50年に一度の夜空の祭典! ブラック彗星、4日後に大接近! |
大都市の上空から赤い光ことブラック彗星が光る中、一方で彗星内部ではシャドウは7つのカオスエメラルドを揃える。
シャドウ「ついに...ついに、全てのカオスエメラルドを手に入れた。これで...僕の本当の答えがみつかる。ぼくのすべてが...!」
そんな中、床下からブラックアームズの首領・ブラックドゥームが現れる。
ブラックドゥーム「よくやったぞ、シャドウ...、これで予定通り、我らブラックアームズ、繁栄の儀式が行える。さぁ、カオスエメラルドを...」
ブラッドゥームがそれを言うと同時に、ソニックを筆頭とする仲間らがやってくる。
一同「シャドウー!」
ソニック「シャドウ!エメラルドをこっちへ渡すんだ!」
エッグマン「キサマ、なにをしようとしているのか、分っとるのか!」
ルージュ「奴らは、この星を滅ぼそうとする悪魔よ!」
ブラックドゥーム「フフフッ...浅はかな愚民どもよ。我々は、人類を滅ぼしに来たわけではない...救いに来たのだ。」
シャドウ「何!?」
ブラックドゥーム「この星の者どもは、騙し合い、競い合い、無益な争いを続けることで、種の破滅へと向かおうとしている...我々は、この愚かしい人類どもを絶望という完全なる秩序で守り、真の繁栄へと導こうとしているのだ。我々ブラックアームズに、生命エネルギーを供給する「家畜」としてな!」
ブラックドゥームの計画を聞くと、シャドウは愕然とする。
シャドウ「!?」
ブラックドゥーム「さぁ、機は熟した!これより繁栄の儀式を開始する!カオス、コントロール!!」
ブラックドゥームはシャドウの周りを囲んだ7つのカオスエメラルドを手に入れカオスコントロールを発動すると緑の光が放たれる。
シャドウ「な、バカな!?」
一方で地球の軌道上を漂ってたブラック彗星がカオスコントロールで一瞬で消え、大都会に突然と現れ、地面に差し込まれる。
エミー「な、何が起こったっていうの!?」
ソニック「アイツ...カオスコントロールで、この彗星を地上にワープさせやがった!」
ルージュ「そ、そんなバカな!?」
シャドウ「僕は、このためにカオスエメラルドを...?」
ブラックドゥーム「フフフッ、そういうことだ。我が星は、決して惑星と接することのない周期彗星...この惑星と接触するためには、我が時空制御能力「カオスコントロール」を極限まで増幅させる必要があった。そこで我が計画に、快く協力してくれたのが、あのジェラルドというわけよ。」
シャドウ「!?」
エッグマン「な、なんじゃと!?」
回想 スペースコロニー・アーク Pr.ジェラルド・ロボトニックとブラックドゥームが取引を提案していて、カプセルに眠っているシャドウ。 |
ブラックアームズ「ジェラルドは我がブラックアームズの優れた生命力と引き換えに、50年後、7つのカオスエメラルドを差し出すことを約束した。その取引によって誕生したのが...シャドウ、お前というわけだ。」
シャドウ「僕が...、そんな...」
エッグマン「あのマッドサイエンティストめ!己の研究成果のために、星の未来を売りおったか!」
ソニック「ヘッ!彗星をワープさせたぐらいで、いい気になるなよ!」
ナックルズ「ああ、こんな彗星ごとき、このオレ様がぶっつぶして...うっ!」
ナックルズの体が突然、石のように固まる。
ソニック「どうした!?ナックルズ!、うあっ!」
続いてソニックもナックルズ同様に固まる。
ブラックドゥーム「ファハハハハ...この彗星から放出されるガスは、この星の大気と接触すると化学反応を起こし、猛毒ガスとなって、貴様らの神経細胞をマヒさせる!もう、すべて終わったのだよ...ファーハハハハッ!」
ブラックドゥームの言う通りに全員が固まる。
ブラックドゥーム「さぁ、我が子孫どもよ!思う存分、この星の者どもを喰らうがいい!フ、ハハハハッ...」
ブラックドゥームの配下であるデスリーチが全員を攻撃し始める。
エミー「キャー、やめて!」
ナックルズ「は、離せ!」
全員の悲鳴を上げる中、目を閉じたシャドウの頭の中から過去の出来事の言葉が発せられる。
過去にあった出来事の声が浮かび上がる ブラックドゥーム「さぁ、人間共に受けた、皆の恨みを晴らせ!」 シャドウ「皆の怨み、今ここで晴らす!、僕は...死んだ!?」 ブラックドゥーム「(そして生まれたのが、お前というわけだ。)」 そんな中、頭の中からマリアの声が聞こえる。 マリア「シャドウ、助けて!」 |
シャドウは頭の中から響いたマリアの声を聞き、目を開けて、毒ガスをもろともせず立ち上がりデスリーチを足で踏み潰す。
ブラックドゥーム「ン!?」
シャドウ「僕の名はシャドウ・ザ・ヘッジホッグ...一切の過去を捨てた男!誰のためでもなく、何に囚われるでもない...自らの意思で、目障りなキサマを...消す!!」
ブラックドゥーム「貴様を生み出してやった、この我に逆らうというのか?フフッ、面白い...キサマ如きに何ができるのか...じっくりと見物させてもらおう!ファハハハハ...」
シャドウはブラックドゥームの後を追い、走り出す。
ルージュ「シャドウ...」
ソニック「頼んだぜ...!」
最終更新:2016年09月22日 22:21