ファイアーエムブレム 新・暗黒竜と光の剣(序章 承)のオープニング

フレイ「王子!」
マルス「フレイ!アベル!」
アベル「はい!エリス様に護衛を命じられました。」
マルス「姉上の方は?」
アベル「モロドフ殿が付き従っておられます。」
フレイ「さ、お早く。ジェイガン殿が城門でお待ちです。」
アベル「むっ、いかん。こんなところにまでグラの兵が…」
マルス「このままでは、ジェイガンたちがはさみうちにされてしまう。城門のそばを制圧してしまおう。」


兵士「後ろから敵だと?ほほう、誰かと思えばアリティアの王子ではないか。みなの者、あの王子を狙え!捕らえるか討ち取ればほうびは思いのままだぞ!!」


マルス「敵に弓兵がいるのか・・・ 離れたところから攻撃されないよう気をつけないと。」


ジェイガン「王子、ご無事で何よりです。このあたりもそろそろ危ない。すぐに脱出しましょうぞ!」
マルス「よし、急ごう… ? あれは…」
カイン「マルス王子!いずこにおわす!王子!!」
マルス「カイン、カインじゃないか!」
カイン「おお、王子。ご無事…でしたか。」
マルス「カイン、君はグラの遠征軍に参加していたんじゃ… !!その傷は?」
カイン「よかった…やっと王子に会えた…これで・・・主命を果たせ・・・」
マルス「…その傷でグラから脱出してきたのか?早く手当を…」
ジェイガン「王子、今はここの脱出が先です。…カイン。もうしばらく我慢、できるな?」
カイン「無論です…」


モロドフ「エリス様、間もなく敵軍が押し寄せてきます。脱出のご準備を。」
エリス「いいえ。私はここに残ります。モロドフ、あなたは脱出しなさい。マルスたちと合流するのです。」
モロドフ「な、何をおっしゃいます!」
エリス「国を守るため、城を守るために多くの民が命を落としました。この結果を誰かが背負わねばなりません。父上、母上の安否が分からぬ今、私がその責を担うのは当然のことです。それに、私が残ることでみなが脱出する時間もかせげましょう。」
モロドフ「しかし…」
エリス「モロドフ、これは命令です。拒否は許しません。父上に万一の事があればマルスはアリティア王家唯一の王子。世界でただ1人の神剣ファルシオン継承者となるのです。あの子はアリティアの希望、アリティアの未来。そのあの子を…マルスを私たちに代わって導いてやってください。」
モロドフ「エリス様……」
エリス「さあ、時間がありません。早く行きなさい。早く!」

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最終更新:2016年05月24日 20:36