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生きているなら

最終更新:2024年12月15日 00:52

匿名ユーザー

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管理者のみ編集可
みんながいた、だけど両親をはじめとしてみんな殺されてしまった。
かつてともに助けられて生き残った姉も
カナヲ以外3人いた継子もみんなみんな死んでしまった。

彼らだけではない、鬼に命を奪われている人は数え切れないほどいる。
許されてはいけない不条理が続いている。
何回も何回も憎い奴らに踏みにじられていた。

けど、それももう終わるはず、彼らが今を生きている者たち
受け継いで前に進めていく子たちが成し遂げるはず、

私の姉を殺した鬼も、全ての悲劇の元凶である無惨だって必ず打ち倒して
今に鬼のいない世界になって命が踏みにじられる事はもうなくなる。





ようこそ諸君バトルロワイヤルの世界へ!




え…





◆
クチバシティの港にて
渡された道具を確認し終えてから
ポケナビに表示された信じられぬ画面を見て
唖然と立ち尽くし全てが信じられないという様子で佇んでみ、
死人となったはずの柱がいる、名は胡蝶しのぶ。


名簿が正しければ少なくとも
死者は二人蘇生されていることになる。


「ねえ、嘘でしょう?こんなことが…」


鬼殺隊とは鬼の魔の手から人々を守り抜くために
産屋敷一族が創設した組織である。


そして鬼殺隊に最大9人いる柱は文字通り柱となって
盤石の支えをもたらす至高の実力を持つ剣士。


その柱の3人分の強さを最低限持つのが上弦の鬼、


ここにいる胡蝶しのぶは鬼の本拠地である無限城にて
姉、胡蝶カナエの仇を討つべく童磨という
悪鬼に挑みかかったが食い殺された。


しかしそれは体に長い時間を掛けて、
藤の花の毒を多量に取り込んだしのぶの策略であり
毒を摂取させ大幅な弱体化を狙い、
その隙に託した者たちに討たせる狙いであった。


「…何のために…私は…」


しかしそんな狙いは水の泡と化したのも同然だ、
その鬼、童磨がこの殺し合いの島にいるというのだ。

これが意味することは二つ。


託した者、カナヲは仕留めきれず殺され
生き延びた童磨が呼ばれた。二つ目の意味は童磨は無事に
頸を切られ殺されたものの自分と同じく
蘇生されたうえで殺し合いに参戦させられた。


できれば後者であってほしい、仲間が犠牲になってしまうのは
心底不本意だが覚悟している。だがどうしても生き延びてほしいのが本心だ。
倒すためなら死んで当然などとは絶対に割り切れない。
どうしても心残りが生まれる。


また童磨にこの身を喰わせて致死量700倍の藤の毒で
弱らせる作戦は一度実行したためおそらく同じ轍を奴は踏まないだろう。
ゆえに単身でまた立ち向かっても無意味に殺され、捕食はまずしないと思われる。
本気で倒すには名簿に書かれたカナエ、不死川、粂野の
鬼狩りの仲間との協力や優れた性能の支給品が欠かせない。
いつも愛用している日輪刀が支給されたのは不幸中の幸いだろうか。


「無惨は…本当に死んだの…?」


…そして見せしめで殺されたあの鬼の始祖
あれはまちがいなく鬼舞辻無惨だ、
どういうわけか白く長い髪に赤黒い無数の醜悪な口を
全身から開いた姿に変化していたが
それくらいの変わりようで、鬼にまつわるあらゆる悲劇の
元凶を見間違えるはずがない。

鬼殺隊はその無惨を倒すために作られた組織と言っても過言ではない。

だがその目的は永劫に果たせなくなった、あのサカキとかいう
黒服の男が茶番同然に日光のような光で奴を照らして殺してしまった。

「彼らの恨みまでもふいにして許されはずが…ふざけるな…!」


怒りで両の拳を深く跡が残るほど強く握り込む。
ふざけるのも大概にしろ、今まで鬼殺隊はなんのために
鬼を殺し続けたのだ。もちろん人を守るという意味であれば果たせている。


だが隊員には鬼や無惨への怨嗟だけを糧として戦っている者も非常に多い。


そうだ、サカキは彼らの戦い続けた意味を奪ったのも同然だ
家族や友の仇を討つことを生涯の目的として
戦い続けた剣士たちの治療をしのぶは何回も何回もこなし続けた。
四肢の欠損に対する処置なども珍しくはない。


その治療の際に隊士が鬼への恨み言を怒りや悲しみとともに
吐き続けることなど珍しくはなく、
欠損によって永久に前線にでて鬼を倒せなくなることを嘆くこともあった。
それらを聞くたびにしのぶもまた、
憎しみで臓物が裏返り反吐が出る鬼たちへの
恨みを募らせていった。


だが無惨が倒されることはこれ以上新たな鬼が誕生しないことを示し、
人々が鬼の脅威に晒されることはなくなる。
そういう意味では良いといえば本当に良いのだ。
かつての自分たちのように
幸せの道を塞がれる悲劇はもうなくなるのだから。


それでも許せないという恨みが残る。

鬼舞辻無惨は鬼殺隊士にこそ討たれるべきという考えを
しのぶはどうやっても思考から離すことはできなかった。

◆

「姉さんに粂野さん…」

そして驚天動地の要素がまだ存在する。

上弦の弐に殺されたはずの姉、胡蝶カナエ
かつて下弦の壱だった鬼にさらわれた少女を庇い戦死した
現風柱こと不死川実弥の親友、粂野匡近、

この二人もまた上弦の弐と同じく蘇生されて
殺し合いへ放り込まれてしまっている、
このポケナビという見知らぬ機械の
名簿リストが正しい場合に限るが。

「本当に生きているの…姉さん…姉さん!!」

しのぶにとって最愛の家族の生き残りであるカナエが生きてここにいることは
全身が震えるほど嬉しく、涙すらでてしまうほどであった。
あの人は悪意と厄災をまき散らし殺戮を続ける鬼すらも
哀れんで慈しみを向けるほど優しくまるで天女のような人だ。


そんな彼女が理不尽で殺されて良い理由などこの世のどこにだってないのだ。


鬼などこの世にいなければ今も家族とくらし、私と姉さんは
おばあさんになっても安寧に生きていたはずだ。
不条理な死を迎えてはいけない。

だから生きていることそのものは無問題なのだ。


本当の問題は…


「姉さんも粂野さんも不死川さんだって…
こんな殺し合いなんかに巻き込まれて良いはずなんてない…。」


自分の親しい者たちが生き残りを賭けた幹部決定戦に承諾や確認もなく
強引に参戦していることだ。


新しい幹部を決めるために殺し合うなんて許せるわけがない。
そんな理由で蘇生させられ、最悪の場合また死ぬこともあり得る。


そんな自体に陥ればしのぶはサカキを鬼であるようにと祈るだろう。
鬼殺隊はあくまでも人を鬼から守るために結成された
だから人間たちだけで完結する問題には干渉しない、
犯罪は警察が対応すれば良いし、
西洋の国々との問題は政府が解決するべきだ、


しかしもしカナエや粂野のような鬼狩りがこの舞台で死んだとすれば
その責任は主催のサカキにある。
一度生き返って、また殺し合いなどのために死ぬ、
あまりに残酷で非情な話だ。


隊士がただの人間を殺害するなど基本的には許されない所業であり
そんな自体に至った場合はどんな裁きが下されるのかは前例がおそらくないため不明。
鬼から人を守る鬼殺隊がただの人間を殺めるなどあってはならない。


もしカナエがまた死んだ場合にしのぶは殺した張本人と主催者サカキへの
憎悪と怒りを抑えきれず殺してしまうかもしれない。
私刑という罪を犯し、ただの人間を殺した

柱の面汚しとなってもかまわないという思いすらあった。
だがそうならないに越したことはない。
サカキがもし鬼であれば、通常の任務と変わりなく討伐すれば良いだけの話。


仇や殺し合いを開いた張本人への怒り、そして最愛の姉、
カナエが生きているかもしれない喜びと
複雑な思いとともにただじっと立ち止まり息づかいも乱れていた。

◆

「ここも…闇の世界ってことか…?」

濃い紫色のシャツの上からノースリーブのロングコートを羽織った
いかにもアウトローな外見のモンスターことスージィが困惑し周囲を見渡しつつ
ぶらぶらとあてもなく歩いていた。


「いや…でもなあ…」


闇の世界とはスージィの暮らす町のどこかの施設に発生し、
例えば図書館のパソコン室で発生すればその部屋そのものが
サイバーワールドという全く別の異世界へ様変わりする。


元の状態へ戻すにはその闇の世界に存在している
『泉』を封印する必要があるのだ。
ではこの闇の世界にも泉がどこかに存在しているはず、

「そもそも俺は確か…」

「あ!そうだそうだよ!クリスの家でテレビ見てからの記憶がねぇんだ!」

サイバーワールドの泉を封印が完了して帰還し、
親友のクリスを自宅まで一緒に送り終わって
帰ろうとしたが育ての親のトリエルにパイを焼こうと思っていたから
一緒に食べようと誘われ家にお邪魔してそのまま泊まることになり
クリスとともにTVで特集を組んでいた
「きょだいモンスターえいが」を見たが寝落ちした…
スージィの記憶はそこで途切れている。

「あんのサカキって野郎の仕業ってことだけはまあわかるが…」

「一体何がしてえんだよ?まさか騎士だったりすんのかあいつ?」

闇の世界を創造した張本人、今まで対決したキングとクィーンも言及していた騎士
まさかサカキがその騎士なのだろうか、ありえない話ではない。
気づかぬ間に無理矢理連れ去りバトルを強要する、
こんなまねでも騎士ならばできても不思議ではないのか…?


そして名簿に自分が知る名は親友のクリス&ラルセイの名はなく
なぜかあのめちゃくちゃ強くカルタス城の地下牢にいたピエロのジェビルだった。


「あのピエロしか知り合いがいねぇってほんとどーいうこった?」

「なーんかかなり不気味で意味わからんぜたくっ…」

闇の世界を冒険するのは楽しいがそれは仲間たちがいるときに限る
あんなやばくてよくわからんピエロではだめだろう。
なんというかあいつは狂っている感じがしてまともな対話ができる気がしない。
言葉は通じても会話が通用しないような道化であった。


一応負けなかったがあの後に戦ったキングとは
比較にならないほどの恐ろしい実力者であり、
宣言通りナメぷで挑んでいたらまちがいなくやられていた。


「…まあいーや、どうにかなんだろーよ、」


余裕をかますかのように鼻で笑う。
今まで二つの闇の世界で冒険してきたスージィだが
その世界で会った者は襲いかかってくることもあったが
王子のランサーやスイート・キャップ・ケーキの三人組のような
友好的でコミカルかつはっちゃけたやつらと友達になり、時に協力したこともある。


特にランサーはスージィにとって闇の世界でてきた友の中では一番の親友であり
いつもの世界の学校では粗暴なためにびびられてまともに会話する友達も
ほとんどいなかった。そんな中で会ったランサーは波長が合い
ともに悪ぶってわるだくみをして遊ぶほど親しい仲へすぐに発展した。
クリスとラルセイをぼこるマシンを一緒に作ったときとかは特に楽しかったものだ。


「あ…?」


色々考えながらほっつき歩きたどり着いた港でスージィが見つけたのは黒い制服の上に
万華鏡の光景、または昆虫の複眼を白ぽくっした柄の羽織をまとった小柄な女であった。


その女は小さく震えている。殺し合いの世界に有無を言わさずたたき込まれ
どうしていいかわからず、怯えているといったところか。
そうであれば無理もない、殺し合いという異常事態を強要され
普段と同じ精神状態でいられる者はそういないだろう。


この闇の世界で良い奴で協力できる仲間ができるだろうと少々油断気味の
スージィであったがその考えはすぐに裏切られることになる。

「?おいあんたその…大丈夫か?」

その女はこちらに気づいたのとほぼ同時に
レイピアのような剣を素早くバックから取りだし
突き刺しにかかったのだ。


「へ…!?」


◆

鬼殺隊がいた世界において人以外に二足歩行で
猿などの動物を除いた場合の生物はすべて鬼であった。
しのぶは人間以外の人型はすべて鬼と認識している。
その認識に基づいてすぐさま戦闘態勢に切り替え
鬼を殺しにかかった。

蜂牙ノ舞 真靡き

しのぶは下半身の筋力に力をいれ
強烈に踏み込み足場を蹴り瞬時で距離をつめ突き刺そうとした。

「まじか!いきなり物騒なのにでくわすなんてよ!」

しゃがんで回避し、刺しにきた女の膝を両手で
思い切り押しだしそのまま後退して距離をとった。

初対面の相手が攻撃しにかかることは珍しくないが
この女からは闇の世界モンスターたちとは異なり、
本気の殺意を感じる。
それこそ自分らのようなライトナーを憎悪していたキング以上だ。

スージィはとっさに伏せることで回避したがそれでも頭部にかすり傷を負った。

「いてぇな!いきなりなにすんだ!」

初めて闇の世界にきて、早々に攻撃された経験が役に立ったのか
反射神経が全力で働き致命傷は回避できた。

「上弦の鬼以外にも鬼が呼ばれていたのですね…」

「あぁ!?おいこらあ!心配して声かけた奴を鬼呼ばわりする奴がいるかバカ!」

いきなり殺しにかかった女に対して憤慨する。
原因不明だがこの女の殺意を見るに「にがす」のは不可能だ、
ここにもし仲間のラルセイがいれば「スリープ」で眠らせ無用な戦いを避けれたのだが
彼がいない今はそうもいかず、せめて気絶させるしかない。

人肉を喰らう異形、鬼と誤認されたスージィはこの女への対処で手一杯になってしまった。

◆

転送された場所のクチバ港のすぐ近くで辺りを見渡しているのは

「ここは…どうやら超人墓場ともまた違う死後の世界ってことかな?」

殺し合いの舞台を死後の場所と考察する人間…否、
通常の有機生命体ではないとはっきりわかる外見であった。

ビデオカメラそのものにしか見えない頭部、初心者マークに見えなくもないスピーカーの胴体、腰はビデオデッキ、マイクな右手にビデオ入れの左手。
まさに人型でVTRを体現する超人の名はミスターVTRだ。

ミスターVTRは少なくとも高潔で柔軟な対応ができる超人である。
敵の動きを止めて一方的に攻撃できるアクションストップ、
この技を駆使すればあのキン肉マン相手でも手軽に勝利できたはずなのだ。
しかしVTRはそんな手段で無抵抗の相手に勝っても面白くない上に
客があきれてしまうほどの塩試合となる。

超人レスラーたるもの単に相手を叩きのめすのではなく、
多くの必殺技を披露しプロレスとして緊張感やドラマを
作り盛り上げるのも義務のようなものだ。
だからといって卑怯や合理性を全否定するわけではない

所属する飛翔チームの勝利がためにミキサー大帝の勝たせるため
状況予想装置の編集機能で細工する程度の策略をしかける
1対1の対決が基本のレスリングでは卑怯と断じられて当然だが
違う視点から見ればこれは瀕死になってなお
仲間の勝利のために省みず協力する強調性を持つと言える。

「サカキだのレインボーロケット団だのはどっかから
殺し合っている奴らを見てげらげら嘲笑ってるんだろうぜ。」

そんなミスターVTRのこの傷ついた者であふれかえるであろうバトルロワイヤルという
リングともまた違う戦場における方針とは、サカキの討伐であった。

「神によって編成された飛翔チームが一員!そのミスターVTRを利用せんとしたツケは…」

「お安くはないぜっーーー!!」

サカキが率いるレインボーロケット団に立ち向かうためVTRは駆けだした。

「しっかし、飛翔チームの仲間が一人もいないのは多少の不安要素だな」

名簿には同僚の飛翔チームの名前は一つもなく、
知っているのは悪魔超人のステカセキングくらいであった。
残虐無比にして冷血な悪魔超人と話し合える気はなく
対面すれば戦闘になるのは間違いと予想する。

「交渉でどうにかなれば良いが…無理かもな。」

しかしいざ戦闘になれば多岐に渡る反則じみた機能を活用して
強引に言うことを聞かせれば問題はないだろう。

「ん…?」

走っているとなにやら獣タイプの超人と女が争っていた。
超人と争っている女もまたおそらく超人だろう。
過去に人間だったジェロニモが超人のサンシャインを
打ち負かしたケースがある、しかしあれは例外中の例外だ。

ただの人間が強靱な肉体を持つ超人を超えることは基本的にない

ましてや男より力の劣る女が超人相手に渡り合うのは無理だろう。
だからVTRは目撃した女をテリーマンやザ・ニンジャと同じ
人間タイプの超人と判断した。

◆

スージィも急いでバックから武器の斧を取り出し戦闘態勢に入った
装備した武器は一瞬チラ見した説明書によると帰ってきた真空の斧MARK-IIという
名前のようだ、平時であれば名前なげーな、略称は考えてないのかよとツッコむが
いまはそんなことを気にしている場合ではない。


(やべーな、あと少し反応が遅れたらぶっさされてたぜ…)


鬼狩りとして数々の修羅場をくぐり抜けついには柱にまでなったしのぶ、
対してスージィも全くの弱者ではなく何回も戦いを経験し、
一応優れた実力の持ち主ではあるが
その戦闘経験はカルタス城のある闇の世界と
サイバーワールドの経験を会わせて2日程度である。
単純な筋力はともかく、戦士としての経験や実力がしのぶが上回るのだ。


全神経を集中させて落ち着けば善戦くらいはできるだろうが
いずれじり貧になり体力が尽きて負ける予感の方が大きかった。


一方しのぶも違和感を感じていた。

「毒への反応がない…これは…」


この紫鬼も童磨と同じくほんの少しの時間で免疫ができたのか
いや、それは違うだろう、童磨は免疫ができるまで多少もだえ苦しんでいたが
どういうわけか切り傷のみに反応して、毒自体にはなんの反応もない。


まさか藤の毒を異常な速度で克服したのか、
それと頭部のかすり傷が治っていない、
鬼なら上弦や下弦でなくともあの程度であればすぐに再生するはず、
再生の気配すらないのだ。


まさかこの生き物は鬼や人とも異なる別の生き物なのか。

「次ぁこっちから行くぜ!」

スージィは斧を両手でぐるんと振り回すと刃先から
斧型の白光弾が飛び散りしのぶ目がけてぶつかりに掛かった。

「てっ、やっぱ重いなこれ!」

普段扱っている斧よりも重く使い慣れていないのもあり
振り回した際に重心を崩して転んでしまった。

白光弾をしのぶあるときは四方に素早く移動して回避し、
またあるときは日輪刀で直接切り裂くことで対処した。


普段扱っている斧より重くてふらついたスージィの隙をついて
しのぶは蝶ノ舞戯れでまた突き刺しにいったが、


そのスージィの後ろにしのぶは立っていた。

(!?)

(今確かに刺せたはず…この現象…血鬼術を使ったのは間違いない!)


このような不可思議な現象は
鬼の兼ね備える異能の血鬼術ぐらいしか考えられないが…



「お、おまえ…なんで今刺さなかったんだよ?」

疑問を感じているのはスージィも同じだった、
間違いなくさせた状況だったのに
敵が瞬時に後ろに回り込んだのだ。転んで体勢が
崩れていたからフェイントをしなくてもそのままいけたはずだ。

ではこの現象は誰の手によって起きたか、

「今のは状況予想装置の編集でな、
この突き刺す瞬間のフィルムを切ると
切られた部分はなかったことになるのだ」

物陰から謎のカメラ男が出てきた、それを見たスージィは

(ん…?こいつは…見た目からしてサイバーワールド出身か?)

サイバーフィールドの住人たちはインターネットが
モチーフになっていることもあり
機械的で生物に見えにくい者も珍しくはない。
それを踏まえるとこの乱入者はそのサイバーワールド出身としか思えない。

「カーカカカカ、両者ともそこまでにしておけ
おまえら二人の実力はすでに半分くらい研究完了だ、いくらなんでも開始早々
血気盛んすぎないか?何があったかしらないがな~~~?」

「た…助けてくれたのか…?まぁとりあえずサンキューな、俺の名前だけどスージィ、
あとあんたの名前も教えてもらって良いか?」

「名だと…もちろん教えてやろう俺の名はVTR、飛翔チーム次鋒ミスターVTRよっー!」

「VTR…?」

そんな名前の奴は見たこともないし、飛翔という
名前のチームも聞いたことがない
単にサイバーワールドで会わなかっただけかもしれないが。


(……こいつも…鬼?いや、それにしては…)


現れた人型の機械はもちろん人ではないが
かといって鬼に見えるわけでもない。


鬼は当たり前だが有機生命体であり機械のような
見た目をしている鬼は前例がなく存在しない。


「さっそくだが質問させてもらうぜ、おい女なんでこのスージィを襲ったんだ?ん?」


◆

「そーかそーか、それでお前はこのスージィをその鬼だと思い込み
殺りに掛かったと言うことか。」

しのぶはまず自己紹介を済ませてから
簡潔に鬼という種族について説明した、人間の肉を主食とし、
日光を最大の弱点で、鬼舞辻無惨という鬼の始祖の血が人に
感染することによって誕生することを(その無惨は見せしめとして死んだことも伝えた)


「ええその通りです、いくら人ではないとは言え、
鬼と思い込み襲いに掛かったことは本当にすいませんでした。」


「まっっったくだぜちくしょーー!!めっちゃびびったぞたくっ!!」

「本当にすいません…」


頭を深々さげて謝罪するしのぶ、あと少しで殺してしまい
取り返しの付かない自体になるところであったのだ。
感情や情緒の制御ができぬのは未熟の証、


死んだはずの姉が生きている可能性への動揺や
仇敵の上弦の弐、そしてサカキへの怒りで頭の中が
埋め尽くされ冷静さを失っていたことを猛省する。


「その鬼は超人墓場にいる鬼ではないようだな?」


VTRのいた世界における鬼は超人墓場で労働する死んだ超人たちを監視する
人間の刑務所で言う監守のような存在だ。

食生活は聞いたことないが少なくとも人肉を食べたという情報は一切ない。
偏った食習慣の鬼は人食べていても不思議ではないかも知れないが。


しかしこのしのぶという女の言う鬼は人肉を喰らう人間たちの脅威で
日光に晒されると死ぬという、ちなみに見せしめで死んだあの白髪の男は鬼で
あの光は太陽光であることは間違いないとしのぶは語った、


VTRの知る鬼としのぶの語った鬼は相違点があまりにも
多く種族名が同じなだけで全く別の生き物という結論になった。


「その超人墓場というのも一切知りません、そもそも
あなたの言う超人とはどんな生き物ですか?
ただ単に能力が優れた人間という意味には聞こえませんが…」


話を聞いていると超人とは本来優れた能力を持つ者という意味だが
特定の種族そのものを指しているように聞こえた、
それも鬼とも異なる異形の種族に。


「いや、ちょっと待てお前は本当にただの人間か?
あのあまりに俊敏な動きは超人くらいしかできんおもうが。」


「誤解されてるようですが私はれきっとした人間です。」


「ではあれは…」

「ええ、全集中の呼吸によるものですね」

◆


鬼、呼吸、超人、闇の世界。


3人が話し合った内容は聞いている立場の者からすれば
知識にないことで溢れていた。


「みんな言ってることがバラバラだけどよ…」


「いったいどういうわけだ…?」


この場にいる3人はそれぞれは別の世界から
レインボーロケット団の技術によって強引に召喚された
だから各々の世界について話せば内容がバラバラなのは当然だ。


そのときしのぶのバックがもごもごとうごめき始めた。


バックが勝手に開き中から煙りとともに
めがねを掛けた特徴的な顔面が飛び出してきた。


「早々暴れたがる者にでくわすとはなVTRよ!」


「ゲッー!!あ、あんた!!知性の神!!」


邪悪5神の一人である知性の神がなんと現れたのだ。
バックから出現した新たな乱入者に一同は驚愕する。


「か、神!?何言ってんだ!こんな顔面だけのおっさんが
神だぁ!?どー見ても悪霊の間違いだろうが!」


突如出現した謎の顔面に驚愕する
神とはあらゆる存在とって最上位の存在というのが
殆どの者の共通認識だ。
その上位存在がシンプルな顔面とはハッキリ言って信じられないのがスージィの心情だ。



それはしのぶも全く同じであった。


「…どうなっているの?」


バックの中身を確認した際なぜか黒いもやが掛かっており
疑問に思ったが他の支給品の一つである日輪刀を取り出せたので
放っておいたがまさかもやの
正体が神とやらだとは
夢にも思わなかった。


すべて訳がわからず意味不明であった。
姉や宿敵が蘇生した思えば
鬼ではない未知の異形と謎の機械、
そして神らしい(とても信じられないが)奇妙な顔面。

殺し合いスタートからほんの短時間で
未知の要素がしのぶへ勢いよく押し寄せてくる
屈強さと冷静さを保てる精神力を兼ね添えて当然の柱でも
こんな状況にあえばさすがに混乱を隠せない。


「全く仮にも神であるこの私を問答無用で道具扱いし、
幹部決定戦などという下らん茶番に巻き込む…
これが憤らずにいられるか!」


邪悪として認識されているが神であること自体は一切間違いではない
神だから絶対に敬えとまで言う気はないが
かといって道具扱いという杜撰な扱いを受ければ
神であろうが人だろうが不本意に思い憤るだろう。


「ち、知性の神よ!あんたは一体何しに現れたんだ!」


「そう警戒するなVTR、そしてしのぶとスージィとやら、
私は何もお前たちは苦しめたりするわけじゃない、
殺しあいなんて無意味な茶番など安全かつ早々に終わらせるべきだ
要するにお前たちへ全面協力してやろうと思うのだ、光栄に思うが良い!」

「いやいやいやいや!ちょっと待てよ!」


スージィが待ったを掛けた、


「もしあんたが本当に神様ならよお!
今起きている状況くらいしてみせろや!
ここにいるみんな話がよくわかんねーんだよ!」


単なる顔面を神といわれ、はいそーですかと信じることはできない、
本当に神なら今起きている状況の解説くらいならできるだろう
もしそれができたなら少しは信じてやってもいいと踏んだのだ。


「まぁわかったわかった、説明というよりは予想に過ぎんが話してやろう」


「予想かよ…」


「まずお前たち3人は…それぞれ別の世界から召喚されたと見た!」


「あぁ別の世界?じゃあこの二人は
やっぱ闇の世界か召喚されたって訳かよ?」


闇の世界で生まれし者は別の闇の世界へは適応できないと
いずれは石化してしまうと以前にラルセイに伝えられた。
もしこのVTRやしのぶが闇の世界から来たのであれば
適応できなかった場合に限るが石になるのでは?


「お前の言う闇の世界とやらはどんな世界かしらんが少なくとも
私やVTRは違うぞ、しのぶとやらはどうなんだ?」


「ええそうですね、私も違います。」


「そ、そうなのか…まぁみんな違う世界出身てのは…まじ…か?」


「確かに知性の神の言うとおり、この食い違いは
世界そのもの違うこと以外に説明がつかんな。」


3人の住んでいる世界が違うという結論が付いた。
闇の世界という別の世界を冒険したスージィと
超人墓場という死後の世界という一種の別世界を知るVTRは
あまり違和感を感じず受け入れることができたが
違う世界といった話に縁のないしのぶは驚きを隠せない様子だ。


「どうやら信じられんといった様子だな、
別世界という話が信じられんか?」


「いえ、私は別の世界にいったとかその類いの経験はないので…」


「それもそうか、まあ驚くも無理はないことよ、それより話が変わるがしのぶとやら…」


「お前は力に飢えてはいないか?」


「なんの話です?」

「とぼけてもバレているぞ、お前の抱える憎しみと飢えにはなあ~~~~。」


邪悪と呼ばれる神だけあって知性の神は
負に近い感情には人一倍敏感だ、
かつてアシュラマンの師ことサムソンティーチャーと接触し
アシュラマンを助けるため両足を犠牲にしたことへの
後悔の念を煽ることで、配下へと誘い再生の蟲サタンクロスを植え付けた。

負の感情を煽ることで相手を意のままに行動させることはお手の物である。


そしてしのぶが力に飢えているのも事実、
膂力の不足により、鬼の頸が切れず
代わりに藤の花の毒で鬼を倒してきた。


だが藤の花の毒の鬼殺性を発見するまで
力不足によって鬼を殺せない現実と自分の無力を幾度となく呪ってきた。


「…言いたいことはなんですか?」


「なに単純なことだ、VTRよバックの中に
髑髏の勲章とアメとある蟲が入っている、それを取り出せ。」


「これか?」


VTRがバックからだしたのは
菱形のやたらでかいアメ、髑髏の勲章、
そして不機嫌にしかみえない人面が
先端に付いた気色の悪い蟲だった。


「こんなものを一体どうしようと言うんだ?
というかなぜこんなのがはいっているとわかった?」


「まあなんとなく雰囲気で感じ取ったのだ、、特にその蟲は元は私の所有者だったのだ」


「胡蝶しのぶよ!本題に入るぞ簡潔に言おう!
お前はまず髑髏の勲章を身につけ超人となり
この寄生虫サタンクロスを飲み込み、
このアメでサタンクロスを急成長させよそして…」


「この知性の神の憑依を受け入れ1億パワーを支配し
究極の超人へ進化するのだっーーーー!!」


「お断りします。」


「即答かよ!でも当たり前だな、すっっげぇうさんくせーし
あめ食うのと勲章付けるのだけならまだわかるけどよ
んな気色悪い虫なんてだれが飲み込むかよ」


知性の神の提案からほんの少しの間も入れずに
しのぶが拒否したことへスージィが反射的につっこむ。


だが知性の神に従い勲章を身につけ超人となりサタンクロスを急成長させ
そして神の力である1億パワーの超人強度を身につければ以前とは比較にならない
あまりに強大な実力が身につくだろう、鬼どもの頸を豆腐のように面白いほど
たやすく切られるようになるのも事実。

「…そりゃお前がうさんくさく感じるのもわかる、だが本当に良いのか?
どうせ期待はできるがあまりに怪しいので受け取れないとでも考えているのだろう」


「ついでにこうも思ってるだろう、お前が憎しみを
向ける者は今のままだと殺せず返り討ちになる」


「そしてそいつを殺さなくては善良な者たちが犠牲となる!」


「……」


「さぁどうだ、奇怪な殺し合いという非常事態に及んで怪しいから使わんいう
ナイーブな考えを持ってるんじゃないだろうな、副作用とかデメリットはない、
そういった点の心配や不安は無用だぞ。」


この神とやらの言うことに間違いはない、
鬼を倒せば多くの人が、上弦の鬼を倒せば何百人の人々が救われる
だが自分一人では奴を殺しきれない。
そうだから喰わせた後はカナヲに全て託したのだ。

己だけで奴を地獄へ落とすにはそれこそ神の恵みとやらを受け入れるしかない。


「確かにあなたの言うことに間違いはないと思います。」


「でも今すぐに受け入れることはできません。」


正直に言って全部怪しすぎる、
だから素直にはいそうですかともらう気にはならない。
何らかの罠であることも否定できないので拒否した。
それでも姉を殺した童磨を倒せるようになるのはしのぶにとって
莫大な価値を感じずにはいられない。


「そうか“今は”必要ないか、だが欲しくなれば
いつでも言うが良い、全てお前に与え究極の超人としてやろう」


「あとお前の覚悟はその目を見ればすぐわかる、自分の死なんぞも
どうでも良いのだろう、憎しみを晴らすためにはな。」


「…」

しのぶの頬を一筋の汗が伝う、短時間でそこまで見抜いているとは
嘘だとしても神を自称するだけの観察眼はある。

「だから色々受け取って、その結果奴を討ち取るために
死んでも構わんはずではないのか?」


「…それだけは否定できませんね」


上弦の弐を殺すために1年以上かけて自らの肉体に藤の花の毒を染みこませた
しのぶにとって自分の命は既に捨てたも同然、だからこの神の言うように
力を授かって仇を討ってから戦死するのは一応、理にはかなっている。


「まあ色々考えることだ、そのときが来るまで
私はお前のバックの中に隠れさせてもらうとするか、」


「では胡蝶しのぶよ、強大なる力が欲しければいつでも言うが良い!」

知性の神は3つの支給品を念力で浮かせると
それらとともにしのぶのバックへ飛び込んだ。

◆


「あのさあ…」


しばし続いた沈黙を最初に破ったのはスージィであった。


「なんというかその…いくら強くなれるからって…マジで副作用なかっとしてもさ
自分が意味不明のなんかにかわっちまうのって…気色わりーじゃん」


「だからいろんなの使ってその超人とかってのに
なるのはほんとどーしてもってときだけにしようぜ
そのお前の仇を討つのは俺とこのVTRも協力するからさ」


スージィは初めて闇の世界で冒険して以来
仲間との共同作業で目の前の困難へ
対処することは慣れているしやりがいも感じている。
一人ではどうにもならないことでも数人でやれば道は開ける。


「勝手に巻き込むんじゃない。」


「まあまあ良いじゃねぇか、あんたもこんな殺し合いぶっ壊してーんだろ?
だったらその仇もたぶん殺し合いにノリノリになると思うんだよ
そいつをぶっ倒すのは殺し合いの台無しにもつながると思うぜ」


「それも確かにそうだな…」


「んじゃ決まりだな、俺らの目的はその仇討ちだけど
その仇の名前って知っているか?」


「その人食い鬼の名は童磨です、対の扇を持ち頭から
血をかぶったような外見をしています。」


「ご協力いただけるのはありがたいのですが、私が討とうする鬼は
何百年に渡り人の肉を喰らうことで、並の者では日にならないほどの
実力と知性を身につけています、私自身一度戦ったことがありますが
こちらの手段はほとんど難なく対処され最後には殺されました、
あなたたち二人が相手にしようとしているのはそれほどの化け物なのです」


しのぶは一度一戦交えて殺されたこともあり
童磨の凶悪性は嫌というほど理解している、
目の前にいる超人とモンスターが挑もうとしてるのは
人智をしのぐ怪物なのだ


「なんだよなんだよ!そんな話聞いたくらいで
びびってとんずらすると思うのか?」

スージィが笑い飛ばしつつも逃走の意思はないことを表明した。

「同じく、お相手の実力が高いというのは逃げる理由にはならんな。」


二人は怯えるどころか乗り気であった、
苦境に追い込まれてもあがき抜くのがこの二人の共通点である。


「よっしゃわかったそんじゃ行こうぜって言いたいけどさ…」


「二人ともなんか当てとかあるか?どこに行きゃあ良いとか…」


「ない」

「ありません」

このあと3人はポケナビの地図機能を使って
現在位置と島にある施設について確認することにしたのであった。

そして当然だがしのぶたちは全く知らない
上弦の弐は今、海上放棄されたゴミのように
海をただよい再生中だがほとんど死にかけているという
極めて危機的な状態に陥っていることを。

【D-9 クチバシティの港/未明/一日目】

【胡蝶しのぶ@鬼滅の刃】
[状態]健康、サカキや童磨への怒り、複雑だが姉が生きている事への嬉しさ。
[装備]しのぶの日輪刀@鬼滅の刃
[道具]基本支給品、ランダム支給品0~1(確認済み)、髑髏の勲章@キン肉マン、寄生虫サタンクロス@キン肉マン、知性の神@キン肉マン、けいけんアメXL@ポケットモンスターソード。
[思考・状況]
基本方針:殺しあいの破綻が目標
1:童磨だけは絶対に殺す。
2:カナエや不死川と粂野たち仲間との合流
3:サカキをとめる手段を探す。そのサカキがもし鬼なら殺す。
4:他に鬼がいれば殺す、人間の場合は最低限の攻撃で無力化する。
5:違う世界、鬼ではない超人やモンスターという種族への驚き。
6:知性の神が言う道具は本当にどうしようもなくなった場合に使用する。

※備考
他の世界にいる超人やモンスターという種族について知りました。

【ミスターVTR@キン肉マン】
[状態]健康、
[装備]
[道具]基本支給品、

[思考・状況]
基本方針:殺し合いを止め脱出する
1: 今は童磨の発見に協力する
2: 童磨が本当に危険人物であったら倒す

※備考
他の世界の鬼やモンスターへの知識を得ました。
能力の制限について後続の書き手様にお任せします。
しかし編集機能のフィルムカットは使えるようですが
回数制限などがあるかもしれません、
それについても後続の書き手様にお任せします。

【スージィ@DELTARUNE】
[状態]健康
[装備]帰ってきた真空の斧MARK-II@DRAGON QUEST ―ダイの大冒険-
[道具]基本支給品、ランダム支給品0~2(確認済み)
[思考・状況]
基本方針:殺し合いをぶっこわす。
1:童磨とやらを見つけてボコボコにする。
2:殺し合いに載っている者はやっつける。
3:違う世界や知性の神への驚き。
※備考
鬼や超人への知識を得ました。

【支給品解説】

しのぶの日輪刀@鬼滅の刃
蟲柱の胡蝶しのぶが使用する日輪刀、
切るというよりレイピアのように突くための
作りとなっており、この日輪刀に藤の花の毒を仕込ませた
状態で鬼に突き刺すことで毒殺できる。

髑髏の勲章@キン肉マン
ブロッケン一族が持つ勲章、
一族の中で一人前と認められた者は
これを付けることで人から超人という
種族に変わることができる。

寄生虫サタンクロス@キン肉マン
知性の神が所有していた寄生虫
体に寄生させ時間を掛けて育てると
宿主の欠損が再生するが
新たに足と腕が二本ずつ生えてくる。

けいけんちあめXL@ポケットモンスターソード
たべると莫大な経験値が得られるあめ、
知性の神の発言からするに育つのには
時間がかかるサタンクロスも寄生時に
宿主がこれをたべればあっという間に成長するらしい。

知性の神@キン肉マン
邪悪5神の一人である知性の神、
めがねは立派な知性の証。
超人に憑依するとその超人は1億パワーの超人強度を得る。
本ロワでは支給品として参加しているが
本人として不服でこんな殺し合いは
さっさと終わらせたいと思っているようだ。

帰ってきた真空の斧MARK-II@DRAGON QUEST ―ダイの大冒険-
バダックがパプニカの金属と魔宝玉で作った斧
流線形のデザインとなっている。
名前が長いのはご愛敬。
スージィに支給されたが普段扱う武器より重く
慣れるのには時間が掛かるだろう。


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