決意の日


 人類を絶滅の危機にまでおいこんだ未知の宇宙生命体、「バイド」を倒すため、
 宇宙の彼方へと旅立っていった

 かの「若き英雄」ジェイド・ロス…。

 彼は凶悪かつ強大なバイドの群れを僅かな兵力で撃破し続け、太陽系から駆逐していった。


 彼の活躍は、地球では伝説的ですらあった。その様々な逸話に…

+ 私は心を躍らせた
私は心を躍らせた。
彼は私にとってまさしくヒーローだった。

+ 私は英雄に強く憧れた
私は英雄に強く憧れた。
私も彼の様に地球を守りたいと思った。

+ 私は英雄の活躍を妬んだ
私は英雄の活躍を妬んだ。
自分ならもっと上手くやれると思った。

+ 英雄の採った戦術に興味を抱いた
私は英雄の採った戦術に興味を抱いた。
彼の戦いぶりは私の知的好奇心を大いに刺激した。


 そうして私は士官学校に進み、軍隊に入った。
 しかしそのころには、バイドはほとんど太陽系に姿を見せなくなった。

 地球人類の敵はいなくなり、代わりに地球連合軍の敵、グランゼーラ革命軍が現れた。
 私の敵は未知の宇宙生命体ではなく、私と同じ、人類になった。


 軍人である私は、今日も戦っている。

 その理由は・・・

+ 人類の平和を守るため
私は人類の平和のために戦うのだ。

+ 地球連合軍軍人として平和のため
私は地球連合軍軍人として平和のために戦うのだ。

+ 愛する家族のため
私は愛する家族のために戦うのだ。

+ 愛するあの人のため
私は愛するあの人の為に戦うのだ。

+ ただの興味本位で
私はただの興味本位で戦うのだ。
そのことの何が悪いのだ。


 今後、私と私の部隊の者達の戦いについて、日誌に綴っていくことにしよう。


M.C.0074,10,23
特別連隊隊長 アイレムソフト大佐

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最終更新:2010年07月13日 21:24