パワーレンジャー・ミスティックフォースの第2話

※ ここまでのあらすじは、パワーレンジャー・ミスティックフォースの第1話をご覧ください。



BROKEN SPELL II
解かれた封印(後編)




コーラッグ「立て。『ダークネス』が戻った!」
マディソン「なんか、悪い予感がする……」
ウドナ「お前に怨みはない。でも戦いを望むなら、相手になるわ!」
ザンダー「待って、僕が説得してみるよ。やぁ! 僕はザンダー」
コーラッグ「私はコーラッグ。オオカミの騎士。ウセイ・ビドロ・カタストロス! 下界から出て来い!」

地面に魔法陣が浮かび上がり、巨大な戦闘馬、カタストロス*1が出現する。

ザンダー「説得失敗だね……」
コーラッグ「サンダー・ユニトス・エギレスプラス! ケンタウロスの力よ!」

コーラッグが巨大化してカタストロスと合体し、ケンタウロス形態*2となる。

チップ「すっごい、本物のケンタウロスだ! 僕も欲しい!」
コーラッグ「フハハハハ! お前らは蹄の下の小石に過ぎん!」
ウドナ「下がって。あなたたちではまだ無理! ここは私が」
ザンダー「そうだね…… 任せるよ」
ウドナ「マジカル・ソース! ミスティックフォース!」

ウドナが再び変身し、ホワイトミスティックレンジャーとなる。

ホワイト「ホワイトミスティックレンジャー! ガルウィット・ミスト・プリフィオール!」

さらにホワイトが呪文により巨大化し、コーラッグに挑む。

コーラッグ「かかってくるがいい」
ホワイト「光のエネルギー! ファイヤー!」

ホワイトが先制攻撃の光弾を放つが、コーラッグは盾で跳ね返す。

コーラッグ「ダークネスの前では、光など!」
ホワイト「前に会ったか? 魔法使い! 見覚えがあるわ!」
コーラッグ「お前もだ、魔女。だが、そんなことはどうでもいい!」
ホワイト「何だと!?」
コーラッグ「『マスター』の力を受けるがいい!」

コーラッグの盾からの強力な光弾、そして強烈な槍の一撃が、ホワイトに炸裂する。

コーラッグ「お前の負けだ」
ホワイト「うわあぁぁっ!!」
マディソン「ウドナ!?」

ホワイトレンジャーが無数の光の粒子と化し、その姿が消える。
手にしていた魔法の杖・スノースタッフが、地上に突き刺さる。


森の出口を目指すニックとクレア。
ホワイトの破片の如く、無数の雪が宙を舞っている。

クレア「雪だわ~」
ニック「変だな…… 雲一つないのに」
クレア「そんな、ウドナが~ 大変よ~、大変よ~」


ホワイトは巨大化も変身も解除され、元のウドナの姿となって地に倒れ伏す。

一同「ウドナ!?」
コーラッグ「お前たちは殺さん。これから繰り広げられる恐怖と破壊の、最初の目撃者となるのだ。今日を忘れるな。そして、助かったことを後悔しろ。ウーデ・ザストス!」

コーラッグがウドナのスノースタッフを奪い、姿を消す。


下界の大勢のアンデッドたちや指揮官モーティコンらのもとに、コーラッグが降り立つ。

コーラッグ「まずは我々の勝利だ! 勝者を称えろ! 称えるのだ!」
モーティコン「コーラッグ! お前は偉大な戦士だ、それは認める。だが、魔法使いとしてはまだ未熟だ。ウドナの杖をよこせ。俺がスノーのパワーを身につける」
コーラッグ「断る! 私の魔術を疑うのか? これは私の物だ。地上世界を壊すとういう目的は一緒だが、協力はそこまでだ。お前がそれほど凄いのなら、この穴倉から出てみろ!」
モーティコン「よくも言ったな!? 俺のパワーの偉大さは、お前も知ってるはずだ! お前の呪文に、俺を解き放つ力はない! もしもそれができたら、俺がここから出たら、1人残らず殺してやる! 皆殺しだぁ!!」


ウドナ「スノースタッフなしじゃ、私は戦えないけど、訓練はできる。魔法の使い方を教えるわ。クレア!」
クレア「ここよ~」

ヒツジの姿のままのクレアがやって来る。

ウドナ「あぁ、困った子ね…… ノセイ・マムーン」

呪文により、クレアは元の人間の姿に戻る。

クレア「もっと早く戻してよぉ! 毛がモコモコで暑かったんですから」
ウドナ「すべて私がやってあげたら、何も学ばないでしょ?」

ウドナが再び、魔法の杖をザンダーたちに渡す。

ウドナ「次から、必ず持ち歩いてね」
ザンダー「あぁ、体で憶えたよ…… でも、この杖を持って街を歩き回るのは、ちょっと。嬉しいのはチップだけかも」

戸惑うザンダーをよそに、チップは杖を手にして早くも魔法使い気取り。

ウドナ「わかったわ。ウードム・ゾーレ!」

それぞれの杖が、黄金色の携帯電話*3に変わる。

ウドナ「どう、このほうが時代に合ってるでしょ?」
ヴィダ「携帯電話か! クールね」
ウドナ「これは『ミスティック・モーファー』よ。これからの旅で、あなたたちが憶えていく呪文で作動するわ。街へ戻って、何かあるまで普通に暮していて。忘れないで、悪はそこら中にいるの。それと、ここであったことは誰にも言わないで」
クレア「私が森の外まで案内します」
ウドナ「いいえ、自らの力で行かなくては。憶えておいて。木があなたたちの道よ」


ウドナのもとを去ったザンダーたち。
森の中の大樹を、チップがしげしげと見つめる。

チップ「この木が道なんかに、なるもんか?」

チップが木に触れると、一瞬にして体が木の中へ吸い込まれて姿を消し、また木の中から現れる。

チップ「わぁっ!? おい、みんな! 超クール! 木を触ったら、一瞬で根っこから葉っぱまでビューンって通過しちゃったんだ! み、店の前の木を想像するんだ。そうすれば、帰れるぞ」
ザンダー「馬鹿言うなって、有り得ないね。こんなもの…… わぁ!」

木に触れたザンダーが、その中へ吸い込まれる。
そしていつもの仕事場、レコード店、ロック・ポリアムの前の木から飛び出す。

ザンダー「成功だ……!」

続いて他の3人も、木から飛び出す。
店の前では、店長のトビーが目を丸くしている。

トビー「あ…… お前ら、今、木から出てきた?」
ザンダー「ん?」
ヴィダ「どうかしたの?」
トビー「どういうことだ……?」


ニックは街角で、バイクを修理している。
そこへ、マディソンがやって来る。

マディソン「ここにいたの?」
ニック「やぁ」
マディソン「あの後、大変だったのよ」
ニック「俺じゃ、役に立てない」
マディソン「それで、悪と戦う世界から帰って来たけど…… これから、どうするの?」
ニック「まず、バイクを直す。それから、爺さんの家へ行ってみるよ。この街の、姉貴の家を出てね」
マディソン「ご両親は?」
ニック「あぁ…… お節介だなぁ。まぁ、両親ならいるけど、数年前から海外暮しだ。最初は従兄弟に世話になった。次はおじさん。で、今は姉貴」
マディソン「それじゃ、友達できないわね」
ニック「友達になる前に、おさらばだからな」
マディソン「きっと、できるよ。もっと、長く住めばいいわ。たとえば…… ここに残る、とか」
ニック「君とずっと話していたいけど、こいつを直さなくちゃいけないし」
マディソン「そうよね、ごめん。……ただ、言ってみただけ。あ、もう邪魔しないから」
ニック「なぁ、俺のことを気にかけてくれるのは嬉しいんだけど、その…… みんなと違って、俺は魔法に向いてないみたいだし。でも、がんばれよ」
マディソン「えぇ…… そっちも」

その様子を、ウドナたちが水晶玉で見ている。

ウドナ「彼のことは、忘れるのよ。選ばれし者じゃない」
クレア「そうですけど、なぜ『ジノトーム』は4人じゃなく『5人の戦士』と予言したの? ……はっ、もしかして、私が5人目の戦士!?」
ウドナ「たぶん、違うわ」
クレア「……ですね。じゃ、次のプランを」
ウドナ「その前に、掃除して」
クレア「でも、私の最初の先生が、あなたで良かったです。ほかの魔法使いなら、私はトロールの餌ですよね。水晶玉を壊しちゃったり、湖を枯れさせたり、それに……」
ウドナ「そうねぇ。学ぶことが、まだ山ほどあるわ。自分をヒツジに変えちゃうし。困った子ね。でも、あなたのことを諦めたりしないわ」
クレア「それは嬉しいですけど、あの…… 魔法使いになったときの参考までに、聞かせてくれます? なぜ、ニックを諦めたんですか?」
ウドナ「……」


一方、下界のダークネスの軍勢たち。

コーラッグ「そろそろ時間だ」

ネクロライ「奴は信用できない」
モーティコン「じゃあ、お前は? コーラッグ! 貴様とヒディアックたちに頼みてぇことがある」


依然としてバイクを修理中のニックのもとに、ウドナが現れる。

ウドナ「まだ、動かないようね」
ニック「魔法はともかく、バイクのことは何も知らないでしょ? もう直ったよ」

しかし、バイクのエンジンはウンともスンともいわない。

ニック「かかるはずなのに? バイクに細工して、俺を引き止めようってのなら──」

通行人がニックを怪訝そうに見る。
彼にはウドナが見えず、ニックが1人で喋っているように見える。

ニック「何、見てんだ?」
ウドナ「私の姿は、あなたにしか見えない」
ニック「……嬉しいねぇ。とにかく、バイクを元に戻してくれよ」
ウドナ「バイクには何もしてないわ。ニック、あなたはここにいるべきなの。この場所に、この時間に。逃げちゃ駄目よ」
ニック「いいか? 俺を必要だっていうのは、思い違いだ。あのとき見てたろ? 魔法なんて使えない。ほかを当たってくれよ」
ウドナ「では、なぜ老人を助けようと、最初に名乗り出たの?」
ニック「なぜ知ってる!?」

ウドナがあの老人の姿に変わり、またウドナの姿に戻る。

ニック「嘘だろ!?」
ウドナ「あれでわかったの。あなたはレンジャーのリーダーよ!」
ヴィダ「行くわよ!」

ザンダーたち4人が、店を飛び出す。

ニック「あいつら、どこへ?」
ウドナ「森で事件よ! 助けに行ったの。あなたが必要よ!」
ニック「……俺はリーダーじゃない。自分のバイクだって直せないんだぜ」

ウドナが杖を振るうと、たちまちバイクが光に包まれ、エンジン音が響く。

ウドナ「直ったわ。本当の自分を認めるときじゃないの?」
ニック「バイクの件は助かったよ。けど、もう……」

ウドナの姿はない。

ニック「……行くよ」


ザンダーたちが森の中に到着する。
一同の姿はマントを備えた、緑、ピンク、青、黄色のコスチュームに変わっている。

マディソン「この制服、見てよ!」
チップ「マントだ、いいねぇ!」
ヴィダ「ピンク、大嫌い……」
ザンダー「クレームつけるのは、後にしようぜ。見ろ!」

地面に魔法陣が浮かび上がり、雑兵のヒディアックたちが無数に現れる。

マディソン「毎日こうじゃないといいけど……」
チップ「ウ、ウドナが言ってた! 杖を使うって、今じゃないの!?」
ヴィダ「そうかも!」
ザンダー「レンジャー・アップだ!」

一同「マジカル・ソース! ミスティックフォース!

音声『ガルウィット・ミスト・レンジャー』

一同がミスティック・モーファーを振るい、モーファーの音声が応える。
宙に浮かんだ魔法陣を通り抜け、4人の体が4色の強化服に包まれ、パワーレンジャーへと変身を遂げる。
ザンダーはグリーン、ヴィダはピンク、マディソンはブルー、チップはイエロー。

グリーン「木の戦士、グリーンミスティックレンジャー!」
ピンク「風の戦士、ピンクミスティックレンジャー!」
ブルー「水の戦士、ブルーミスティックレンジャー!」
イエロー「稲妻の戦士、イエローミスティックレンジャー!」
一同「行くぞ!」「やってやる!」「よぉし!」「ミスティックフォース!」

変身して勢いづいた4人が、ヒディアックたちと戦いを繰り広げる。
強烈なパンチやキック、自由に宙を舞うアクションで、次々にヒディアックたちを叩きのめす。

グリーン「次はこいつの出番だ。マジスタッフ!」

魔法の杖・マジスタッフで、木の蔓が長く伸び、ヒディアックたちを縛り上げる。

グリーン「マジスタッフ・アックスモード! こいつを食らえ!」

グリーンがマジスタッフを斧に変形させ、ヒディアックたちを叩き斬る。

ブルー「悪い子たちね、浮き輪を忘れた?」

ブルーがマジスタッフで振るい、水柱を起こしてヒディアックたちを吹き飛ばす。

ピンク「本当はピンクは好みじゃないけど、似合わないのはあんたたちも一緒ね! ウインド・パワー!」

ピンクの背から翅が伸び、羽ばたきの突風でヒディアックたちを吹き飛ばす。

イエロー「マジスタッフで、ちょっとビビらせて、お仕置きしちゃうぞ! クロスボウ・モード!」

イエローはマジスタッフをクロスボウに変形させ、稲妻のような矢を放ち、残りのヒディアックを一掃する。

一同「イェイ!」「やったね!」「大成功!」「……見て!」「まだみたいだ」

地面に浮かび上がった魔法陣の中から、コーラッグが姿を現す。

コーラッグ「フフフ…… 戻って来たぞ」
一同「コーラッグだ!」「やべぇ!」「嘘!?」「倒せるはずよ!」
コーラッグ「ハハハハ! かかって来い! 相手にならんがな。私の武器は暗黒の剣だ。これで、お前らは終わりだ」
グリーン「OK! ……どうしよう」
コーラッグ「黒魔術のパワーを味わうがいい!」


バイクを飛ばすニックの目の前に、映像が浮かび上がる。
コーラッグの猛攻の前に、パワーレンジャーたちが次々に倒される。

ニック「大変だ!」

(ウドナ『あなたはレンジャーのリーダーよ』)


ニックの見た映像の通り、パワーレンジャーたちはコーラッグに敗れ、地に臥している。

コーラッグ「今度は容赦しないぞ」
グリーン「話し合おうよぉ! ……無理か」
コーラッグ「これで終わりだ。最期の言葉は?」
声「あるよ!」

ニックがバイクで突進してくる。

コーラッグ「何だと!?」
ニック「一つだけ! 『来い』!」
一同「ニックだ!」「来たのね!」

バイクの勢いに乗せ、ニックがコーラッグに飛び蹴りを見舞う。

コーラッグ「5人揃ったか!」
ニック「そうらしいな」

コーラッグが矛先をニックに変えて、剣を向ける。

ニック「今こそ、魔法を信じるときだ! だああぁぁっ!!」

コーラッグが振り下ろした剣を、ニックは素手のまま、その刃を受け止める。

ニック「俺は…… 魔法を信じる!!」

剣を受けた両手から真っ赤な火花が飛び散り、コーラッグを吹き飛ばす。

ウドナ「そうよ、やっと信じたわね!」

ニックの姿がザンダーたちと同じ制服姿に変わり、右手にはミスティック・モーファーが現れる。

ニック「マジカル・ソース! ミスティックフォース!

音声『ガルウィット・ミスト・レンジャー』

ニックの体が赤の強化服に包まれ、レッドレンジャーへと変身を遂げる。

一同「レッドレンジャー!」「やったじゃん!」「魔法を信じたのね!」「やったぜ!」
レッド「炎の戦士、レッドミスティックレンジャー!」
コーラッグ「貴様の力を見せてみろ。我が軍団ヒディアックよ、出よ!」

三たび、大勢のヒディアックたちが現れる。

レッド「蟲が相手か、いいだろう! マジスタッフ、頼むぞ!」

レッドがマジスタッフを振るうと、ヒディアックの1人がボールに変わる。

レッド「いいぞ、サッカーして遊ぼうぜ! 俺のキックを食らえ!」

レッドが強烈な蹴りでシュートを放ち、ヒディアックたちを次々に仕留める。

レッド「マジスタッフ・ソードモード!」

さらに、マジスタッフを剣に変形させ、ヒディアックたちを次々に斬り裂く。

レッド「もう終わりか!?」

ヒディアックの残党たちが、光弾を放って反撃する。

レッド「フェニックス・パワー、召喚!」

燃え盛る炎を見に纏い、不死鳥のような姿となったレッドが空を舞い、残党たちを一掃する。
ヒディアックたちが炎に包まれ、焼き尽くされ、大爆発。

レッド「超ホット! やっとうまくいったぜ!」
一同「ニック、凄かったぜ!」「ミスティックフォース!」「ミスティックフォース!」

勝利を喜び合うパワーレンジャーたち5人を、彼方からコーラッグが見ている。

コーラッグ「喜ぶのは早いぞ、レンジャーどもよ。これは戦いの始まりにすぎん。次は必ず、私が勝つ!」


後日。ザンダーたちは相変らず、店で掃除に明け暮れている。
ニックは店内で、雑誌を読んでくつろいでいる。

ザンダー「ニック、もうチームだろう? 手伝えよ」
ニック「化け物とは戦うけど、掃除はしない」
ヴィダ「邪魔だから、どきな」
ニック「わかったよ。でも、あの賢い魔女が言ってたろ? 『魔法を信じるか』って」
ヴィダ「使える?」
マディソン「私は…… 信じるわ」

マディソンがミスティック・モーファーを振るうと、ちらかった物が次々に棚に収まってゆく。

マディソン「やった!」
ニック「ほらな!」

一同ものスティック・モーファーの魔法で、物が次々に片付き、ほうきがひとりでに店内を掃く。

チップ「稲妻のように掃け!」
ザンダー「楽ちんだねぇ~」
ヴィダ「楽しいかも!」
ザンダー「こりゃ、いいや!」「──急げ、誰か来る!」
マディソン「早く、早く!」

トビー「よぉし、お前ら! 今日こそは店の掃除を……」

店内はすっかり片付いている。ザンダーたちは何食わぬ顔。

トビー「──したか!? 綺麗だ。実に綺麗だ。今までにないくらい。でも、雰囲気が違う。チェーン店みたいだ……」

そこへ、1人の女性客が訪れる。

女性客「どうも。ここ初めてなんだけど、ちょといい?」
ザンダー「あっ、じゃあ僕が!」
チップ「いや、僕が!」
女性客「どっちに、お願いしようかなぁ~。……彼!」

女性客はニックのもとへ。

ザンダー「えぇっ!?」
ニック「あぁ…… 悪いけど、店員じゃない」
マディソン「ねぇ、トビー。この人、雇った方がいいわよ。店の掃除に一役買ってくれたんだから」
ニック「おいおい、待てよ! 働く気はないって」
トビー「最も偉大なギタリストは誰だい?」
ニック「えっ? そりゃ、もちろんジミヘンだけど」
トビー「決まりだ!」
ニック「あぁ? どうも……」
トビー「お客さんの相手して」
女性客「私はリーリーよ。あなたは」
マディソン「フフフ」
ニック「助けてよ……」
一同「ハハハハハ!」


(続く)

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最終更新:2016年12月18日 06:50

*1 本作は『魔法戦隊マジレンジャー』の映像と設定を流用したアメリカ作品。カタストロスは『マジレンジャー』の魔導馬バリキオン。

*2 『マジレンジャー』でのウルケンタウロス。

*3 『マジレンジャー』での魔法携帯マージフォン