ロミオとヒストリア

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あらすじ

十数日前に出現したドラゴン、アルトキュムラスの影響により各地の生態系は非常に不安定な状態になっていた。
元の住処あるいは食料を失った獣や蛮族たちは狂暴化し、いままで安全であった街やそれをつなぐ街道が襲撃や略奪を受けるという事態が発生していた。
これを受け、ハーヴェスをはじめとした近隣諸国では緊急事態宣言が発令され、主に商人ギルドなどへ街や国の往来を避けるよう呼びかけを行っていた。
冒険者ギルドではこの事態の終息を図るため、実績のある冒険者を各地へ派遣することを決定した。
その一環ということで、飛魚亭からはPC一行がハーヴェスと闘技場を結ぶ街道の治安維持に繰り出される。

目標である蛮族はすぐに発見された。どうやら貴人と思しき女性を襲っていたところで、間一髪、冒険者たちが間に合ったようだ。
こともなく蛮族の討伐を果たした冒険者たちに、貴人ヒストリアはハーヴェスまでの護衛を依頼してくる。
どうやら訳ありの様子で、街道は避けたいとのこと。依頼人の言葉に従って森に分け入り、もう日が暮れるということで野営する一行。
（この夜に襲撃したほうが自然だったかなと反省しております）
翌日、森を進んでいたところ、気付けば包囲されていて、次から次へと襲い掛かってくる蛇の手先。
それに対応し、むしろ押し返すほどの冒険者たちだったが、後ろから国の騎士に扮してやってきた敵の一員にヒストリアを奪われてしまう。
一足遅く駆け付けた騎士ロミオにより足止めの敵兵たちは一掃されたが、事態は予断を許さない。足を得るため一度近くの街に立ち寄り、ヒストリアを追う一行だった。

果たして、一行はハーヴェスの港町にてヒストリアと誘拐犯に追いつく。
訳の分からない言い訳で作戦から外れるロミオを尻目に、冒険者たちは出港寸前の船に乗り込み、鮮やかな手並みで敵戦力を無力化する。
最後にやってきた這い寄る背びれも撃退し、無事ヒストリアを救出したのだった。