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  • 二次キャラ聖杯戦争OZ Re:visited | アウターゾーン聖杯
  • 黄昏に揺らめく

二次キャラ聖杯戦争OZ Re:visited

黄昏に揺らめく

最終更新:2024年02月25日 03:07

outerzone

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だれでも歓迎! 編集
「……………………」

 本日の授業の終わりとともに、終業のチャイムが鳴り響く。
 クラスメイト達は各々別れの挨拶を交わしながら、部活に向かったり下校したり。
 その少女もまた、自身に向けられた挨拶や、投げかけられた雑談に答えていく。
 話題は他愛のないものから、興味を惹かれるものまで様々だ。
 だがあまり同年代の人物と接したことのない少女にとって、そういった会話は、それ自体がとても新鮮なものだった。

 ……しかし雑談が終わり、クラスメイトが去って一人になると、少女は物鬱げに窓から外へと視線を向けた。
 窓の向こうに見える校庭では、部活に勤しむ学生たちの姿がうかがえる。
 その光景に感じたのは、寂寥感か、疎外感か。それは少女自身にもわからなかった。
 わかるのは、自分がこの世界にとって異物であり、そして異物を招いたのがこの世界自体だということだけだ。

 少女の名は、アリーシャ。
 この総合教育施設「アカデミー」に遊学中の、ディパン公国の第一王女/というロールを与えられたマスターの一人である。


(私は、なぜまだ生きていて、そしてここにいるのでしょう……)
 外の景色を茫洋と眺めながら、少女は一人そう思う。

 全てを終わらせ、消滅したはずだった。
 邪欲によって世界を歪め、神を超えた神にならんとした魔術師を倒すため、その身を捧げた代償。
 輪廻に従い転生を果たすならまだしも、今の自分を保ったまま生き延びる道理などないはずだった。
 だというのに、気がつけばこの世界に招かれ、訳も分からぬうちにマスターとして選ばれていたのだ。

 聖杯戦争。
 自分が元居た世界からは想像もつかない程の発展を遂げた街並みと、そこで生きるNPCたち。
 その中で、自分と同じマスターとサーヴァントたちを探し出し、聖杯を巡って争わなければならない。
 そんなものに、死んだはずの自分が参加している。
 ……まるで、悪い夢でも見ているような気分だった。


「あら、アリーシャ様。まだこちらにいらしたのですね」
「あ、ゼルダ様」

 不意にかけられた声。
 アリーシャがそちらへと振り返れば、そこには一人の女性。
 自分と同じく遊学中の、ハイラル王国の王女/という設定のNPCであるゼルダ姫がいた。
 同じ遊学中の王女ということで、何かと気にかけてくれているらしい。

「浮かない顔をされていましたが、何かあったのですか?」
「いえ、そういうわけではないのですが……」
(ただ、どうしたらいいのか、わからなくて……)

 魔術師レザード・ヴァレスとの戦いでは、恐怖はあっても迷いはなかった。
 なぜなら世界を守るという大義があったからだ。
 レザードを倒すことで守れるものがあったから身命を捧げることができた。
 だが、アリーシャには聖杯戦争に対する迷いがあった。

 この聖杯戦争は、自らの願いのために行われる戦いだ。
 マスターとして選ばれた以上、アリーシャにも願いはある。
 レザードを倒し世界を守るために断念した願い。想い人――ルーファスと共に生きる明日。
 もし願うことが許されるのなら、彼のもとへと帰り、共に未来を歩みたかった。
 ―――けれど。

(それは、レザードがやろうとしたことと何が違うの?)

 レザードは自らの異常な偏愛のもと、彼の世界の女神と一つになるために世界を歪め創造神に成り替わろうとした。
 そして聖杯戦争の勝者は、自らの『理』を以て世界を改変し、結果として己が願いを叶える。
 勝者次第で善悪の違いが生じるのかもしれないが、どちらも世界を意のままにしようとしていることに変わりはない。
 世界を守るために戦った自分が、自身の願いのために世界を変える意義――つまり聖杯戦争で戦う理由を、アリーシャには見つけられなかった。


「――やはり、ディパン公国のことが心配ですか?」
「っ………!」
 そこに差し込まれる、ゼルダ姫の声。
 その一言に、アリーシャは思わず息を呑んだ。

「公国は今、情勢がひどく不安定になっていると聞きます。
 アリーシャ様がこの街に遊学されたのも、それが理由だとか」
「それ、は……」

 アリーシャは、言葉が出なかった。
 思いもよらなかった一言に、煩悶していた思考が停止している。
 そんなこと、考えもしなかった。
 ……いや、それとも、無意識のうちに考えないようにしていたのか。
 けれど、ゼルダ姫の言葉で、気づいてしまったのだ。

(ああ、そうなのね……聖杯があれば、救えてしまうのね……。
 ディパンを………お父様と、お母様を…………)

 聖杯が願いを叶えるという、その意味に。


      - § -


「……………………」

 あれからアリーシャは、ゼルダ姫と別れ、現在住んでいる施設への帰路に就いていた。
 夕日に照らされた街並みは、実際にその通りを歩けば、アカデミーの教室から眺めた時とは違った姿を見せる。
 ……だがその光景は、今のアリーシャの目には、何一つとして映っていなかった。

 心ここにあらず。
 あの後、ゼルダ姫とどんな会話をして、どう別れたかも覚えていない。
 今彼女の心にあるのは、彼女の故郷であるディパン公国と、そして両親のことだ。
 設定としてだけ存在するこの世界のそれとは違う、アリーシャの世界にあった本物の、そして……すでに滅びた故郷のことだ。

「………………」

 アリーシャの世界のディパン公国は、戦乙女アーリィの手によって滅ぼされた。
 彼女の内に居たシルメリアを連れ戻すために、主神オーディンに利用されたのだ。
 もともと過去の悲劇から神々への不信を抱き、対抗するための研究をしていたことも拍車をかけた。
 結果として、国王であった父は処刑・斬首され、王妃であった母はその後を追って自決した。
 そしてアリーシャには、先に為さなければならないことがあったがゆえに、王位を継ぐことはできなかった。
 無論、アリーシャが王位を継いでいれば、ディパンを復興させることもできたかもしれない。
 だがアリーシャは、世界を守るために戦い、そして死んだ。
 つまり、世界最大の繁栄を見せたディパン公国は、その日に滅びたのだ。

 けれど――。

(聖杯があれば、ディパンを救える?
 お父様もお母様も蘇えらせることができて……いいえ、そもそも、あの出来事自体を、なかったことに出来る……?)

 それが事実だとすれば、きっと望まずにはいられない。
 父に軟禁された城から旅立った最初の理由。
 叶えることのできなかったその願いを、叶えられるかもしれないのだから、

 けれど―――。

(聖杯は、世界の『理』を書き換えて願いを叶える。
 世界を、手にした人の思う儘にする力がある……)

 それは、レザードの行おうとしたことと何が違うのか。
 それを防ぐために戦ってきたのに、その自分が、自分の願いのために世界を歪めるのか。
 そんな私を見た時、ルーファスはいったい何を思うのか。
 もし彼に嫌われてしまったらと思うと、私にはとても耐えられない。

 けれど――――。

(マスターは、私だけじゃない。
 聖杯を欲しがる人は、きっと間違いなくいる)

 もしオーディンやレザードのような人物が聖杯を手にしてしまえば、きっとためらわずに聖杯を使う。
 私と違って迷うことなどなく、自分の『理』で世界を塗り潰す。
 なら……彼らみたいな人に聖杯を使われてしまうくらいなら、いっそ自分で使った方がいいのではないか?

 ――――――けれど。
 けれど、けれど、けれど―――。

 答えは出ない。
 アリーシャの思考は、そんなふうに堂々巡りを繰り返す。
 そうして行きつくのは結局、

(こんな時、ルーファスならどうするの……?)
 なんていう、想い人に縋るような、そんな考えだ。

 けれど、ここにルーファスはいない。
 自分の半身ともいえるシルメリアも、彼女と共に在ったエインフェリアさえいない。
 元の世界でアリーシャが頼りとした者は、ここには誰一人としていないのだ。
 故に、今のアリーシャが頼れるものはただ“一つ”。

「あなたたちは、どう思いますか? ―――“ワルキューレ”」

 マスターとして自身が召喚した存在、サーヴァントしかいなかった。

「聖杯は……『理』を書き換えて願いを叶えることは、正しいものだと思いますか?」
『……その質問は、おそらく意味がありません』
 アリーシャの“内”から響いた声は、彼女の質問にそう答える。

「意味が、ない……?」
『はい。すでに説明された通り、聖杯は勝者となった人物の『理』に従って願いを叶えます。
 言い換えれば、それがどれだけ強い願いだったとしても、その『理』と矛盾した願いは叶えられません』

 つまり、勝者が『死者蘇生』を願ったとしても、その人物の『理』が『死者蘇生』という事象そのものを否定するのなら、どうあっても願いはかなえられず、死者は蘇えらないということだ。

「で、でも、それだと――」
『だからこその聖杯戦争です。その願いは、『理』の矛盾を覆す程に強いものなのか。そのことを聖杯は、敵マスターを倒す以上に問いかけているのです。
 故にもし、勝者が自らの矛盾を覆せないままに聖杯に至ったのであれば、聖杯は暴走し、この聖杯戦争は勝者なしと見做されるでしょう』
「………………」

 そうなった時、この仮想世界がどうなるかはわからない。
 暴走に巻き込まれ諸共に消滅するのか、あるいは、何事もなかったかのように聖杯戦争がやり直されるのか。
 少なくとも、その時のマスターたちは無事では済まないだろう。

『それにテクスチャ――『理』テクスチャの書き換え自体、あたしたちの世界だとそう珍しいものじゃないしね』
「『理』の書き換えが、珍しくない?」
『うん、そう。と言っても、もちろん滅多に起こることじゃないけどね』
 内から響く、先ほどとは違う二人目の声。

『あたしたちの世界では、神々が自らの力として世界の法則――『理』を定めていたの。
 でも、それもかつての話。
 時代が進むにつれて、人間は神々が定めた『理』を解明し、物理法則と名付けて利用していった。同時に神々は『理』(その力)を失っていった。
 当然だよね。どんな力だって無限じゃない。人間が物『理』法則を見つけて使うたびに、神々が使える『理』(力)は減っていくんだから。
 最終的に、世界の『理』はそのほとんどが物理法則置き換わっていって、その法則から外れた神々は世界にいられなくなった。
 マスターにわかりやすく言えば、神々でさえ行き来できないほどに、ミッドガルドとヴァルハラが遠くなったって感じかな。
 そうして神々が人間を支配していた時代は、神代と呼ばれる過去になった。
 つまり、神々の定めていた『理』が、人間の定めた『理』に上書きされたってわけ』
 だから、『理』が上書きされることにも、特別思うことはないと二人目のワルキューレは語る。

 アリーシャにとってそれは、思ってもみない話だった。
 神々を直接打ち倒すのではなく、その力を理解し自分たちの物にすることで、『理』を奪い神々と決別したのだ。
 ミッドガルドを救うためには、オーディンを倒すしかないと思っていた自分たちとは全然違う。
 それだけ神々と人間が近かった、ということなのだろうが、力に頼らないやり方もあったのかと驚いた。
 もちろん自分たちと彼女たちでは世界そのものが違うし、神々と決別するまでにどれだけの時間と犠牲が必要かもわからない。
 だから、どちらが正しい方法だったのか、と決めることはできないのだけれど。

 そう、どちらが正しいかなど決められない。
 故に。

『マスターが考えるべきは、その願いがどれだけ強いものなのか。
 『理』を書き換えることの是非ではなく、『理』を書き換えてでも叶えたい願いなのかかどうか、です』
 三人目のワルキューレがそう告げる。

 ――その願いが、『理』を書き換えてでも叶えたいものなのか。
 自らの『理』を曲げてでも、あなたはそれを望むのか。

 その意味で言うのならレザードの願い(欲望)は確かに“強い”ものだった。それこそ、世界を歪めてしまうほどに。

(なら、わたしは……?)
 あの戦いの時、レザードの願いを上回るほどの強い“何か”を、私は持っていたのだろうか。
 私はいったい何のために、ミッドガルドを救おうと戦ったのだったか。
 ディパンのような悲劇を繰り返させないため? もちろんその通りだ。
 けどそれは大義であり、前提の話だ。彼の欲望が悲劇を齎すから戦った、というだけのこと。

 ならば、悲劇さえ起きないのなら、私は彼の行いを許容したの?
 悲劇さえ起きないのなら、世界を……『理』を好きに変えてもいいというの?

 聖杯……担い手の望みを叶える願望器……。
 『理』を書き換えることで、望んだ未来を齎すもの……。
 なら……私が望んだ未来って……なに……?

「………あなたたちには、何か願いがあるのですか?」
 アリーシャは自身のサーヴァントへと問いかける。
『ワルキューレとしては、ありません』
 サーヴァントは自身のマスターへと答える。

『確かに私たちにとっても、聖杯の存在は大変興味深いものです』
『けどそれは、聖杯を巡る戦いで新たな勇士が発生しやすくなるからなんだ』
『つまり、勇士さえ発生するのなら、聖杯そのものには興味がない、と言い換えることもできるでしょう』

 それは、つまり。
 聖杯戦争において望むものが、“聖杯”ではなく、“戦争”であるということに他ならない。

 なるほど、戦乙女。
 彼女たちの真名であるワルキューレと、アリーシャの世界のヴァルキリーは、同じ言葉の言い換えに過ぎない。
 勇士というものも、アリーシャにとってのエインフェリアと同じ意味の言葉だ。
 たとえ世界が違っても、彼女たちは本質的同じ存在なのだ。
 けど、だというのなら……。

「あなたたちは死神とどこが違うの?」
 エインフェリアを集めやすくするためにミッドガルドに戦乱を齎した、私たちの世界の主神オーディンと何が違うのか。
 そう思わず口にして、すぐに自分で否定する。
「……ごめんなさい。あなたたちは、何も悪くないのに」
 彼女たちはヴァルキリー……シルメリアと同じ存在だ。オーディンとは違う。
 シルメリアたちヴァルキリーがそうだったように、ただ自分の役目を果たしているにすぎないのだ。

『こちらこそ申し訳ありません、マスター。
 マスターの世界における大神オーディンが、人間にとって酷く横暴な神であったと聞いていましたのに』
『私たちにとって勇士を探すことは本能みたいなものだから、どうしてもね』
『それに、ワルキューレとしてではなく、私たち個人としての願いも、ないわけではありません』
「あなたたち個人の願い?」
『はい。
 ……マスター。もし、正しい歴史を歩んだ世界と、それとはまったく異なる歴史を歩んだ世界の二つがあったとして、そのどちらか一方しか残れないとしたら、マスターはどうしますか?』
「それは……」
 いったいどういう意味なのか。

『マスターが魔術師レザードのせいで歪んだ世界から来たみたいに、あたちも本来の歴史からは外れた存在だってこと』
『とは言っても、サーヴァントとして召喚されるにあたり調律されていますので、命令の実行に支障はありませんが』
「そう……あなたたちに問題がないのならいいけれど……」
 アリーシャはそう曖昧に頷く。

 異なる歴史、二つの世界。
 きっと彼女たちにも、彼女たちの事情があるのだ。
 それが何なのかは、まだわからないけど。

『いずれにせよ、マスター。私たちはマスターの命令に従って戦います。
 確かに私たちは、マスターの能力によって大きなアドバンテージを得ています』
『マテリアライズ能力による、一つの霊基からの三騎同時召喚と、半受肉による魔力消費の軽減。
 召喚の方はあたしたちが本質的には同じ存在だからなんだろうけど……』
『ですが、もしマスターの命令に迷いがあれば、私たちの行動にも迷いが生じます。
 そして迷いは戦いにおいて、大きなディスアドバンテージとなります。
 もし聖杯戦争を戦うのであれば、そのことを忘れないでください』

「それは、わかっています」
 あれほどの戦いを経験したのだ。
 迷いがあっては、勝てる戦いも勝てなくなることくらい、理解している。
 それでも。

 視線を上げ、仮初の世界を見渡す。
 街は夕日によって茜色に染まり、黄昏の空は燃えるように紅く揺らめいている。
 ……ヴァルキリーの次女、レナスの言葉を思い出す。

 “―――時の流れは絶えず揺らいでいる。
 未来が変化する事に異存はないが、一人の人間に歪められる道理はない”

 私が未来を望むことは、一人の人間によって、『理』が歪められる、ということではないのか?

「ルーファス……あなたに、会いたい……」
 アリーシャは、左手の指にはめられた指輪を見つめ、そう呟く。

 それは、彼女にとっての幸運のお守り。
 けれど幸運は訪れず、心の迷いは、いまだに晴れそうになかった。


【サーヴァント】
【CLASS】
ランサー

【真名】
ワルキューレ@Fate/Grand Order

【出典】
Fate/Grand Order

【性別】
女性

【ステータス】
筋力B 耐久B 敏捷B 魔力A+ 幸運E 宝具B

【属性】
秩序・善

【クラス別能力】
対魔力:B
詠唱が三節以下のものを無効化する。
大魔術・儀礼呪法などを以ってしても、傷つけるのは難しい。

【保有スキル】
神性:A
北欧神話の大神オーディンの娘であるワルキューレは半神とも呼べる存在であり、きわめて高い神霊適性を有している。
しかし恋に落ちる、自身の存在や行為に疑問を抱く、等の強い感情を得てしまうとこのスキルは1ランクずつ低下し、Eランクにまで落ちた時点で在り方が完全に変化(人間に近い性質に)してしまう。

原初のルーン
北欧の魔術刻印であるルーン(大神のオリジナル)を有している。
ワルキューレはこのスキルによって、ランサークラスでありながら様々な戦闘補助の魔術を行使する。
攻撃魔術の行使も可能だが、戦いの勲は魔術ではなく肉体と武器によるものという考えから、あまり使用しない。

運命の機織り:B
『ニャールのサガ』に曰く、ときにワルキューレたちは恐るべき機織り機を操るという。
織られた布を引き裂くことで、彼女たちは戦場の勝敗を決めた。
詳細不明。このロワにおいては、戦場において有利な状態・状況を発生させる効果として現れる。

【宝具】
『偽・大神宣言(グングニル)』
ランク:B 種別:対軍宝具 レンジ:5~40 最大補足:20人
大神オーディンから授かった武具。大神宣言(グングニル)の劣化複製版。
真名開放して投擲すれば必中機能が発動するが、FGOでは基本的に真名開放は行われず、通常武器として使用される。

『終末幻想・少女降臨(ラグナロク・リーヴスラシル)』
ランク:B 種別:対軍宝具 レンジ:0~40 最大補足:100人
完全に同期した自分たち───
複数のワルキューレたちが一堂に集い、ヴァルハラへと至る勇者の魂を導くための機能のすべてをより合わせ、手にした宝具『偽・大神宣言』を一斉に投げつける。
対象に槍の投擲ダメージを与えると同時に、効果範囲に一種の結界を展開。あらゆる清浄な魂を慈しみ、同時に、正しき生命ならざる存在を否定する。
サーヴァントや使い魔といった存在や、術式、幻想種、吸血種、等々の魔術や魔力に類する存在を退散させる空間を作り出すのである(抵抗判定に失敗した個体を退散させる)。

『白鳥礼装(スヴァンフヴィート)』
ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:‐ 最大補足:自身
大神オーディンから授かった白鳥の衣。
これを纏うことでワルキューレは飛行能力を有し、高速機動を可能とする。天馬に騎乗していない状態ではこの宝具に機動性の大半を依存していると言っても過言ではない。
しかし、この宝具の真価は飛行能力ではない。
北欧神話の最高存在である大神オーディンによる加護こそがこの宝具の真の効果であり、これによりワルキューレの精神と肉体には絶対性が保たれる。
精神に影響を与える魔術や能力の類をシャットアウトし、肉体はBランク以下の物理攻撃を弾き、カロリーを大量に摂取しても体型は変化しない。

【weapon】
「偽・大神宣言(グングニル)」
光で形成されたかのような投槍。姉妹それぞれで穂先の形状が異なる。

「神鉄の盾」
オーディンから賜った金色のラウンドシールド。

【人物背景】
鎧に身を包んだ戦乙女。
大神オーディンの娘たち。
数多の戦場の空を覆い、戦死した勇者を選定し、ヴァルハラへとその魂を連れていく、ワルキューレたちの個体にして総体。

アリーシャに召喚されたのは、『スルーズ』『ヒルド』『オルトリンデ』の三騎。
ただし、彼女たちは本質的に同質の存在であり、真名はいずれも『ワルキューレ』となる。
つまり、異なる三騎のサーヴァントが召喚されたのではなく、一騎のサーヴァントの異なる側面が三つ同時に召喚された形となる。
そのため彼女たちは一つの霊基を共有しており、三人で一騎のサーヴァントという扱いとなる。
これはFGOにおける、「霊基再臨ごとに別個体のワルキューレが代替召喚される」という特殊性が、マスターであるアリーシャの能力・特殊性に合わせて調整されたもの。

三人同時の実体化は魔力消費などに無理が出るため、通常であれば戦闘時には行われず、戦闘は一人で行われる。
しかし今回の召喚においては、実体化をマスターのマテリアライズ能力によって行うことでその負担を軽減し、三人同時での戦闘を可能としている。
ただしそれは、実体化の意思をマスターに委ねるということでもあるため、マスターが先頭不能となった状態でのマテリアライズによる実体化の実行・維持は不可能となる(通常の実体化は可能)。


今回召喚されたのは、FGOの主人公が召喚する「汎人類史のワルキューレ」ではなく、大二部二章にて登場した三人の記憶・記録を有する「異聞帯のワルキューレ」。
これはマスターであるアリーシャが、魔術師レザードによって歪められた歴史の人物であることに由来する。

【サーヴァントとしての願い】
“ワルキューレとしては、”聖杯そのものではなく、それを巡る戦いによって現れる(あるいは生まれる)であろう勇士に興味がある。
ただし、個人としては……。

【方針】
マスターの命令に従う。

【把握作品】
ゲーム「Fate/Grand Order」をご参照ください。


【マスター】
アリーシャ@ヴァルキリープロファイル2 -シルメリア-

【出典】
ヴァルキリープロファイル2 -シルメリア-

【性別】
女性

【能力・技能】
片手剣による剣技と一部の魔法、戦乙女ヴァルキリー(シルメリア・ヴァルキュリア)に由来する能力を行使可能。

○光子
聖なる光を放ち、命中した対象を一時的に封印する。
ただし封印はごく短時間だけであり、また対象及びその状態によっては封印が出来ないこともある。
光子は地形に当たると反射し、また封印中の対象に中てることで互いの位置を入れ替えることも可能。

○マテリアライズ
遺物を媒体に、自身のうちに存在するエインフェリアにDME(ディバイン・マテリアライズ・エナジー)を与え実体化させる。
ヴァルキリーが倒れればDMEの供給も途切れるため、他のエインフェリアたちも実体が維持できなくなってしまう。
この聖杯戦争におけるアリーシャの場合、セイントグラフを媒体にしてワルキューレたちを実体化させている。

○ニーベルン・ヴァレスティ
奥義。自身の戦乙女としての力を最大発揮し、ヴァルキリーの神技を再現する。
疑似再現版と完全再現版の二種類あり、完全再現版には三つの段階が存在する。

疑似再現版では剣技によって敵を打ち上げたのち、光子によって敵を封印・互いを入れ替え、高高度からの一撃を叩き込む。

完全再現版では同じく剣技て敵を打ち上げた後、マテリアライズによって生成した槍で敵を貫く。
第一段階では三本の槍で串刺しにし、第二段階では更に全力の槍投げによる追撃が加わり、第三段階では聖なる力の爆発による止めが加わる。

さらにこれらを超えた神技も存在するが、現在のアリーシャには使用不可能。

【weapon】
「クレストエストック」
刺突攻撃に特化した細身の刀剣。ディパン王族の紋章が刻まれている。

「アリーシャのローブ」
アリーシャが身に着けているローブ。高価な素材で編まれている。

「ルーファスの指輪」
アリーシャの指にはめられたぶかぶかの指輪。彼女にとっての幸運のお守り。

【人物背景】
ミッドガルドの北方に位置するディパン公国の第一王女。
その身にはヴァルキリーであるシルメリアの魂までも宿っており、二つの人格を持って生きる運命を強いられた。
更にシルメリア由来の特異な能力を発動させるようになったため、父王バルバロッサにより死んだものとされ、物語開始まで、遠方の地で軟禁に近い生活を送っていた。

物語の中盤、神々によって故国ディパンが滅ぼされ、常に共にあったシルメリアとも引き裂かれ、心が折れそうになりながらも、ディパンのような悲劇を二度と繰り返してはいけないという想いから、ミッドガルドを救おうと決意する。

そして終盤、自身が偏愛するヴァルキリーの次女レナスを支配するために世界を歪め、新たな創造神とならんとした魔術師レザードを倒すため、ヴァルキリー三姉妹の魂と融合し、『真なるヴァルキリー』となってこれを倒した。
運命の三女神と融合した影響により、その人格は最早アリーシャとは異なるものとなっており、また体型も変化している。
さらに三つもの神の魂との融合は人間の肉体に耐えられるものではなく、レザードを倒した後、ヴァルキリーとなったアリーシャは消滅した。

【マスターとしての願い】
ルーファスと再開し、故国であるディパンを復興させたい。でも……。

【方針】
不明。『理』を書き換えて願いを叶えるという行為そのものに対して迷っている。

【ロール】
総合教育「アカデミー」に遊学中のディパン公国の第一王女。

【令呪の形・位置】
(筆者注:書かなくても大丈夫です)

【把握作品】
ゲーム「ヴァルキリープロファイル2 -シルメリア-」をご参照ください。

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