カード能力解説 > 蒸気都市シリーズ(魔導学校)

蒸気都市のアミティ 蒸気都市のシグ 蒸気都市のリデル BGCOLOR(yellow):CENTER:~蒸気都市のラフィーナ 蒸気都市のクルーク
レアリティ ☆6~7
カードタイプ こうげきタイプ・単体
スキル能力 1回のみネクストぷよをすべて自色ぷよに変え、
3ターンの間、自属性カードの攻撃力をn倍にする
スタメンの属性数が3属性以下の場合はm倍にする
Lスキル能力 自属性カードの攻撃力・体力を強化し、3属性以下の攻撃で攻撃力をさらに1.3倍にする
クエスト開始時1回のみネクストぷよをランダムでn個チャンスぷよに変える
コスト量 52,64

概要

2019/9/25からのフルパワーガチャで登場。
蒸気都市の初代ぷよシリーズに次いで登場した、蒸気都市およびフルパワースキル持ちのカード。
ほかのフルパワースキル持ちと同様にコスト52のため、☆7へんしんのワイルドさんは(60)が必要になる。

ステータス

☆6 Lv99 たいりょく こうげき かいふく
蒸気都市のアミティ 4222 3336 270
蒸気都市のシグ 4167 3297 296
蒸気都市のリデル 4277 3258 283
蒸気都市のラフィーナ 4222 3258 296
蒸気都市のクルーク 4167 3336 283
☆7 Lv120 たいりょく こうげき かいふく
蒸気都市のアミティ 6227 5338 331
蒸気都市のシグ 6146 5275 363
蒸気都市のリデル 6309 5213 347
蒸気都市のラフィーナ 6227 5213 363
蒸気都市のクルーク 6146 5338 347

全こうげきタイプのキャラ中最大のコストを持ち、さらに副属性を持たないため、
☆7でのこうげきの値は数あるフェス限定キャラの中でも龍人の演舞シリーズと並びトップクラスである。

スキル

1回のみネクストぷよをすべて自色ぷよに変え、
数ターンの間、自属性カードの攻撃力をn倍にする。
(スタメンの属性数が3属性以下の場合はm倍にする)

☆6では2ターン、3倍(3属性以下で4倍)
☆7では3ターン、3.5倍(3属性以下で4.5倍)
必要ぷよ消し数は40個。

スキルを発動せずにさらにぷよ消し数を貯めるとフルパワースキルになり、
☆6では2ターン、4倍(3属性以下で5倍)
☆7では3ターン、4.5倍(3属性以下で5.5倍)
必要ぷよ消し数は55個。

説明文が紛らわしいが、このスキルによる攻撃力増幅はあくまでも通常エンハンス扱いとなる。条件エンハンス扱いや両エンハンスの複合という位置づけではないため、編成時は少し注意する必要がある。
3属性以下での編成時についても倍率は5.5倍(★7時フルパワーの場合)のものが適用され、4.5倍(★7フルパワー時)の方の倍率は無視されてしまう点に注意。
「さらに」5.5倍にするという効果や攻撃力倍率に5.5倍「プラスする」効果ではないことだけは頭に入れておこう。

リーダースキルと同様に、属性数を抑えることでさらに攻撃を上げられる上、ネクストぷよ変換効果も持つ。
ただしこのネクストぷよ変換は1ターンではなく1回だけであり、
例えば、初代砲のような盤面変換スキルや、盤面リセットを伴うスキルを発動した後は、
このスキルを発動したターンの間であってもネクストぷよは通常のものに戻る。

リーダースキル

自属性カードの攻撃力・体力を強化し、
3属性以下の攻撃で攻撃力をさらに1.3倍にする。
クエスト開始時1回のみネクストぷよをランダムでn個チャンスぷよに変える

☆6では、攻撃力3.2倍(3属性以下で4.16倍)、体力3倍、チャンスぷよ3個生成。
☆7では、攻撃力4倍(3属性以下で5.2倍)、体力3.5倍、チャンスぷよ5個生成。

このカードが登場するまでも、タマシイの悪魔シリーズのように属性数が限られる代わりに攻撃力がさらに上昇するものはあったが、
あちらが自属性のみであるのに対して、こちらは3属性以下と少し条件が緩い。
そのため副属性持ちのカードを多少入れても最大火力を維持できる分、あちらよりも拡張性が高い。

さらに☆7になると、条件を満たせば数あるリーダースキルの中でも最高クラスの攻撃倍率を発揮することができる。

またネクストぷよのチャンスぷよ変換もこれまでに無かった効果である。
ただのステージ開始時チャンスぷよ生成と比べて、一つひとつのチャンスぷよが消えるタイミングをずらしやすく、
ターンごとにだいれんさチャンスを発生させやすい点では、通常のクエストなどではスキル加速において優れているが、
イベントの緊急チャンスボスなど、1~2ターンでの決着が求められる場合はあちらの方が使いやすい。
ただ、そういったステージでも攻撃倍率自体は非常に高いため、このカードはリーダーとして十分に活躍できる。

初速という観点では目覚めし力シリーズなどのネクスト同色変換持ちと比較されるが、ネクスト同色変換とネクストチャンスぷよ変換は重複可能であり、サポーターを使用できる場面では併用することで無類の速さを叩き出すことが可能。
サポーターを連れて行けない場合は、ネクストぷよを変換するかチャンスぷよにするか、どちらの方が有用かを考える必要がある。
また、ネクストぷよをチャンスぷよにする効果を持つきらぼしのレムレスエミリア&パックなど、同時消しでチャンスぷよを生成する方が初速以外、総合的に加速力は上回る。

コンビネーション

魔導学校シリーズから変更されており、
それぞれ「魔導学校」の代わりに「蒸気都市」を持つ。

デッキ考察

スタメンに使う場合は、リーダーでもそうでなくても単色デッキ向けであり、
副属性持ちのカードも使えるが、3属性以下に抑えたいという条件なので、
同色のカードの中でも副属性を持たないか、副属性被るカードの方が組みやすいという、今までにないデッキ構成になる。

現在の環境ではより強力なスキルが蔓延しており、3ターン持続という点を生かさない限り活躍できる場面はそれほど多くない。
理由は単純でノーマルでは倍率面で劣りやすく、かと言ってフルパワーを使おうとすると発動するまでが遅いという弱点が浮き彫りとなるからである。
戦乙女アルル&カーバンクルが回復にも乗る上に倍率が高く、マールもプラスぷよがないと最大4.8倍、プラスぷよがあると理論値で最大9.6倍*1とこちらのフルパワーと比較しても上位互換と言って差し支えないレベルのスキルを持っている。
また下町の聖獣拳士が☆7で怯え込み3ターン6倍を持つようになり、他に状態異常を持ち込まない場合、単体相手ではこちらの方が見劣りする事態になってしまった。

これらとは別にコラボキャラが大多数だが、本人と隣接するカードに8倍以上のエンハンスを付与するカードも存在し、木之本桜(コラボキャラ、赤)とスカイパレードのヴィオラ(ぷよフェス、紫)が☆7で2ターン9倍、クーナ(コラボキャラ、緑)と影山飛雄(コラボキャラ、紫)が☆7で1ターン8倍と、全体対象ではないがフルパワースキルより圧倒的に倍率が高く、さらに☆7では35個で発動できるためフルパワー比較で発動数20個の差は無視できない。
またクーナと影山飛雄はぷよフェス扱いではないため、入手難易度はともかく育てやすさの点でもあちらに軍配が上がる。
それを補うためにネクストぷよ変換効果を生かそうにも、フルパワーであっても変換が1回のみに留まり、欲張ろうとして総合的に中途半端なスキルになった感が滲み出ている。

評価

登場時こそ独特なデッキ構成で有効なスキル、リーダースキル持ちであり有効に扱える場面があったカードだったが、現在ではより強力なスキル、リーダースキルが蔓延ったことで環境の外に追いやられていったカードとなっている。
またこのカードのコストが☆6で52と重く☆7が非常に困難なことに加え、スキル面で特に他カード(一部は非ぷよフェス)と比較され、それらのカードより倍率や速度面で見劣りする機会が多くなっている。
少なくとも現状ではコスト分の仕事はできていないと言える。

それでもリーダースキルの初速やスキルのターン数の長さなど他にはない長所もあり、使われ方次第では息を吹き返す要素はある。
逆風は強く厳しい立ち位置だが、上方修正されれば再び強みを生かせるようになる可能性はあるだろう。



備考



各カード詳細

蒸気都市のアミティ
コンビネーションは「ガールズ」「蒸気都市」「ヒロイン」

蒸気都市のシグ
コンビネーションは「ボーイズ」「ナゾ多き」「商人」*2「蒸気都市」

蒸気都市のリデル
コンビネーションは「ガールズ」「つの」「蒸気都市」

BGCOLOR(yellow):CENTER:~蒸気都市のラフィーナ
コンビネーションは「ガールズ」「蒸気都市」

蒸気都市のクルーク
コンビネーションは「ボーイズ」「めがね」「蒸気都市」「芸術家」
5人の中では唯一蒸気都市以外にも本家が持たないコンビネーションが追加されている(後にシグに「商人」が追加された)。
「芸術家」は応援デッキで5枚揃うと攻撃+40%と非常に優秀なコンビであり、クルーク本人の攻撃の高さもあって応援最強クラスとも一部で言われている模様。頭数をどう揃えるかなど、課題は多いが。

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最終更新:2022年12月24日 01:13

*1 あくまでも理論値であり、全部プラスぷよの盤面は狙っても簡単には作れない。現実的な数値として6〜7倍なら狙えるが、この倍率でも蒸気魔導の倍率を上回る

*2 2022年9月13日に追加。