フィーネ・アインハルト
種族:
人間?
年齢:不明(外見年齢13~4程度)
性別:女性
身長:147cm
体重:39kg
クラス:魔導剣士?/鍛冶師
属性:???
戦闘スタイル:剣術、及びそれらを応用した近接『格闘』、その他詳細不明
イメージCV:後藤 邑子
「わたしはね、自分の過去を知らないまま死にたくないんだ。だから、最後の意地だけは通させてもらうよ」
設定
記憶を失い、己の過去を求めてありとあらゆる世界を彷徨う少女。名を持たなかった異界の伝説の鍛冶師。
ストレートロングの銀髪に金色の瞳の、黒いワンピースドレス姿の一見してお嬢様風の外見。だが、それに似合わぬ巨大な剣を背負っている。髪型以外は何故か、少女体の
レイス・マリオンドールと瓜二つ。
性格はひとえに言って素直でお気楽能天気、そしてお人よし。ただ、時折その普段の態度にそぐわぬ鋭い洞察力、そして外見年齢に不釣合いな老成した面を見せる事も。ただ、人間としての倫理に縛られ過ぎない面がある為、時として人間から見ると酷く残酷かつ性格破綻者に映る事もある。
実は割と誘い受けタイプ。
趣味は食堂、喫茶店等での食べ歩き。そして人物観察。後は剣術の訓練を兼ねた彫刻の類。
特技は料理含めた家事一般、サバイバル、そして武器関連の鍛冶。彼女の持つ『
レインズハート』は彼女自身の作品であり、その剣としての精度は最上級に属す。名前を持たなかった為に鍛冶師としての名は記録にこそ残ってこそいないが、名も無き伝説の武器の鍛冶師のとしての彼女の伝承は、あらゆる世界に残っている。
また、戦闘力も極めて高く、その剣の腕、防戦が得意な面から、記憶を失う前は『剣の要塞』という二つ名で呼ばれていた事もあるらしい。その二つ名に相応しく、一度防戦に徹した場合は、高位存在でもその防御を突破するのは極めて難しい。
空から荒野に落ちてきた以前の記憶を持たず、己の過去を求めて幾つもの世界や次元を彷徨い、異変を解決したり作った武器を売ったり厄介事に首を突っ込みつつ、旅を続けてきた。現在いる世界もまた、そんな世界の一つである。
現在は
スヴァルタスに所属する
デラフィスの所に厄介になっており、自身を利用しようと近づいてきた
デラフィスとは現在恋仲……というには微妙な関係だが、両想い。尚、デラフィスの意図にはそれとなく気付いていた。
とある一件で高レベルの
剣魔獣を一人で撃退した事から
魔剣使いの間では有名になってしまい、彼女と手合わせを願う魔剣使いが後を絶たない。彼女自身はその状況に戸惑っている面もあるが、コレもまた一つの日常とばかりにのほほんとしている。
元々はある理由で『名を忘れ去られる』という業を背負っており、仮とは言え自分の名を忘れられる事を恐れて、自分の名を持たずにいた。しかし、とある一件で出会った
クラリス・アインハルトによって、『フィーネ・アインハルト』の名をアカシックレコードに刻まれる事で自身の名を獲得している。クラリス曰く、フィーネはクラリスの姉であるらしいが……?
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ネタバレ注意 |
尚、その正体は 『名も亡き者』の半身であり、『全ての敵』となる前の レイス・マリオンドールの、その実の姉。
とある目的から全てを滅ぼさんとする意思と、それを望まぬ感情とが自身の中で衝突した『名も亡き者』。その結果として最後に切り捨てた心そのものであり、記憶こそ失ってはいるものの、『名も亡き者』の素の人格と言える存在。
『名も亡き者』と比べて大部分の能力は欠けているが、最強格の知覚・演算・解析能力と剣術、鍛冶師としての腕は健在。
基本的に全能力値及び性能が高く、保有スキルも多い為、超越者級には及ばぬものの上位格の戦闘能力を持つ。
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保有能力・スキル
- 極限までの演算能力を以って、接触した対象のありとあらゆる情報(思考や記憶は愚か、魂や存在等の構成素子、及びそれらの相互干渉等)を完全に解析、把握してしまう秘術。
また、接触せずとも視覚情報だけで対象の思考や肉体の状態、保有能力くらいなら容易に見破られる程の解析、検索性能を持つ。
フィーネはコレを絶えず無意識に行なっている為、他者の心情や思考等を無意識に把握してしまう。
また、その極めて高い知覚、演算、解析能力と相まって、未来視じみた予知や限定的な事象干渉を可能とする。
尚、どこぞの金ピカ姫やドジッ娘チートメイド、夢月神社ののんびり巫女のような未来改変といった反則は不可能。
必殺技
【想い解き放つ刃(正式名称:虚現流奥義『真翼』)】
- 自身のあらゆるエネルギーや周囲の霊力、マナなどのエネルギーを瞬時に自身の剣に収束して、一閃と共に光帯状(ビーム)として解き放つ技。
少女自身の全身全霊の想いを乗せたその一撃は、その一切の加減を抜きにすれば、既存の防御機構を一切を切り裂いて対象を両断する程の力を持つ。
また、『自身に元から備わる再生能力』以外の要因での再生(世界の修正や何らかの外的要因による再生)に対し、その要因を多少なりとも壊してしまう性質を持つ為、基本的にこの一撃への対処は自身の身による回避だけ……という事になる。
【想いを還す刃(正式名称:虚現流奥義『虚翼』)】
- 逆手に構えた大剣で相手の攻撃を受け、接触するか否かの間に『その一撃全ての威力、特性etc..』を完全に奪い去り、回避不能のタイミングでカウンターを返す一撃。
言葉にすれば実にシンプルな技だが、その防御は既に一つの絶対防御の域に達しており、刃を逆手に構えたフィーネの防御を突破する事は不可能に近い。
【想いを乗せ断つ刃(正式名称:虚現流最終奥義『刻滅』)】
- フィーネの最終奥義。
基本原理は『想いを乗せ、解き放つ刃』と一緒だが、収束した力をビーム状に解き放つのではなく、剣に乗せたまま対象を断つ技。
最速、最大威力、最善のタイミング、全身全霊を旨とするそれは極めてシンプルな一撃だが、対象の全てを読み解く前述の特性を全開にした上で放たれるその一撃は回避も防御も不可能であり、少女の全てを乗せ全身全霊を持って放たれるその一撃は、ありとあらゆる防御機構や再生機構を消し飛ばしてしまう。
現存する剣技において最高純度の一撃。唯一の対処法は『出させない』一点のみとされる。
技の特性上、知覚、解析、演算その他全てをフルスペックで稼動させる為、レインズハートの最終形態時にしか使用は出来ない。
また、一撃でほぼ全力を使い果たしてしまう為、技使用後は事実上戦闘不能となる。
最終更新:2009年11月02日 19:16