「こんばんハ」
「こんばんは」

青黒い空には白い満月が浮かんでいた。
月が見守る橋の上で、対峙しているのは二人の男だ。

龍を模した仮面で素顔を隠した筋骨隆々の大男は背後に砂嵐を背負い。
橋を対する微笑をたたえた優男は背後に吹雪を背負っていた。

およそまともな世界ではありない光景である。
だがあり得るのだ、この世界ならば。

「アナタが、Brave Dragonサンですか」
「そういうあなたはシャさんですね」

互いの名を呼びあい、互いに口角を吊り上げる。
名乗るまでもなく互いの名を認識している。
その事実が、目の前の相手が望むべき相手だと言うこれ以上ない証明だからだ。

「ドーヤラ、目的同じミタイですネ」
「そのようですね」

塔の支配者としてもう一つの塔を奪い合うべく雌雄を決する。
同じ思想であることがうれしかった。
きっと、素晴らしい戦いになるだろう。

「でハ」
「戦いましょうか!」

同じ目的を持つ同士ならば、多くを語る必要はないだろう。
互いに静かに構えをとる。

一方は無手のまま半身となって重心を低く落とす
一方は巨大な体躯に見合う黄金の槌を振りかぶった。

仮面の男は槌を構えたまま不動。待ちに徹する。
初戦は想定外の追いかけっことなってしまったが、真正面からの戦いならばパワー型の戦い方は心得ている。

敵は無手、構えからして武道家(モンク)だろう。AGIとDEXに特化したタイプであると見て取れる。
ならば、端からそこでの勝負には付き合わない。
多少のダメージを喰らう覚悟で高火力で叩き潰す。
痛み分けなら火力型のこちらが勝つ、という算段である。

加えて、橋と言う左右の移動が限定された状況、必然的に正面からの戦いとなる。
ならばリーチが物を言うだろう。
体躯に勝るが大男が武器を持っているのだ、どちらが有利かなど語るまでもない。

「コォ―――――ッ」

対する暗殺者が肺の中の空気を全て吐き出すように息を吐いた。
丹田に力を籠め、己の中の気を練り上げる。

その心には敵に対する畏怖があった。
どういう訳か、あの敵を見るたび恐怖の様な物が感じられる。
久しく感じていなかった感覚だ、その感覚にシャはブルりと震えた。

状況の不利はシャにも理解できている。
迂闊には踏み込めないだろう。

優位な方は待ちに徹し、不利な方が先んじて動く理由はない。
開幕から状況は僅かに膠着する。

この状況が崩れるとしたら、どちらかに遠距離攻撃がある場合だが。
無手を旨とするシャは手段があったとしても使わないだろう。
ならば、勇太の方はどうか?

勇太は構えを維持したまま思考のみでメニューを操作しアイテムを発動させる。
発動させたのは炎の球を放つファイアーの巻物だった。
それは白井杏子を倒して得た支給品、魔法が込められたいくつかの巻物(スクロール)である。

これは敵をしとめることを狙ったというより、敵を動かすための牽制だ。
溜まらず飛び込んでくればよし、そうでなければ遠距離攻撃で削れればよい。
どちらにせよ撃ち得となる一手である。

シャに向かって三筋の炎が迫る。
その程度、避けることは容易い。
問題は左右の幅のない橋上で後ろに避けるか前に避けるかである。
敵への畏怖で満たされている今の心では前に踏み込むのは難しかろう。

だが忘れてはならない。
恐れから踏み出せなくなる人間もいれば、恐れるからこそ踏み込みたくなる人間もいるという事を。
シャは後者だ。中毒と言っていいレベルで常にスリルを追い求めている。
故に、シャは前へと踏み込んだ。

だが、それは龍の待ち構える巣に飛び込むようなものである。
その動きは勇太からすれば想定通りだ。

「てやぁ――――ッ!!」

巨大な槌が振り下ろされる。
まともに喰らえば人一人など容易く平らにしてしまうほどの一撃であった。
それほどの圧力を前に暗殺者は止まらず。

「シ――――――ッ」

打ち下ろされた黄金槌を左腕で受け止め化勁で捌く。
腕の回転によりツルりと滑る様に力の方向が受け流される。
槌は横合いに逸れ、橋の欄干を砕いた。

暗殺者はそこから更に一歩踏み込み、槍に見立てた貫手で鳩尾を抉った。
だが、浅い。
筋肉の隙間を狙った貫手は心臓までは届かず、分厚い筋肉に阻まれ半ばで止まる。

本来のシャの指先であれば薄い鉄板くらいなら貫けるはずなのだが。
アバターではそういう特殊な功夫は反映されていないようである。
高パラメータもあくまでも平均的な身体能力の底上げにとどまっているようだ。

初撃に失敗した以上、懐にとどまり続けるのは拙い。
シャは素早く身を引いて距離を取った。

5歩ほど引いたところで、槌を受け流した左腕を確かめる様に振るう。
流石に完全に力を受け流すことまではできなかったのか、僅かに痛みが走った。
どうやら骨にヒビでも入ったようである、攻防は痛み分けと言ったところか。

腕に頸がしっかり通っていればこんなことはないのだが。
どうにも頸の練りが甘い。と言うよりまるで練れていない。
そちらもこのアバターでは再現不可能なようだ、個別にスキルを取得する必要があるだろう。

「良キ」

愉しくて仕方がないと言ったようにシャは笑う。
一対一で手傷を負うこと事態が久しぶりだ。
こちらのスペックが落ちていて、その結果いい勝負ができるというのならそれはそれでいい。

弱者を虐殺するのもいい。
強敵との殺し合いもいい。
シャにとっては全てが愉悦。

対して、勇太は仮面の下の顔を青ざめさせて動きを止めていた。

「…………痛い」

抉られた鳩尾が痛む。
ゲーム中にダメージを喰らって思わず「痛っ」と言ってしまう事はあるが、これはそんな次元ではない。
”本当に”痛いのだ。
傷口を抑えてみればぬるりとした血糊が手の平を汚した。

「ちょ、ちょっと待って……」

思わず待ったをかける。
遊びの最中に怪我をしたのだから止めるのも当然だろう。
シャは追撃をせず、素直に動きを止める。

「? どうしましタカ? 大丈夫デス。心臓まデハ届いてないノデ、かすり傷デス」
「……そう、なんだけど。おかしい。痛いんだ……ゲームのはずなのに…………?」

胸に穴が開く程度、ゲームなら軽傷だろうが、現実なら重症である。
それを聞いて下らないジョークでも笑い飛ばすようにシャは笑った。

「傷つけバ痛いコレ当然ヨ。けるぴーサンとイイ面白い事言いますネ、アナタ達」

目を細め微笑を浮かべたまま、当然の摂理を説くように言う。

「けるぴー…………さん?」

それは勇太と同じ同好会に所属する、先輩の使うアバター名だ。
なぜ今、その名が出てくるのか。

「ハイ。ワタシ、ココで最初出会ウ人、けるぴーサンでしタ。オヤ、お知り合いデシタか?」

胸元を押さえまま無言でこくりと頷く。

「そうデスカ。良キ偶然ネ」

本当にそう思っているのだろう。
変わらぬ温和な笑顔で、シャはこの偶然を喜んだ。

「そ、それで、けるぴーさんはどうしたの…………?」

同行しているわけでもないだろうし、そのまま素直に別れたとも考えづらいが。
その問いにシャはあっさりと答える。

「私が殺しマシた」
「そ、そう」

けるぴーは上位プレイヤーではあるが最強という訳ではない。
きっとここでも無茶な縛りプレーでもしてたのだろう。
出会いがしらに敗北する、そう言うこともあるだろう。
殺したと言っても、ゲーム上の死ならそれは。

「けるぴーサンも殺せば死ぬカラ、ナンテ言うアリましタ。
 面白イですネ、傷つけレば痛ム、殺セば死ヌ、コレ当たり前ヨ。アナタ達の間で流行りあるジョークですカ?」
「け、けど、それは! そういう設定のゲームってことでしょ…………?」

最後の方は小さくなりすぎて消え入りそうな声になっていた。
自らの言葉を否定するように、どうしようもなく胸が痛い。

「そうカモ知れなイですネ。まあドッチでもイイじゃなイですカ。
 信じたいモノを信じたイように信じれば良キですヨ」

シャは別段、否定も肯定もしなかった。
親でも教師でもないのだ、答えなど与えてくれはしない。
判断材料はあるが証明の方法はないのだから、どう結論を出すかは個人の自由である。
信じたいものを勝手に信じればいい。

「けド、どうせナラ命がかかってルと思った方ガ楽しいでショウ?」

亀裂のような笑み。
何がそんなに楽しいのか。
男は何か人として決定的なモノが破綻していた。

「…………そんな。違う。これはゲームだって」

頭を抱え、いやいやをするように首を振る。
それが現実なら、これまで自分のしてきたことは。

こんな現実は認められない。
これは幻想でなくてはならない。

だが、痛みだけがその幻想を否定する。
傷つけば痛むのならば、殺してしまえばどうなるのか。

信じたい幻想。
認めがたい現実。
その狭間の中で少年は。

「うああああああああああああぁぁぁぁl!」

絶叫した。
こんな現実も、これが幻想だとも、受け入れられない。
受け入れられないのならどうするのか。
幻想も現実も全てを全てなかったことにして、やり直すしかない。

大男を模した少年の体が膨れ上がる。
全てを破壊するべく、人ならざるものへと変貌していく。

その光景に、シャの薄く閉じられていた目が見開かれた。
その口元に笑みを浮かべ、開いた目を輝かせて叫ぶ。

「――――龍(ロン)!!」


「――――龍(ドラゴン)!!」

酉糸琲汰は遠方に出現した龍の存在を認めた。
『Brave Dragon』という名を追ってきたがよもや本当にドラゴンだとは。
これはさすがに予想外であった。

その瞬間、男の心に訪れる感情は歓喜だった。
この出会いに感謝。
この機会に感謝。
この世界に感謝。

琲汰は常に戦いを求めてきた。
世界各国をめぐり強敵を打ち倒し、対戦相手がいないときはその辺の車や積まれたレンガを破壊したりもした。
その内に人間だけではとどまらず、バッファローや白熊、数多の獣を狩ってきたが、ついぞ龍とは戦ったことがない。
その機会をこんなところで得られるとは。

気づけば、琲汰の足は駆け出していた。
スキップでも踏むような足取りのまま、前方へと跳躍。
感謝の飛び蹴り。
頂点から急降下する軌道をもって蹴りで龍を強襲する。

だが、その蹴りは横合いから飛び込んできた蹴りによって弾かれた。
互いに喧嘩ゴマのように弾かれながら、空中で体制を立て直して両足で地面に着地する。

「何カオマエ。ワタシが先約ヨ。邪魔するなヨロシ?」
「うぬぅ」

正論である。
一対一の戦いに乱入はご法度。
それが許されるとしたらせいぜい戦う直前に相手を一撃で打ち倒して成り代わるくらいだろう。

だが、龍と戦える千載一遇のチャンス。
逃すのはあまりにも惜しい。
どうしても戦いたい。
本当に、どーしても戦いたかった。

「ならば、どちらが先に仕留められるか競争と言うのはどうか?」

琲汰は食い下がる。
図々しい提案だと思うが、彼の立場からするとこうするしかない。

「競争ネ……」

シャは僅かに思案する。
制限のある方が楽しいというのは遊戯の基本だ。
シャとしては楽しめればそれでいい。

「まァイイヨ。遊戯としてハ悪クないネ」
「よっしゃぁ!!」

伝説に現れるような巨大な黄金の龍。
対峙するは二人の修羅。

これより、龍退治が始まった。


後に、その光景を目撃していた掘下進は語る。

あれは戦いなどではなかった。

ただ一方的に獲物を追い込む狩猟だった、と。


「ぐるぅああああああああああああああああああああああ!!」

龍が吠える。
その方向は空気を震わせ、並みの人間ならばそれだけで気絶してしまいそうな圧力があった。

だが、龍に相対する勇者はどちらも並みではない。
それほどの圧力を前にして歓喜に心躍らす何かが壊れた狂人たちである。

金色の龍が舞う。
龍は砂の塔を支配したことにより砂の属性を得た。
黄龍は五行における土行を司っており、それは虎に翼、サメに水と言っていい相性のよさであった。
これにより龍化のランクは上昇し、新たなるスキルも獲得された。

宙を舞う龍の体から砂が発生する。
辺りが砂塵で覆われてゆき、視界が砂に満たされてゆく。
だが、いかに砂塵が巻き散ろうとも、これほど巨大な龍の姿がそう簡単に隠れることはない。

「セイッ!」

先手必勝と、最初に動いたのは格闘家、酉糸琲汰だった。
砂のスクリーンに浮かぶ影絵の龍に向けて跳び蹴りを放つ。

だが、その蹴りは空を切った。
琲汰が打ったそれは砂に映る幻影である。
辺りに舞うのは方向感覚を狂わせる大砂漠の砂塵と同種の物だった。

「ならコッチネ」

琲汰が外した様を見ていたシャが、すぐさま影からズレた方向へと蹴りを放つ。

「が…………っ!?」

その蹴りが実像を捕えた。
衝撃が内臓へ伝わったのか、龍が口から反吐をまき散らしながら身悶える。

「囮役。ご苦労様ネ」
「ぐぬぅ」

琲汰の蹴りに反応した影の動きを見て、シャは相対的に龍の位置を割り出した。
つまり、琲汰は体よく使われたという事である。

「ぐぅ……ッ。ああああああああああああ!」

龍が雄叫びを上げ自棄のように爪と尻尾を振り回し暴れ始めた。
素早くシャと琲汰が反応し、後方へと身を引く。
その隙に、龍は再び砂のカーテンの奥へと引っ込んでいった。

黄龍が更に砂を吐いているのか、砂塵はより濃く染まってゆき、龍の姿は影すら薄れていく。
こうなるとそう簡単に龍の姿を捕えることは難しくなる。

戦士二人は砂中で足を止める。
無暗に突っ込むというのは自殺行為だろう。
命知らずではあるが死にたいわけではない。

だが、この状況で動きを止めている相手など格好の獲物でしかない。
視界を奪われているのは人間だけ、砂を支配する龍には全てが見えている。
つまり、一方的に敵を蹂躙できるという事だ。

巨龍が全身をしならせ尾を振り抜いた。
巨大な尾が砂塵の中から唐突に出現するのだ、回避などできようはずもない。

「墳ッ!」

琲汰は尾の先が見えた瞬間に反応して殴打をブロッキングした。
敵の姿が見えずとも、攻撃の瞬間なら捕えられる。
足を止めたのは相手の仕掛けを待っての事。

「ちぇええりゃああっ!!」

受け止めた尻尾を両手で捕まえ、そのまま一息で投げ飛ばす。
細長い龍の体が放り出されて、ビタンと地面に叩きつけられる。
その風圧で砂塵が辺りに巻き散ってゆく。

「思いのほか軽いな、龍!!」
「ホゥ。ナカナカやるネ」

さしもの殺し屋も格闘家の動きには目を見張るものがあったのか、その動きに関心の声を漏らした。
競争相手に負けられぬと、暗殺者は地面に叩きつけられた龍に向かって駆けだす。
もはや黄龍は敵ではなく、競争相手に己が実力を見せつけるためのただの的でしかなかった。

そこからはただただ一方的だった。
もはや、なまじ耐久があるからこそ悲惨である。

龍が爪を振るう、だがその大振りは当たらない。
身をかわしたシャは反撃に転じ、防御の薄い所を見極め細かく削ってゆく。
対して逆側から攻める琲汰は固い鱗も構わず強力な一発を叩き込んだ。

もはや戦いの立ち回り一つとっても巧さが違った。
狩人たちはあえて身を晒して攻撃を誘い、巨体の生み出す風圧によって砂塵を払わせている。
龍はそれにすら気づかず、ただ力任せに暴れまわるだけであった。

完全に冷静さを欠いている。
むしろゲームであれば、敵に対してそういった立ち回りをするのが勇太の十八番であったはずなのに。
その程度の事が分からくなっている。

「ハアァ――――――ッッ!!」

格闘家の咆哮。
登り龍のような対空アッパーカットが黄龍の顎先を捕えた。
会心の手応えである。
脳を揺らされ龍が白目をむいた。

一度捉えた敵を逃がすまいと、そのまま空中で竜巻のように回転して連続蹴りを叩き込む。
流れるような空中コンボ。
最後に縦回転を加え、胴回し回転蹴りを叩きこむ。
天から叩き落とされ大量の砂埃を巻き上げ巨体が地に沈む。

――――勝機。
琲汰の目が見開かれる。

地に伏せた黄龍目がけて空中からトドメの一撃を狙う。
放つは手刀。
狙うは首筋。
頭蓋と頸椎の繋ぎ目は龍とて存在するだろう。
そこを穿つ。

「ハァ――――――!!」

もはや重力落下の域を超えて流星の如く豪傑が落ちる。
だが、それよりも一歩早く。

「――――――戴きヨ」

横合いから現れた暗殺者の爪が地面に落ちた龍の眼球を抉った。
強固な筋肉や鱗は難しくとも、柔らかな眼球ならば素手でも通る。

「なっ! 貴様」

獲物を掻っ攫われた琲汰は激昂するが、横取りも美味しい所取りも当然の行為である。
元より早い者勝ちの競争を提案したのは琲汰だ、ここで異を唱えられる立場ではない。
やるべきは異を唱える事よりも、一刻も早く龍をしとめる事だろう。

シャはそのまま腕を伸ばし、直接脳を掻きまわすつもりである。
そうはさせじと舞い落ちる琲汰の手刀が龍の頸椎へと迫る。
どちらが先に命を絶つか。
龍殺しを競う、その勝負はしかし。

「ぐぅあああああああああああああああああああああああああああああああああッッ!!!!!!!」

他ならぬ龍の絶叫によって断ち切られた。

「!?」

爆発的な勢いで龍の全身より砂が噴き出す。
落下する琲汰はこれに巻き込まれ、眼球に手を突っ込んでいたシャもこれに飲まれた。

強烈な砂嵐。
致命になるようなものではないが、噴出するその勢いに押し出される。

黄龍は狂ったように暴れ回っていた。
近づくものがなくなっても手あたり次第に暴れて暴れ暴れつくす。
ついには自らバランスを崩して欄干の崩れた橋の上から川へと落ちた。
黄龍が水に沈んだことにより、砂嵐が止む。

「ッ。逃さん!」

すぐさま復帰した琲汰は跳ねるようにして川沿いを駆け出す。
決着をつけるべく、水流に流れてゆく龍を追ってそのまま消えていった。

「――――ぺっ」

一人その場に残されたシャは口に入った砂を吐き出す。
砂で汚れた口元を拭い一言。

「白けたネ」

それだけを吐き捨てると、砂の塔に向かって歩き出した。

※砂の塔の支配者が[シャ]に書き換わりました。
 この情報はマップ上から確認できます。

[A-4/砂の塔/1日目・黎明]
[シャ]
[パラメータ]:STR:B VIT:C AGI:B DEX:B LUK:C
[ステータス]:左腕にヒビ
[アイテム]:不明支給品×3、タリスマン
[GP]:100pt
[プロセス]
基本行動方針:ゲームを楽しむ
1.次の獲物を探す

[B-5/川・川沿い/1日目・黎明]
[酉糸 琲汰]
[パラメータ]:STR:B VIT:B AGI:B DEX:B LUK:E
[ステータス]:闘気充実、左腕にひっかき傷
[アイテム]:スイムゴーグル、支給アイテム×2(確認済)
[GP]:10pt
[プロセス]:
基本行動方針:ただ戦い、拳を極めるのみ。
1.龍を追う
2.強者を探す。天空慈我道との決着を付けたい。少年(掘下進)にも次は勝つ。
3.弱者は興味無し。しかし戦いを挑んでくるならば受けて立つ。
※「Brave Dragon」を黄龍としての姿でしか認識していません

[登 勇太(Brave Dragon)]
[パラメータ]:STR:A VIT:B AGI:E DEX:E LUK:E
[ステータス]:瀕死、左目喪失、
[アイテム]:ゴールデンハンマー、魔法の巻物×4、支給アイテム×4(確認済)
[GP]:100pt
[プロセス]:
基本行動方針:全て壊してなかったことにする
[備考]
1.本ロワをただのゲームだと思っていました。
2.少年(堀下 進)を殺害できたと思っています。
※砂の塔の支配権の喪失とともに砂属性は失われました

【魔法の巻物(マジックスクロール)】
魔法が込められた巻物。
それぞれ違う魔法が込められている。
一度発動すれば消滅する使い捨て。


望遠鏡を使い遠目からその一部始終を目撃していた掘下進は身を震わせる。
あれだけ強大だった黄龍が、人の姿をした二人の怪物に翻弄されていた。

一方は知らない男。
一方は彼が追っていた相手である。

龍の脅威を伝えようとしていた相手は、龍よりも恐ろしい何かだった。
その事実が無性に怖くなって、進は彼らに見つからないように砂漠を引き返していった。

[A-3/大砂漠/1日目・黎明]
[掘下 進]
[パラメータ]:STR:E VIT:E AGI:E DEX:E LUK:E
[ステータス]:疲労(中)
[アイテム]:忍びの籠手(E)、神速のブローチ(E)、単眼望遠鏡、黄金の宝石
[GP]:20pt
[プロセス]:
基本行動方針:死にたくない。
1.この場から離れる
2.何かあったら地中に逃げる。
3.地下世界、まだ何かあるかも。砂漠以外の地下も掘ってみたい。
※神速のブローチの充電が切れたことに気付いていません。
※探索系スキルはありませんが真っ直ぐ進めば砂の塔に辿り着けると信じています。

【単眼望遠鏡】
筒状の単眼望遠鏡。
倍率は調整可能で最大100倍。
ナイトビジョン付きなので夜でもくっきり。

033.それは転がる岩のように 投下順で読む 035.Flame Run
032.GREAT HUNTING 時系列順で読む
Easy Game 登 勇太 神様の中でお眠り
「楽しくなってきた」 シャ 中国気功クラブ
モグラ・ファイト 酉糸 琲汰 この素晴らしき世界
掘下 進 土の竜と書いてモグラと読む

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最終更新:2022年06月01日 00:00