人間交差点 ◆NXWWzEezZM
荒井紀香は迷子になっていた。
自分がどこを歩いているのか、自分がどの方角へと向かっているのか。
そんな事は知らない、本人が知らないのだから当然他の誰にも分からない。
二朱公人を捕まえる、ただそれだけのために歩いていた紀香だったが迷子になっていた。
彼女の悪運の強さからして、迷子になろうが視界が霧で覆われようが、最終的には上手いこと目的を果たしていそうなものだが、今回ばかりはそうはいかなかったようで。
つまりは、彼女は今、二朱達の行く先とは正反対の方向に進んでいた。
自分がどこを歩いているのか、自分がどの方角へと向かっているのか。
そんな事は知らない、本人が知らないのだから当然他の誰にも分からない。
二朱公人を捕まえる、ただそれだけのために歩いていた紀香だったが迷子になっていた。
彼女の悪運の強さからして、迷子になろうが視界が霧で覆われようが、最終的には上手いこと目的を果たしていそうなものだが、今回ばかりはそうはいかなかったようで。
つまりは、彼女は今、二朱達の行く先とは正反対の方向に進んでいた。
「ふふふ~ん、これだけ歩いたのにまだ二朱君に会わないです。
さてはあの女に崖から突き落とされたかもです。
ぬけがけは絶対に許さないです、もしそうなら二朱君の仇をとるしかないです」
さてはあの女に崖から突き落とされたかもです。
ぬけがけは絶対に許さないです、もしそうなら二朱君の仇をとるしかないです」
そんな斜め遥か上まで飛躍した発想を彼女は展開させる。
そもそも、この周辺に崖などは存在しない。
会わない会わないと嘆く彼女だが、そもそも彼女は今どこを歩いているのか。
少し時間を遡ってみよう。
そもそも、この周辺に崖などは存在しない。
会わない会わないと嘆く彼女だが、そもそも彼女は今どこを歩いているのか。
少し時間を遡ってみよう。
◆ ◆ ◆
イタチによる謎の大爆発に巻き込まれ、火の玉のようになりながら上空を飛んでいった紀香。
その途中で二朱を見つけたまでは良かったが、そのまま紀香はさらに遠くまで吹っ飛んでいく。
二朱達が居たところを大きく通り過ぎて、ようやく着地したのがエリアD-5の南東部。
そこから直感で南西の方向に進んできたつもりだったが、いつの間にやら彼女は真南の方角へと歩を進めていた。
その途中で二朱を見つけたまでは良かったが、そのまま紀香はさらに遠くまで吹っ飛んでいく。
二朱達が居たところを大きく通り過ぎて、ようやく着地したのがエリアD-5の南東部。
そこから直感で南西の方向に進んできたつもりだったが、いつの間にやら彼女は真南の方角へと歩を進めていた。
それにしてもこのイタチ飛ばしすぎである、そう思う者も居るだろう。
紀香が目にしたメイド、夏目准が連れてこられた時代のイタチの人形だったなら、ここまでの力は無かったかもしれない。
しかしこのイタチはそれ以前の年代から持ってこられたらしく、小規模な超常現象の一つや二つは軽くおこしてしまう程の力を持っていたようであった。
紀香が目にしたメイド、夏目准が連れてこられた時代のイタチの人形だったなら、ここまでの力は無かったかもしれない。
しかしこのイタチはそれ以前の年代から持ってこられたらしく、小規模な超常現象の一つや二つは軽くおこしてしまう程の力を持っていたようであった。
閑話休題。
そんなこんなでエリア一つ分くらいの距離を丸々吹っ飛ばされた紀香だったが、その移動の壮絶さに対して本人の身体へのダメージはそこまで深刻ではないようである。
着陸して少しの間は戸惑っていたが、すぐに目的を思い出して二朱が居たとおぼしき方向へと歩き出す。
目標はおおまかに見積もって北西の方角、ここまでは良かったのだが、歩いている途中で段々と西よりへと傾いていき、何時の間にやらエリアC-5の森の中を邁進していた。
そんなこんなでエリア一つ分くらいの距離を丸々吹っ飛ばされた紀香だったが、その移動の壮絶さに対して本人の身体へのダメージはそこまで深刻ではないようである。
着陸して少しの間は戸惑っていたが、すぐに目的を思い出して二朱が居たとおぼしき方向へと歩き出す。
目標はおおまかに見積もって北西の方角、ここまでは良かったのだが、歩いている途中で段々と西よりへと傾いていき、何時の間にやらエリアC-5の森の中を邁進していた。
◆ ◆ ◆
と、紀香が今も前進を続けている経緯にはこんな流れが背景にあった。
一度夢中になった彼女はそう簡単には止まらない、挫けない。
定時放送? なんですかそれおいしいですか?
愛しのダーリンが腹黒メイドをときめかせている間にも、彼女はまた一歩進んでいく。
雲行き怪しい三角関係の行方は、如何に───?
一度夢中になった彼女はそう簡単には止まらない、挫けない。
定時放送? なんですかそれおいしいですか?
愛しのダーリンが腹黒メイドをときめかせている間にも、彼女はまた一歩進んでいく。
雲行き怪しい三角関係の行方は、如何に───?
【C-5/森/1日目/朝】
【荒井紀香@パワプロクンポケット2】
[状態]:全身のところどころに軽い火傷、体力消耗(小)
[装備]:なし
[参戦時期]:紀香ルート・2年目クリスマス
[道具]:支給品一式、呪いの人形、ランダム支給品0~1個
[思考]
基本:二朱くんに会う
1 二朱君の見えた方向(西)に進む
2 二朱君との愛の営みを邪魔するひとは容赦しないです
3 あの女(夏目准)が二朱君を手にかけていたら仇をとる
【荒井紀香@パワプロクンポケット2】
[状態]:全身のところどころに軽い火傷、体力消耗(小)
[装備]:なし
[参戦時期]:紀香ルート・2年目クリスマス
[道具]:支給品一式、呪いの人形、ランダム支給品0~1個
[思考]
基本:二朱くんに会う
1 二朱君の見えた方向(西)に進む
2 二朱君との愛の営みを邪魔するひとは容赦しないです
3 あの女(夏目准)が二朱君を手にかけていたら仇をとる
さて、知らぬ間に敵を増やしていた准と二朱は、さらを追って東へと進んでいた。
二人は気を紛らわせるために世間話に花を咲かせていたが、バトルロワイアルの主催、亀田の部下による定時放送が始まると空気が変わる。
禁止エリアの発表、そして、これまでの6時間で命を失った者達の公表。
それは、この場が殺し合いの場であることを再認識させるには十分過ぎた。
たったの6時間で18人もの人間が死んでいるのだ、これを異常と呼ばずして何と呼べばいいだろう。
准は平静を装って禁止エリアについてメモを取っている。
二朱は神妙な顔つきで放送に聞き入っている。
全ての放送が終わると、准はデイパックから名簿を取り出す。
それに見入っていたかと思えば、しばらくすると今後は名簿にチェックを入れている。
放送が始まってからの間、ここまで二人は沈黙を続けていたが、頃合いを計って二朱は准に話をかける。
二人は気を紛らわせるために世間話に花を咲かせていたが、バトルロワイアルの主催、亀田の部下による定時放送が始まると空気が変わる。
禁止エリアの発表、そして、これまでの6時間で命を失った者達の公表。
それは、この場が殺し合いの場であることを再認識させるには十分過ぎた。
たったの6時間で18人もの人間が死んでいるのだ、これを異常と呼ばずして何と呼べばいいだろう。
准は平静を装って禁止エリアについてメモを取っている。
二朱は神妙な顔つきで放送に聞き入っている。
全ての放送が終わると、准はデイパックから名簿を取り出す。
それに見入っていたかと思えば、しばらくすると今後は名簿にチェックを入れている。
放送が始まってからの間、ここまで二人は沈黙を続けていたが、頃合いを計って二朱は准に話をかける。
「准ちゃん、今は何をしているんだい?」
「名簿の中の、亡くなった方の名前に印をつけておこうかなって」
「……さっきの彼の他に知り合いは居なかったかい?」
「うん。私の知り合いはみんなそんなにやわじゃないから」
「そうか、良かった」
「名簿の中の、亡くなった方の名前に印をつけておこうかなって」
「……さっきの彼の他に知り合いは居なかったかい?」
「うん。私の知り合いはみんなそんなにやわじゃないから」
「そうか、良かった」
嘘だ、少なくとも准の知っている人物が二人放送で呼ばれている。
さっきの彼というのは先程目撃してしまったピエロである。
もう一人は、ジャジメントスーパー支店長の太田である。
しかし親しくないどころか寧ろ敵対関係にあるので、死んでしまった事は悲しいがそれほど引きずる事ではない。
何故嘘をついたのかというと、単純にそこまで気が回っていなかった、ただそれだけの理由だった。
さっきの彼というのは先程目撃してしまったピエロである。
もう一人は、ジャジメントスーパー支店長の太田である。
しかし親しくないどころか寧ろ敵対関係にあるので、死んでしまった事は悲しいがそれほど引きずる事ではない。
何故嘘をついたのかというと、単純にそこまで気が回っていなかった、ただそれだけの理由だった。
「ところで准ちゃん、一回放送を聞いただけで全員の名前を覚えていたのか?」
「うん、これくらい喫茶店で注文をとるのと同じ要領でやれば朝飯前です」
「へぇ、凄いもんだな」
「もっと褒めてくれたっていいんですよ?」
「ああ、本当に感心するよ。大したもんだ」
「二朱さん本当にそう思ってる~?
ま、いいや。メモも終わったしそろそろ行きましょうか」
「ああ、早く彼女を助けてあげないとな」
「うん、これくらい喫茶店で注文をとるのと同じ要領でやれば朝飯前です」
「へぇ、凄いもんだな」
「もっと褒めてくれたっていいんですよ?」
「ああ、本当に感心するよ。大したもんだ」
「二朱さん本当にそう思ってる~?
ま、いいや。メモも終わったしそろそろ行きましょうか」
「ああ、早く彼女を助けてあげないとな」
(維織さんが来てなくて、本当に、良かった……)
◆ ◆ ◆
ところ変わってまたあるところ。
男と女と何ともいえないものという奇妙な集団もまた、目的に向かって歩を進めていた。
少し歩いたところで、空から得体の知れない声が聞こえだす。
男と女と何ともいえないものという奇妙な集団もまた、目的に向かって歩を進めていた。
少し歩いたところで、空から得体の知れない声が聞こえだす。
「おい、ほるひすとやら、歩く速度を落としてくれ。
亀田の言っていた事が正しければ、これから聞こえるであろう放送を聞き逃すわけにはいかない。
私がメモを取るから、お前は周りに警戒だけしていてくれればいい」
「わかったよ」
亀田の言っていた事が正しければ、これから聞こえるであろう放送を聞き逃すわけにはいかない。
私がメモを取るから、お前は周りに警戒だけしていてくれればいい」
「わかったよ」
指示を出したのは神条紫杏、応えたのはほるひす。
そのほるひすに東が担がれる格好となっている。
そのほるひすに東が担がれる格好となっている。
───我輩の名前はチバヤシ、チバヤシ公爵であ~る!
勘のいいものは気づいたかも知れんが───
勘のいいものは気づいたかも知れんが───
やがて始まる放送、禁止エリア、死亡者と相次いで告げられる重要事項を、神条は正確かつ迅速にメモに残していく。
途中で字が雑になったりしたものの、なんとか禁止エリアと死者全員の名前を記録することに成功する。
その後、名簿が配布されたことを確認すると、メモに残した名前と名簿のそれを照らし合わす。
彼女の知り合いの名前もいくつかある、その中で死亡した者もいた。
途中で字が雑になったりしたものの、なんとか禁止エリアと死者全員の名前を記録することに成功する。
その後、名簿が配布されたことを確認すると、メモに残した名前と名簿のそれを照らし合わす。
彼女の知り合いの名前もいくつかある、その中で死亡した者もいた。
(野球部の中心選手が命を落とすとは、惜しい事になったものだ。
だが仕方が無い、ここは油断を晒せばそれが文字通り命取りになる世界。
開始早々に命を落とす者というのはそういう者、あるいはツイていなかった者。
そういう人間は早かれ遅かれいずれ命を落とすだろう。
まあ、かという私もまだまだ甘いものだがな)
だが仕方が無い、ここは油断を晒せばそれが文字通り命取りになる世界。
開始早々に命を落とす者というのはそういう者、あるいはツイていなかった者。
そういう人間は早かれ遅かれいずれ命を落とすだろう。
まあ、かという私もまだまだ甘いものだがな)
彼女が歩きながらそんな事を思案していると、ふと何かにぶつかる。
どうやらそれはほるひすの身体のようである、妙に冷たくてあまり気持のよいものではない。
そして、そのほるひすの眼前には、
どうやらそれはほるひすの身体のようである、妙に冷たくてあまり気持のよいものではない。
そして、そのほるひすの眼前には、
「どいてもらえませんか? いや、どいて下さい」
ほるひすや東と甲子を引き裂く要因となり、神条と同じ高校に通う、芳槻さらの姿がそこにはあった。
◇ ◇ ◇
「どうする? ねえどうする?」
ほるひすは神条に問いかける。
ほるひすは神条に問いかける。
「生憎銃を持った相手に刃向かうなどという危険を犯すつもりはない。
どいて欲しいと言うのならどいてやれ」
「おっけー」
どいて欲しいと言うのならどいてやれ」
「おっけー」
さらと対峙していたほるひすがあっさりとさらの正面から居なくなり、さらの目の前から障害物がなくなる。
さらは軽く舌打ちをしながら、空けられた道を通り過ぎていく。
ほるひすは動かない、神条に至っては振り返ろうともしない。
ただそれだけの事でさらの精神は刺激され、さらの心の中のスイッチが後押しされてしまう。
さらは軽く舌打ちをしながら、空けられた道を通り過ぎていく。
ほるひすは動かない、神条に至っては振り返ろうともしない。
ただそれだけの事でさらの精神は刺激され、さらの心の中のスイッチが後押しされてしまう。
ズガガガガガガガッ───
「芳槻さん──ッ!」
その銃声に一番に反応したのは、ほるひすに担がれている東だった。
彼はほるひすの腕の中から抜け出してさらの下に向かおうとしたが、重傷を負っている上にほるひすが予想以上にガッシリと東を抱えていたために、ほるひすから離れることすらままならない。
彼はほるひすの腕の中から抜け出してさらの下に向かおうとしたが、重傷を負っている上にほるひすが予想以上にガッシリと東を抱えていたために、ほるひすから離れることすらままならない。
「止めろ東、じっとしていろ!」
そんな東を制しようとする神条、ほるひすは無言で東を抱えたままである。
その間に、さらは機関銃を持って走り去っていく。
東は追う事を諦める、神条はさらをただ見つめているのみ。
結果として、さらを追う者は誰一人として居ない。
それでも、それでもさらは逃げるように駆けて行く。
その間に、さらは機関銃を持って走り去っていく。
東は追う事を諦める、神条はさらをただ見つめているのみ。
結果として、さらを追う者は誰一人として居ない。
それでも、それでもさらは逃げるように駆けて行く。
◆ ◆ ◆
同じ高校に通う自治会長の神条紫杏。
彼女は、私の事などまるで関心が無いかのように見えた。
いや、実際彼女は私には関心など無いのだろう、私なんて信用に値しないと考えているに違いない。
東さんだってそうだろう、私が甲子君と一緒に居ない事で、私が甲子君を殺したと思っているに違いない。
当然だ、私なんて暗くて可愛げも無い危険な女だ。
神条さん、東さん、誰も私に障ろうとしなかった、関わろうとしなかった。
別にいい、一人で居るのには慣れている。
慣れている、そう、慣れている───はずなのにっ。
ちっぽけな自分が孤独の恐怖に押し潰されそうなのが感じられる。
彼女は、私の事などまるで関心が無いかのように見えた。
いや、実際彼女は私には関心など無いのだろう、私なんて信用に値しないと考えているに違いない。
東さんだってそうだろう、私が甲子君と一緒に居ない事で、私が甲子君を殺したと思っているに違いない。
当然だ、私なんて暗くて可愛げも無い危険な女だ。
神条さん、東さん、誰も私に障ろうとしなかった、関わろうとしなかった。
別にいい、一人で居るのには慣れている。
慣れている、そう、慣れている───はずなのにっ。
ちっぽけな自分が孤独の恐怖に押し潰されそうなのが感じられる。
会いたい、お父さんに、十波君に───
帰りたい、元の世界に───
帰りたい、元の世界に───
でもどうやって? 脱出? そんなの私一人じゃ出来っこない。
じゃあ、皆を殺して───? 十波君はどうするの?
どうして今私は泣いているんだろう?
これが『絶望』なのかな?
十波君と帰りたいのに、二人の参加者が優勝者にはなれない。
ああ、私にはどうにも出来ないのかな?
自分の無力さが心底恨めしい。
もう考えるのも疲れてしまった、早く学校に行って少し休もう。
今は何も考えたくない。
危ないと思ったら殺す、怪しいと思ったら殺す。
誰が私を責められるだろうか、元よりここは殺し合いの場。
こうすることが自然で、『普通』なんだ。
じゃあ、皆を殺して───? 十波君はどうするの?
どうして今私は泣いているんだろう?
これが『絶望』なのかな?
十波君と帰りたいのに、二人の参加者が優勝者にはなれない。
ああ、私にはどうにも出来ないのかな?
自分の無力さが心底恨めしい。
もう考えるのも疲れてしまった、早く学校に行って少し休もう。
今は何も考えたくない。
危ないと思ったら殺す、怪しいと思ったら殺す。
誰が私を責められるだろうか、元よりここは殺し合いの場。
こうすることが自然で、『普通』なんだ。
それが普通の、ごく普通の女の子が出した結論だった。
【E-3/林/一日目/朝】
【芳槻さら@パワプロクンポケット10】
[状態]:左頬・右目周辺に痣、顔面を中心に激痛、足に痛み(中)、精神的疲労(大)、肉体的疲労(大)、所々に擦り傷
[装備]:機関銃(残弾中程度)
[道具]:支給品一式、サイボーグ同盟お手製時限爆弾、スペツナズ・ナイフ
[思考・状況]
1:……疲れた。
2:学校へと向かう。
3:……二人は、どう思うだろうか?
4:十波君のことは信じられる?
【芳槻さら@パワプロクンポケット10】
[状態]:左頬・右目周辺に痣、顔面を中心に激痛、足に痛み(中)、精神的疲労(大)、肉体的疲労(大)、所々に擦り傷
[装備]:機関銃(残弾中程度)
[道具]:支給品一式、サイボーグ同盟お手製時限爆弾、スペツナズ・ナイフ
[思考・状況]
1:……疲れた。
2:学校へと向かう。
3:……二人は、どう思うだろうか?
4:十波君のことは信じられる?
[備考]
※ 第一回放送の内容をどこまで把握しているかは、後続の書き手さんにお任せします。
ただし、メモなどには記録していないようです。
※ 第一回放送の内容をどこまで把握しているかは、後続の書き手さんにお任せします。
ただし、メモなどには記録していないようです。
◆ ◆ ◆
さらの姿が見えなくなったのを確認して、神条達は再び歩き出していた。
東の怪我の具合も芳しくない、一刻も早く病院に向かいたいところだが、ほるひす一人だけならまだしも、神条にはそこまで体力はない。
歩くペースとしては早い方だが、それでも刻一刻と時は過ぎていく。
東の怪我の具合も芳しくない、一刻も早く病院に向かいたいところだが、ほるひす一人だけならまだしも、神条にはそこまで体力はない。
歩くペースとしては早い方だが、それでも刻一刻と時は過ぎていく。
そんな時だった、彼らは同じく道を歩いていた二人の男女に鉢合わせる。
二人は、誰かを追って歩いているという。
二人は、誰かを追って歩いているという。
「俺の名前は二朱公人だ、モグラーズで野球をやっている。
んで、こっちの彼女は夏目准」
んで、こっちの彼女は夏目准」
そう名乗ると二人は軽く会釈をしてくる。
あっさり名乗りだすとは迂闊な連中だ、まあ嫌いじゃない。
あっさり名乗りだすとは迂闊な連中だ、まあ嫌いじゃない。
「私は神条紫杏だ。こっちの二人は……」
「ほるひすだよ」
「東優だ、よろしく頼む……ウッ……」
「東、お前は安静にしていろと言っただろう、無理をするな。
で、話を戻そうか。
二朱と言ったか、貴方は人を追っていると言うが、その相手はもしかして芳槻さらという少女ではないか?」
「ほるひすだよ」
「東優だ、よろしく頼む……ウッ……」
「東、お前は安静にしていろと言っただろう、無理をするな。
で、話を戻そうか。
二朱と言ったか、貴方は人を追っていると言うが、その相手はもしかして芳槻さらという少女ではないか?」
単刀直入に話題に入る、グズグズしている時間はない。
彼らを無視して病院を目指しても良かったが、何らかの情報が得られるなら得ておきたかった。
彼らを無視して病院を目指しても良かったが、何らかの情報が得られるなら得ておきたかった。
「ああ、そうだ」
「目的は何だ? 彼女の首を掻きに行くのか?」
「なっ、そんな事をする訳ないだろ!
彼女は道を踏み外そうとしている、だから俺達は彼女を止めに行く。
それだけだ」
「ほう……、だが悪い事は言わん、止めておけ。
正常な判断が出来なくなった者は何をしでかすか分からん。
彼女は今かなり錯乱している、説得空しく二人まとめてズガン、じゃあまりにも報われないだろう?」
「目的は何だ? 彼女の首を掻きに行くのか?」
「なっ、そんな事をする訳ないだろ!
彼女は道を踏み外そうとしている、だから俺達は彼女を止めに行く。
それだけだ」
「ほう……、だが悪い事は言わん、止めておけ。
正常な判断が出来なくなった者は何をしでかすか分からん。
彼女は今かなり錯乱している、説得空しく二人まとめてズガン、じゃあまりにも報われないだろう?」
そうだ、これでいい。
忠告をする事によって、今のところは敵意が無いように見せられる。
頭の回る相手ならば見破られるかもしれないが。
忠告をする事によって、今のところは敵意が無いように見せられる。
頭の回る相手ならば見破られるかもしれないが。
「君達は彼女が向かっていった方向からやって来てたね。
彼女に会ったのかい?」
「ああ、背後から銃で狙われもした、幸いにも当たりはしなかったがな」
「だったら尚更だ。
これ以上犠牲を出してはいけないし、彼女に罪を犯させてもいけない。
これは俺達二人の考えだ、そうだろ准ちゃん?」
「うん、彼女には助けが必要だから、私達が……」
彼女に会ったのかい?」
「ああ、背後から銃で狙われもした、幸いにも当たりはしなかったがな」
「だったら尚更だ。
これ以上犠牲を出してはいけないし、彼女に罪を犯させてもいけない。
これは俺達二人の考えだ、そうだろ准ちゃん?」
「うん、彼女には助けが必要だから、私達が……」
彼らは理想に囚われている。私はそう判断する。
理想に溺れて死ぬのは勝手だが、それを掬い上げようとして自らの身を沈めるのは御免だ。
理想に溺れて死ぬのは勝手だが、それを掬い上げようとして自らの身を沈めるのは御免だ。
「ふん、そこまで言うのなら止めはしない。
だが、決して警戒は怠るな。油断を見せたら命は無いものだと思え」
「ああ、注意しておこう。
最後に聞きたいことがある、君達は殺し合いに乗っているのか?」
「いや、そう易々と亀田に踊らされて人を殺すような真似はしないさ」
「そうか、君達も道を踏み外すさないようにな」
「ああ、その忠告はありがたく受け取っておこう」
だが、決して警戒は怠るな。油断を見せたら命は無いものだと思え」
「ああ、注意しておこう。
最後に聞きたいことがある、君達は殺し合いに乗っているのか?」
「いや、そう易々と亀田に踊らされて人を殺すような真似はしないさ」
「そうか、君達も道を踏み外すさないようにな」
「ああ、その忠告はありがたく受け取っておこう」
結局彼らから有益な情報は殆ど得られなかった。
彼らはさらを追い、私達はそれとは別方向にある病院に向かっている。
病院まではまだ距離がある、その間に、自分がこのバトルロワイアルでどう動くべきか、再考すべき時が来ている。
漠然とだが、そんな気がした。
彼らはさらを追い、私達はそれとは別方向にある病院に向かっている。
病院まではまだ距離がある、その間に、自分がこのバトルロワイアルでどう動くべきか、再考すべき時が来ている。
漠然とだが、そんな気がした。
【D-4/草原/一日目/朝/】
【東優@パワプロクンポケット7表】
[状態]頬に小さな傷、甲子がやや心配、左腕重傷、傷心
[装備なし]
[道具]詳細名簿、支給品一式
[思考]
1:平山、甲子の死を悲しむ
2:病院へ向かい、その後レッドと合流
3:野丸をどうにかしたい
【東優@パワプロクンポケット7表】
[状態]頬に小さな傷、甲子がやや心配、左腕重傷、傷心
[装備なし]
[道具]詳細名簿、支給品一式
[思考]
1:平山、甲子の死を悲しむ
2:病院へ向かい、その後レッドと合流
3:野丸をどうにかしたい
【ほるひす@パワプロクンポケット6表】
[状態]表面が焦げてる
[装備なし]
[道具]支給品一式、不明支給品0~2
[思考]
1:こうし……
2:びょーいんへむかう
[状態]表面が焦げてる
[装備なし]
[道具]支給品一式、不明支給品0~2
[思考]
1:こうし……
2:びょーいんへむかう
【神条紫杏@パワプロクンポケット10】
[状態]健康
[装備]コルトガバメント(7/7)
[道具]なし
[思考]
1:平山の言葉を伝える
2:東を病院まで連れて行く
3:出来ることならカズと朱里、十波には死んでほしくない。が、必要とあらば……
[状態]健康
[装備]コルトガバメント(7/7)
[道具]なし
[思考]
1:平山の言葉を伝える
2:東を病院まで連れて行く
3:出来ることならカズと朱里、十波には死んでほしくない。が、必要とあらば……
[備考]
※ この殺し合いをジャジメントによる自分に対する訓練か何かだと勘違いしています
※ 芳槻さらを危険人物と認識しました。
※ 島岡の荷物は、島岡を殺害した者に持ち去られただろうと判断しました。
※ この殺し合いをジャジメントによる自分に対する訓練か何かだと勘違いしています
※ 芳槻さらを危険人物と認識しました。
※ 島岡の荷物は、島岡を殺害した者に持ち去られただろうと判断しました。
◆ ◆ ◆
「二朱さ~ん、カッコよかったよー。
ちょっとときめいちゃった♥」
「えっ、そうかな? 照れるなぁ~」
(扱いやすいわね……)
ちょっとときめいちゃった♥」
「えっ、そうかな? 照れるなぁ~」
(扱いやすいわね……)
二朱の勘違いは一体どこまで広がっていくのか?
二朱選手の次回の活躍にご期待ください!
二朱選手の次回の活躍にご期待ください!
【D-3/路上/一日目/朝】
【二朱公人@パワプロクンポケット2】
[状態]:健康
[装備]:ナイフ
[道具]:支給品一式、スパナ、拡声器、不明支給品0~2
[思考・状況]
1:東へと向かって芳槻と会う
2:准ちゃんと一緒に行動、彼女を守る
3:みんなで協力して亀田を打倒する
※備考 このバトルロワイアルを夢だと思っています。
【二朱公人@パワプロクンポケット2】
[状態]:健康
[装備]:ナイフ
[道具]:支給品一式、スパナ、拡声器、不明支給品0~2
[思考・状況]
1:東へと向かって芳槻と会う
2:准ちゃんと一緒に行動、彼女を守る
3:みんなで協力して亀田を打倒する
※備考 このバトルロワイアルを夢だと思っています。
【夏目准@パワプロクンポケット9】
[状態]:腹部に刺傷(立ち上がれる程度には回復)
[装備]:なし
[道具]:支給品一式、ランダム支給品0~2個
[思考]
1:東へと向かってさらと会う。
2:二朱を絶対に信じぬく(第一印象は好印象)
3:九条さんに会いたい
4:さらを助けてあげたい
[状態]:腹部に刺傷(立ち上がれる程度には回復)
[装備]:なし
[道具]:支給品一式、ランダム支給品0~2個
[思考]
1:東へと向かってさらと会う。
2:二朱を絶対に信じぬく(第一印象は好印象)
3:九条さんに会いたい
4:さらを助けてあげたい
| 前へ | キャラ追跡表 | 次へ |
| 052:華麗なるかな二流 | 東優 | 066:焦燥 |
| 027:炎上からの脱出 | 荒井紀香 | 071:嫉みと妬み |
| 052:華麗なるかな二流 | 神条紫杏 | 066:焦燥 |
| 042:もう戻れない世界 | 夏目准 | 083:揺れる思いは万華鏡 |
| 042:もう戻れない世界 | 二朱公人 | 083:揺れる思いは万華鏡 |
| 052:華麗なるかな二流 | ほるひす | 066:焦燥 |
| 042:もう戻れない世界 | 芳槻さら | 069:愛と名付けた囲いの中で |