真紅「う…うぅ雛苺…」
雛苺「真紅は雛苺が看病するのよー」
瀕死状態で呼びかける真紅を無視し雛苺が忙しそうに動き回っている。
青ざめた真紅の額には彼女の身体より大きな氷嚢が乗っかっており、身体は彼女の倍ほどもある布団につぶされていた。
真紅「くるしいのだわ。どけてほしいのだわ…」
雛苺「病人は大人しくしておくのよー」
真紅(このままでは取り殺されてしまうわ…)
気怠い身体を動かそうとする。だが布と綿の塊がそれを許さなかった。
真紅「ぴくりとも動かない…」
雛苺「真紅ーおかゆができたのよー」
真紅「そう、ご苦労様。手がうごかないから出して欲しいのだけど」
雛苺「雛が食べさせてあげるのー」
真紅「解放する気はないようね…。お願いするわ」
雛苺「態度がなってないのよ」
無邪気な笑みを浮かべていた雛苺が唐突に冷たい表情で呟いた。
真紅の背筋に嫌なものが走る。同時にしまった、とも思った。
真紅「お願いします…雛苺…様」
雛苺「いい子なのよ。もぐ…」
真紅「……!」
口内におかゆを含んだ雛苺が真紅へと顔を近づけキスをする。両手は真紅の顔を愛おしそうに撫でている。
真紅は自分の中に侵入してくる粥と雛苺の唾液を味わいながら、雛苺の愛撫に身体を震わせた。
真紅(ん…解放されたら覚えてなさい…!)
雛「ウノ!」
紅「ウノあがり」
雛「あああああ!」
紅「うふふ」
雛「真紅大人気ないのー!」
紅「誰が人気ないですってぇー!!」
雛「読み方間違ってるのー!」