手裏剣戦隊ニンニンジャーVSトッキュウジャー THE MOVIE 忍者・イン・ワンダーランドのオープニング

とある烈車の中。
天晴が目を覚ます。

風花「ようやく起きた? お兄ちゃん……」
天晴「悪りぃ×2…… つい気持ち良く寝ちゃったよ……」
八雲「イージーだな。旅行といえど、油断しすぎだ」
霞「お弁当食べてお腹いっぱいになってしまったんですよね……」
天晴「ていうか、俺たちどこ行くんだっけ?」
風花「お兄ちゃん…… いくらなんでも寝ぼけすぎでしょ」
凪「ここに行くんだよ。夢の忍者ランド!」
キンジ「『伝説の忍者たちが僕たちと握手! あの服部半蔵や風魔小太郎、歴代の伝説の忍者に時空を超えて会いにいける』でございやすよ」
凪「楽しみだなぁ……」
キンジ「でございやすね!」
凪「はい。キンさんもどうぞ」
八雲「今、どの辺だ? あと何駅で着く!?」
アナウンス「本日はご乗車ありがとうございます。まもなく夢のニンニンライブ駅を通過します」
キンジ「夢のニンニンライブ駅、でございやす?」

辺りがライブ会場となり、キンジやバンドメンバーが演奏していた。

キンジ「サンキュー!」

キンジは袖にはける。

観客たち「アンコール! アンコール!」
キンジ「イエー。それじゃあ、もう1丁行きやすか」
声「見~つけた!」
キンジ「ん?」

キンジの前に現れたのは、カグラだった。
キンジの手を取り、走り出す。

キンジ「ちょっと、なんでございやすか?」
カグラ「いいから×2!」

再びとある烈車の中。
天晴が目を覚ます。

風花「ようやく起きた? お兄ちゃん……」
天晴「悪りぃ×2…… つい気持ち良く寝ちゃったよ……」
八雲「イージーだな。旅行といえど、油断しすぎだ」
霞「お弁当食べてお腹いっぱいになってしまったんですよね……」
天晴「なんか変だな…… まるでケバブみたいだ」
風花「ケバブって、まだお腹減ってるの? さっきお弁当食べたでしょ?」
霞「恐らく、デジャブと言いたかったんでしょうね……」
天晴「あれ? なんで駅弁が6つあるんだ!? 1……」
八雲「2……」
霞「3……」
風花「4……」
凪「5……」
天晴「あれ?」
アナウンス「まもなく、夢のスパイミッション駅を通過いたします」
凪「夢のスパイミッション駅?」

窓が光り、気がついたら違う場所にいた。

凪「えっ? えっ!?」
霞「危ない!」

霞が銃撃から凪を庇う。
天晴たちが銃を連射。

霞「何ぼーっとしてるんですか? ノーウェーブ!」
凪「そうだ…… 早くこの重要機密をMr.ツムージに!」
八雲「二手に分かれて、敵を撹乱しよう!」
天晴「よし。フラワーは俺と来い。クラウドとミスト、ノーウェーブはケースを頼む」
凪「イエッサー!」

八雲たちがスパイと交戦。
すると黒服2人が銃を構える。
そこへ影が現れ、黒服をなぎ倒していく。

霞「誰なんです? あなたは……」
声「けん玉片手にあっちへフラフラ、こっちへフラフラ。フラフラしつつ、隠れた事実に光を…… 人呼んで、けん玉探偵ヒカリ・リターン!」

影の正体はヒカリだった。

3人「えっ!?」
ヒカリ「……俺の推理が正しければ、君たちはスパイじゃなくて、忍者だ!」
3人「忍者?」

再び烈車の中。

風花「ようやく起きた? お兄ちゃん……」
天晴「悪りぃ×2。つい気持ち良くて寝ちゃったよ…… っておい! 何回目覚めてんだよ? それに、弁当の空箱がこんなにあるのに、八雲たちがいないの変だろう!」
風花「確かに……」
アナウンス「まもなく、夢の結婚式駅を通過いたします」
風花「夢の結婚式駅?」

気づくと風花はウエディングドレスを着用していた。

風花(そっか。私、結婚するんだ…… お兄ちゃん。私、幸せになるね…… この人と)

風花の隣にいたのはなんとトカッチだった。

風花「誰? ちょ、ちょっと待って!」

そこへミオがやってくる。

ミオ「ちょっと待った〜!!」
風花「えっ?」
ミオ「ちょっとトカッチ、何やってんの?」
トカッチ「いや、ごめん……」
ミオ「行くよ」
トカッチ「ま、まだしてないよ……」
天晴「だ、誰かわかんないけど……」
トカッチ「僕はトカッチ。こっちは……」
ミオ「説明は後! とにかく今は逃げないと!」

天晴たちの前にジュッカラゲが立ちふさがる。

風花「ジュッカラゲ!」
天晴「次から次へとなんなんだよ?」

『ザ・変化』

ミオ「ああ、もう!」
一同「トッキュウチェンジ!」「シュリケン変化!」

天晴たちが変身を遂げ、ジュッカラゲに挑む。

2人「ええーっ?」
シロニンジャー「この人たちも変化した!」
アカニンジャー「マジで誰なんだこいつら?」
トッキュウ2号「これは、罠なんだ!」
トッキュウ3号「ここは妖怪が作り出した幻なの!」
シロニンジャー「幻?」

そこへ妖怪ワニュウドウが現れる。

ワニュウドウ「先ほどからこのワニュウドウの邪魔をしおって! バレては仕方がない。幻は終わりだ!」
2人「うわああっ!」

空間が消滅。
窓が閉まってしまう。

トカッチ「わああっ! 失敗しちゃった! どうしよう、僕たちも閉じ込められちゃったよ!」
ミオ「大丈夫×2……」
風花「いったい何が起こってるんですか!?」
ミオ「今、私たちが乗ってるのは、妖怪烈車なの……」
天晴、風花「妖怪烈車?」

妖怪烈車となったワニュウドウが走行していた。

天晴「思い出した……」

回想。ニンニンジャーがワニュウドウと交戦。

アカニンジャー「この妖怪やろう!」

ワニュウドウが妖怪烈車に変形。

ワニュウドウ「間もなく発車いたします。ご乗車ください!」


伊賀崎家
凪たちもヒカリたちから事情を聞かされる。

凪「そっか……」
キンジ「あっしたち、妖怪にさらわれて……」
ヒカリ「奴の作り出す幻を逆に利用して、君たちを助け出した」
カグラ「ニンニンジャーさんを助けに行ってくださいって、車掌さんに頼まれて、久々に大人になったの……」
3人「ん?」
凪「車掌さん?」
霞「大人?」
八雲「ノットイージーだな。済まんが話がよく見えん…… そもそもお前たちは何者だ?」
ヒカリ「俺たちは、烈車戦隊トッキュウジャー……」

妖怪烈車内

天晴、風花「トッキュウジャー?」
トカッチ「そう! 僕たちは、世界を闇で包もうとする悪の路線、シャドーラインと戦ってきたんだ……」

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最終更新:2023年04月15日 10:07