第一次魔族侵攻から約七十年が経った頃に発生した
二代目魔王による大規模攻勢。
魔王という存在を人々が忘れかけていた頃、再び
魔王と
魔族が世界に戦争を仕掛けて来た。
二代目魔王は先代の轍を踏まぬとばかりに前回以上の大軍を従え、更に堅牢な本拠地まで構えていたと云う。
一方の人類側は第一次侵攻の時と異なり、その戦力は前回と比べ大幅に欠いた状態だった。
滅竜戦争の英傑猛者達の多くは既に年老いて亡くなり、強力な兵器や武器の数々も初代魔王との戦いで殆ど使い果たしていたのである。
結果、人類側は各地で甚大な被害を出す事となり、残された戦力で魔族の侵攻を食い止めるのがやっとの状態であったようだ。
その後も膨大な数の魔物を率いる魔族の侵攻は苛烈さを増し、世界はこのまま魔王の手に堕ちるかと思われた。
だがある日、突如として二代目魔王はその姿を消し、残された魔族達も散り散りとなって侵攻は唐突な終結を迎えたのである。
魔王が姿を消した原因も理由も全くの不明。
同時に王を失った魔族達は各々で徒党を組む様になり、次の魔王の座を狙った『魔王候補』の苛烈な勢力争いもこの頃より始まったと言う。
生き残った国々は再度復興に向け歩んでいくが、数百年後、『
更なる脅威』に見舞われる事となる。
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最終更新:2025年07月14日 18:32