地球戦隊ファイブマンの第44話

再建なったニュータウン小学校の祝賀式に学達兄弟先生は呼ばれた。五人が出掛けた後、アーサーG6は地磁気の異変に気付いた。


死闘ロボ戦

バルガイヤー内の異様な眩い光をシュバリエ達が調べに行くと、一室でゴルリンが触手をつながれている。モップ絞りを蹴飛ばして
ガロア「ハハハハ、パワーアップしているのだ」
シュバリエ「ガロア、貴様は?」
ガロア「俺は掃除係に落とされて、密かに逆転のチャンスを狙っていた」
モップをシュバリエに突き付けて
ガロア「そんなある日、この不思議なエネルギーに気付いたのだ。俺はここで極秘に研究を続け、遂に今日この日を迎えたというわけだ」
シュバリエ「貴様ぁ、何を企んでおる」
ガロア「知れたことよ。バルガイヤーの艦長はこのガロアだということを証明するためだ。出撃、ゴルリン36号!」
ゴルリン36号は動き出す。

ジープで学校に向かう五人の前にブルドーザーが現れた。慌ててよける五人が見ると誰も乗っていない。
学「どうなってんだ?無人のブルドーザーが」
文也「危なかったぜ」

そこにゴルリン36号が姿を現し、光線を照射するとそのブルドーザー以外の建機も吸い寄せられ、ロボットと化す。
数美「ゴルリンがロボットに」
驚く五人。
操縦席のガロア「見たか、これぞビッグガロアン」
学「ビッグガロアン?」
文也「何てこった、学校ができたって日に」

ガロア「今銀河に新たなる伝説が誕生する。ビッグガロアンの力、見せてやる」
席の脇のスィッチが押されると胸部の砲門が火を噴く。変身してスターファイブで応戦するファイブマン。ビッグガロアンの猛威にスターファイブも倒れ込む。

学校では式が間もなく始まるにもかかわらず来ない兄弟先生を生徒達が心配する。

スターファイブはファイブロボと合体し、スーパーファイブロボとなるがビッグガロアンは格闘でもスーパーファイブロボに引けを取らない。スーパーファイブロボはスーパーベクトルパンチを放つ。
あろうことかビッグガロアンは左手で難なくそれを受け止め、エネルギー波を送り込んでショートさせる。

ファイブピンク「兄さん、もう駄目」
ファイブレッド「何を言ってるんだ。弱音を吐くな、成長した子供達が待ってるんだぞ」

生徒達は校歌を歌うところまできていた。気に留めつつ、歌い続ける。

とどめの砲撃がスーパーファイブロボの頭部と左手を落とす。
アーサーG6「スーパーファイブロボが…ファイブマン、応答せよ。ファイブマン、応答せよ!」

横たわったスーパーファイブロボを見て
ドンゴロス「お!2分59秒9。すごい、インスタントうどんができるまでにスーパーファイブロボを料理するやなんてなぁ」
ガロア「銀河皇帝メドー様、これで誰が真のバルガイヤー艦長か、お分かりになったと思います」
ことはなせりと得意気なガロアにシュバリエはファイブマンの死体を確認するまでは勝ったとは言えないという。ガロアは次にマグマベースを破壊すれば済むと答える。

額はビッグガロアンがマグマベースを目指すのに気付き、急いで引き返す。
ガロア「ハハハ、マグマベースも一撃で吹っ飛ばしてくれるわ」

しかしあるべき場所にマグマベースはなく、5人も驚く。マグマベースは飛び立っていた。
アーサーG6「20年前、マグマベースはシドン星から地球まで宇宙旅行をしてきたことを忘れてもらっちゃ困るよ」
5人にスーパーファイブロボを修理するように連絡するアーサーG6。

マグマベースが見付からずに悔しがるガロアは脇のモニターに映る「キョウダイセンセイ ドウシタノデスカ?」という生徒達のパソコン通信に気付いた。学校で待つという続きも見て、「ニュータウン小学校 破壊」と返信する。
アーサーG6はそれを傍受して5人に伝える。

その通りにしようとするガロアに「待てぇ、ガロア!」と声をかけたファイブマンはガスタンクの上にいる。
ガロア「ファイブマン、ふん、必ず出てくると思っていたぞ。馬鹿め、その甘さがお前達の最大の弱点なのだ」
ファイブレッド「果たしてそうかな? ここを突破してみろ」
進撃するビッグガロアンを見て
ファイブピンク「兄さん!」
ファイブレッド「焦るな、まだだ」
ガロア「見納めだな、ファイブマン。吹っ飛ばしてやる」
ファイブレッド「今だ!」
アーサーG6がアースカノンに変形し、5人が構える。額の操縦席に命中し、膝をつくビッグガロアン。
ファイブブルー「見たか。勇気と知恵のファイブマン、逆転の一撃」
ガロア「おのれ」
ファイブレッド「学校を破壊するというお前の言葉が俺達を奮い立たせてしまったんだ」

地面に降りたファイブマンにビッグガロアンは砲撃を見舞う。そこにマグマベースが現れ、入る5人。
アーサーG6「みんな!」
ファイブレッド「コクピットを狙うんだ」
照準はコクピットに定まり、集中砲火が決まる。爆発炎上するビッグガロアン。

ガロアは這々の態でバルガイヤーに帰還する。ドンゴロス・ビリオン・ドルドラは口々に「艦長」と呼ぶ。
メドー「よくやった、ガロア。スーパーファイブロボを倒しただけで十分だ。バルガイヤーに二人の艦長は要らん。どちらが真の艦長か競い合え」
喜んで起き上がるガロアをシュバリエは冷たく見る。
ナレーション「ガロアが復活し、ゾーンの攻勢は益々激しくなるであろう。スーパーファイブロボを倒されたファイブマンは果たして対抗できるのであろうか」

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最終更新:2023年10月16日 11:45