バイド化する宇宙
我々は、バイドの群れを太陽系の外縁部にまで追い詰めた。
ただ、コンバイラタイプの巨大バイドはさらに膨張を繰り返しており、
周囲に時空の歪が発生している。
その時空の歪の影響か、星間物質が結晶化し、宇宙空間に「壁」を形成しつつある。
バイド兵器の是非を問う形で始まった戦争は、
二つの陣営の休戦、そして太陽系解放同盟と言う名の徒花(あだばな)を生み出した。
そして、それをも飲み込み、人類は再び一つになった。
バイドという共通の敵を目の前にして。
私は(副官)の方を見た。
(副官)も私の方を見ていたため偶然目があった。
私は黙ってうなずいた。
そして…
私は、全軍に突撃を命じた。
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追い詰めたバイドに屈した
太陽系の外縁部に追い詰めたバイドの群れに屈した。
こんなところでは終われない。
一旦後退して、態勢を整える。
⇒帰還する
追い詰めたバイドを撃破した
太陽系の外縁部に追い詰めたバイドの群れを撃破した。
群れの核を成していたコンバイラタイプのバイドは、膨張しきった体をさらに膨らませ、
そして弾け飛んだ。
弾け飛ぶ直前、バイドの慟哭が脳裏に直接伝播してきた。
正確にはそんな気がしただけかもしれない。
バイドは何が悲しかったのだろうか?
破壊衝動の塊のような存在。
遠い宇宙のかなたから、ただひたすら太陽系に、
そして地球に襲いくるあの邪悪な存在が何を悲しむことがあるというのだろうか?
そう思っている間も、バイドが弾け飛んだ衝撃で周辺の空間は大きく揺らいでいた。
我々の艦隊も艦列を大きく乱した。
しかし、その揺らぎもやがて収まり、宙(そら)には静寂が戻ってきた。
これで終わったのか?
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確かに「終わった」と思う |
確かに「終わった」と思う。
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「終わった」と言う確信がある |
「終わった」と言う確信がある。
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いや、むしろ終わってないような… |
いや、むしろ終わってないような気がする。
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これくらいで終わるはずがない! |
これくらいで終わるはずがない!
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…そう思った瞬間!
何がなんだか分からなくなった!
そして気がつくと…
⇒帰還する
- ここで大事なのは,「太陽系外縁部」に追い詰めたこと。 -- 名無しさん (2018-02-18 00:55:14)
- 今,太陽系外縁部にいるのに,バイドがはじけ飛ぶと太陽の使者がいる空間に飛ばされる。ここがみそ -- 名無しさん (2018-02-18 01:04:21)
- どういうことなの... -- 名無しさん (2024-11-21 16:31:09)
最終更新:2024年11月21日 16:31