このトキワのもりのどこに向かえば別のポケモンとあいまみえることができるのか?
最強の一角の力をわからせてやりたい。
どんなポケモンもケンタロスの前では儚く散る雑魚でしかないのだ。
なんて驕りはすぐさま引っ込むことになる。
戦意に猛るケンタロスの耳に届いたのは空を裂く音。
少なくとも生き物が出せるような音ではない。
だからといってポケモンが出せぬ音とは限らない。
コイルやビリリダマのような無機質なポケモンがおり、
この音はその2体のような機械的な外見をしているかもしれないからだ。
少なくとも生き物が出せるような音ではない。
だからといってポケモンが出せぬ音とは限らない。
コイルやビリリダマのような無機質なポケモンがおり、
この音はその2体のような機械的な外見をしているかもしれないからだ。
しかしコイルもビリリダマもこんな音を出す習性はないはず。
もしやケンタロスが会ったことのない道のポケモンが接近しているというのか。
もしやケンタロスが会ったことのない道のポケモンが接近しているというのか。
遠くから何かが飛んでくる。
ジェット噴射で空を飛び、その音は徐々に大きくなっていく。
こちらを狙いやってくるのは間違いないらしい。
ジェット噴射で空を飛び、その音は徐々に大きくなっていく。
こちらを狙いやってくるのは間違いないらしい。
そいつは飛んでやってきたのだ。
見たこともないポケモンだ。
まるでサイドンを機械化させてツノを除いたような
厳つく重々しい外見のロボットのようなポケモンであった。
見たこともないポケモンだ。
まるでサイドンを機械化させてツノを除いたような
厳つく重々しい外見のロボットのようなポケモンであった。
ポケモン博士のオーキド博士ですら知らない新種のポケモンらしい。
レアコイルを彷彿とさせる機械のような無機質さ、タイプは電気タイプか?
現代のポケモントレーナーであればでんきタイプに加えて
はがねタイプを有していると判断しそうであるが、
当時のカントー地方にははがねタイプという概念はないため電気の単タイプと見なした。
はがねタイプを有していると判断しそうであるが、
当時のカントー地方にははがねタイプという概念はないため電気の単タイプと見なした。
このバトルロワイヤルにおけるデビュー戦が新種のポケモンとは。
相手として不足はない。ケンタロスの畏怖を広めるための礎としてくれるわ。
…?
まだこちらまで到達しない。以外と離れていたらしい。
思ったよりも距離が開いていた様だ。
思ったよりも距離が開いていた様だ。
……??
まだこちらまで就かない。…それにしてもかなりのサイズである。
イワークやギャラドスよりもさらに上回る巨体の持ち主らしい。
イワークやギャラドスよりもさらに上回る巨体の持ち主らしい。
サイズが物を言うとは限らない。
ポケモンの中でも市二を争うほどの巨額のイワークでもパワーは実はポッポと同等なのだ。
遙か見上げるほどの大きさだとしても破壊力も大きいと決まったわけではない。
ポケモンの中でも市二を争うほどの巨額のイワークでもパワーは実はポッポと同等なのだ。
遙か見上げるほどの大きさだとしても破壊力も大きいと決まったわけではない。
と言ってもさすがにポッポ程度の火力ということはないだろうが
いずれにせよ総合的な強さはケンタロスには届かないだろう。
いずれにせよ総合的な強さはケンタロスには届かないだろう。
………???
なんだまだ着かないのか?いい加減にしろさっさとしないか。
待たされることは誰だって嫌うだろう。
派手なジェット噴射をしているにも関わらず妙に鈍いポケモンであった。
待たされることは誰だって嫌うだろう。
派手なジェット噴射をしているにも関わらず妙に鈍いポケモンであった。
…いや待て。
ちがう、コレは違う、どう考えてもさすがにおかしい。
いくらなんでもでかすぎないか?
イワークとギャラドスが比較すると小粒に見えるほどのばかでかさじゃないか?
なんなんだこいつは!!?
相手が伝説ポケモンのミュウツーだろうが同じケンタロスだろうが
瀕死になるまで戦う覚悟があった。
瀕死になるまで戦う覚悟があった。
闘志を燃やしているにも関わらず
今現れたポケモン相手には必ずや背を見せて逃げるべき理由があった。
今現れたポケモン相手には必ずや背を見せて逃げるべき理由があった。
サファリゾーンで暮らしていたあの時のような逃げっぷりを披露するしかないのだ。
目の前に現れたコイツはデカい、デカすぎるだろう。
こんな強すぎてどうしようもないようなポケモンがいるなんて聞いていないぞ。
理不尽も良い所じゃないか。
こんな強すぎてどうしようもないようなポケモンがいるなんて聞いていないぞ。
理不尽も良い所じゃないか。
ケンタロスの高さは1.4mに対して現れた超巨大なポケモン、
正確に言えばポケモンではないがそいつの大きさは400フィート、
mに換算すれば約120mという規格外の巨体であった。
正確に言えばポケモンではないがそいつの大きさは400フィート、
mに換算すれば約120mという規格外の巨体であった。
こんなものに勝てるわけ無いだろうが。
ありとあらゆるポケモンと戦い勝ち抜く決意など粉微塵に吹き飛んだ。
ふぶきを浴びせて凍らせるか?いや難しい。
あの異様な巨体を覆い尽くせるほどの吹雪なんて起こせないし、
浴びさせられたとしてもほぼダメージはない。
あの異様な巨体を覆い尽くせるほどの吹雪なんて起こせないし、
浴びさせられたとしてもほぼダメージはない。
だがもし全体をふぶきで覆わなくても足の小指のような
一部分に当てそこから全身を少しずつこおり状態に追い込めると仮定すれば
どうにかなるかもしれない。
一部分に当てそこから全身を少しずつこおり状態に追い込めると仮定すれば
どうにかなるかもしれない。
ふぶきの追加効果で氷状態を狙い何もできなくさせるのがメインとなるが
凍る確率は3割止まりな上に
それまでふぶきを使い続けるのはあまりに難しい。
凍る確率は3割止まりな上に
それまでふぶきを使い続けるのはあまりに難しい。
こおり状態に追いやれば炎技を食らわせない限り凍り続けて永続的に無力化できる。
だが奇跡が起きて凍らせたとしても瀕死に追い込む不可能。
この異様な巨体を前に普通に攻撃してもダメージを刻める気配がまるでないのだ。
だが奇跡が起きて凍らせたとしても瀕死に追い込む不可能。
この異様な巨体を前に普通に攻撃してもダメージを刻める気配がまるでないのだ。
全ての技のPPが尽きてわるあがきしかできなくなりいずれ倒れるのはケンタロスの方だ。
やはり不利だ勝ち筋が小さすぎる。しかし…勝ちたい。
さきほど闘いの神として永遠に終わらぬ恐怖を刻み込んでやると息巻いたばかりではないか。
もしかしたら負かせることができるかもしれないのだ、にも関わらず逃げ出すなんて
そんな醜態を披露して良いのか?それが最強ポケモンの神々しき姿なのか?
恐怖を抱えたからといって尻尾巻いて逃げるのは正しい野か?
そんな醜態を披露して良いのか?それが最強ポケモンの神々しき姿なのか?
恐怖を抱えたからといって尻尾巻いて逃げるのは正しい野か?
………やれるだけやってやる。お前を止めて見せよう。
捕まえようとするポケモントレーナーを警戒して
逃げ惑い、強さに無自覚だったサファリゾーン暮らしてた頃の俺とは違うのだ。
逃げ惑い、強さに無自覚だったサファリゾーン暮らしてた頃の俺とは違うのだ。
数多のポケモンとトレーナーに畏怖を払われし強さの極地。
絶大な強さで無双を誇り、どれくらいかわからなくなるほどに勝利を支配してきた最強。
それがあばれうしポケモンのケンタロスだ。
絶大な強さで無双を誇り、どれくらいかわからなくなるほどに勝利を支配してきた最強。
それがあばれうしポケモンのケンタロスだ。
見せてやるこの俺は貴様のようなでかいだけの輩とは違い
格上すらも凌げる術を保持していることを!!
格上すらも凌げる術を保持していることを!!
闘志をどうにか再び燃やし、
ケンタロスはこの巨大なMECHAGODZILLAを相手に闘い抜くと決めた。
ケンタロスはこの巨大なMECHAGODZILLAを相手に闘い抜くと決めた。
全てのトレーナーから求められた闘神の底力を今こそ見せるときだ。
サイズが物言うわけではない。
大きければ大きいほど強いとしたら
イワークは最強扱いになっていないとおかしいじゃないか。
サイズが物言うわけではない。
大きければ大きいほど強いとしたら
イワークは最強扱いになっていないとおかしいじゃないか。
MECHAGODZILLAの前には恐怖の暴れ牛と畏怖を払われるケンタロスもまた赤子同然かもしれない。
それでもやるぞ。
一発狙うぞ格上殺し、このケンタロスを破壊力だけのポケモンと思うなよ。
搦め手においてもエキスパートであると思い知らせてくれるわ。
搦め手においてもエキスパートであると思い知らせてくれるわ。
ケンタロスのかげぶんしん!
ケンタロスの姿が揺らぎだすと周囲の同じような形の影が生じ
影がケンタロスの姿に変化していく。
影がケンタロスの姿に変化していく。
選べる戦術は一つしか無かった。
影分身を繰り返すことで回避率を限界まで引き上げる。
攻撃を避け続けながらふぶきを連打して、凍らせて無力化に追い込むのだ。
影分身を繰り返すことで回避率を限界まで引き上げる。
攻撃を避け続けながらふぶきを連打して、凍らせて無力化に追い込むのだ。
絶対に成功する保証など無いが、勝利して生き延びるにはこの活路しかない。
一度でもかげぶんしんをすれば回避能力は飛躍的に上がり被弾のリスクは一気に減る。
この舞台では回避率の上昇は多少セーブされているがそれでもしないよりはよっぽどマシ。
この舞台では回避率の上昇は多少セーブされているがそれでもしないよりはよっぽどマシ。
限界まで回避率を高めてひたすら回避に専念しつつ
ふぶきをお見舞いするタイミングを狙う。
ふぶきをお見舞いするタイミングを狙う。
さらに身を隠しやすい森があったのが幸いであった。
ジェット噴射で急接近するMECHAGODZILLAの巨体が狙ってくる。
目を疑うような巨体が地にぶつかり、
サイドンのじしんすらも微動に思える圧倒の衝撃が走り大地を砕き揺らし、
あたりの木々は葉が宙を舞い、幹の太さが足りない樹木は折れて、倒れていく。
サイドンのじしんすらも微動に思える圧倒の衝撃が走り大地を砕き揺らし、
あたりの木々は葉が宙を舞い、幹の太さが足りない樹木は折れて、倒れていく。
森の奥底に隠れてそこでかげぶんしんを積み、ふぶきを連発するチャンスを生じさせるのだ。
木を隠すなら森の中だが、隠せるのはポケモンも対象に含まれているのだ。
そして並のものではまず立ってはいられないほどの揺れが当たりを覆い尽くすが
ケンタロスはジャンプすることで揺れを回避。
ケンタロスはジャンプすることで揺れを回避。
とある世界でオーバーオールの赤い帽子を身につけたマリオという男も
一部のコクッパが繰り出す地震攻撃を揺れる直前に飛び上がることで回避していた。
奇しくも同じくケンタロスは激しい揺れによって動けなくなることを
ジャンプで回避したのだ。
地震が起きた際に地に足をつけていれば動けなくなり隙を晒してしまうのだ。
一部のコクッパが繰り出す地震攻撃を揺れる直前に飛び上がることで回避していた。
奇しくも同じくケンタロスは激しい揺れによって動けなくなることを
ジャンプで回避したのだ。
地震が起きた際に地に足をつけていれば動けなくなり隙を晒してしまうのだ。
初撃をなんなく凌ぐことができた。
動きがまっすぐの直線上で見抜くのが容易かっただけではなく
回避率を上げたのも功を奏したのだろう。
動きがまっすぐの直線上で見抜くのが容易かっただけではなく
回避率を上げたのも功を奏したのだろう。
一度でも被弾すれば瀕死どころか正真正銘の死が待っているが
当たらなければ死ぬことはない。
当たらなければ死ぬことはない。
森の中に逃げ込み続いて2回目のかげぶんしん。
さらなる影がうまれた瞬間、ケンタロスの形になっていく。
これでさらに回避率が上がった。
被弾の恐れががくっとさがり
ふぶきを連打するチャンスに近づいていく。
さらなる影がうまれた瞬間、ケンタロスの形になっていく。
これでさらに回避率が上がった。
被弾の恐れががくっとさがり
ふぶきを連打するチャンスに近づいていく。
MECHAGODZILLAは潰し殺せたかを確認するために足下を視認するが
移るのは巨体がめり込んだことによってできあがった破壊の跡と
周囲には倒れ伏すした樹木たちのみ。
移るのは巨体がめり込んだことによってできあがった破壊の跡と
周囲には倒れ伏すした樹木たちのみ。
足元に広がる鬱蒼とした森の中に狙っている獲物は身を隠したことはわかる。
ここからやることは簡単だ逃げ込んだケンタロスを虱潰しに探すより、
木々もろとも殲滅するのが効率が良いだろう。
木々もろとも殲滅するのが効率が良いだろう。
近くに隠れていようが離れた地点に身を隠していようが一気になぎ払えば済む。
MECHAGODZILLAの肩のシャッターがスライドして開き砲台が露わとなる。
その砲台からばらまくかの如くミサイルが発射される。
その砲台からばらまくかの如くミサイルが発射される。
ミサイルはケンタロスを狙い撃つためにクラスター弾のように広まり森全体を爆撃の嵐に晒していく。
数えきれないミサイルが爆ぜり、葉も木々も吹き飛んでは散り、
大木すらも大地もろともえぐれて天に向けて放り出されていく。
大木すらも大地もろともえぐれて天に向けて放り出されていく。
天に打ち上がった木々が地面に叩きつけられる。
自然の豊かな森は瞬く間に豊かさのカケラもない荒れ果てし焦土となった。
これだけで終わらせるつもりはない。
全身の発光する箇所が血のように赤く鈍い燦めきを放ち、スパークが全身を巡っていく。
これだけで終わらせるつもりはない。
全身の発光する箇所が血のように赤く鈍い燦めきを放ち、スパークが全身を巡っていく。
口部から人造人間15号のバリアをも押し切った光線が焦土に向けて発射された。
着弾の瞬間、平坦な大地は耐えきれず捲れ上がり
爆砕された土砂や木々が津波の如く噴き荒れる。
爆砕された土砂や木々が津波の如く噴き荒れる。
衝撃に呑まれた木々は根こそぎへし折られ、
焼け焦げた幹や葉を撒き散らしつつ天へ吹き飛んでいく。
焼け焦げた幹や葉を撒き散らしつつ天へ吹き飛んでいく。
土煙と業火が森を埋め尽くし、
その一帯はすぐに原型を完膚なきまでに失う。
広がっていたのは木々生い茂る森ではない。
大地を強引に引き裂いたような凄惨な破壊の跡のみであった。
その一帯はすぐに原型を完膚なきまでに失う。
広がっていたのは木々生い茂る森ではない。
大地を強引に引き裂いたような凄惨な破壊の跡のみであった。
MECHAGODZILLAの果てしない破壊力を秘めた数々の攻撃の結果がこれだ。
数ある参戦者の中でも頂点に位置する存在の追いつけない破壊と殺戮の力。
数ある参戦者の中でも頂点に位置する存在の追いつけない破壊と殺戮の力。
これほどの猛攻を一身に受けて生きていられる者は皆無。
そのような猛攻といえども全て避ければ済むこと。
かげぶんしんの性能はあまりに高いためこの舞台では多少のセーブが掛けられている。
それでもなお絶大な性能を有し、なんども使われては技を当てる難易度は
目を疑うほどに高まっていく。
かげぶんしんの性能はあまりに高いためこの舞台では多少のセーブが掛けられている。
それでもなお絶大な性能を有し、なんども使われては技を当てる難易度は
目を疑うほどに高まっていく。
ならば避けられないようにすれば良い。
◆
巨体による突撃、広範囲を狙える大量のミサイル、
破壊光線すらもはるかに凌駕する赤色のビーム。
避けることで精一杯だ。
破壊光線すらもはるかに凌駕する赤色のビーム。
避けることで精一杯だ。
かげぶんしんによる回避率アップがあればあるほど
楽にはなるがそれでも極めて苦しい状況である。
奴の技や攻撃はまさに一度でも受ければ死に絶える必殺技そのものだった。
楽にはなるがそれでも極めて苦しい状況である。
奴の技や攻撃はまさに一度でも受ければ死に絶える必殺技そのものだった。
避けるためには全速力で駆けなくてはいけない上に
最大まで回避率を上げても、そこから隙を突いてふぶきを与えないと勝ち筋が開けない。
それに加えて上げきったとしても被弾のリスクがゼロになるわけではない。
最大まで回避率を上げても、そこから隙を突いてふぶきを与えないと勝ち筋が開けない。
それに加えて上げきったとしても被弾のリスクがゼロになるわけではない。
攻撃が繰り返される限りいつかは当たる、それがもしかしたら次の一発のことかもしれず
いつ瞬殺されてもおかしくはないあまりに危険の大きい苦境であった。
いつ瞬殺されてもおかしくはないあまりに危険の大きい苦境であった。
避けることで手がいっぱいになり、
奴の足下に狙いを定めてふぶきを繰り出す余裕があまりに小さすぎる。
奴の足下に狙いを定めてふぶきを繰り出す余裕があまりに小さすぎる。
回避率を最大に高めてもふぶきを当てるチャンスなど本当に来るのか?
このまま逃げる方が正しいのではないか?
このまま逃げる方が正しいのではないか?
唯一の勝ち筋が単なる理想論に思えてくるが
それでも吹雪による凍結を狙わずにはいられなかった。
それでも吹雪による凍結を狙わずにはいられなかった。
プライドの問題か、または勝利への執着か。
勝ち目の薄さを嫌というほど察しながらも迎え撃つことしかできなかった。
森の奥底に身を隠したケンタロスはもう一度かげぶんしんをする、これで2回目だ。
このまま三度目と行きたいところであったがそうもいかなくなる。森を覆うかの如くミサイルが発射されたからだ。
さすがに動かないと危険。回避はしやすい状態にはなっているが油断した瞬間に死が到来する。
どうやら探して見つけるより広範囲を一気に爆撃した方が手っ取り早いと判断したのだろう。あまりに雑で単純明快な戦法ではあるが効果はあまりにも大きかった。
適当にミサイルをばら撒いているおかげで流れが読みづらく、どこに動けば回避できるかが分かりにくい。避けたと思えば掠り、すぐさま終わってもおかしくはない。
ならばやつの足元にあえて急接近すれば良い。真下を狙えば両足にダメージが乗せられる上に、そんな近くにいるとは予想しがたいはずだ。
乱射されるミサイルを掻い潜り、爆風に身を飛ばされかけるも来た道を戻り走る。
無事に辿り着けた。目の前にいるMECHAGODZILLAは
まさか足元にいるとは思いもしないのか遠方に視線を向けて
ミサイルをまだばら撒いている。
まさか足元にいるとは思いもしないのか遠方に視線を向けて
ミサイルをまだばら撒いている。
この隙を狙いさらにかげぶんしん、これで3回目。
いまだにミサイルを何もいない位置に向けてばら撒いている。
僥倖、この隙をついて四度目のかげぶんしん。
安定感は増しているが優位に立ったとは口が裂けても言えない。
ここからさらに2回分のかげぶんしんをしなければ
極限まで上昇させることができないからだ。
果たしてそこまでやりきれるか。
極限まで上昇させることができないからだ。
果たしてそこまでやりきれるか。
多少悩むものの五度目のかげぶんしんを重ねる。
MECHAGODZILLAの真下には無数の分身が現れるものの
音を控えめに静かに分身していることと
ミサイルの爆音でかき消されているのでバレるリスクは低いだろう。
MECHAGODZILLAの真下には無数の分身が現れるものの
音を控えめに静かに分身していることと
ミサイルの爆音でかき消されているのでバレるリスクは低いだろう。
弾が切れたのかミサイルの乱射が止む。
ふぶきを当てる好機が降り落ちた瞬間か、
それともミサイルを止めたのは単に見渡して状況の把握に努めるためか。
答えはどちらでもない。
それともミサイルを止めたのは単に見渡して状況の把握に努めるためか。
答えはどちらでもない。
なんとMECHAGODZILLAは全身にエネルギーを溜め込み光線を放った。
ダメ押しのつもりなのかミサイルで破壊した跡に向けて放ちさらに、
破壊の限りを尽くしていく。
破壊の限りを尽くしていく。
ここにいる限り当たることはないだろうがそれでも戦慄を表さずにはいられない。
冷や汗が流れていく。
やはり破壊力は参加者の中ではトップ。
いまだにMECHAGODZILLA以外の参加者との邂逅を果たしていないがそれだけは嫌というほど思い知った。
あんな大規模な攻撃をやってのけるような化け物がうじゃうじゃいてたまるか。
冷や汗が流れていく。
やはり破壊力は参加者の中ではトップ。
いまだにMECHAGODZILLA以外の参加者との邂逅を果たしていないがそれだけは嫌というほど思い知った。
あんな大規模な攻撃をやってのけるような化け物がうじゃうじゃいてたまるか。
だがこちらに当たることはなさそうだ。
やはり破壊力がありすぎるあまり、万が一に足などの我が身に着弾してしまえば
致命傷になり得るのだろう。
やはり破壊力がありすぎるあまり、万が一に足などの我が身に着弾してしまえば
致命傷になり得るのだろう。
そんな予想はすぐ裏切られることとなる。
なんとMECHAGODZILLAは徐々に下を向き始めた。
まずい!下にいることを悟られたか!?
直ちに動き粉砕された幹の山に身を潜らせていく。
MECHAGODZILLAは真下を向き、光線を自身の足元を対象としたのだ。
幹の山の隙間から覗き見る。
真下に発射されている光線は衝撃の波となって広がりあたりに熱波と黒煙を広げていく。
まるで吐瀉物を大地向けて垂れ流していくかのような悍ましい光景であった。
まるで吐瀉物を大地向けて垂れ流していくかのような悍ましい光景であった。
その余波は隠れ潜むケンタロスにもぶつけられる。
巻き起こる熱波が体力を少しずつ削り取って行く。
身体を高温によるやけどが襲う。
身体を高温によるやけどが襲う。
範囲がいくら何でも広すぎて避けようがない。
ヨクアタールが使用したような必中の技のようであった。
ヨクアタールが使用したような必中の技のようであった。
回避率を高めたが今の状況では無意味だ。
このままでは倒れてしまう。直ちに近寄ってふぶきをうつべきか?
かといって距離を縮めれば縮めるほど熱波の勢いは強まり死に近づいていく。
このままでは倒れてしまう。直ちに近寄ってふぶきをうつべきか?
かといって距離を縮めれば縮めるほど熱波の勢いは強まり死に近づいていく。
よってビームの発射が停止されるか下以外の方向を向く以外に乗り切る術は見つからなかった。
しかしそれを待っていれば体力が切れて戦えなくなりそのまま蹂躙されるのは間違いない。
しかしそれを待っていれば体力が切れて戦えなくなりそのまま蹂躙されるのは間違いない。
6度目のかげぶんしんもこの地獄のような高温のなかでは不可能であった。
ふぶきを放つ事なんてさらに不可能なことだ。
ふぶきを放つ事なんてさらに不可能なことだ。
………選択できる行動などもはや一つしかなかった。
ケンタロスはにげだした!!
ただ背を見せて4つの足を残る体力を振り絞り逃げる。
サファリゾーンにいたあの頃よりもさらに素早く逃走する。
サファリゾーンにいたあの頃よりもさらに素早く逃走する。
倒れた木々にぶつからぬために時に跳躍し、
跳ね上がって飛び越えられない巨大な幹は猛ダッシュで粉砕しつつ進むほかはなかった。
跳ね上がって飛び越えられない巨大な幹は猛ダッシュで粉砕しつつ進むほかはなかった。
あまりにも強引なやり方のため頭部に反動が現れるがそんな苦痛に気を向けている場合ではない。
幸いにも逃げたことにまだ気づかれてはいない。
時折背後を確認しつつ走り抜ければどうにか撒けるはず。
時折背後を確認しつつ走り抜ければどうにか撒けるはず。
回避率を5段階あげたこともあり簡単に技には当たることもないだろう。
トップの実力を持つこのケンタロスがみっともなく逃げるのは
プライドを打ちのめされて腹立たしいが
命はさすがに代えられなかった。
ミュウツーを相手に居座るかくとうタイプはいない。
それと同じだ。
ケンタロスは引くタイミングを見極めただけなのだ。
プライドを打ちのめされて腹立たしいが
命はさすがに代えられなかった。
ミュウツーを相手に居座るかくとうタイプはいない。
それと同じだ。
ケンタロスは引くタイミングを見極めただけなのだ。
周りの景色が滅ぼされた木々や自然から
なにもない荒野と変わっていた。
トキワの森から抜け出せたのだ。
なにもない荒野と変わっていた。
トキワの森から抜け出せたのだ。
高温の波に呑まれたこともあり毛並みは焼き荒れて相応に体力も奪われたがまだまだ動くことは可能。ここは撤退して安全を確保してからやつをいかにして倒すか考えていけば良い。
MECHAGODZILLAのビームが突如停止されて森の外に視線を向ける。
目に映った光景はケンタロスが数え切れない分身とともに一直線に走り撤退している光景だった。
目に映った光景はケンタロスが数え切れない分身とともに一直線に走り撤退している光景だった。
ならば滅ぼすためひたすら追うまでだ。
まずは地を思い切り踏みしめて走り
勢いが宿ってから背に搭載されているジェットで
一気に加速して追い掛けた。
まずは地を思い切り踏みしめて走り
勢いが宿ってから背に搭載されているジェットで
一気に加速して追い掛けた。