サーシャ・ジョブスンがこの聖杯戦争に参加した切っ掛けは、虹色の星型八面体を偶然な形で入手した事だった。
しかしこの物質の由来は分からないし、これを渡した人物の正体も不明。
こんな物を自分に渡しそうな者と言えば、強いてあげるならテンプル騎士団由来の聖遺物を隠し持っていると聞くツヴェルフぐらいだろうか。
後に回想すれば、テンプル騎士団は聖杯を所有していた伝説もあり、関連性は見受けられる。しかし、その可能性もまず薄い。
研究するにしても戦闘要員のサーシャにプライベートで渡す理由はないし、そもそもオカルトや未知の物質の研究は彼女の専門外である。
何より、これが聖杯への道へ繋がる物質だとツヴェルフが知っているというのなら、ヴィクターが率先して聖杯戦争に参加しているはずだ。
しかしこの物質の由来は分からないし、これを渡した人物の正体も不明。
こんな物を自分に渡しそうな者と言えば、強いてあげるならテンプル騎士団由来の聖遺物を隠し持っていると聞くツヴェルフぐらいだろうか。
後に回想すれば、テンプル騎士団は聖杯を所有していた伝説もあり、関連性は見受けられる。しかし、その可能性もまず薄い。
研究するにしても戦闘要員のサーシャにプライベートで渡す理由はないし、そもそもオカルトや未知の物質の研究は彼女の専門外である。
何より、これが聖杯への道へ繋がる物質だとツヴェルフが知っているというのなら、ヴィクターが率先して聖杯戦争に参加しているはずだ。
しかしこの石に隠された思惑が何にせよ、結果としてサーシャは未知の空間に飛ばされ、そしてあらゆる願望を成就できる可能性を与えられた。
サーヴァントの召喚を行った際、左手が熱く感じた。
見てみれば、細かい棘が付いた十字架の紋章が手の甲に刻まれていた。
それは彼女がサーヴァントの召喚に成功した事実を証明していた。
見てみれば、細かい棘が付いた十字架の紋章が手の甲に刻まれていた。
それは彼女がサーヴァントの召喚に成功した事実を証明していた。
成功と同時に現れた黒いコート姿の青年に、嘗て残酷な道を行かせてしまった弟を重ねる。
だが、その様は弟よりもボロボロで、眼はあまりにも乾き果てており、顔立ちは東洋人独特の平たい造りである。
元の世界に東洋人の同僚がいるが、顔の造形に関しては彼に良く似ている。
それと同時に、幾つもの数値が現れ、彼がアサシンのサーヴァントであることをサーシャは知ることとなった。
だが、その様は弟よりもボロボロで、眼はあまりにも乾き果てており、顔立ちは東洋人独特の平たい造りである。
元の世界に東洋人の同僚がいるが、顔の造形に関しては彼に良く似ている。
それと同時に、幾つもの数値が現れ、彼がアサシンのサーヴァントであることをサーシャは知ることとなった。
「その眼、その肌、まさかお前、サイボーグか?」
冷たい眼差しで問いかけるアサシンに、サーシャも真顔で答える。
「ええ、良くご存知ね。」
「俺が生きていた頃には、嫌というほど見掛けていたさ。そしてお前が、俺のマスターか。」
「ええ、そうみたいね。」
「俺が生きていた頃には、嫌というほど見掛けていたさ。そしてお前が、俺のマスターか。」
「ええ、そうみたいね。」
□■□■□■
「令呪を手に取ったマスターを一人発見した。」
自宅にアサシンが戻る。今回の報告にて新たに主従が発見され、それがまたサーシャのデスクのパソコンに書き込まれる。
アサシンは生前、犯罪組織の暗殺者として名を馳せており、また中国拳法の達人でもあった。
氣を巡らせて気配を絶つ技能にも長けており、その為彼女はアサシンに偵察を任せていた。
アサシンは生前、犯罪組織の暗殺者として名を馳せており、また中国拳法の達人でもあった。
氣を巡らせて気配を絶つ技能にも長けており、その為彼女はアサシンに偵察を任せていた。
アサシンの宝具、それは中国拳法の応用によって掌から電磁パルス(EMP)を発生させる物だった。
物理学は生物学と比べればサーシャの専門と言える程ではないが、それが電気回路に流れれば、発生した膨大な電流を回路が御しきれずにショートする、と言う事ぐらいならサーシャには分かる。
そしてそれが、自分達にも効果がある、と言う事も。
物理学は生物学と比べればサーシャの専門と言える程ではないが、それが電気回路に流れれば、発生した膨大な電流を回路が御しきれずにショートする、と言う事ぐらいならサーシャには分かる。
そしてそれが、自分達にも効果がある、と言う事も。
(パラディンの様に絶縁コーティングを付けるべきかしら……)
そんな事をサーシャが考えている時、同時にアサシンもまた掌を拳へと握りしめながら、口で僅かに弧を描いていた。
表情こそ昏いが、その言葉の抑揚には、まるで解けない問題を解けた子供のような感覚が帯びていた。
表情こそ昏いが、その言葉の抑揚には、まるで解けない問題を解けた子供のような感覚が帯びていた。
「生前はサイボーグ殺しに使った電磁発勁……まさか此奴を、負担なしで、しかも生身の人間に対して振るうことが出来るとはな。」
―やはり、彼は立派な剣客なのね。
自分のような研究者が発見や実験の成功を喜びとするように、この男もまた、技の習得や上達を喜びとするのだろう。そうサーシャは思った。
自分のような研究者が発見や実験の成功を喜びとするように、この男もまた、技の習得や上達を喜びとするのだろう。そうサーシャは思った。
(そう言えば―)
「所で、アサシン。」
「……何だ、マスター。」
「所で、アサシン。」
「……何だ、マスター。」
一瞬問う事を躊躇いながらも、問いを投げかける。
「貴方に、聖杯にかける願いは無いの?」
「……お前はどうなんだ。」
「私にも、勿論……身勝手で、本当にどうしようもなく後ろめたい願いだけど。」
「……お前はどうなんだ。」
「私にも、勿論……身勝手で、本当にどうしようもなく後ろめたい願いだけど。」
サーシャの願いは、自分がバラ撒いたナノマシン『ペイルホース』を消滅させることであった。
元々は、病気の身体に耐えられない人々を救うために生み出したナノマシン。
しかしそれはヴィクターやザーギンによって狂わされ、人の身体を強くするための力は、悪魔(デモニアック)を作るための力に変わり果ててしまった。
その原因は全て、自分自身にある。
だからこそ、ペイルホースは、デモニアックは、自分自身の手で壊さなければならない。
己の過ちは、己自身の手で償わなければならない。
元々は、病気の身体に耐えられない人々を救うために生み出したナノマシン。
しかしそれはヴィクターやザーギンによって狂わされ、人の身体を強くするための力は、悪魔(デモニアック)を作るための力に変わり果ててしまった。
その原因は全て、自分自身にある。
だからこそ、ペイルホースは、デモニアックは、自分自身の手で壊さなければならない。
己の過ちは、己自身の手で償わなければならない。
その為にも聖杯は手に入れる。
例えザーギンの変身するバアル型や彼の操る無数のデモニアックであろうと、世界の法則その物を塗り替える力である聖杯を使えば、確実に存在すら消せるはずだ。
ジョセフやザーギンが運命に狂わされる事も無いようなあの時にまで時間を巻き戻す。
担い手次第で悪魔にさえ成り果ててしまうだろう力に頼らず、人々が幸福になる事を模索して生きていく。
ブラスレイター達の力も剥奪し、彼にも罪と向き合うチャンスを作らせる。
ジョセフやザーギン、そして世界中の人々が本当の意味で笑顔になれる世界を創り出せるようにやり直して生きていく。
それで、私の贖罪は終わる。
例えザーギンの変身するバアル型や彼の操る無数のデモニアックであろうと、世界の法則その物を塗り替える力である聖杯を使えば、確実に存在すら消せるはずだ。
ジョセフやザーギンが運命に狂わされる事も無いようなあの時にまで時間を巻き戻す。
担い手次第で悪魔にさえ成り果ててしまうだろう力に頼らず、人々が幸福になる事を模索して生きていく。
ブラスレイター達の力も剥奪し、彼にも罪と向き合うチャンスを作らせる。
ジョセフやザーギン、そして世界中の人々が本当の意味で笑顔になれる世界を創り出せるようにやり直して生きていく。
それで、私の贖罪は終わる。
「贖罪……それがお前が聖杯に託す願いなのか。」
「ええ、元はと言えば、私がペイルホースを作り出したせいで、彼も弟も運命を狂わされてしまった。
何もかも、私が元凶なのよ、だから……。」
「ええ、元はと言えば、私がペイルホースを作り出したせいで、彼も弟も運命を狂わされてしまった。
何もかも、私が元凶なのよ、だから……。」
―何もかも……貴様が元凶だ……俺も、彼女も……濤羅、貴様に……
「ッ!!」
「……アサシン?」
「うぅっ、いや、何でも、ない……。」
「……アサシン?」
「うぅっ、いや、何でも、ない……。」
突如アサシンが目眩を感じ、頭を抱えてふらつき膝を付く。
親友にして宿敵だった男の最期の言葉が、アサシンの脳内にフラッシュバックする。
その言葉は脳を付き、心に刺さる痛みはアサシンの知る如何なる技をも凌駕する。
親友にして宿敵だった男の最期の言葉が、アサシンの脳内にフラッシュバックする。
その言葉は脳を付き、心に刺さる痛みはアサシンの知る如何なる技をも凌駕する。
それは正に呪いの言葉であった、己自身、その言葉から逃避してやろうと此処に現界して何度思ったことだろうか。
だが、その言葉こそが、アサシンのサーヴァント、孔濤羅(コン・タオロー)がこの女の召喚に応じた理由だった。
だが、その言葉こそが、アサシンのサーヴァント、孔濤羅(コン・タオロー)がこの女の召喚に応じた理由だった。
「ッ……。」
手を頭に置きながらも、アサシンは立ち上がる。
さっきまで机の回転椅子に座っていたマスターが心配そうな顔で、此方を見つめている。
さっきまで机の回転椅子に座っていたマスターが心配そうな顔で、此方を見つめている。
「マスター……ッ……お前は、お前自身が狂わした運命を変えたいと言ったな……お前自身の罪を、償いたいと。」
まだ目眩が残っているのか、アサシンは頭をまだ手で抑えながら、マスターの顔を神妙そうに見上げる。
彼女を見つめるその目には、幾度も躊躇なく人を殺し続けられたとは思えないような、悲しみの色が浮かんでいた。
彼女を見つめるその目には、幾度も躊躇なく人を殺し続けられたとは思えないような、悲しみの色が浮かんでいた。
「……俺も同じだ。」
「え?」
「俺も、お前と同じ様に誤ちを犯した。友と家族を嘆かせた、俺自身が悪かったんだ……」
「え?」
「俺も、お前と同じ様に誤ちを犯した。友と家族を嘆かせた、俺自身が悪かったんだ……」
そうだ。全ての原因は己自身にある。
あの時、妹の想いに気づいてやれば。
あの時、妹の想いに気づいてやれば。
―だってね、だってね、ルイリはいつもいろんなひとにたべられながら、あにさまのこと、おもってたんだよ。
彼女を、長い間待たせずに済んだのに。
―だからこそ瑞麗は苦しんだのだ!!ただ兄としての優しさしか見せなかった貴様に、どれほど瑞麗が心苛まれていたか……。
友を、狂わせずに済んだのに。
だからこそ濤羅は聖杯に願う。
彼女の想いを胸に抱きながら、もう一度やり直したいと。
勿論、妹の想いを受け入れることは難しいと思う、何せ俺達は、兄妹なのだから。
そのルールは変えられない、由緒ある孔家の子として、そんな恥ずべき真似は出来ない。
だが、だがもし彼女の心を知ることが出来れば。
彼女の想いを胸に抱きながら、もう一度やり直したいと。
勿論、妹の想いを受け入れることは難しいと思う、何せ俺達は、兄妹なのだから。
そのルールは変えられない、由緒ある孔家の子として、そんな恥ずべき真似は出来ない。
だが、だがもし彼女の心を知ることが出来れば。
きっと、彼女の想いと向き合うことが出来るはずだ。
向き合って、話し合って、そうすれば、彼と共に幇会に身を捧げて生き続ける事も出来るかもしれない。
向き合って、話し合って、そうすれば、彼と共に幇会に身を捧げて生き続ける事も出来るかもしれない。
その為にも聖杯は手に入れる。
これまでの記憶を運んで過去へと遡り、瑞麗(ルイリー)の愛と向き合う為にも。
それが、彼女の心を真に救うというのなら、幾らでもこの血を流してみせよう。
これまでの記憶を運んで過去へと遡り、瑞麗(ルイリー)の愛と向き合う為にも。
それが、彼女の心を真に救うというのなら、幾らでもこの血を流してみせよう。
「だから、俺はもう一度やり直す。皆と、皆を今度こそ、幸せにしてみせる。」
―人々の幸福を願って作り上げたはずの力を、世界を滅ぼす悪魔の力にしてしまった女。
―友や家族の幸せを願った果てに、愛を掴めぬ鬼へと成り果ててしまった男。
二人の願う贖罪は、あまりにも血生臭く、かの神の子が血と共に流した罪と比べれば、ごく私的な欲に過ぎない物であった。
しかし思い浮かべるのはそんな美しさや気高さ等ではなく、弟妹の悲しみと、友の絶望。
―友や家族の幸せを願った果てに、愛を掴めぬ鬼へと成り果ててしまった男。
二人の願う贖罪は、あまりにも血生臭く、かの神の子が血と共に流した罪と比べれば、ごく私的な欲に過ぎない物であった。
しかし思い浮かべるのはそんな美しさや気高さ等ではなく、弟妹の悲しみと、友の絶望。
悪魔を孕んだ女と、鬼でしかいられなかった男は、その罪を滅ぼす為に、聖杯へと手を伸ばす。
【クラス名】アサシン
【真名】孔濤羅(コン・タオロー)
【出典】鬼哭街
【性別】男
【属性】中立・悪
【パラメータ】筋力C+ 耐久C+ 敏捷C++ 魔力E 幸運E 宝具-
【真名】孔濤羅(コン・タオロー)
【出典】鬼哭街
【性別】男
【属性】中立・悪
【パラメータ】筋力C+ 耐久C+ 敏捷C++ 魔力E 幸運E 宝具-
【クラス別スキル】
- 気配遮断:A+
自身の気配を絶つ能力。
戦闘中は解除されるが、撤退時に使用することで敵の目を免れることは可能。
戦闘中は解除されるが、撤退時に使用することで敵の目を免れることは可能。
【保有スキル】
- 中国武術(戴天流):A++
アサシンが習得した、剣法を主とする内家武術。中華の合理。宇宙と一体になる事を目的とした武術をどれほど極めたかの値。
二十八剣三十六刀、しめて六十四套路の剣法が存在するが、使用する得物の種類は問わない。西洋の剣から棒切れまで十分武器足りる。
内家拳士が氣を込めた物は、布帯なら剃刀に、木片なら鉄槌程の効果を持つ。そして鋼の刃の行き着く先は……因果律の破断、万物万象を絶ち裂くに至る。
免許皆伝にして絶技に開眼したアサシンは、最高ランクのスキルを保有している。
掌法においても、五臓六腑を外側から四散させる『黒手裂震破』や、外家のサイボーグ拳士を殺すに至った『電磁発勁』等、力の差を瞬く間に破戒する絶招を有している。
二十八剣三十六刀、しめて六十四套路の剣法が存在するが、使用する得物の種類は問わない。西洋の剣から棒切れまで十分武器足りる。
内家拳士が氣を込めた物は、布帯なら剃刀に、木片なら鉄槌程の効果を持つ。そして鋼の刃の行き着く先は……因果律の破断、万物万象を絶ち裂くに至る。
免許皆伝にして絶技に開眼したアサシンは、最高ランクのスキルを保有している。
掌法においても、五臓六腑を外側から四散させる『黒手裂震破』や、外家のサイボーグ拳士を殺すに至った『電磁発勁』等、力の差を瞬く間に破戒する絶招を有している。
- 一刀如意:A
内家剣士が到達しうる境地。内家の剣は意よりも疾い。
意よりも先に刃が動く為、先手を取りやすく相手の動きを軽々と読むことも出来る。
回避に補正が掛かる他、精神を集中させる事で発動することから、「透化」「宗和の心得」の真似事さえも行える。
五感を研ぎ澄ますことも出来るが、それが仇となり轟音等で感覚を狂わす事もある、その為拳銃等による戦法は難しい。
意よりも先に刃が動く為、先手を取りやすく相手の動きを軽々と読むことも出来る。
回避に補正が掛かる他、精神を集中させる事で発動することから、「透化」「宗和の心得」の真似事さえも行える。
五感を研ぎ澄ますことも出来るが、それが仇となり轟音等で感覚を狂わす事もある、その為拳銃等による戦法は難しい。
- 剣鬼の慟哭:A
アサシンが魔都上海で引き起こした復讐劇で見せつけた、憎悪と執念をスキル化した物。
高ランクの『戦闘続行』を兼ねている他、魔力消費の減少や、自身に対する様々なデバフを高確率で無効化する効果がある。
剣鬼は止まることを知らない。例え全てを失ったとしても、その手に剣を握り続けている限り。
高ランクの『戦闘続行』を兼ねている他、魔力消費の減少や、自身に対する様々なデバフを高確率で無効化する効果がある。
剣鬼は止まることを知らない。例え全てを失ったとしても、その手に剣を握り続けている限り。
- 六塵散魂無縫剣:- 種別:対人絶技 レンジ:1~5 最大捕捉:1~10人
戴天流剣術・絶技。
目に見えぬほどの素早さで音速を越えた幾多もの剣撃を放つ。
傍から見れば十の剣が同時に斬った様に見え、且つその内の九が残像だという超速の剣。
アサシンは二度、極限状態においてこの絶技を放ち、勝利を修めた経験を持つ。
しかし何時でも発動できる訳でも無く、アサシンは鍛錬でこの絶技を放ち十の剣を連続で放つことには成功しているがダメージは七割程しか与えられなかった。
この絶技を放つには、剣を除いた全てを己から消し去る『無我の境地』に至る事が必要とされる。
目に見えぬほどの素早さで音速を越えた幾多もの剣撃を放つ。
傍から見れば十の剣が同時に斬った様に見え、且つその内の九が残像だという超速の剣。
アサシンは二度、極限状態においてこの絶技を放ち、勝利を修めた経験を持つ。
しかし何時でも発動できる訳でも無く、アサシンは鍛錬でこの絶技を放ち十の剣を連続で放つことには成功しているがダメージは七割程しか与えられなかった。
この絶技を放つには、剣を除いた全てを己から消し去る『無我の境地』に至る事が必要とされる。
【宝具】
「紫電掌」
ランク:- 種別:対機(対人)宝具 レンジ:1~3 最大捕捉:1~20人
アサシンがサイバー殺しと呼ばれた所以たる、戴天流の裏奥義「電磁発勁」。
多くの人間がサイボーグへと変わっていくこの時世を生きるために生み出された殺戮の絶技(アーツ・オブ・ウォー)。
これを扱える戴天流拳士は、師範を除いてアサシンが生きた頃には彼含めて二人しかいなかったそうな。
特殊な練氣法で内勁を電磁パルス(EMP)に変化させ、掌に帯びさせ電子回路をショートさせる。
電磁パルスを流した掌を当てられたサイボーグは、皆々その焼き尽くされるような痛みに苦しみながら倒れていったとされる。
また、この宝具の真名はアサシンが紫電掌と言う二つ名を持っていたことに由来しているため、周囲の電子機器を停止させる「轟雷功」もこの宝具に含まれる。
引き起こした電磁誘導で対象の回路を焼く技であるため、本来なら金属ならともかく人体には効果が得られないが、宝具化した影響で神秘の類にもダメージは与えられる。
サーヴァントに対しては効果が薄く、耐久、及び対魔力のランクによってダメージが縮小される。
尚、本来電磁発勁には臓器に膨大な負担を与えると言ったデメリットが存在し、その為戴天流においても長らく封じられており、連続して使えば死も免れられない。
サーヴァント化した影響で肉体が強化され、魔力が持つ限り紫電掌を放てる様になったが、反面魔力による負担も少なくない。
ランク:- 種別:対機(対人)宝具 レンジ:1~3 最大捕捉:1~20人
アサシンがサイバー殺しと呼ばれた所以たる、戴天流の裏奥義「電磁発勁」。
多くの人間がサイボーグへと変わっていくこの時世を生きるために生み出された殺戮の絶技(アーツ・オブ・ウォー)。
これを扱える戴天流拳士は、師範を除いてアサシンが生きた頃には彼含めて二人しかいなかったそうな。
特殊な練氣法で内勁を電磁パルス(EMP)に変化させ、掌に帯びさせ電子回路をショートさせる。
電磁パルスを流した掌を当てられたサイボーグは、皆々その焼き尽くされるような痛みに苦しみながら倒れていったとされる。
また、この宝具の真名はアサシンが紫電掌と言う二つ名を持っていたことに由来しているため、周囲の電子機器を停止させる「轟雷功」もこの宝具に含まれる。
引き起こした電磁誘導で対象の回路を焼く技であるため、本来なら金属ならともかく人体には効果が得られないが、宝具化した影響で神秘の類にもダメージは与えられる。
サーヴァントに対しては効果が薄く、耐久、及び対魔力のランクによってダメージが縮小される。
尚、本来電磁発勁には臓器に膨大な負担を与えると言ったデメリットが存在し、その為戴天流においても長らく封じられており、連続して使えば死も免れられない。
サーヴァント化した影響で肉体が強化され、魔力が持つ限り紫電掌を放てる様になったが、反面魔力による負担も少なくない。
【Weapon】
「倭刀」
アサシンの得物。散々使い古した無銘の刀だが業物ではある。
内勁を込めることでその切れ味は因果律を突破し、その気になれば戦車も斬り裂ける。
アサシンの得物。散々使い古した無銘の刀だが業物ではある。
内勁を込めることでその切れ味は因果律を突破し、その気になれば戦車も斬り裂ける。
【人物背景】
近未来の上海を牛耳る『青雲幇(チンワンパン)』の凶手。
この世では数少ない人の身でありながら、鍛えた内勁によってサイボーグを仕留める、人呼んで「紫電掌」。
彼は任務で赴いたマカオで命を落とすが、一年後、彼は再び姿を現した、悪鬼羅刹として。
嘗ては義兄弟の契りを結んだ仲である青雲幇の香主達を次々と斬り殺し、その身を捧げたはずの幇会を壊滅に追いやった。
―その後、孔濤羅の行方を知る者はいない。
この世では数少ない人の身でありながら、鍛えた内勁によってサイボーグを仕留める、人呼んで「紫電掌」。
彼は任務で赴いたマカオで命を落とすが、一年後、彼は再び姿を現した、悪鬼羅刹として。
嘗ては義兄弟の契りを結んだ仲である青雲幇の香主達を次々と斬り殺し、その身を捧げたはずの幇会を壊滅に追いやった。
―その後、孔濤羅の行方を知る者はいない。
【聖杯にかける願い】
あの頃からやり直したい。
【方針】
聖杯は必ず取る。基本的には偵察を行い、隙を突いてマスターを殺す。サーヴァントとも戦うが、無理だと判断した場合は逃げる。
【マスター名】サーシャ・ジョブスン
【出典】BLASSREITER
【性別】女
【出典】BLASSREITER
【性別】女
【能力・技能】
- 改造人間
改造手術を受けており、人並み以上の身体能力を有している。
改造には彼女自身が作り出したナノマシン技術が応用されており、人並み以上の耐久力を持ち、老化現象も起こらない。
アポカリプス・ナイツの機体に耐えるための身体であるため、魔力負担や打たれ強さにもある程度補正が掛かる。
改造には彼女自身が作り出したナノマシン技術が応用されており、人並み以上の耐久力を持ち、老化現象も起こらない。
アポカリプス・ナイツの機体に耐えるための身体であるため、魔力負担や打たれ強さにもある程度補正が掛かる。
- 生命工学
学会から一目置かれた程の生物研究者。
人間を金属融合生命体へと変質させるナノマシン「ペイルホース」を開発した。
人間を金属融合生命体へと変質させるナノマシン「ペイルホース」を開発した。
【人物背景】
人類の肉体を、病気にも耐えられる様強くする研究をしていた若き女性研究者。
元は異民の子だったが、弟のジョセフが産まれる前に奉公に出されていた。
その後、医学生のマドワルド・ザーギンとも知り合い良き友人(恋人?)となった。
しかし人体強化の研究において発明したナノマシン、その出資を行っていた組織ツヴェルフの目的は別にあった。
それを分かっていながらもサーシャは研究を続け、遂にナノマシン『ペイルホース』を完成させるが、直後に異民であるために現地の住民からリンチを受ける。
それに嘆き悲しんだザーギンは世界に絶望してペイルホースを撒き散らし、結果的に彼女の発明は人を救う力を壊す力に変えてしまう事にも繋げてしまった。
瀕死の重傷を負ったサーシャはツヴェルフの実験によりサイボーグとなり、ペイルホースを処分するため、自身の罪を償うために戦うことを決意する。
ジョセフと再会する直前からの参戦。
元は異民の子だったが、弟のジョセフが産まれる前に奉公に出されていた。
その後、医学生のマドワルド・ザーギンとも知り合い良き友人(恋人?)となった。
しかし人体強化の研究において発明したナノマシン、その出資を行っていた組織ツヴェルフの目的は別にあった。
それを分かっていながらもサーシャは研究を続け、遂にナノマシン『ペイルホース』を完成させるが、直後に異民であるために現地の住民からリンチを受ける。
それに嘆き悲しんだザーギンは世界に絶望してペイルホースを撒き散らし、結果的に彼女の発明は人を救う力を壊す力に変えてしまう事にも繋げてしまった。
瀕死の重傷を負ったサーシャはツヴェルフの実験によりサイボーグとなり、ペイルホースを処分するため、自身の罪を償うために戦うことを決意する。
ジョセフと再会する直前からの参戦。
【聖杯にかける願い】
贖罪。
【方針】
聖杯は勝ち取る。その為にアサシンを通じて情報を収集する。
(ただし、人殺しに抵抗はあると思われる)
(ただし、人殺しに抵抗はあると思われる)
【ロール】
ドイツ出身の、生物工学の権威。
【令呪の位置】
左手の甲。模様は棘だらけの十字架。
【把握資料】
- アサシン(孔濤羅):
PCゲーム(R18版)、リメイク版(R15版)、またスニーカー文庫より小説版も刊行されています。
手っ取り早いのは小説版ですが、面白さで言えばリメイク版をオススメします。
手っ取り早いのは小説版ですが、面白さで言えばリメイク版をオススメします。
- サーシャ・ジョブスン:
TVアニメ全24話、初登場は13話から。
最低でも、彼女の苦悩が描かれている15話までの把握を推奨致します。
最低でも、彼女の苦悩が描かれている15話までの把握を推奨致します。