ベストラとメカドプケラ
ある宙域に、遥か昔に放棄されたような、朽ち果てた施設を発見した。
放棄されて長い時間が経っているようだったが、施設を管理制御するシステムは動いていた。
どこにも知的生命体の存在は見当たらず、ひっそりとしていて、時が止まっているかのようだ。
ただ一つの場所を除いては。
建造物の最深部に、巨大なバイドの反応がある。
普通に考えれば、バイドが施設を侵食しているはずだ。
だが私は…
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いや、ここはバイドの育成施設だ |
この施設が巨大バイドを育成していると考えた。
宇宙は広い。
そういう技術を持った文明があっても不思議ではない。
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やはりバイドが施設を侵食している |
やはりバイドが施設を侵食していると考えた。
バイドの生態から考えれば、最も自然だ。
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私には判断がつかない |
私には判断がつかない。
私は考えるのを止めた。
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さらに情報が入った。
施設内には以前遭遇した超攻撃的文明のものらしき戦闘兵器がいるとのこと。
これもバイドに侵食されているのだろうか?
それとも…?
いずれにせよ、地球に災いをもたらす可能性はある。
巨大バイドを撃破しなければなるまい。
⇒はじめる
施設内のバイドに敗北
施設内のバイドに敗北した。
今は一旦退却し、態勢を立て直そう。
⇒帰還する
施設内の巨大バイドを撃破
巨大バイドを撃破した。
調査の結果、巨大バイドはこの施設によって育成されていたことが分かった。
あの戦闘兵器も、バイドに侵食されていなかったようだ。
凶悪なバイドを飼い馴らそうというのか…?
その目的は、「戦うため」であるに違いない。
私はバイドよりも、戦いへの際限の無い
貪欲な追求心を持った知的生命体が存在することの方が恐ろしかった。
バイドをも利用する文明だ。
地球人類を戦いのために支配・利用しようという発想は当然考えられる…。
私は育成されていた巨大バイドの姿を思い出すと、他人事のように思えなかった。
⇒出発する
- 地球軍の機体もわからないのに「ベストラ」の名前は知っている謎。 -- 名無しさん (2010-10-31 19:31:06)
- 「自分の名前まで忘れるほど記憶を喪失しているのに、何故か文字は読める(特定の言語を使える・覚えている)」ような感じ?>施設の名前だけ知ってる -- 名無しさん (2013-10-03 14:35:25)
- そのうち提督は考えるのをやめた -- 名無しさん (2014-08-25 19:10:18)
- この施設があるということは,バイドを利用する勢力が太陽系の実権握っていると推測できる。となるとグランゼーラは負けたのかな? -- 名無しさん (2018-02-18 00:10:49)
最終更新:2018年02月18日 00:10