32人のプリキュアの活躍により、影は浄化された。
影が現れる
「…!」
影「どうして分からないんだ?」
グレル「もうやめよう。」
「…。」
影「何でやめなきゃいけない?物凄い!プリキュアだって倒せるんだ!」
グレル「倒したいんじゃない。俺はただ……プリキュアが羨ましかったんだ。」
「…。」
グレル「キュアハッピー、皆から頼りにされているプリキュアが、羨ましかっただけなんだ。」
影「皆なんかどうでもいいだろ?どうせ、お前の事なんか分からないんだ?」
グレル「俺の事なんか誰にも分からない、確かにそうだった。でも、いたんだ!俺を悪い奴じゃないって言ってくれる奴が!いたんだ。
俺もそいつの事を知りたい。話したり、一緒に勉強したりして、エンエンとも友達になりたい。」
涙が零れるエンエン
エンエン「グレル…。」
グレル「学校の皆とも友達になりたい。笑ったり、泣いたり、ドキドキしたり…自分の知らない気持ち、いっぱい×2知りたい。」
手を差し伸べるグレル
グレル「お前もそうだろ?だってお前は…俺なんだから。」
笑みを浮かべ、消滅する影
影はグレルに還り、玉に戻った
グレル「あ、あの皆、ごめん!こんなの謝って済む事じゃないけど…でも、ごめん!」
エンエン「あのね、グレルは凄く頑張ったんだよ!皆を助けようと本当に頑張ったんだ!」
「知ってるよ。」
グレル・エンエン「え?」
「見てたもん、ね?」
「グレルは勇気あるね!」
「こんな怖い影と戦っていたなんて!」
グレル「でも、俺のせいで学校が…」
「グレル、学校は勉強する所だ。グレルがたくさん学んでくれて先生は嬉しい。」
グレル「先生…。」
タルト「二人は勇気あるなあ。初代プリキュアの妖精になれるかもしれへんで。」
エンエン「ほんとに?」
グレル「俺みたいな妖精でも?」
ハート「あたしだって自分がプリキュアになるなんて思ってなかったよ。だから君達は。」
ハッピー「笑顔があればハッピーになれるよ。」
エンエン・グレル「…!」
グレル「エンエン!俺、プリキュアの妖精になりたいぞ!」
エンエン「僕も!」
グレル「一緒になろう!」
学校を復興するプリキュア達
最終更新:2016年06月18日 14:52