石井「もはや… 理屈じゃない。男の意地をかけた最後の戦いが始まる」
BATTLE START
石井 vs 茶良井沢ダン
グレイシアゾロアークデッキ ネクロズマ軸ドータクン鋼デッキ
先行石井、初手 アズサで場を整えつつグレイシアGXに進化させ万全な動き。カプ・テテフGXによる展開を防がれた茶良井沢は プラターヌ博士で巻き返すが…───────────────
石井「お前のディアルガGX、どうやら鋼タイプが仇になりそうだぜ」
茶良井沢「なんだと?」
石井「いくぜ…ブースターに進化!フロストバレット!ブースターの特性により「フレアエフェクト」グレイシアGXは炎タイプを得る!こいつのダメージを突き180ダメージで、一気にきぜつだ!さらに、フロストバレットの効果でカプ・テテフGXに30だ!サイド二枚取るぜ!…よし、番を終わるぜ」
茶良井沢「一枚引くぜ。ドータクンに進化する!鋼エネルギーをカプ・テテフGXにつけて……ドータクンに進化して特性を二回使う!」
石井「メタルチェーンか…」
茶良井沢「鋼エネルギー2枚、ディアルガGXに1枚つけて、カプ・テテフGXにつける。カプ・コケコ逃げて…カプ・テテフGXを出す。エナジードライブ!1、2、3、4、5…で100ダメージだ。こだわりハチマキで130ダメージだ」
石井「130…一枚引く!グレイシアGXに進化する!プラターヌ博士を使う!3枚トラッシュだ…」
デッキコンセプトに反して混入していたポニータがトラッシュされる
茶良井沢「ハハハ…」
石井「ポニータがいるのは、まぁ気にすんな。さっきの試合で入れ換えられたのをそのままにしただけだ。だが問題ねぇ…7枚引いて、ハイパーボール使って、ポニータとギャロップをトラッシュする。…こだわりハチマキをつけて、行くぜ…ポーラースピアGX!カプ・テテフGXはきぜつする!」
茶良井沢「くそっ…」
石井「サイドを二枚取るぜ!…これでお前の残りサイドは6枚、こっちは2枚。だいぶこっちが有利になったようだな。」
茶良井沢「まだまだ、こっからだぜ」
茶良井沢、ドータクンのメタルチェーンでディアルガGXにエネをつけ、バトル場へ───────────────
ブブーッ!
ドラマでわかるワンポイント
このようにプリズムスターを使った後、トラッシュに置いてしまうことが多いので気をつけよう!
茶良井沢「いくぜ!」
石井「ああ!」
茶良井沢「タイムレスGX!この番が終わったら、もう一回自分の番を始める!」
石井「150のダメージついて300ダメージか…グレイシアきぜつ!」
茶良井沢「もう一回「俺の番」を始めるぜ…!1枚引く!…にんじゃごっこを使う!ネクロズマたそがれのたてがみを選んで、ディアルガGXを入れ替える!カウンターキャッチャーを使う!ゾロアークGXをバトル場に呼び出す!メテオテンペスト!220ダメージ!エネルギーを3枚トラッシュして…」
石井「ゾロアークがきぜつ!」
茶良井沢「へへっ…二枚もらうぜ…」
石井「ちくしょう、この手札じゃ…やるしかねぇのか…一枚引く!」
茶良井沢「おう…」
石井「笑うんじゃねぇぞ、俺は本気だ。…出すのはポニータ!」
茶良井沢「ハハッ…マジかよ」
石井「そして、ユニットエネルギーをつけるぜ!」
茶良井沢「なにっ!?」
石井「さらにこだわりハチマキをつけて、レスキュータンカでゾロア!ゾロアを出して…そしていくぜ、こうそくいどう!コインを投げてオモテが出れば…ポニータは次の番(ワザの)ダメージや効果を受けない!」
ここにきてコイン、オモテ…!───────────────
茶良井沢「くそっ!」
ドラマでわかるワンポイント
ポニータのワザのように、ポケモンコインを投げてオモテなら強力な効果がはたらくものがあるぞ!運がめっちゃいい人にオススメ!
石井「成功だな…ダメージ置いて、番を終わるッ!」
茶良井沢「一枚引くぜ…ドータクンの特性二回使って、カプ・テテフGXにつけるぜ…ゲホッ…さぁ、お前の番だぜ」
石井「ああ…山札を1枚引く!…ふふふっ…楽しいなぁ、茶良井沢…!」
茶良井沢「そうだな…!はっはっは…!」
石井「お互いどうやら、俺はこの番なんのカードも使えない。そしてお前もこいつを逃がせるわけでもなく、ワザを使えるわけでもない…だが、このままいけば、こうそくいどうで俺が勝つぞ!」
茶良井沢「ハハ…」
石井「普段なら、お前がこんだけピンチになったら催眠術を使ってくる頃だが、しねぇのか?」
茶良井沢「ハハハ、言ったろ?俺は弱さを捨てたんだよ…!催眠術なんかに頼らなくてもてめぇに勝ってやるさ!」
石井「いい覚悟だ。なら…俺たちの運命のコイントスを始めようじゃないか。いくぜ!こうそくいどう!…オモテだ!」
茶良井沢「ちっ、くそ!」
石井「弱点をついて80ダメージ!さらにポニータは次の番(ワザの)ダメージを受けない。俺の勝ちだ!」
茶良井沢「まだまだだぜ…いくぜ!1枚引く!」
夏子「石井… さん…」
夏子「ここはどこ?どうして2人が戦ってるの?」
茶良井沢「理由なんざ必要ねぇ…ただ、てめぇに負けたくねぇ、それだけだよなぁ?」
石井「茶良井沢…決着をつけよう」
夏子「バカじゃないの?もう2人とも限界なんでしょ?」
茶良井沢「うるせぇぞ!外野!黙って観てろ!もうすぐ勝負はつくんだからよぉ…いくぜ!鋼エネルギーをネクロズマたそがれのたてがみGXにつけて、エネルギーをトラッシュして逃げるぜ。」
石井「ついに逃げたか…」
茶良井沢「カプ・コケコ出して…ハァ…ハァ…ドータクンの特性2回使って…ゲホッ!ゲホッ!……鋼エネルギーをネクロズマたそがれのたてがみにつける!これで、番を終わるぜ…」
石井「…ハッ…なるほど…次の番にはドータクンのメタルチェーンで攻撃準備が万全というわけか」
茶良井沢「そういうことだ。さぁ、どうするんだ?」
石井「茶良井沢…俺とお前の最後の勝負に…決着をつけてやる!」
石井「こいつと決着をつけない限り、俺たちは前に進めねぇ!一枚引く!」
ドラマでわかるワンポイント
ポケカプレイヤーにとって大切なのはあきらめない心!! 最後の最後まで戦い抜け!!
石井「ハッ…!悪いな、茶良井沢!ゾロアークGXに進化だ!」
茶良井沢「何っ!?」
石井「特性「とりひき」を使い、シャワーズをトラッシュし、2枚引く!さらに、ゾロアを出す!そして…ポニータを出す!シェイミEX!セットアップだ!」
茶良井沢「ああ…」
石井「6枚になるまで、山札を…5枚引く!……最後の一枚……来たぜ!」
茶良井沢「ハッ、なに…?」
石井「…悪いな茶良井沢。バトルサーチャーだ!」
茶良井沢「なに!?」
石井「バトルサーチャーで呼び出したのは…わかってるよな?こいつだよ!」
茶良井沢「くそがぁぁぁぁ!!」
石井「呼び出すのはお前の…そのポケモンだ!こちらはグレイシアGXを前に出し、逃げてポニータを前に出す! …ハァ…ハァ……いくぜ…こうそくいどおぉぉぉぉぉぉォォォ!!!!」
茶良井沢「クッソォォォォォォ!!!!!」
石井「80ダメージを与え、ネクロズマを倒して、サイドを2枚取って、この俺の…ポニータの…勝利だ!」
茶良井沢「くっそ…くっそぉ!!なんでだ?なんで無名のてめぇががそんな力持ってやがる?」
石井「無名なのは仕方ないさ。俺は…近所のポケモンカードジムに出ることぐらいしか許されなかったからだ…大きな大会に出ることは禁じられていた…」
茶良井沢「何でだよ?てめぇの強さなら世界だって狙えるだろ?」
石井「仕方ないだろ。俺は…ポケカのテストプレイヤーだったんだからよ」
茶良井沢「聞いたことがあるぜ…大会に出ることを禁じられた、百戦錬磨の天才テストプレイヤーが最近やめたって話を…」
石井「ああ、そうさ…俺がその…テストプレイヤー石井だ」
夏子「まさか、あの時電話してたのは…」
石井「そうだ…」
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{石井「…はい もしもし石井です。」
???「ポケモンカードゲームの公式YouTuberになってもらえないだろうか?」
???「私も個人的な協力は惜しまぬよ…」
石井「……分かりました。なら、ひとつお願いしたいことがあります。探して欲しい人間がいます。」
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石井「俺が電話してたのは…ポケモン…株式会社ポケモンの奴らだ。茶良井沢ダンの居場所を聞いていたんだ」
茶良井沢「…ハハハ、なるほどな。あの会社には俺の知り合いがいる…どうりで見つかっちまうわけだ。だが、あの会社がタダでてめぇに手を貸すとは思えない。何しやがった?」
石井「ふっ…何をしたって?公式Youtuberになるって、そう約束した。ただそれだけだ」
茶良井沢「Youtuber?てめぇが?」
石井「ああ…」
茶良井沢「はは… ははは… ははははっ…!」
石井「何がおかしい?」
茶良井沢「なるほどな。…面白れぇじゃねぇか、いいぜ。てめぇがその道を行くってんなら、俺もそこで戦ってやる!待ってろよ!石井!
………またな。」
その場を去る茶良井沢。だがしかし、その背中には一寸の憂いも無いように見えた───────────────
石井「茶良井沢…うっ…!」
夏子「大丈夫?石井さん」
石井「ああ…大丈夫だ…」
夏子「よかった…遅くなったけど、助けてくれてありがとう。Youtuberだなんて、すごいね。」
石井「まあな…」
夏子「それで、どんな名前にするの?」
石井「名前?名前かぁ…そうだな…、助けてくれたこいつにちなんで、ポニータ石井とでも、名乗ろうか(半笑い) うっ…あぁ!!」
夏子「…石井さん?石井さん!!大丈夫?必ず助けるから!あなたはポケカ界の未来を背負う人…こんなところで死なせはしないわ!絶対に!」
夏子「あっ……待ってて…もうすぐだから…」
オフィスチェアで石井を搬送する夏子
夏子「もうちょっとだから…」
手術中
夏子「……………………………………………………」
手術中
夏子「……!!石井さん!」
手術室の扉が開いた。そこには───────────
夏子「こうして、Youtuberポニータ石井さんが生まれたのでした。しかし、この物語は すべてフィクションだったのです…」
茶良井沢と樋口のオリジナルエネルギーを拾う夏子。そして彼女は去っていく。不敵な笑みを浮かべながら………
その頃、樋口は…
樋口「ここどこー?…寒っ!」
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