らき☆ロワ @ ウィキ

空を見上げる少女達の瞳に映る世界

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空を見上げる少女達の瞳に映る世界 ◆nkOrxPVn9c



誰もいない森の茂みの中に体育座りして頭を抱えている男が一人。

6/は悩んでいた。
無論殺し合いの状況を打破するという一見無茶な方法を考えることもあるが、
今彼の頭にある問題はそれよりもずっと現実的である。

「ふ く が ほ し い」

そう、この6/という男、身に纏うものがないのだ。 とは言っても下半身のみだが。
元々、人が服を着るようになったのは、その場その場の環境から生き延びるためというものだった。
よって深夜といえど、気温的にはやや肌寒いという程度なので特に衣服を纏う必要性はない。
しかし衣類は環境に適応するためのものから文化、権力、組織、思想等を示すものとなっている。
また、文化というものは特に強く、地図には載っていない辺境の民族でさえ独自の衣類を持っているので、
日常で服を着ることがない人間はいないと言っても過言ではない。

よって日本という一般的な(彼がいた世界は色々混沌としていたがそれはその世界にとっても珍しい現象なので省略する)
文明の土地で生活を営んでいた6/にも屋外で裸を見られるという行為に対して羞恥心が存在する。
前述からわかって貰えるとは思うが、浴場等の少ない例外を除き、裸の人間がいるということは極めて異常であるということである。特定の性癖の人間でもない限りはその行為自体に嫌悪感を示し、異端と称して罰を与えられかねないのだ。
だから、悲鳴を上げられて逃げられようと、己の分身が小さいと罵倒されようと、貞操を奪われようと反論することはできないのだ。
これぞ、刑法第百七十四条ナリ。・・・・・・成敗!!!

「されてたまるかってんだよ・・・・・・」

とにかく今は他人とコミュニケーションをとるためにも己の恥部を覆うものは必要ではあるがそれがないから悩んでいる。
下手に衣服を探しにいって他の参加者と出会ってしまってはまたいらぬ誤解を生むことになる。
男だったら話が通じるかもしれないが、女だった場合は逆上されて最悪そのまま殺されてしまうのだ。
いや男でも先ほどの阿部みたいな人間に会ってしまえば貞操を奪われてしまうのであろう。
とはいっても彼はすでに異形に貞操を奪われて耐えているので、人間に掘られても死亡してしまう可能性は少なく、
そのようなことをする人間自体非常に少ないのだが、本人はそのようなことを考えている場合ではない。
だがそんな袋小路に行き詰ってしまった彼に一つの転機が訪れる。

「う~んらき☆すたキャラじゃないなぁ」
「そもそも同年代の男友達なんてほとんどいないからね」

聞こえてきた声は全く同質と言っても問題ない二人の少女の声。
同一人物と言っても差し支えがないだろうか。
それが自分のすぐ後ろから聞こえてきたのだから何の反応も示さないわけにはいかない。
男の心臓が跳ね上がるとともに恐怖が生まれるがそれを抑える。
そして勢いよく立ち上がって叫んだ。

「誰だ!」
「ひゃぁ!」
「うわっ!」

次に挙がった声は悲鳴だった。
6/の前の二人の少女は思わず後ずさり、警戒の意を見せる。
成人した一人の男が思いっきり声を張り上げているのだから、
二人とはいえまだ幼さを残す少女に与える威圧感はそれなりのものだ。
少女達は片方は目を両手で覆い、もう片方はそこまではしないものの、視線をそらしてできるだけ目が合わないようにしている。
果たしてこの男に、直視できないほどの覇気を出すことが出来たのだろうか。
それは今までの状況を思い出しながら次の一文を読んで頂ければわかるだろう。


勢いよく立ち上がって


もちろん彼は下半身のみ生まれたままの姿である。
ということはつまりである。

   ∧_∧ やあ
   (´・ω・`)       /          ようこそ、バーボンハウスへ。
  /∇y692\   [ ̄ ̄]         このテキーラはサービスだから、まず飲んで落ち着いて欲しい。
  |:::⊃:|:::::::::::::|   |──|
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| うん、「また」なんだ。済まない。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ 仏の顔もって言うしね、謝って許してもらおうとも思っていない。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/|
    ∇ ∇ ∇ ∇      /./|   でも、この誤解に立ち会ったとき、君は、きっと言葉では言い表せない
    ┴ ┴ ┴ ┴     / / .|   「ときめき」みたいなものを感じてくれたと思う。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|/   |   殺伐としたロワの中で、そういう気持ちを忘れないで欲しい
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄     |   そう思って、この誤解フラグを立てたんだ。
   (⊆⊇) (⊆⊇) (⊆⊇)      |
     ||    ||    .||       |   じゃあ、注文を聞こうか。
   ./|\  /|\  /|\



. .: : : : : : : : :: :::: :: :: : :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
    . . : : : :: : : :: : ::: :: : :::: :: ::: ::: ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
   . . .... ..: : :: :: ::: :::::: :::::::::::: : :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
        Λ_Λ . . . .:とりあえずお前帰れ・・・・・・
       /:彡ミ゛ヽ;)ー、 . . .: : : :::::: :::::::::::::::::::::::::::::::::
      / :::/:: ヽ、ヽ、 ::i . .:: :.: ::: . :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
      / :::/;;:   ヽ ヽ ::l . :. :. .:: : :: :: :::::::: : ::::::::::::::::::
 ̄ ̄ ̄(_,ノ  ̄ ̄ ̄ヽ、_ノ ̄ ̄ ̄ ̄

またやっちまったよ・・・・・・
突然声かけられて何事かと立ち上がってしまったらこなた二人だけだった。
二人いることには突っ込まないのかって?
そんなもんカオスロワ5期で経験したからどうでもいいわい。 長門は三人いたみたいだし。

それよりも下半身丸出しで遭遇しちまったよこんちくしょう・・・・・・
これじゃあさっきのヒナギクみたいに変質者扱いされて逃げられちまう。
んでもって俺以外の6/も誤解されてそれどころか俺のこと信じてるやつらの足も引っ張って・・・・・・
アカギにアナゴに遊戯に南姉妹に長門夫婦すまねえただしかがみてめぇは駄目だ。

「あのぅ・・・・・・」
「ねえねえ早く逃げようよ!この人やばいって!」

ああそうだ逃げてくれ逃げてくれ、どうせ俺は誤解フラグの塊ですよーだ。
もう一人で服探しちゃうもんねー

「そんなわけにもいかないよ、この人は見覚えがある」
「え?」

え? 俺も見覚えあるけどそれはカオスロワであって他ロワあるいは原作では全く会ってないんすけど。

「まあ正確には知識にあるって程度なんだけどね」
「「はあ・・・・・・」」

もう一人のこなたと声が被る。
向こうも俺を知っているようだが他ロワで会っているのだろうか。
それとも覚えているのだろうか、そんなことを考えている俺に一つの記憶がよみがえった。


泉こなたは名簿に一人しかいない・・・・・・!」

一体全体どういうことなのだろうか?
分身ハンマーで分裂したにしては二人の仕草は違いすぎるし、
変身アイテムが都合よく支給されているなら辻褄は合うが、今度は何故自分に変身した相手と行動を取るのかという疑問が生まれる。
初めて遭遇する参加者には混乱を与えるだけで、いちいち説明する手間が出来てしまうというだけだ。
だというと何故目の前の少女達は同じ姿をした人物とともにいるのだろうか。
元々同じ姿だというのなら説明もつく、と同時に頭に692を思い出す。 そういえばあいつ6期ではギアッチョなんだっけ?
何故5期エピローグから参戦の俺が6期を知っているのかはカオス書き手だからということにして置いてくれ。
ん、書き手?

「私は地球破壊爆弾って言うんだよ6/さん、でいいのかな?」

「まさかお前も書き手なのか!?」






ロワで会ってなくても書き手である以上はある程度の書き手は把握している。
とは言っても名前と所属しているロワと書いた話ぐらいだが。
目の前のこなたに似た少女はなんとアニロワで多彩な話とともに
終盤の山場、最終話を書いた◆S8pgx99zVs氏だったのだ。
序盤からこんな有名人についているとは俺もついているものだ。
ちなみに彼女(?)も俺を知っているみたいであり、そこは一人の書き手として誇らしかった。

・・・・・・誤解王だのロワ参加数が異常だの別の方面の方が有名だったみたいだが。

そしてお互いの素性を知った俺達は本物である泉こなたを説得することに成功、今に至るわけである。
ちなみに阿部さんに襲われたことを言ったら誤解はすっかり解けた。

「へーカオスロワってところは色んなキャラに会えるんだね」
「だけどあそこは大変だぜ? いつ死ぬかわかったもんじゃねえ」
「私はそこには参加したくないなぁ」


現在俺は俺が参加していたカオスロワの内容を話している。
とは言っても内容は5期の分だけであり、4期やそれ以前の話をすると
泉こなたの死生観とか変わってしまうかも知れないからこれは伏せておこう。
ついでにかがみの話をすると彼女の心が複雑な気持ちになるだろうから彼女の性格についても伏せておく。

「つまり6/さんは仲間と一緒に殺し合いを打破したってことだね」

正直世界を救ったとか言うなんて恥ずかしいので最後はそうとだけ言った。
嘘は言ってないからな。

「キャラクター達とそんなことできるなんて夢みたいだよ!」
「キャラクターねぇ・・・・・・」
「どうしたのさ?」

こなたの言葉に引っかかり首を傾げている俺に爆弾氏が不思議そうな顔で話しかけてくる。
だから俺は彼女達に言ってみせるのだ。

「あいつらを単なるキャラクターと言うのはやめてくれないか?」

あいつら、つまり俺が出会い共に笑い共に泣き、共に過ごした仲間達のことだ。
出会う前までは単なる二次元、作り物だと思っていた。
だからあいつらは文字通り薄っぺらい存在でいくらでも殺しても構わないと思っていたんだ。
でも現実は違った。 嫁、いや妻と呼ばせてもらおうか。
彼女の死を身近に体験した俺はその事実に涙を流した。
彼らの命の価値を否定した自分が嫌になったよ。 二次元も三次元も命の価値は同じなんだ。

それ以降はあいつらを『キャラクター』と思うことはせず、一人の人間として接してきたつもりだ。
そしてもっとあいつらのことを知ることができた。
俺やこなたと一緒に居たいというかがみの願い、
姉妹を失った春香と千秋の悲しみ、
そして仲間達や最愛の妻から受け取った輝きを俺は否定したくない。
殺し合いを終えて1年経った今でも時々思うんだ。
あいつらはひょっとして二次元から出てきたわけじゃなくて、
アニメや漫画の内容に限りなく近い、パラレルワールドから来た人間じゃないかなって。

「へえ・・・・・・中々面白い考察だね」

俺の考えを披露した後、爆弾氏は興味深そうに顎に手を当てた。
何か感心している様子だ。

「あ」

爆弾氏と同様に話に聞き入っていたこなたはなんとも間が抜けた声を出して口を開ける。
何か思い立ったことがあるのだろうか。

「私って爆弾さん達からはどう見えるんだろう」

どうって言われても・・・・・・
悪い、そこはアニメで見たときの姿でしか見えない。
そういやカオスロワでもそうだったな。

「私達がアニメや漫画で見ている姿しか見えないんだけどなぁ・・・・・・
こればっかりは私達だけがそう見えるだけかも知れないね」
「フィギュアもある意味三次元ってわけだね」

爆弾氏の素早い返答にこなたはすかさずつっこみを入れる。
なるほどそう来たか。
俺達はアニメや漫画で見た知識があるからそれで二次元に見えちまうだけかもな。
もしかしたら実際にはこなた達も三次元なわけで・・・・・・三次元のあいつらなんて想像できねえな。
まあ妻はどのみち俺にクリーンヒットな姿だろうけど。

「でもさーそれならここで一つ疑問が出てくるわけだよ」

こなたの疑問が解けた直後、今度は爆弾氏から新たな疑問が出てきたみたいだ。

「こなた達からは私達はどう見えるんだろうね」
「え?」

そういえば考えたこともなかった。
俺達から見たあいつらはアニメや漫画で見る姿だ。
でもその逆はどうだ?
あいつらから見た俺は俺から見える、俺が認知している俺の姿なのだろうか。
もしかしたら原作者の絵柄で見えているのだろうかわけがわからなくなる。
アニメ絵や漫画絵に描かれた自分の絵は是非見てみたいものだ。
最も爆弾氏は泉こなたの姿のままだろうが。





「世界さんですよ」


問いに答えたのは6/でもこなたでもなかった。
声を放つのはどこかの高等学校の制服を着た一人の少女である。
服装からしてこなたと同年代ではあるが、彼女とは違って年相応の身長をしており、
なにより服の外側からでもはっきりとわかる豊満なバストにヒップ。
男女限らず羨望の眼差しを受けるだろう美少女である。

だがしかし、現在の彼女に対して一般的な人間が美しさを感じることはない。
感情を映さぬ瞳に笑みで僅かに吊り上げられた唇。 そこからドスの効いた低い声が出ている。
さらに陶器のような白い肌は黒に近い色の血で所々染まっていた。
黒地で目立たないが恐らく制服にも多量のそれが付着していることだろう。
よって感じる第一印象は恐怖。 その一言である。
彼女の腕に掴まれた一つのオブジュとも言える美しき氷の剣でさえ、
今は彼女の存在を返って不気味にしているだけだ。


「これってかなりやばいんじゃないか・・・・・・?」

3人の間に割って入った乱入者を前に、最初に口を開いたのは6/だった。
アイスソードを構えながらゆっくり歩みよって来る少女から後ずさりながら、
仲間となったこなたと爆弾氏に問いかける。

「やばいってもんじゃないよこれは・・・・・・」

こなたも身の危険を察知して後6/同様後ずさっている。
血まみれの女が武器を持ってにじりよっているのだ。 警戒しないはずがない。

「逃げるしかないんじゃないかねぇ」

引きつった笑みを浮かべる二人とは対称的に表情を全く変えずに打開策を告げる爆弾氏。
彼らの思考は次の一点に集中していた。


ヤンデレ+アイスソード=最凶


「世界さん世界さん世界さん、世界さんが三人もいます」
「絶対正気じゃねえよ!」

自分達の姿ぐらいは自分達で把握しているつもりであり、
彼女の世界と言う人間になった覚えは一日足りともない。
三人の前に立ちふさがる少女が異常ということは誰の目が見ても明らかであった。

「小さい世界さんが二人、大きい世界が一人・・・・・・あれ?」

危ない格好に意味不明の発言、
そしてスクールデイズというアニメを知っている三人がこの状況に出す答えは一つしかないだろう。
何故だか戸惑った少女の隙を逃すことなく6/達は一目散に逃げ出した。

 【B-5/1日目-黎明】
 【地球破壊爆弾No.V-7@書き手ロワイアル2nd】
 [状態]:(〓ω〓.)、健康
 [装備]:ソード・カトラス(能力)x2
 [持物]:デイパック、支給品一式
 [方針/行動]
  基本方針:『らき☆すた計画』を成功させる。
  1:リピーターロワかもね。6/の意見ももっと聞いてみようかでも今は桂言葉から逃げる。
  2:泉こなた、6/と行動する。
  3:こなたや自分の知り合いを見つけ出しパーティに加える。
  4:”涼宮ハルヒ”に会えるのが楽しみ♪
  5:チート関係に関しては空気読む方向で。また簡単に変身しない。

 [備考]
  ※登場時期は「238:trigger」の冒頭辺り。ウッカリデスが死亡するより前です。
  ※嫁はロリスキー一筋です。
  ※『らき☆すた計画』が何かは現在全くもって不明です。
    深遠なる野望があるのかもしれませんが、ただらき☆すたキャラと親睦を深めたいだけかもしれません。
  ※投影したソード・カトラスは弾丸無限のコスモガンですが、撃つほどに体力を消耗します。

 【泉こなた@らき☆すた】
 [状態]:健康
 [装備]:エンフィールドNo.2@アニ2(6/6+予備弾24発)、団長腕章@ニコロワ
 [持物]:デイパック、支給品一式、魔法『フレイム・ボール』inエニグマの紙@漫画ロワ
 [方針/行動]
  基本方針:地球破壊爆弾No.V-7と同行して、何とか事態を解決できないか探ってみる。
  1:言葉から逃げる。
  2:色んな世界があるんだねー。
  3:地球破壊爆弾、6/と共に行動。
  4:自分や爆弾の知り合いを見つけ出して一緒に行動する。
  5:”涼宮ハルヒ”に会えるのが楽しみ♪

 [備考]
  ※登場時期は3年生になってから卒業するまでのうちのどこかです。
  ※地球破壊爆弾No.V-7の話を聞いて、参加者がフィクションを含む多数の世界から集められたものと知りました。
  ※6/の話を聞いて、フィクションが現実に存在する可能性も知りました

 【6/氏@カオスロワ】
 [状態]:健康、下半身裸
 [装備]:サバイバルナイフ@現実 
 [持物]:基本支給品一式、不明支給品(1~2個)
 [方針/行動]
  基本方針:仲間ともう二人の自分と合流し、主催者を倒す
  1:葉から逃げる。
  2:こなたと地球破壊爆弾と共に行動。
  3:誤解されなくてうれしい。
  4:着るものが欲 し い。
  5:とりあえずもう誤解されたくない。

[備考]
 ※5期最終話エピローグ後からの参戦です。
 ※自分以外の6/氏に関してはさほど深く考えていません。

※三人は桂言葉が襲ってきた北以外の方角に逃げてます。

「逃げられました」

誰もいなくなった森林で少女、桂言葉が嘆く。
普段の彼女なら背を向ける相手に対して遅れを取るはずはない。
逃げの姿勢を感じ取った瞬間即座に相手の逃走ルートを把握し、そこに向かって居合いを入れる。
今回も彼女に生まれた迷いがなければ行えたであろう、しかし今回は予想外の出来事なので失敗してしまった。

「少し驚きました・・・・・・まさか世界さんがついていたなんて」

別に運がついているとか霊が憑いているとかそういうものではなくてもっと物理的なものだ。

「ふた○り、っていうのでしょうか」

彼女に映った世界は下半身が裸であった。
それなら構わない。 だがそこには女にはついていないはずのものがついていたのだ。
少し考え込んだ彼女は僅かにだが歯を食いしばる。

「許せません・・・・・・あれで誠君を掘ったんですね」

愛する男の童貞どころか処女まで奪っていたのだろうかとでも考えているのだろう。
食いしばった歯は唇を切ってしまい、そこから血が肌に線を描く。
言葉の感情は珍しく憎しみ以外のものを見せ、それが彼女の新たな決意を生み出した。


「世界さん、誠君を掘った股間の汚らわしいものを切り落としてやりますからね」


こうして一人の男はまたとんでもない誤解を残したのであった。



【B-5/森/一日目-黎明】

 【桂言葉@やる夫ロワ】
 [状態]:知力低下、疲労(小)、上半身ずぶ濡れ
 [装備]:アイスソード@ニコロワ
 [持物]:支給品一式、不明支給品0~2
 [方針/行動]
  基本方針:誠君を見つける。
  1:世界さんは殺す。
  2:世界さんの股間のアレを切り落とす。
でっていう撃破後、ゴルゴたちと別れた直後からの参戦です。
※アイスソードの効果で知力が低下している間は、元ロワの末期状態(自分以外の人間が全て世界に見える)と同じ状態になります。
※全ての世界がふた(ryだと思い込んでいます。


028:その少女、ゼロのリスタート 投下順に読む 030:夜天の天使、飛び立つ
025:パロロワクロスマッチ!真・驚きの黒さVS魔女かがみん(代理戦争編) 時系列順に読む 031:チートと神域と時々古代
015:既知との遭遇 地球破壊爆弾No.V-7 044:ぶっちぎりバトルヴァンパイアーズ
泉こなた
013:CHAOS;ROYAL 6/氏
004:愛しい人のために 桂言葉


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