LAN 内で通信/リモートディスクストリーミング
概要
LAN 内で PPSSPP 同士が通信する場合は、リモートディスクストリーミング機能が使用できます。この機能は、ゲームの ISO ファイルを LAN 内の他の端末にオンデマンドで提供する機能です。端末ごとにゲームの ISO ファイルをコピーする手間が省ける、端末の空き容量も節約できるといったメリットがあります。
必要なもの
- サーバとなる端末とクライアントが、同じネットワークに接続されている。
- ルーターの「プライバシーセパレータ機能」が無効になっている。
- 端末のファイアウォールで、LAN 内での PPSSPP の通信が許可されている。
設定方法
1.【サーバ側】リモートストリーミング機能を有効にする
- PPSSPP を起動して「ツール > リモートストリーミング」を開く
- 右側の「ゲームをシェアする(サーバ)」をクリック
- クライアントがゲームを終了するまで、PPSSPP を起動したままにする
注意:先にサーバ機能を停止したり、PPSSPP を終了してしまうと、クライアント側の PPSSPP が強制終了したり、ロード画面から永遠に抜け出せなくなってしまいます。この場合はクライアント側の PPSSPP を一度再起動して、再接続する必要があります。
サーバ側はこの機能を有効にしたまま、他のゲームをプレイしたりアドホック通信を行えます。
PPSSPP を起動したら自動的にリモートストリーミングを有効にする
- PPSSPP を起動して「設定 > ツール > リモートストリーミング」を開く
- 右側の「設定」を選択
- 「PPSSPP の起動時にシェアする」を有効にする
「警告: Windows ファイアウォールが共有をブロックしています」と表示される
PPSSPP は「Windows ファイアウォールで許可されているか」のみ確認し、許可されていない場合にこの警告が表示されます。Windows ファイアウォールを使用している場合は、PPSSPP が許可されているか設定を確認してみてください。
サードパーティ製のファイアウォール(セキュリティソフトの付属のファイアウォールなど)を使っている場合は、そちらで通信を許可しているなら警告を無視しても問題ありません。
なぜ表示されるのかというと、まず多くのセキュリティソフトは自前のファイアウォールを持っています。そしてファイアウォールは同時に複数実行できないため、セキュリティソフトのインストール時に「Windows ファイアウォール」が無効化されます。無効化されているため「許可を求めるポップアップ」も表示されず、手動で追加しない限り許可リストにも追加されません。前述の通り PPSSPP は「Windows ファイアウォールで許可されているか」しかチェックしないため、実際は通信可能ですが、PPSSPP から見ると通信がブロックされているように見える、というわけです。
2.【クライアント側】サーバからゲームを読み込む
- PPSSPP を起動して「設定 > ツール > リモートストリーミング」を開く
- 「ゲームをブラウズする」を選択
注意:クライアント側には、サーバ側で最近遊んだゲーム(履歴タブ)だけ表示されます。履歴の上限を増やしたい場合は、最大履歴数を増やすを参照してください。