『笑☆点』 ◆nkOrxPVn9c
闇の中を歩いている。
己以外の姿を確認できない夜の闇、男はただ手探りで何かを探していた。
求めるのは一人の少女、助けられず狂ってしまったたった一人のか弱い少女。
自分の声を伝えるため、そして彼女の声を聞くため、いさじは深夜の公園を一人突き進む。
そんな彼の進行を妨げるものが一つ。
己以外の姿を確認できない夜の闇、男はただ手探りで何かを探していた。
求めるのは一人の少女、助けられず狂ってしまったたった一人のか弱い少女。
自分の声を伝えるため、そして彼女の声を聞くため、いさじは深夜の公園を一人突き進む。
そんな彼の進行を妨げるものが一つ。
『♪てってて、ててて、てってー さて本日の笑点は私が一人で進行させて貰いますぅ』
誰だろう。 いさじはそうとだけ思った。
公園に響き渡るのは中年の男の声、こんな殺し合いの中で不相応なぐらい明るい口調だ。
正常な感覚を持つ人間なら声の主を怪しんだり気でも狂ったかと哀れんだりしただろう。
だがそれは殺し合いを始めて経験する人間の場合である。
過去に似た出来事を経験した彼になら、声の主が何故このようなことをするのかを直感的に理解できたのだ。
よって彼は男の意図を考えることなく、このようなことをする人間は誰なのかということのみが疑問に浮かんだのである。
公園に響き渡るのは中年の男の声、こんな殺し合いの中で不相応なぐらい明るい口調だ。
正常な感覚を持つ人間なら声の主を怪しんだり気でも狂ったかと哀れんだりしただろう。
だがそれは殺し合いを始めて経験する人間の場合である。
過去に似た出来事を経験した彼になら、声の主が何故このようなことをするのかを直感的に理解できたのだ。
よって彼は男の意図を考えることなく、このようなことをする人間は誰なのかということのみが疑問に浮かんだのである。
『「月々に 月見る月は多けれど 月見る月は この月の月」。
ま、中秋の名月を詠んだ歌ですが、今回はこの「多けれど」を活かしてパロディー狂歌を作って頂きたいのです。
「多けれど」の後に私が『多いね。』と合いの手を入れますので、続けて頂きたいのです』
ま、中秋の名月を詠んだ歌ですが、今回はこの「多けれど」を活かしてパロディー狂歌を作って頂きたいのです。
「多けれど」の後に私が『多いね。』と合いの手を入れますので、続けて頂きたいのです』
誰に問いかけるわけでもなく『お題』であろう内容が語られる。
いさじはすでに男の意図が理解できていた。
自分なんかは到底及ばない歌手の歌と同じように、この空間に響き渡る爽快な声は聴いているだけで力が湧いてくる。
いさじはすでに男の意図が理解できていた。
自分なんかは到底及ばない歌手の歌と同じように、この空間に響き渡る爽快な声は聴いているだけで力が湧いてくる。
『世の中に パロロワ企画 多けれど』
多いねえ。
パロロワというものが何のことだかよくわからないけどつい突っ込んでしまう。
パロロワというものが何のことだかよくわからないけどつい突っ込んでしまう。
『いつも負けるのは大抵主催』
「ぶっ!」
思わず噴出してしまった。
ネタの意味がわかったからではない。
人間というものは笑うとき、考えて笑うことは少ない。
おいしいものを食べて頬が緩む、
面白い漫画を読んだとき、気がついたら笑っている、
好きな人と話をしていると自然と笑顔になってくる、
ほとんどの場合が脳髄を通さず笑っているのだ。
ネタの意味がわかったからではない。
人間というものは笑うとき、考えて笑うことは少ない。
おいしいものを食べて頬が緩む、
面白い漫画を読んだとき、気がついたら笑っている、
好きな人と話をしていると自然と笑顔になってくる、
ほとんどの場合が脳髄を通さず笑っているのだ。
いさじも笑うのはあくまで声の主の話し方に『うけた』だけであり、
彼が言っている内容を完全に把握しているというわけではないのだ。
もっともそのネタがいさじや他参加者にとって愉快なものであるから共感したのかも知れないが。
彼が言っている内容を完全に把握しているというわけではないのだ。
もっともそのネタがいさじや他参加者にとって愉快なものであるから共感したのかも知れないが。
『殺し合い 他人を捨てる者 多けれど』
多いねえ。
彼はまた声の主に同調する。
彼はまた声の主に同調する。
『それを拾う手もまた在りし』
今度は先ほどとはネタの趣向が変わり、希望的観測がより強いものとなっている。
確かに殺し合いという状況に放り出された人は、裏切り、殺し、狂ってしまうだろう。
自分は拾う手となることができるのだろうか。
かつての自分は少女の心を拾いきれず、結果狂わせたまま死んでしまった。
だから今度こそは拾う手をなっていきたいのだ。
確かに殺し合いという状況に放り出された人は、裏切り、殺し、狂ってしまうだろう。
自分は拾う手となることができるのだろうか。
かつての自分は少女の心を拾いきれず、結果狂わせたまま死んでしまった。
だから今度こそは拾う手をなっていきたいのだ。
『と、あたしとしたことがしんみりきちゃいましたね、気を取り直して次のネタいっちゃいましょう』
声が耳にまで響くようになってきた、主まではもうすぐだろう。
草むらを潜った先には大きな湖があり、一人の男が近くの草むらに正座をしている。
草むらを潜った先には大きな湖があり、一人の男が近くの草むらに正座をしている。
『男には 浮気者は 多けれど』
「多いねえ」
「!?」
思わず声に出してしまった。
目の前には桃色の着物を着た男が拡声器を持って座布団に座っている。
声の主の男は少し驚いた顔をしてこちらを見開いている。
そして彼の舞台を汚してしまった気がしたのですぐに頭を下げた。
目の前には桃色の着物を着た男が拡声器を持って座布団に座っている。
声の主の男は少し驚いた顔をしてこちらを見開いている。
そして彼の舞台を汚してしまった気がしたのですぐに頭を下げた。
「すみません別に邪魔をするつもりはありませんでした」
第一声は殺し合いに関する話でもお前は誰だということでもない。
一人の役者の舞台を邪魔してしまったという謝罪の念だった。
その言葉を聴くと着物の男はにっこりと微笑みかける。
一人の役者の舞台を邪魔してしまったという謝罪の念だった。
その言葉を聴くと着物の男はにっこりと微笑みかける。
「いいんですよ、私も正直心細かったんです。
それよりもせっかくあったんですから少しお話をしませんか?」
それよりもせっかくあったんですから少しお話をしませんか?」
「ありがとうございます、俺はいさじって言うんです」
いさじ、目の前の青年はそう名乗りました。 少し変わった名前です。
いえ、私が彼の名にあーだこーだ言うのはやめましょう。
いえ、私が彼の名にあーだこーだ言うのはやめましょう。
「私の名前は三遊・・・・・・」
おっといけません。
私は本名を言いかけたところで止めます。
不思議そうな顔をするいさじさんに適当におどけて見せます。
私は本名を言いかけたところで止めます。
不思議そうな顔をするいさじさんに適当におどけて見せます。
「名前はみ、み、ラララ~♪」
私の名前はこの名簿に書いてある名前で良いでしょう。
「なぁんちゃって、失礼しました。 私は笑点のピンクと申します」
「え? でもそれって・・・・・・」
あだ名。 といいたいのでしょうねいさじさん。
でも私は所詮引き立て役、いちいち本名を名乗る必要はないのですよ。
でも私は所詮引き立て役、いちいち本名を名乗る必要はないのですよ。
「でも~名簿にそう書いちゃってるからなぁ」
「そ、そうなんですか」
案の定いさじさんは苦笑いを浮かべます。
でもそれも束の間、いさじさんの顔が神妙な物に変わりました。
でもそれも束の間、いさじさんの顔が神妙な物に変わりました。
「あなたはなんでこんなことを?」
おっとそういえばそうでしたね。
今の状況を考えれば確かに私はおかしいでしょう。
ですから彼にちゃんと説明をしてあげることにしました。
今の状況を考えれば確かに私はおかしいでしょう。
ですから彼にちゃんと説明をしてあげることにしました。
「簡単ですよ。 私は悲しんでいる人を落語で元気づけたいだけです」
柄にも無いことを言ってしまいました。
歌丸とかがいれば臭い臭い言って会場が爆笑していたところですね。
すると彼の顔が笑顔に満たされてきます。
そして少し声を荒げて言いました。
歌丸とかがいれば臭い臭い言って会場が爆笑していたところですね。
すると彼の顔が笑顔に満たされてきます。
そして少し声を荒げて言いました。
「ピンクさん、できれば俺に協力してほしいんです!」
「それはどういう意味ですか?」
協力?
彼のことだ、殺し合いを止めるだの脱出をしようだの言うのでしょう。
殺し合いに乗ったのなら私はすでに殺されています。
だから私は答えのわかりきっている問いを黙って聞きました。
彼のことだ、殺し合いを止めるだの脱出をしようだの言うのでしょう。
殺し合いに乗ったのなら私はすでに殺されています。
だから私は答えのわかりきっている問いを黙って聞きました。
「探している女の子がいます。 こんな殺し合いに放り込まれて今も寂しい思いをしていると思うでしょう、
だから一緒に探してくれませんか?」
だから一緒に探してくれませんか?」
あらら、大分想像していた問いとは違いますね。
でも答えはすでに決まっています。
でも答えはすでに決まっています。
「残念ですがそれはできません」
「どうして・・・・・・」
ピンクの答えにいさじは肩を落とす。
それもそのはずだ、この人は殺し合いに乗っていないのではなかったのだろうか。
それもそのはずだ、この人は殺し合いに乗っていないのではなかったのだろうか。
「私はこの殺し合いを打破しようとも脱出しようとも、ましてや殺し合いに乗ろうとも思わない」
「それなら何故!」
「あなたは一人でも輝き続けることができる。 だから私と一緒にいるよりは一人で女の子を捜しにいったほうが良い」
「意味がわからない!」
本当にわけがわからない。
何故この男はこうまで自分を遠ざけようとするのか。
殺し合いに放り込まれて苦しんでいる人を助けたかったのではないだろうか。
いさじの彼に対する困惑が苛立ちへと変わっていく。
だがやり場のない怒りはピンクの一声、いや正確に言えば彼が指差した先を見ることですぐに消え去った。
何故この男はこうまで自分を遠ざけようとするのか。
殺し合いに放り込まれて苦しんでいる人を助けたかったのではないだろうか。
いさじの彼に対する困惑が苛立ちへと変わっていく。
だがやり場のない怒りはピンクの一声、いや正確に言えば彼が指差した先を見ることですぐに消え去った。
「あ、あれはなんでしょうか」
ピンクの指された方向は湖。
先ほどまでは何の変哲もなかったただの湖だ。 そう先ほどまでは。
先ほどまでは何の変哲もなかったただの湖だ。 そう先ほどまでは。
「! 大丈夫ですか!?」
月に照らされた湖に映っていたのは赤。
沈んでいるのは声に何の反応も示さない男。
それだけで彼がどのような状態であるかを知るには十分だった。
いさじは男を湖の中から引き上げると、彼の状態を確認する。
沈んでいるのは声に何の反応も示さない男。
それだけで彼がどのような状態であるかを知るには十分だった。
いさじは男を湖の中から引き上げると、彼の状態を確認する。
「酷い傷だ・・・・・・」
「これは手当てをしないと不味いですね、南東のホテルに行ってみたらどうでしょうか」
戦慄するいさじとは対称的に妙に落ち着いていられるのは年の功か、
ピンクはデイパックから何やら葉っぱを取り出して青年の傷口に塗りつけた。
ピンクはデイパックから何やら葉っぱを取り出して青年の傷口に塗りつけた。
「一体何を・・・・・・」
「薬草というものです。 どうやら使うと体力が回復するとか」
嘘臭い話だが、ピンクが薬草を塗り終わった時にはすでに男の出血は止まっていたのだ。
とりあえず最低限の応急処置が終わり、男の息も確認したところでほっと胸を撫で下ろす。
とりあえず最低限の応急処置が終わり、男の息も確認したところでほっと胸を撫で下ろす。
「さていさじさん、差し出がましいようですが私のお願いを聞いてくれますか?」
「わかってますよ、でも・・・・・・」
ああわかっている。さっきはつかさちゃんのことで頭がいっぱいになったから興奮してしまったのだろう。
だから今度は落ち着いて彼に話しかけてみる。
だから今度は落ち着いて彼に話しかけてみる。
「最後に聞かせてください、どうしてあなたは私と一緒に来ることができないんですか?」
「それは・・・・・・やっぱりいえましぇん」
「そうですか」
俺はそうとだけ答える。
理由はわからないけれど彼にもどうしても同行できない理由があるのだろう。
おどけた顔から覗き込んでいる目からなんとも言えない重圧が漂ってくる。
彼もまた、一つの決意を持っているのだろう。
理由はわからないけれど彼にもどうしても同行できない理由があるのだろう。
おどけた顔から覗き込んでいる目からなんとも言えない重圧が漂ってくる。
彼もまた、一つの決意を持っているのだろう。
「わかりました、どうしても言いたくないのなら仕方ありません。
でもこれだけは聞いてください」
でもこれだけは聞いてください」
傷ついた男を背中に抱え、ピンクさんに言い放つ。
視線が痛い。
視線が痛い。
「柊つかさという少女がいます。 彼女に会ったら励ましてやってください。
けれど・・・・・・けれどもしかしたらもう遅いかも知れない、狂ってしまっているかもしれない・・・・・・
もしそうだったらそのときは逃げてほしいんです」
けれど・・・・・・けれどもしかしたらもう遅いかも知れない、狂ってしまっているかもしれない・・・・・・
もしそうだったらそのときは逃げてほしいんです」
「構いませんよ」
その答えを聞いたいさじはそのまま背を向け走り出す。
ピンクを危険に晒してしまうという事実を受け入れ、今はただもう一人の男を助けるためにホテルへと向かう。
ピンクを危険に晒してしまうという事実を受け入れ、今はただもう一人の男を助けるためにホテルへと向かう。
『男には 浮気者は 多けれど』
多いねえ。
ピンクの落語が再び始まるのが聴こえる。
自分に会ったときと同じだ。
願わくば、彼の元に集うものに殺戮者がいないことを。
ピンクの落語が再び始まるのが聴こえる。
自分に会ったときと同じだ。
願わくば、彼の元に集うものに殺戮者がいないことを。
『あの娘さえいれば 私は幸せ』
俺はつかさちゃんかな?
待ってろよ、この男を助けたらすぐに行くからな。
待ってろよ、この男を助けたらすぐに行くからな。
【D-4、南東/深夜】
【いさじ@ニコニコ動画バトルロワイアル】
【状態】強い決意、かなりの覚悟
【装備】手ぶら
【持物】支給品×3、未開封
【方針/目的】
[基本方針]
つかさの現在の状態を知り、脱出する
1、村雨良(名前は知らない)を治療するためにホテルに向かう
2、つかさと会う
3、笑点のピンクが気がかり
【いさじ@ニコニコ動画バトルロワイアル】
【状態】強い決意、かなりの覚悟
【装備】手ぶら
【持物】支給品×3、未開封
【方針/目的】
[基本方針]
つかさの現在の状態を知り、脱出する
1、村雨良(名前は知らない)を治療するためにホテルに向かう
2、つかさと会う
3、笑点のピンクが気がかり
【村雨良@漫画ロワ】
【状態】:気絶中、疲労(大)、全身に多大な負傷(特に左腰に裂傷)
【装備】:なし
【所持品】:支給品一式、不明支給品1~3個
【思考・行動】
基本方針:この殺し合いを潰し、BADANとの最終決戦に帰還する。
1:一人でも多くの人間を守り、殺し合いに乗った者は無力化、もしくは倒す。
2:かがみ、アカギ、ヒナギク、ジョセフとの合流。
3:パピヨン、泉こなた、柊つかさ、高良みゆき、三村信二、川田章吾、ルイズとの接触。
4:エビル(シンヤ)を止める、もしくは倒す。また、Dボゥイなる人物にエビル(シンヤ)の事について訊く。
【備考】
※参戦時期は漫画ロワ254話、「真・仮面ライダー ~決着~」の直後です。
※ジェネラルシャドウ、泉こなた、柊つかさ、高良みゆき、三村信二、川田章吾、ルイズが生存している事に疑問を抱いています。
※アカギ、圭一、6/の名前が複数ある事に疑問を抱いています。
※力、自己修復能力等に制限が掛けられています。
※テッカマンエビル(相羽シンヤ)を記憶に刻みました。
※表面状の傷は塞がりましたがまだ油断できません。
【状態】:気絶中、疲労(大)、全身に多大な負傷(特に左腰に裂傷)
【装備】:なし
【所持品】:支給品一式、不明支給品1~3個
【思考・行動】
基本方針:この殺し合いを潰し、BADANとの最終決戦に帰還する。
1:一人でも多くの人間を守り、殺し合いに乗った者は無力化、もしくは倒す。
2:かがみ、アカギ、ヒナギク、ジョセフとの合流。
3:パピヨン、泉こなた、柊つかさ、高良みゆき、三村信二、川田章吾、ルイズとの接触。
4:エビル(シンヤ)を止める、もしくは倒す。また、Dボゥイなる人物にエビル(シンヤ)の事について訊く。
【備考】
※参戦時期は漫画ロワ254話、「真・仮面ライダー ~決着~」の直後です。
※ジェネラルシャドウ、泉こなた、柊つかさ、高良みゆき、三村信二、川田章吾、ルイズが生存している事に疑問を抱いています。
※アカギ、圭一、6/の名前が複数ある事に疑問を抱いています。
※力、自己修復能力等に制限が掛けられています。
※テッカマンエビル(相羽シンヤ)を記憶に刻みました。
※表面状の傷は塞がりましたがまだ油断できません。
すみませんね、いさじさん。 でもどうしてもあなたとは一緒にいられないのですよ。
私が貴方と居られない理由はちゃんとあるのですよ。
しかしそれを言うのは恥ずかしい気がしましてね。
なぁに、簡単なことでよ。
私が貴方と居られない理由はちゃんとあるのですよ。
しかしそれを言うのは恥ずかしい気がしましてね。
なぁに、簡単なことでよ。
私は所詮引き立て役だということです。
この殺し合いの舞台には輝きを失った影の薄い人々がいます。
小さくてもいい、一番星でなくても彼らを照らし続ける星となりたいのです。
笑いという光をもたらしたい、ただそれだけなのです。
最初あなたの姿を見たとき、内心震えていました。
もしかしたら殺し合いに乗っているのだろうかってね。
自分で拡声器を使っといて我ながら間抜けなものです。
これが笑点だったら山田君が来るところですね。 まったくお恥ずかしい限りです。
この殺し合いの舞台には輝きを失った影の薄い人々がいます。
小さくてもいい、一番星でなくても彼らを照らし続ける星となりたいのです。
笑いという光をもたらしたい、ただそれだけなのです。
最初あなたの姿を見たとき、内心震えていました。
もしかしたら殺し合いに乗っているのだろうかってね。
自分で拡声器を使っといて我ながら間抜けなものです。
これが笑点だったら山田君が来るところですね。 まったくお恥ずかしい限りです。
私は誰とともにいても笑点を止めることはないでしょう。 ですがそうしたら今度はあなたにも危険が及んでしまう。
そんな私のエゴに一番星であるあなたを巻き込むわけにはいかない。
脇役のために主役が死ぬだなんてあってはならないことですからね。
だからあなたはつかささんという人を照らしてあげてください。
そんな私のエゴに一番星であるあなたを巻き込むわけにはいかない。
脇役のために主役が死ぬだなんてあってはならないことですからね。
だからあなたはつかささんという人を照らしてあげてください。
『宵っ張りの子供は健康や成長に悪影響があるといいますね。
皆さん夜更かししている子供になって下さい。
私が陛下になって「おまえたちもう寝なさい」と言いますから、皆さん住民の立場でなんか言って下さい』
皆さん夜更かししている子供になって下さい。
私が陛下になって「おまえたちもう寝なさい」と言いますから、皆さん住民の立場でなんか言って下さい』
明るい口調とは裏腹に、切なる願いを込めた演芸が再び幕を上げる。
前に惹かれて訪れたのは数奇なことに歌い手の男。
歌い手は歌で、落語家は語り、形は違えど人々に元気を与えることに違いはない。
前に惹かれて訪れたのは数奇なことに歌い手の男。
歌い手は歌で、落語家は語り、形は違えど人々に元気を与えることに違いはない。
『おまえたちもう寝なさい』
一人の歌い手、いさじは傷ついた男を連れて行ってしまったが、彼ならまたどこかで人を助けようとするだろう。
だからピンクは自分の舞台を続ける。 己の信じるもののために。
だからピンクは自分の舞台を続ける。 己の信じるもののために。
『弟の名前がシンヤ(深夜)
そんな名前つけられちゃ寝られっこねーじゃねーか!』
そんな名前つけられちゃ寝られっこねーじゃねーか!』
はたしてこれから笑いの星の元に訪れる客はどんな人物か。
それは天の星だけが知っている。
それは天の星だけが知っている。
【D-4/深夜】
【笑点のピンク@カオスロワ】
【状態】強い決意
【装備】拡声器@ロワ全般、座布団@現実
【持物】基本支給品、薬草×9@ニコロワ
【方針/目標】
[基本方針]
地味な人々を笑わせ、元気づける。
1、人を笑わせる。
2、少女と会う。
【笑点のピンク@カオスロワ】
【状態】強い決意
【装備】拡声器@ロワ全般、座布団@現実
【持物】基本支給品、薬草×9@ニコロワ
【方針/目標】
[基本方針]
地味な人々を笑わせ、元気づける。
1、人を笑わせる。
2、少女と会う。
※聖杯戦争編であっさり死んだ直後からの参戦。それ以前は覚えていません
※らきすたメンバーが原作参戦なのを知りません
※らきすたメンバーが原作参戦なのを知りません
022:烈火の爪(れっかのそう) | 投下順に読む | 024:パロロワ大戦3~主催側の決意~ |
022:烈火の爪(れっかのそう) | 時系列順に読む | 024:パロロワ大戦3~主催側の決意~ |
002:笑いと歌と二人の決意 | いさじ | 039:まあ、どうせここヘンタイさんばっかだし。 |
018:激突!仮面ライダーゼクロスVSテッカマンエビル(後編) | 村雨良 | |
002:笑いと歌と二人の決意 | 笑点のピンク | 066:ピンク色の誓い・らきロワ編 |