晶の力で…、救われる命や魂もたくさんある…。君は君の道を、迷わず、信じて進んでいいんだ…。迷ったり、不安になったりした時は、俺が力になる。
うさこの力になる為に、俺の命はあるんだ。だから…。君は迷わずに、戦え…。」
ムーン「知ってた?幻の銀水晶は、まもちゃんの力があって、初めてその力は発揮できるのよ…。」
タキシード仮面「う…。」
ムーン(あなたがいて、初めて、あたしは、あたしになれる…!あなたと一つになれる…!)
キスを交わすムーン
ムーン(力が…、溢れて来る…!こんなに感じる…!あなたとあたしの、無限のパワー…!)
輝くムーン
ムーン「!」
光がムーンの前に
ムーン(暖かい…!生まれたての光のよう…!)
ちびムーンが現れる
ちびムーン(セーラームーン!タキシード仮面!)
ムーン(!)
ちびムーン「ネオ・クイーン・セレニティの代わりに来たの!あたしも一緒に、戦うわ!」
ムーン「ちびうさ!」
タキシード仮面「ん…!」
デス・ファントム「ふっふっふっ…ははははは!」
ちびムーン「デス・ファントム…。愛と正義の、セーラー服美少女戦士見習い、セーラーちびムーン!未来の月に代わって、お仕置きよ!」
デス・ファントム「ふっふ…、ちっぽけなプリンセス…、力とは何かを知らぬ、愚かな娘…。」
ちびムーン「あ…。」
?「ちびうさ!」
一瞥するちびムーン
ムーン「自分の力を信じて!祈るのよ!ありったけの思いを膨らませるの!全ての力を、あの星にぶつけるの!」
頷くちびムーン
ムーン「今こそ!幻の銀水晶の力を、ネメシスに!」
ムーン・ちびムーン「"ムーン・プリンセス・ハレーション"!!」
二つの光波が放たれる
デス・ファントム「うおおおおお…!」
ムーン、ちびムーン「ぐうぅぅぅぅ…!!」
デス・ファントム「ぐぅぅぅぅぅ…!!」
ちびムーン「でいぅぅう…」
プルートを思い出すちびムーン
ムーン「ぎいぃぃぃ…!!」
デス・ファントム「ううううう!!あああああっ!!」
四散消滅するデス・ファントム
コンパクトとムーン・ロッドが砕け散る

邪黒水晶が消滅する
その光景を目の当たりにする四人
ハート・ムーン・ロッドが出現する
クリスタル・トーキョーに光が戻る
目覚めるクリスタル・トーキョーの住民
ヴィーナス「クイーンの奇跡だわ。」
ネオ・クイーン「いいえ、セーラームーンが、タキシード仮面とスモールレディの力を借り、ネメシスを打ち破ったのです。」
ヴィーナス・マーキュリー「はっ…、セーラームーン!」
マーズ・ジュピター「うさぎ…!」
ネオ・クイーン「あなた方に、新しいプラネット・パワーを授けましょう…。」
ハート・ムーン・ロッドを掲げるネオ・クイーン
ネオ・クイーン「セーラーマーキュリー、知の戦士。セーラーマーズ、戦いの戦士。セーラージュピター、保護の戦士。セーラーヴィーナス、愛の戦士。
これからもずっと、セーラームーンと共に、戦っていけるように…!」
マーキュリー「暖かい…!」
ジュピター「力がみなぎる!」
ネオ・クイーン「間もなく、セーラームーン達も、時空の扉の所へ、戻って来るでしょう…。行きなさい…。」
ヴィーナス「ネオ・クイーン・セレニティ、セーラームーンには?」
ネオ・クイーン「あたしは、クリスタルパレスに戻らなければ…。」
ヴィーナス「クイーン…。」
ネオ・クイーン「過去の自分に会う事は、歴史にはあり得ない事です。」
四人を背に歩むネオ・クイーン・セレニティ
ネオ・クイーン「私は、ここから…、あなたに新しい力を授けましょう。セーラームーン、神秘の戦士よ、あなたに、幻の銀水晶を守る新しいコンパクトを、そして、コズミック・パワーを!
あなたが、また、強い心で、戦っていけるように…」
パレスに着くネオ・クイーン
一瞥するネオ・クイーン
?「セーラームーン…!」
ちびムーン「セーラームーン!」
目覚めるムーン
ムーン「!」
起きるムーン
ムーン「ちびうさ…!まもちゃん…!」
マーズ達が
ムーン「皆!!」
ヴィーナス「ネメシスは、消滅したわ。30世紀の地球は、元通りになったのよ。」
安緒するムーン
ムーン「ブローチが、新しくなってる!」
辺りを見渡すムーン
ムーン「クイーンは?」
ヴィーナス「無事よ。パレスに戻ったわ。正常な時間が流れ始めたの。私達も、もう、戻らないと。」
ちびムーン「さあ!行こう!あたしが、過去まで誘導するわ。プルートの代わりに!」
走るちびムーン
ムーン(そうだわ。同じ空間に、同一人物が存在する事は、あり得ない。会えないのね。クイーンには。会いたかったけど、
そんな事できないよね。未来の自分と会って、話すなんて…歴史が変わってしまうもの…。)
扉を前に止まるムーン
ムーン(会いたい…!)
ヴィーナス「セーラームーン?」
ムーン(ほんの少しだけでも…!)
走るネオ・クイーン
ムーン(たとえ…。)
振り向くムーン
ムーン(歴史が変わってしまっても…!)
走るネオ・クイーン
ムーン「…!」
邂逅するムーンとネオ・クイーン
ネオ・クイーン「セーラームーン!」
ムーン「ネオ・クイーン・セレニティ!」
ネオ・クイーン「どうしても…お礼が、言いたかったの…!ありがとう!」
ムーン「いいえ!私の方こそ…、クイーン…!」
ネオ・クイーン「…。」
ムーン「ありがとう!(いっぱい話したい事があるのに…!)」
マーキュリー「!」
そこにはキングと未来のマーキュリー達が
唖然とするマーキュリー達
ルナ・アルテミス「ああっ…!」
笑みを見せるダイアナ
ムーン(いつか出会う…、この未来…!いつか出会える…、未来のあたし達。)
手を振るネオ・クイーンと未来の4戦士
ムーン(さよなら、さようなら…!)

うさぎの自室にて
起きるうさぎ
うさぎ(戻って来たんだっけ…?あたし…。全部、夢だったのかな?クイーンも…ちびうさも…。)
扉が開く
ちびうさ「おはよう!うさぎ!朝だよ!」

道中にて
うさぎ「待ってよー!」
ちびうさ「うさぎ、遅い!」
階段を下りるちびうさ
うさぎ「ちびうさ!あんた何?そんな大きな荷物ー!学校にそんなの持ってっちゃ駄目でしょー?」
ちびうさ「どうしても、置いていけないものだけ、持って来たんだ…。」
うさぎ「え?」
ちびうさ「あたし、戻んなくちゃ。30世紀へ。」
うさぎ「そっか…、そうだよね…。あたし、忘れ物しちゃったみたい。ごめん、ちびうさ!先に行きなよ!バイバイ!」
突然立ち去るうさぎ
ちびうさ「うさぎ!」
月野家にて
ちびうさ「うさぎ…」
扉を開けるちびうさ
ちびうさ「勝手な事ばっかし言って、ごめん…。うさぎ…。怒んないで。あたし、本当は、ずっと、この家にいたいんだ。でも、うさぎはあたしがいて、迷惑だったでしょ?」
うさぎ「迷惑な訳ないじゃないの!」
ちびうさ「!」
うさぎ「そうよ!あんたは、いっつも、勝手な行動ばっかしとって、あたしの気持ちなんて、ちっとも…わかんないでしょ…!」
ちびうさ「泣かないでよ!うさぎ!」
うさぎ「泣いているのは、あんたの方じゃないの!」
泣きじゃくる二人
ちびうさ「うさぎ…。」
うさぎ「あんたがいなくなっちゃったら、寂しいよ~!行かないでよ、ちびうさ~!(あたし達、こんなに仲良くなれたのに…!寂しいよ、ちびうさ…。)
あたしが泣いてちゃ、駄目だよね…。送ってく…。」
一の橋公園にて
一の橋公園に着く二人
うさぎ(ここで、あたしとまもちゃんがキスした時、ちびうさが降って来たんだっけ…。)
?「帰るんだろ?ちびうさ…。」
振り向くうさぎとちびうさ
ちびうさ「まもちゃん!」
衛「忘れ物だよ。」
タキシード仮面の人形を受け取るちびうさ
衛「泣くなよ。」
ちびうさ「まもちゃんはね、あたしの王子様だったの。ありがとう。」
ルナPボールが反応する
ちびうさ「もう行かなくちゃ。パパとママが呼んでる。」
光が出現する
光の方を見るうさぎ
ちびうさ「うさぎ!これ、ママから預かって来たの。」
うさぎ「え?」
ちびうさ「新しい、うさぎのハート・ムーン・ロッドだよ。」
ハート・ムーン・ロッドを受け取るうさぎ
ちびうさ「あたし、まもちゃんとうさぎに、ちびうさって呼んで貰うのがすっごく好きだった…。」
うさぎ「ちびうさ…。」
ちびうさ「月野家で暮らした事、皆と遊んだ事、すっごく、すっごく楽しかった。ここに来られてよかった。」
走るちびうさ
うさぎ「ちびうさ!」
ちびうさ「バイバイ!まもちゃん、うさぎ!あたし、うさぎの事が、一番一番、大好きだったよ!」
うさぎ「ちびうさー!」
未来へ帰るちびうさ
泣きじゃくるうさぎ
衛「また必ず会えるよ、俺達の娘だもん。」
うさぎ(いつか…きっとまた…、きっとすぐ会えるよね…?ちびうさ…。)

琴乃とレイ
一等とまこと
昼寝をするルナとアルテミス
元基に巡り会う美奈子と亜美

一の橋公園にて
うさぎ「(何か…、長い長い夢でも見てたみたい…)ジェットコースターに乗ってるみたいな…夢だったよ。」
衛「夢じゃないよ。あっという間にやって来る、未来の話さ。」
寄り添ううさぎ
うさぎ(このロッドを使う時は、また、すぐ来るのかな?落ち込んでなんか、いられないね!
いつかやって来る、未来までに、やらなくちゃいけない事が、きっと…!たくさん待ってる!でも、いつでもきっと、この人が傍にいてくれる…!)
キスを交わすうさぎと衛
ルナPボールが衛の頭に当たる
衛「ん?」
うさぎの頭にぶつかる
ちびうさ「へへへ~!戻って来ちゃったー!」
うさぎ「ち、ち、ち、ちび…、ち、ち、ち…、」
たびうさ「はい、これ!パパとママから預かって来た、手紙!」
手紙を渡すちびうさ
手紙を見るうさぎ
ネオ・クイーン「前略。このたびは、スモールレディを修行させていただけると聞き、大変嬉しく思います。うちのムスメを、どうぞ、よろしく。かしこ。」
衛「さすが、未来のうさこの…。書く手紙…」
ちびうさ「また、お世話になりま~す!」
うさぎ「ちびうさー!!」


A bientot

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最終更新:2016年05月24日 19:54