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アベンジャー・オブ・サイヤン
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「俺は……死んだはずだったんだがな……」
バーダックの脳内に残る、最後の記憶。
それは自分たちサイヤ人を裏切り、滅ぼそうとするフリーザに立ち向かい、されど力及ばず相手のエネルギー弾に飲み込まれるというもの。
あのとき死んだ自分を生き返らせたにしろ、死ぬ寸前に救出したにしろ、それは人知を超えた力だ。
「勝ち残ればどんな願いでも叶える」というのも、あながち嘘ではないのかもしれない。
それは自分たちサイヤ人を裏切り、滅ぼそうとするフリーザに立ち向かい、されど力及ばず相手のエネルギー弾に飲み込まれるというもの。
あのとき死んだ自分を生き返らせたにしろ、死ぬ寸前に救出したにしろ、それは人知を超えた力だ。
「勝ち残ればどんな願いでも叶える」というのも、あながち嘘ではないのかもしれない。
「ならば……フリーザを倒すことも……」
自分では、フリーザの足下にも及ばなかった。
だがあのサカキという男ならあるいは、フリーザを葬ることができるかもしれない。
とはいえ、映像越しに見たあの男は絶大な戦闘力を持っているようには見えなかった。
おそらくは、肉体の強さとは別方向の力を持っているのだろう。
その力でフリーザを殺せるかは未知数だ。
だが、試してみる価値はある。
どうせ、もう帰る場所は存在しないのだ。
仮に生きてこの殺し合いから脱出したところで、もはやどうしようもない。
フリーザの栄華を眺めながら、宇宙の隅で寿命が尽きるまでひっそり暮らすなど御免被る。
だがあのサカキという男ならあるいは、フリーザを葬ることができるかもしれない。
とはいえ、映像越しに見たあの男は絶大な戦闘力を持っているようには見えなかった。
おそらくは、肉体の強さとは別方向の力を持っているのだろう。
その力でフリーザを殺せるかは未知数だ。
だが、試してみる価値はある。
どうせ、もう帰る場所は存在しないのだ。
仮に生きてこの殺し合いから脱出したところで、もはやどうしようもない。
フリーザの栄華を眺めながら、宇宙の隅で寿命が尽きるまでひっそり暮らすなど御免被る。
「乗ってやるぜ、サカキとやら……。
もしてめえに、フリーザが消せるのなら……。
てめえの忠実な僕にだってなってやるさ」
もしてめえに、フリーザが消せるのなら……。
てめえの忠実な僕にだってなってやるさ」
そう呟き、バーダックは拳を堅く握った。
◆ ◆ ◆
「とりあえず、何か着るものはないのか……?
戦闘中ならともかく、裸であちこち歩き回るのはさすがに落ち着かないぜ」
戦闘中ならともかく、裸であちこち歩き回るのはさすがに落ち着かないぜ」
ぶつくさと呟きながら、バーダックは自分に支給された荷物をあさる。
元々身につけていた戦闘ジャケットが武装と見なされ没収されているため、今のバーダックは上半身裸である。
元々身につけていた戦闘ジャケットが武装と見なされ没収されているため、今のバーダックは上半身裸である。
「なんだ、新品のジャケットがあるじゃねえか。
俺が使ってたのとは少し形が違うが……まあいいだろう」
俺が使ってたのとは少し形が違うが……まあいいだろう」
荷物の中に自分のものとよく似たジャケットを見つけたバーダックは、説明書きも読まずにそれを身につける。
「これで、とりあえず格好はつくな。
まあ、格好を気にしてる状況でもないが……。
で、次はこいつを調べておくか」
まあ、格好を気にしてる状況でもないが……。
で、次はこいつを調べておくか」
続いて、バーダックはポケナビを手に取った。
野蛮なイメージとは裏腹に、サイヤ人の文化にはそれなりに機械も存在している。
ゆえにバーダックは戸惑うこともなく、スムーズにポケナビを操作していく。
野蛮なイメージとは裏腹に、サイヤ人の文化にはそれなりに機械も存在している。
ゆえにバーダックは戸惑うこともなく、スムーズにポケナビを操作していく。
「なに……?」
「王の可能性もあるが……。単にベジータとだけ書かれているなら王子の方か……。
まあ、どちらにしても厄介だな……」
まあ、どちらにしても厄介だな……」
バーダックは額に手を当て、考え込む。
彼はサイヤ人の下級戦士としてはトップクラスの戦闘力を誇るが、それでも所詮は下級戦士。
王族との戦闘力の差は、そう簡単には埋められないほど開いている。
正面から戦えば、まず勝てないだろう。
それ以前に、バーダックがフリーザの殺害を願うのは彼に殺された同胞達の仇を討つためだ。
そのために同胞たるサイヤ人を殺すのでは、矛盾してしまう。
もっとも王族の方は下級戦士ごときに同胞意識があるとは思えないので、必要とあらば平然と殺しにかかってくるだろうが。
彼はサイヤ人の下級戦士としてはトップクラスの戦闘力を誇るが、それでも所詮は下級戦士。
王族との戦闘力の差は、そう簡単には埋められないほど開いている。
正面から戦えば、まず勝てないだろう。
それ以前に、バーダックがフリーザの殺害を願うのは彼に殺された同胞達の仇を討つためだ。
そのために同胞たるサイヤ人を殺すのでは、矛盾してしまう。
もっとも王族の方は下級戦士ごときに同胞意識があるとは思えないので、必要とあらば平然と殺しにかかってくるだろうが。
「どうしたもんか……。
まあ、俺ごときの頭でごちゃごちゃ考えても仕方ねえ。
実際に顔を合わせたときに考えりゃいいだろう」
まあ、俺ごときの頭でごちゃごちゃ考えても仕方ねえ。
実際に顔を合わせたときに考えりゃいいだろう」
問題をいったん棚上げし、バーダックはポケナビをカバンに戻す。
「さて、そろそろ動くか。
とりあえず……あのでかい建物を目指すとするかね」
とりあえず……あのでかい建物を目指すとするかね」
カバンを背負い、バーダックは移動を開始した。
彼が目指す建物の名は、「カプセルコーポレーション」。
彼の息子が成長した後、強い縁を持つことになる場所である。
だが今のバーダックに、それを知るよしなどなかった。
彼の息子が成長した後、強い縁を持つことになる場所である。
だが今のバーダックに、それを知るよしなどなかった。
【C-12/未明/一日目】
【バーダック@ドラゴンボール超 ブロリー】
[状態]健康
[装備]ブルマ製の戦闘ジャケット@ドラゴンボールZ 極限バトル!!三大超サイヤ人
[道具]基本支給品、ランダム支給品0〜2
[思考・状況]基本行動方針:優勝し、フリーザに復讐する
1:とりあえずカプセルコーポレーションに向かう
2:ベジータに関しては、どうすべきか迷っている
[備考]
参戦時期は死亡後。
戦闘力は制限によって低下していると思われますが、具体的にどの程度かは後続の書き手におまかせします。
[状態]健康
[装備]ブルマ製の戦闘ジャケット@ドラゴンボールZ 極限バトル!!三大超サイヤ人
[道具]基本支給品、ランダム支給品0〜2
[思考・状況]基本行動方針:優勝し、フリーザに復讐する
1:とりあえずカプセルコーポレーションに向かう
2:ベジータに関しては、どうすべきか迷っている
[備考]
参戦時期は死亡後。
戦闘力は制限によって低下していると思われますが、具体的にどの程度かは後続の書き手におまかせします。
「支給品紹介」
【ブルマ製の戦闘ジャケット@ドラゴンボールZ 極限バトル!!三大超サイヤ人】
フリーザ軍で使われていた戦闘ジャケットを、ブルマがその科学力で再現した代物。
見た目はナメック星編でベジータが着用していた旧型ジャケットとほぼ同じだが、肩部分のデザインなどが変更されている。
セル編においてベジータが着用し続けたほか、後に量産されたものを悟空、悟飯、トランクスも着用している。
【ブルマ製の戦闘ジャケット@ドラゴンボールZ 極限バトル!!三大超サイヤ人】
フリーザ軍で使われていた戦闘ジャケットを、ブルマがその科学力で再現した代物。
見た目はナメック星編でベジータが着用していた旧型ジャケットとほぼ同じだが、肩部分のデザインなどが変更されている。
セル編においてベジータが着用し続けたほか、後に量産されたものを悟空、悟飯、トランクスも着用している。
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