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ぶっちぎりバトルヴァンパイアーズ

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ぶっちぎりバトルヴァンパイアーズ ◆DiyZPZG5M6



「誠君……どこにいますか? 私はここにいます。だから返事してください誠君……」

 森の中をひとり彷徨う少女。
 焦点の合わない虚ろな瞳は何を写しているのだろうか?
 彼女――桂言葉は水晶色に輝く大剣を引きずりながらゾンビのような足取りで森を徘徊していた。

 この島に蠢く59体の西園寺世界をこの世から滅殺するために。
 ただの一人も逃さず徹底的に殺しつくす。
 一人でも残せばプラナリアのように増殖する。
 完膚なきまでに鏖殺するのだ。
 そうでもしないと『奴』は何度でも何度でも何度も伊藤誠にまとわりつく。

「誠君誠君誠君誠君誠君誠君誠君誠君誠君誠君誠君誠君誠君誠君誠君誠君誠君……」

 病的に伊藤誠の名を呼びかける言葉。
 目に見える人間全てが西園寺世界と認識される言葉にとって唯一心安らぐ存在なのである。
 アイスソードの副作用による知力低下がもたらしたことによって発症した擬似的な雛見沢症候群の末期症状、
 すなわち理性の崩壊と時にありえないものを知覚する超感覚が、この島に潜む伊藤誠の存在を感じ取っていたのである。
 しかし、知っての通りこの島に招かれた哀れな生贄の中に西園寺世界はおろか伊藤誠の名前は存在しない。
 ならばなぜ彼女は伊藤誠の存在を感じ取っているのだろうか―――?



 ☆



「ハァッ……ハァ……さすがにもう追ってこれないだろ……」
 息を切らし、地べたに座り込む下半身丸出しの男―――6/は走ってきた方角を振り向いて呟いた。
「まあ、予備知識の賜物だよね~」
「だねー」
 と息を全く切らすことなくお互い顔を見合わせ微笑む小柄な少女二人。泉こなた地球破壊爆弾No.V-7である。
「つかお前らあんだけ全力ダッシュして何で平気なツラしてんだよッ!」
「だって私オタクだけど運動神経は抜群なんだもん。運動は大嫌いだけどね~」
「まあ私はこなたちゃんの姿してるからね~。身体能力はオリジナルに準ずるのさー」
「畜生! 俺だって日本人男子の平均ぐらいの運動能力はあるっつーの!!!」

 何はともあれ突然現れた狂人の襲来から逃げられたことを喜び合う三人。
 狂人の名は桂言葉。
 オタクなら知る人ぞ知るヤンデレガールなのだ。
 だからこそ三人はすぐさま彼女が発狂モードに突入していることを見抜き、彼女の不意を突く形で逃げ出す事に成功したのである。

「ところで……こなたちゃんも彼女の事を知ってたみたいだけど」
「まねー、原作プレイ済みだし サマイズのギガパッチ騒動だって経験済みだよっ☆」
 自慢げに親指をグッと立てるこなた。
 その言葉に爆弾は腕を組み何やら思いを巡らせていた。

(彼女もまたゲームでスクイズを認識している……6/さんの考察が真実味を帯びてきているね)
 6/曰く、泉こなたや涼宮ハルヒは二次元の世界の住人ではなくて、限りなく三次元世界に近いパラレルワールドの存在だという。
(ならば……どこかの異世界に私を登場人物にした物語が存在しているのかもしれないね。いや、もしかしたらこの殺し合い自体が―――ふふん、面白い)
 うんうんと一人頷く爆弾。
(誰かが時空震動弾を発動させたのか、涼宮ハルヒがこうなる事を願ったのか。―――神、空にしろしめす。 なべて世はこともなし。この世に偶然なんて存在しない、全てが必然である、か……)

「おーい、爆弾さーん?」
 自分の名を呼ぶ声に爆弾は思考の海の底から引き上げられる。気がつくとこなたが顔の前で手を振っていた。
「どうしたの? ぼーっとしちゃって?」
「ごめんごめん、ちょっと考え事をしててね」
「考え事?」
「ん、まあまだ取るに足らない、まとまりきってはいない。妄想みたいな物かな。その内話すよ」
「ふぅん……」
 全く同じ容姿をしているのにその身が纏う雰囲気は全く違う爆弾。
 こなたにとって彼女の賢者のような哲学者のような振る舞いは時に、ハルヒの登場人物である古泉一樹を思い起こすものだった。

「ところでよ……切実な悩み事があるんだ……」
 突然深刻そうな表情で話す6/。
 どうしたものかとこなたと爆弾は彼を見やる。
「あ……っ」
 こなたの表情が赤く染まる。
 爆弾は苦笑いをしている。
「そうだ……頼む、何か着る物をくれないか……さすがにこの格好はマズすぎる。こう、刑法的に」



 ☆



「ふっふーん、こなたちゃん可愛いな~。いつもエロゲで見慣れてるのに『本物』を見て顔を赤らめちゃうんなんて~☆」
「だ、だって男の人のを見るのはお父さんぐらいなんだもん……」
 いつもかがみに対してセクハラ発言をしてるこなたが珍しく恥じらいを見せている。
(なるほど~こなたちゃんはいざ攻められると弱い隠れMとみた。かが×こなネタゲットだぜ! ククク……私のドSの血が騒いじゃうねぇ~)
「時にこなたちゃん、お父さんと6/さん。どっちが『大き』かった」?」
「えっ? あの、それは……」
「ちょっおまっ、それ何というセクハラ発言! お前はオヤジかッ!」
 しばしの沈黙の時間が流れる。
 顔を赤く染めたこなた小さな声でありながら誰にでも聞こえるしっかりした声で言った。

「―――お父さん」

 つうこんのいちげき!
 こうかはばつぐんだ!
 6/はしんでしまった!

「あっ6/さんが灰になった。急いでカント寺院で復活を!」

 6/はロストした。
 ざんねん! 6/のぼうけんはこれでおわってしまった!

「って終わってねーよ!! つか勝手に殺すな!!!」
「あっ生き返った」
「頼む……俺に何か着る物を……人間の尊厳を……」
「そういう時にこそ支給品チェックじゃないかな? ほら6/さんはまだ全部の支給品を確認したわけじゃないでしょ……」
「確かに……でも都合よく服が入ってるなんて……」
「いやいや、こういう時だからこそ都合よく服が入っている物なんだよ。―――まあまともな服じゃあないけどね」
 手を口に当てクスリと笑う爆弾。
「クソッ背に腹は変えられん、まともな服を―――俺は支給品を信じる!」

 決意して自らのデイバッグに手を伸ばす。
 すると何かしらの布の感触が手に伝わった。
 そして数分後、着替えを終えた6/が二人の前にその姿を現すのだが―――

「ほら、やっぱりまともじゃなかった」
 にやにやと笑う爆弾。
「中○ktkr!!!」
 目を輝かせるこなた。

 6/が着ているのは額の部分に星をあしらった緑色の帽子と深いスリットの入ったチャイナドレスだった。
 無論男が着るのには程遠い代物である。
「ってなんだよこれッ! 男物じゃねー! それ以前にこのデザイン! 人民服を無理矢理チャイナドレスに改造したデザイン! まんま中○じゃねーかぁぁぁぁ!!!」
「「ですよねー」」
「畜生……」

「資本主義の豚共に鉄槌を! 人民を飢餓と貧困から救え! 大・躍・進!」
「それ微妙に危ないネタだからやめれ」

「と、まあ冗談は置いといて、これで下半身丸出しから逃れられたんじゃない?」
 爆弾の言うことももっともである。
 しかし6/に支給されたのはあくまでチャイナドレスだけであってそれに付属する下着というものは存在していないのである。
 つまり今の彼はノーパン状態であり、激しい動きをすればその深いスリットから大切な部分がチラリズムするという恐れを孕んでいるのだった。
「人間の尊厳を失うよりマシでしょ?」
「ああ……確かにそうだが……何かこの服、胸の部分が結構あまるな……」
「そりゃ○国は巨乳設定だし」
「くやしいのう、くやしいのう……でも貧乳はステータスだ! 誇ってもいいんだよ爆弾さん!」

「ところで……6/さんの支給品ってそれだけ?」
「あー……どうだろ。ちょっと待ってくれ調べてみる」
 そう言って6/は再びデイバッグを調べる。
 すると一丁の拳銃が姿を現した。

「何だ……ただの拳銃か……弾は入ってるようだけど……予備のマガジンが入ってねえ」
「チート能力だらけのロワで銃なんてあまり役立たないかもね~」
「そういえばジェームス・ボンドが同じ銃持ってたよね。確かワルサー何とかって―――」



 ★



「なあんだ誠君……そんな所にいたんですか」
 突然森の中に広がる匂い、とてもよく知る匂い。
 間違うはずがありません。私の大好きな誠君の匂いです。

 早くしないとまたも世界さんの毒牙に掛かってしまいます。
 誠君だって男の子ですもの、可愛い女の子がいればそちらに誘われてしまうのは理解しています。
 だけど彼女だけは駄目です。
 世界さんは私と誠君を引き合わせました。
 でも彼女は誠君を手放すことが惜しくなって私を裏切りました。
 そんな人が誠君を幸せにできるはずがありません。
 だから、

 死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね
 死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね
 死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね
 死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね
 死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね
 死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね

 私は誠君の匂いを辿りひたすら森の中を歩き続けました。
 うっそうと茂る森の中。どちらが北か南かはわからないけど、確実に誠君の下へ近づいていきました。

 だんだんと誠君の気配が近づいていきます。
 すると他の人の―――世界さん達の気配に感じ、私は足を止めました。
 暗い森の中、私は木の陰から誠君を覗き込みました。

「誠君……!?」

 何ということでしょう。
 誠君を取り囲むように世界さん達がいます。
 小さい世界さんが二人と大きな世界さんが一人。
 そうです。私がさっき出会った世界さんです。
 まずいです。大きな世界さんは女性にあるまじきモノで誠君を掘ろうとしています。
 私はいますぐにも飛び出そうとするのを堪え、いかに効率よく世界さんを屠る事を考えました。
 さすがに私も三人同時に相手をするのは難しいと思います。
 ふと目をやると私の手に握られた剣が冷たく煌いていました。



 ☆



「なあ……何か寒くないか?」
「そうかな? 夜だからじゃないかなあ」
 6/は急に気温が下がったように感じ身を震わせる。
 何かが変だ。何かがおかしい―――
 6/は気を落ち着かせるため大きく深呼吸をする。
 すると……

「ちょっと待て! 何で吐く息が白くなってるんだ! つか寒ッ! まるで冬じゃねえかよ!」
 急激な気温の低下に爆弾もこなたも事態の異常さに気がつく。
「何! なにが起こってるの!」
「わからないけど……間違いなく良い事態じゃないのは確かだよ」
 身を縮込ませ震えるこなた。爆弾は冷静に事態を分析する。
(これは自然のものじゃない……そう、人為的な―――)

「やべえ……! こりゃ冬ってレベルじゃねえ! まるで冷凍庫の中だ! このままじゃ凍え死んじまうッ!」
 なおも下がり続ける気温、この寒さだとすでに氷点下近くまで気温が下がっているだろう。
「雪……?」
 こなたは周囲に舞う存在に気がつく。
 月の光を反射してそれはきらきらと青白く輝き、森はとても幻想的な光景に姿を変えていた。
 それは雪よりも遥かに細かい結晶で森の中を舞い続けていた。

「違う……雪じゃない……これはダイヤモンドダスト……」
 爆弾が声を上げる。
 ダイヤモンドダスト、低温下において大気中の水蒸気がそのまま氷結したものである。
 日本では真冬の北国でしか見られない物なのだが―――
 爆弾は思い出す。
 人為的に極低温を発生させる存在。
 ついさっきそれを見たばかりではないか。

 極めて氷に近い分子構造を持つ魔剣――――アイスソードを。



「みんな伏せてぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇッ!!」
 爆弾の絶叫が木霊する。
 その瞬間、森を荒れ狂う氷の嵐が吹き込んだ。

「なんじゃこりゃあああああああ!」
「死にたくなかったら頭を下げて!」
 それは氷の嵐というレベルを遥かに超えていた。
 言うなれば氷の弾丸。
 鋭く研ぎ澄まされた無数の氷の刃がさながら機銃掃射のような勢いで森を襲う。
 細い枝をなぎ倒し、鋭い刃が大木に突き立てられる。
 ややあって嵐のような氷の銃撃が止むと、森の奥から地獄の底から響いてくるような怨嗟の声が周囲に木霊した。

「誠君……」

 少女の声がした。
 森の奥から小柄な少女の影が現れる。
 それは木々の隙間から篭れ出る月光によってその存在が露になる。



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         | : |: : : :| : :ヽ\  ̄        _Ξ三三三三三,/| : |: : : : | : : : :| : |
          | : | : : : |: : : :|` |lヽ、        ´ ̄` 三三三三:,イ: :| : |: : : : | : : : :| : |
          | : | : : : |: : : :| : |l |: |li:..、      三三三三才il| :l : :| : |: : : : | : : : :| : |


「げぇっ! 言葉!!」
「これはちょとマズいね……」
 狼狽する6/。爆弾は平然としてる様でもその言葉にあまり余裕が見られない。
 言葉は二人の様子など気にも留めず愛する男の連呼していた。

「誠君はどこですか?」
「はぁ!? 何言ってんだ誠がここにいるわけねーだろッ!」
「いますよ、ちゃんと。返してください。あなた達が誠君を隠しているのはわかっていますから」
 もちろん名簿に伊藤誠の文字は無い。
 ましてや自分たちが誠を隠してるなんて冗談じゃない。

「こいつぁ想像以上にプッツン逝ってやがる……! でもこちらは三人だ! 逆にフルボッコにしてやるぜッ!」
「三人……? 何を言ってるんですか世界さん。『二人』の間違いじゃないですか?」
「馬鹿な事言ってんじゃねえ! 俺、爆弾さん、こなたの三人だろーがよー!!」

「それじゃあ……世界さんの後ろで倒れている世界さんは誰ですか? くすくすくす」
 言葉はゆっくりと指を差す。
 6/と爆弾は言葉が指差す方向―――自らの背後に目をやった。

 無造作に地面に広がる空色の長い髪。
 平均的な女子高生と比べるとひどく小柄な身体をくの字に折り曲げて、
 セーラー服の腹部を真っ赤に染めたこなたが苦悶の表情で蹲っていた。

「―――こなた!!!」
「こなたちゃんッ!!!」
「ご……めん……避け切れ……なかった……」
 こなたの腹部には言葉が放った氷の刃が深々と突き刺さっており、こなたが息をする度に傷口から血が溢れ出していた。

「お腹……刺される、って、こんなに痛いなんて……思わなかったよ……あはは」
「馬鹿野郎! そんな事言ってる場合かよッ!!!」

「―――これで一人、いえ『一匹』ですね。あはははははははは」
「てめぇぇぇぇぇぇ!!」
 ケタケタと哄笑の声を上げる言葉に今にも飛び掛ろうとする6/を静止させる爆弾。

「6/さんはこなたちゃんを連れて逃げて、ここは私が時間を稼ぐから」
「なッ……あんた一人残してトンズラこける事なんてできるかよ!」
「駄目。あなたまで残ったら誰がこなたちゃんを守るの?」
「それは―――」
「大丈夫、必ず追いつくから」
 爆弾は目をウインクさせて言った。

「解った……絶対に合流しろよ。こんなあからさまな死亡フラグ立てて死んだら末代まで祟ってやるからな!」
「おお、こわいね~」

「こなた……! 少し痛むけど我慢してくれ」
 6/はこなたを抱え上げると背後に目もくれず走り去って行った。



 ☆



 6/がこなたを連れて逃げた後、森に残された地球破壊爆弾と桂言葉。
 二人は微動だにせず対峙していた。

「追わないんだね」
「ええ、手負いの世界さんとその護衛に忙しい世界さんなんていつでも始末できますから。まずはあなたからですよ、―――世界さん」
「相も変わらず伊藤誠と西園寺世界への妄執には脱帽するよ」
「ええ、誠君は私の彼氏なんですから」

 本来、桂言葉は病弱な女子高生という設定である。
 しかし……どういう訳か公式で居合いの達人という設定が付与されており、
 おまけに発狂状態。いわゆる『言葉様』状態になるとニュータイプ並の直感能力を持っているらしいの事である。
 そしてアイスソードによる知力低下が引き起こした雛見沢症候群の末期症状による超感覚。
 書き手として桂言葉の能力をある程度知っていた爆弾だが、今の言葉の能力は全くの未知数であった。

「――――投影、開始(トレース、オン)」

 虚空より現れた二丁の拳銃が爆弾の両手の中に納まる。
 ベレッタM92Fカスタム『ソード・カトラス』―――通常のベレッタM92Fよりも長い銃身とスライドを持つ特別性の拳銃である。
 爆弾は静かにそれを言葉に向けて構える。
 対する言葉もアイスソードを居合いの要領で構えていた。

 お互い一歩も動かない。
 否、動けない。
 先に動いたほうが負ける。

 一体何分間その状態でいただろうか?
 雲間に隠れていた月が再び姿を見せた時―――

「はぁぁぁぁぁぁぁぁッ!」

 言葉の足が大地を蹴った。
 通常よりも遥かに前傾姿勢。それは地に伏せる虎のような動きで一気に間合いを詰める。
 予備動作無しの動きは素人目ではまるで瞬間移動したかのように見えるだろう。
 馬鹿正直に真っ直ぐ突っ込んできた言葉にほんの僅かにだけ爆弾の引き金を引く動きが鈍る。
 そのコンマ一秒ほどの遅れが言葉に先制攻撃のチャンスを与える。
 二度銃声が森に鳴り響く。
 だが言葉にはかすりもしない。
 いくら無限の弾数を誇る爆弾の銃とて、撃った瞬間。スライドが動き元に戻る僅かな動作の最中には次弾が撃てない。
 つまり、全力で回避行動しなければ言葉の一太刀をまともに食らってしまう。
 言葉の剣閃はまっすぐ爆弾の両の足に向かって伸びてゆく。
 後ろに飛びのくか?
 それとも銃で受け止めるか?

(どれでもない……! これはフェイントッ!)

 その刹那、足に伸びる太刀筋が消失した。
 そして次に爆弾の頭上から剣が振り下ろされる。
 爆弾は銃を盾にして言葉の一撃を防ぐ。森に鳴り響く甲高い金属の音。
 剣と銃で鍔迫り合いをするというありえない光景。
 いくら居合いの達人とはいえ、超感覚を身に着けているとはいえ、言葉の筋力は女子高生の物から大きく逸脱してはいない。
 剣筋こそ速いが一撃の重さは凌ぎ切れない重さではないのだ。

「読み合いは私の勝ちだね……ッ!」
「うふふ……それはどうでしょうか?」

 鍔迫り合いする言葉のアイスソードが蒼く煌く。
 すると、みるみるうちに爆弾の銃が凍りつき、その両の腕にまで氷が広がってゆく。

「くぅ……! だけどッ!」

 爆弾は言葉の腹部に強烈な蹴りを見舞う。
 言葉は吹っ飛ぶものの受身を取って最低限のダメージに押さえ込む。

「……ッ! でもこれで仕切り直しですね。だけど凍りついたあなたの腕で正確な銃の狙いが付けられますか?」
「ふん……」

 再びアイスソードの刀身が輝く。
 またも周囲の気温が急速に低下してゆく。
「さあ……全部撃ち落して下さいね。『冬の嵐』!!」

 解放されたアイスソードの凍気が暴風と共に無数の氷の刃になって爆弾に襲い掛かる。
 まともに食らえば蜂の巣どころか冷凍ミンチになりかねない鋭い氷の礫。
 全方位から降り注ぐそれは回避は不可能。

 ならば、

「――――I am the bone of my bullet(体は銃弾で出来ている)」

 爆弾が紡ぐ言霊がさらにソード・カトラスの連射速度を加速させる。
 拳銃にあるまじき速射。
 ハリネズミのような対空砲火が次々と氷塊を撃ち落す。両腕を氷漬けにされ、凍傷を負っているにも関わらず正確無比に射撃を行う。
 ついに降り注ぐ弾幕結界に穴が空いた。それを見逃す爆弾ではない。
 爆弾は跳躍し氷塊の嵐から離脱する。狙うは桂言葉ただ一人。
 アイスソードの力を解放中である言葉に回避運動を行う余裕は、ない。 

 爆弾は射撃体勢に入る。
 言葉は回避を諦め空中の爆弾を迎撃すべく氷塊の射出方向を変える。
 だが僅かに爆弾の方が速い。
「殺った―――ッ!」


「いいえ―――殺られたのはあなたですよ」
 言葉はくすりと笑い、アイスソードを大地に突き立てた。
 瞬間、地面から木の幹ほどの太さのある氷の杭が真下から空中に舞う爆弾刺し貫いた。

「がっ……ぁ……」
 爆弾の小さな身体は百舌鳥の早贄の如く巨大な氷柱に貫かれ大地に縫い止められていた。
 大量の血液が氷柱を伝って地面に広がってゆく。

「お釣りがありますから、これも受け取って下さいね」
 大地に突き立ったアイスソードの刀身が光る。
 今度は二方向から伸びた氷柱が爆弾の両の脇腹を深々と貫く。
 三方向から串刺しにされた爆弾の姿は磔にされた罪人のように無残な姿を晒してした。
「あっはははははは。まるで串刺し公によって串刺しにされたトルコ兵みたいですよ。逃げた世界さん達もこの島にいる他の世界さん達も街という街に、森という森にその屍を晒してあげましょう」
 狂笑する言葉。怨敵をい残酷この上ない方法で始末できた事に歓喜に打ち震える。
 しかし―――


「串刺し公を串刺しにするなんて本当に面白いジョークだよ……愉快だ。愉快極まるね」
「なっ―――!?」
 すでに死体と化したはずの爆弾が口を開き、笑っている。
 心底厭そうに、心底愉しそうに唇を三日月の形に歪めて嗤っている。

「まさかこんな早くに、この姿を晒す事になるなんて思わなかったよ」
 黒い闇が、黒い混沌が爆弾の内より溢れ出す。
 溢れ出した闇が爆弾の―――泉こなたの姿を食い潰す。
 人の姿を失った闇はゆっくりと地面に舞い降りる。
 蠢く闇からは無数の眼が言葉を凝視する。
 牙がびっしりと生えた犬の出来損ないのような物
 出来損ないの人体の一部のような物が闇から溢れ出しては闇に還る。

「あなたは……だれ……世、世界さんなんかじゃない……っ」
 こんなモノが西園寺世界のはずがない。
 こんなモノが人間であっていいはずがない。
 目の前に蠢くおぞましいモノに初めて言葉は恐怖心を露にする。

 混沌は一箇所に集まり人型を形作る。
 闇が晴れたそこに佇むのは、血の様に赤い外套を羽織った黒ずくめの異形だった。
 そう、その姿こそ吸血鬼アーカード、地球破壊爆弾を構成する一面。
 しかし爆弾の首から上は泉こなたの物という異様な姿だった。
「なに、姿形などこの私にとっては至極無意味な物だ」
 爆弾はこなたの顔なのに低く渋い男の声で言った。

「さあ剣を振れ! 氷の弾丸を放て! 再び私をトルコ兵の様に串刺しにしてみせろ! さあ夜はこれからだ! お楽しみはこれからだ! ハリーハリーハリーハリーハリーハリー!!!!」
「ばッ……ば、ばッ化物……!!」
「くっくっく……狂人に化物呼ばわりされるとは心外だ。本来なら今すぐブチ殺してやりたいが……今はこなたちゃんの容態が心配なんでね。私は一足先に帰らさせてもらうよ」
「に、逃がし……ません……!」

「やだぷー。『スーパーキョンタイム』発動!!! ゆっくりしていってね!!!」

 爆弾を除く全ての存在がゆっくりとなる。
 夜天を流れる雲も、寄せては返す波の動きも限りなく動きが止まってゆく。
 爆弾は言葉を尻目に一目散に走り去って行った。
 言葉の目からは突然、凄まじい加速度で走って行ったとしか見えない。
 言葉も急いで爆弾を追いかけようとするが……

 ぐりゃりと視界が歪む。
 足に力が入らない、激しい戦闘とアイスソードの力を使いすぎため疲労が限界に達してしまっていた。
「誠君が……誠君が……」
 地面に倒れこむ言葉。
 うわ言のように誠の名前を呼びかけ、そのまま意識を失った。




【B-5/森/一日目-黎明】


【桂言葉@やる夫ロワ】
 [状態]:知力低下、気絶中、疲労(大)、上半身ずぶ濡れ
 [装備]:アイスソード@ニコロワ
 [持物]:支給品一式、不明支給品0~2
 [方針/行動]
  基本方針:誠君を見つける。
  1:???

※でっていう撃破後、ゴルゴたちと別れた直後からの参戦です。
※アイスソードの効果で知力が低下している間は、元ロワの末期状態(自分以外の人間が全て世界に見える)と同じ状態になります。
※全ての世界がふた(ryだと思い込んでいます。
※アイスソードは言葉の近くの地面に転がっています



 ☆



「糞……ッ血が止まらねえよ……ッ!」
 こなたを抱え逃げ出した6/。森は抜け今は街の路上にいた。
 青白い顔で横たわるこなたの小さな身体。
 少しでも遠く言葉から逃れたいのだが、予想以上にこなたの出血が酷く動かせないでいた。
「もう……私の事はいいから、……早く逃げて」
 その声に力は無く、すぐに処置を施さないと確実に命に関わる状態だった。
「馬鹿な事言ってんじゃねえ! 絶対にお前を死なせはしねえ……だから、そんな事言わないでくれ……!」

 繰り返されるバトルロワイヤルに参加させられてきた6/。
 何度も自分の前で見せ付けられてきた光景だった。
「これ以上誰も死なせない……!」
「あは……ちょっとだけ私、6/さんに恋愛フラグ、立っちゃったかな……?」
「ああ、それだけ冗談言えりゃあ大丈夫だ。生きろ!」


「駄目駄目、恋愛フラグは死亡フラグだからね☆」


 聞きなれた声が背後からした。
 目の前の泉こなたと同じ声。
 稜桜学園のセーラー服を着た地球破壊爆弾が笑顔で立っていた」
「爆弾さん! 良かった……約束守れたんだな」
「もちろん、あんなベタな死亡フラグ立てて死ぬつもりなんてさらさら無いからね~」
 でもその顔色は若干悪い。
「あいつは……言葉はどうした?」
「少しばかり森でおねんねしてるかな? あれだけ暴れて疲れない訳無いからね。まあ私も結構血を流しちゃったけど」
「血って……! 大丈夫なのかよ爆弾さん!」
「私は頑丈だもん、それよりもこなたちゃんの様子は―――?」

 いつになく真剣な表情の爆弾。
 6/は手短にこなたの状態を説明した。

「出血が酷いね……」
「ああ、近くに病院はあるけど……俺達にこの傷を塞ぐ技術なんてねえ……糞ッたれ!! 打つ手は無しかよッ!」
 6/はアスファルトの地面に拳を打ち付ける。
 拳の皮が裂け血が滲んだ。

「打つ手が―――無い訳じゃない」
「本当か!」

「私の知識では『そう』だけど、念の為聞くよこなたちゃん。君は―――『処女』だよね?」
 爆弾の問いかけにこなたは力無く静かに頷いた。
「ってこんな時に冗談言ってる場合かよ!」
「冗談でそんな事は言わないよ。6/さんにもこなたちゃんにもまだ話していないけど……私はアーカードの能力を持っている」
「おい……それってまさか……」

「そう吸血鬼アーカード。冗談とも思える不死性を持つ怪物だよ。それで―――こなたちゃんを吸血鬼にする」
「そん、な……仮に無事に元の世界に戻れたとしても」
「彼女は人ではなく、血を吸う鬼となる。だからお勧めはできない、でも手段は示した。後はこなたちゃんが選んで……」
「それしか方法はないのかよ……」
「無いよ……後は偶然だれかが回復アイテムを持っていた。なんて展開に賭けるかい?」
「くっそぉぉぉぉぉ!!! そんな選択をこなたにさせるのかよ……畜生……畜生ぉぉぉぉぉお!!!」

 怒りとも哀しみともつかぬ声を張り上げて咆える6/。
 このまま運命を受け入れて静かに死を待つか、人を捨ててまで生に噛り付くか。
 そんな究極の選択をこなたにさせると言うのだ。
 何もできない自分が酷く悔しく、恨めしかった。

「私は……生きたい。まだ死ぬなんて…いやだよ……」
 弱弱しい消え入りそうな声で、でも二人の耳にはっきり聞こえるしっかりとした声だった。
「まだ……私、何もしてない……新作エロゲーも限定版のフィギュアも買ってないのに……何より……みんなと家に帰るんだ。だから……まだ死にたくない」
「こなたちゃん……」
「お願い、爆弾さん。私を吸血鬼にして―――」

 生きる意志こそ人が人であり続けるために大切な物。
 そこに姿形など関係は無い。

「素敵だ。やはり人間は素晴らしい」

 爆弾はアーカードの声で静かにそう言った。



「少し痛むけど……ちょっとだけ我慢して」
「あはは……お腹に穴が開いてるんだから……ちょっとやそっとの痛み大丈夫」
 爆弾は仰向けに寝かされたこなたの身体の上にゆっくりとと馬乗りになる。
 できる限りこなたを痛がらせないようにそっと。
「ごめん、私もさっきの戦いでかなり血を失くしてるから先に補給してもいい?」
「うん、いいよ……たくさん流れすぎてちょっとしかないけど……」

 爆弾は静かに血に染まったセーラー服の裾を胸の辺りまでを捲り上げた。
 小さな白い肌を真っ赤に染めたこなた。
 小ぶりで控えめな乳房を包むブラジャーですらも血で赤く染まっていた。
 爆弾は静かに顔をこなたの臍の近くに持っていき舌で傷口周辺を触れた。
「ん……ッ」
 傷口に入り込む舌という異物。
 痛みとこそばゆい感覚がこなたの身を捩じらせる。
 爆弾はこなたの仕草などお構いなく、こなたから流れ出す血を嘗め回す。

 ぴちゃ……ぴちゃ……
 子猫のような小さな舌で血を掬い嚥下する。
 出し入れされる舌が傷口に触れる度にこなたは身を捩じらせ嬌声を発していた。
「…………んッ………ふ……ぁ……」


(ぐあっ……こなた助けるためとは言え、すごくインモラルな光景じゃねえか……)
 小柄な少女が同じ顔の少女の上に跨り、舌を這わせてその血を啜る。
 健全な若い男である6/にとってその光景は妄想を掻き立てるには十分すぎるほどの淫靡さを湛えていた。
 どうみてもレズ物ロリAVです。本当にありがとうございました。
(落ち着け……KOOLになるんだ俺! これは救急医療であってそんな邪な物じゃねえぇぇ! 静まれ我がリビドーッ!)

 一人悶々とする6/をよそに爆弾は口をこなたの腹部から放し、首筋へ持ってきた。
「じゃあ……行くよ」
「お願い……します」
 鋭く伸びた犬歯がそっとこなたの白い首筋に触れる。
 犬歯の先が軽く皮膚を咲きぷつっと血が滲み出る。

(そう、これはこなたちゃんを救うため……ロリスキーは関係ない)

 爆弾の脳裏に柊かがみの姿をした少女が浮かぶ。
 以前に自らの手で吸血鬼にした少女。
 爆弾は彼女に対する罪悪感を感じつつ歯を一気に押し当てた。

「んッ……ひぁ……ぁ……」

 するりと牙が首筋の奥深くに滑り込む。
 酸素を十分に含んだ動脈の血液の味が一気に爆弾の口内に広がる。
 甘くて濃厚なこなたの血。
 上質の処女の血。
 甘美な酔いに爆弾はさらに奥深くに牙を突き立てる。

「はぁ……んッ……ン!」

 絡み合い溶け合う赤い糸。
 二人の意識の境界が消え失せる。

 私はこなた。
 私は地球破壊爆弾
 私は誰?
 私はあなた。
 あなたは私―――

 赤い闇にこなたの意識は塗りつぶされてゆく―――



 ☆



「ごちそうさまでした~。さすが処女の血は格別だね~」
 満足げに腹をさする爆弾。
 一方こなたは恥ずかしそうに自らの首元をさする。
 穿たれた二つの孔、吸血鬼となった証。
 腹部の傷もすっかり治っている。
 それに人間だった頃よりもずっと夜目が効いている。

「私……本当に吸血鬼になっちゃったんだ……」
「まだ駆け出し中の駆け出しだけどね。……後悔してる?」
「ううん、そんな事ない。あっ……そういえば6/さんは?」

 すっかり忘れ去られていた6/の姿を探すこなた。
 6/はこなたに背を向けるようにしゃがみ込み、何やらぶつぶつ呟いていた。
「あの~6/さん?」
「ふ、ふふ……ロリっ娘の生レズプレイに俺は理性を保てたぞ……ふふ、ふはは―――げぇッ! こなたっ! ぶっ無事だったんだな」
「へえ……『ロリっ娘の生レズプレイ』ね~。6/さんって私たちをそんな目で見てたんだー。やらしいな~」
「ち、違う! 俺は断じてそのような目でお前らを……そ、それよりもこれからどうするよ!」

 慌てふためく6/を生暖かい目線で睨むこなた。
 そんな二人を見て爆弾は言った。
「そうだね……まずは夜明け前にこなたちゃんのために日焼け止めクリームを探す事、後は輸血用血液パックを探さないとね。これは病院にあると思うから」
「何で私が日焼け止めクリームが必要なの?」
「だってこなたちゃん吸血鬼だし、太陽の光浴びたら一発で灰になっちゃうよ」
「って日焼け止めクリームで大丈夫なのかよッ!」
「大丈夫大丈夫~ロリ……じゃなくて映画でも吸血鬼がそれで太陽の下で活動してたからね☆」
「あんたは無くても大丈夫なのか?」
「ま、私はデイウォーカーだからねー。太陽の光が大嫌いなだけなのさ~」

 そう言って爆弾は歩き出す。
 それに続くこなたと6/。
 夜明けまでにはまだ時間がある。まずは日焼け止めクリームを探す。
 これが当面の目標である。

(しかし……何で俺達の居場所を言葉は解ったんだ? それにあいつは俺達が誠を隠してるなんて言ってたけど……まあ頭がおかしい奴の言う事なんて間に受けてもしょうがねーか)





 【B-6/1日目 街-早朝】


 【地球破壊爆弾No.V-7@書き手ロワイアル2nd】
 [状態]:(〓ω〓.)、疲労小
 [装備]:ソード・カトラス(能力)x2
 [持物]:デイパック、支給品一式
 [方針/行動]
  基本方針:『らき☆すた計画』を成功させる。
  1:日焼け止めクリームを探す
  2:泉こなた、6/と行動する。
  3:こなたを吸血鬼にしたことでロリスキーに罪悪感。
  4:こなたや自分の知り合いを見つけ出しパーティに加える。
  5:”涼宮ハルヒ”に会えるのが楽しみ♪
  6:チート関係に関しては空気読む方向で。また簡単に変身しない。

 [備考]
  ※登場時期は「238:trigger」の冒頭辺り。ウッカリデスが死亡するより前です。
  ※嫁はロリスキー一筋です。
  ※『らき☆すた計画』が何かは現在全くもって不明です。
    深遠なる野望があるのかもしれませんが、ただらき☆すたキャラと親睦を深めたいだけかもしれません。
  ※投影したソード・カトラスは弾丸無限のコスモガンですが、撃つほどに体力を消耗します。


 【泉こなた@らき☆すた】
 [状態]:吸血鬼、疲労小
 [装備]:エンフィールドNo.2@アニ2(6/6+予備弾24発)、団長腕章@ニコロワ
 [持物]:デイパック、支給品一式、魔法『フレイム・ボール』inエニグマの紙@漫画ロワ
 [方針/行動]
  基本方針:地球破壊爆弾No.V-7と同行して、何とか事態を解決できないか探ってみる。
  1:吸血鬼になっちゃった……
  2:日焼け止めクリームを探す
  3:地球破壊爆弾、6/と共に行動。
  4:自分や爆弾の知り合いを見つけ出して一緒に行動する。
  5:”涼宮ハルヒ”に会えるのが楽しみ♪

 [備考]
  ※登場時期は3年生になってから卒業するまでのうちのどこかです。
  ※地球破壊爆弾No.V-7の話を聞いて、参加者がフィクションを含む多数の世界から集められたものと知りました。
  ※こなたの備考に『6/の話を聞いて、フィクションが現実に存在する可能性も知りました』を追加で


 【6/氏@カオスロワ】
 [状態]:健康、疲労小
 [装備]:サバイバルナイフ@現実、チャイナドレス@書き手ロワイアル2nd、キョンのワルサー7/7発@やる夫ロワ
 [持物]:基本支給品一式、
 [方針/行動]
  基本方針:仲間ともう二人の自分と合流し、主催者を倒す
  1:日焼け止めクリームを探す
  2:こなたと地球破壊爆弾と共に行動。



  3:誤解されなくてうれしい。
  4:こなたが心配

 [備考]
  ※5期最終話エピローグ後からの参戦です。




【スーパーキョンタイム】
地球破壊爆弾のチート技の一つ。使用すると爆弾以外の者はゆっくりとしか動けなくなる。
一度使うとしばらくは使用不可


【チャイナドレス@書き手ロワイアル2nd】
お姉さま@ギャルゲロワに支給された緑色のチャイナドレス。
鍔の無い帽子とセットになっている。某紅魔館の門番の物と同じデザイン。


【キョンのワルサー@やる夫ロワ】
やる夫ロワにてキョンに支給されたワルサー社製の拳銃。
キョンは麻薬漬けにした伊藤誠をこの銃で射殺しため末期状態の言葉はこれを誠と認識するようになってしまった。
なお、やる夫ロワ本編ではワルサー社のどの銃か不明だが作中のAAの形状から推測するにワルサーPPKと思われる。


043:作成人のパーフェクト?メタ考察教室 投下順 045:切り札はキミの中
067:彼女のフラグ取捨選択 時系列順 049:リバーワールド
029:空を見上げる少女達の瞳に映る世界 地球破壊爆弾No.V-7 069:ネクストらき☆ロワヒント「窓からの視線」
泉こなた
6/氏
桂言葉 056:狂人にも五分の理(ことわり)



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