洞窟発見直後
告死鳥襲撃
告死鳥襲撃後
墓地
【メロダーク】
- 1人の場合
「・・・・・・来たか、〇〇」
- 仲間が居る場合
「・・・・・・来たか、〇〇」
「一人で来いと書いておいたはずだが。まあいい」
「一人で来いと書いておいたはずだが。まあいい」
メロダークは、静かに語り始めた。
「・・・・・・我々が探索を続けている遺跡を、誰が築いたかはもう知っているな?」
「その者の名はタイタス。古代アルケア帝国の、初代皇帝だ」
「・・・・・・かの者は死ぬ際に、いずれ復活するとの予言を残したと伝えられている」
「彼が復活するためには、いくつかの条件を満たした者が、皇帝の霊の器として必要になるのだそうだ」
その血肉において皇統を継ぎ、魔の素質を持ち、大河で拾われ、孤児として生まれ育ち、
いにしえの皇帝と似た偉業を成し、タイタスと相似の存在となる者――
「・・・・・・大河の岸辺に流れ着いて、孤児として育てられた・・・・・・」
「・・・・・・アルケアの遺跡が発見された町に、この条件に合うお前が住んでいた。偶然だと思うか?」
「お前こそ、皇帝の霊が憑依するために用意された憑代だ」
「・・・・・・だから・・・・・・」
「・・・・・・来てもらおう、〇〇。古代皇帝の復活を阻むため、お前を幽閉する」
背後で祈っていた男たちがマントを脱ぎ捨てた。武器が抜かれる。
「そうだ。私は神殿軍戦士団の一員だ。お前を捕らえろ、それができなければ殺せ、と命じられている。」
「さあ、共に来い、〇〇」
「約束する。大人しく協力してくれるなら、必ず我々がこの町を救おう」
「お前の身を押さえて皇帝復活を妨げ、すべて忘れ去られるまで遺跡を封じ、地上に出た魔物を全滅させれば・・・・・・」
「この地の災厄は、終わる。お前一人が犠牲になり、自由を捨てればこの町のみんなが助かるのだ」
誘いの言葉に、心が揺れる。だが――。
「・・・・・・我々が探索を続けている遺跡を、誰が築いたかはもう知っているな?」
「その者の名はタイタス。古代アルケア帝国の、初代皇帝だ」
「・・・・・・かの者は死ぬ際に、いずれ復活するとの予言を残したと伝えられている」
「彼が復活するためには、いくつかの条件を満たした者が、皇帝の霊の器として必要になるのだそうだ」
その血肉において皇統を継ぎ、魔の素質を持ち、大河で拾われ、孤児として生まれ育ち、
いにしえの皇帝と似た偉業を成し、タイタスと相似の存在となる者――
「・・・・・・大河の岸辺に流れ着いて、孤児として育てられた・・・・・・」
「・・・・・・アルケアの遺跡が発見された町に、この条件に合うお前が住んでいた。偶然だと思うか?」
「お前こそ、皇帝の霊が憑依するために用意された憑代だ」
「・・・・・・だから・・・・・・」
「・・・・・・来てもらおう、〇〇。古代皇帝の復活を阻むため、お前を幽閉する」
背後で祈っていた男たちがマントを脱ぎ捨てた。武器が抜かれる。
「そうだ。私は神殿軍戦士団の一員だ。お前を捕らえろ、それができなければ殺せ、と命じられている。」
「さあ、共に来い、〇〇」
「約束する。大人しく協力してくれるなら、必ず我々がこの町を救おう」
「お前の身を押さえて皇帝復活を妨げ、すべて忘れ去られるまで遺跡を封じ、地上に出た魔物を全滅させれば・・・・・・」
「この地の災厄は、終わる。お前一人が犠牲になり、自由を捨てればこの町のみんなが助かるのだ」
誘いの言葉に、心が揺れる。だが――。
同意する
ここでメロダークと共に行くと、物語は終わる。
それでいい
「そうか・・・・・・理解してくれたか」
「崖の下に小船が隠してある。それに乗ってもらおう・・・・・・」
あなたは舟に乗せられて大河の河口へと下り、ユールフーレ島の大神殿に幽閉された。
そして二度と故郷を見ることはなかった。
その地で新たな陰謀に巻き込まれ、メロダークたちを助けて活躍することもあったが、
それはまた別の物語・・・・・・。
「崖の下に小船が隠してある。それに乗ってもらおう・・・・・・」
あなたは舟に乗せられて大河の河口へと下り、ユールフーレ島の大神殿に幽閉された。
そして二度と故郷を見ることはなかった。
その地で新たな陰謀に巻き込まれ、メロダークたちを助けて活躍することもあったが、
それはまた別の物語・・・・・・。
拒否する
僧兵たちが、じりじりと間合いを詰めてきた。
「やはり、説得は無理か・・・・・・。ならば・・・・・・」
「・・・・・・覚悟!」
「やはり、説得は無理か・・・・・・。ならば・・・・・・」
「・・・・・・覚悟!」
仲間コメント
「おい待てよ。お前らだけで勝手に話進めてくれてるけどよ――」
「オレたちが、ダチが連れていかれるのをハイそうですか黙って
見てると思うのか!?」
「オレたちが、ダチが連れていかれるのをハイそうですか黙って
見てると思うのか!?」
【ネル】
「そんな・・・・・・。どうして!?」
「・・・・・・許せとは言わん。憎むがいい」
「そんな・・・・・・。どうして!?」
「・・・・・・許せとは言わん。憎むがいい」
「ちょっと〇〇!わたしたちを置いて行っちゃおうとか考えてないよね!?」
「そんなこと許さないから!」
「そんなこと許さないから!」
「――話がまとまりかかってるところ悪いが、ここで黙って行かせる訳にはいかんな」
「邪魔する気か」
「そっちにも理があるとは思うが・・・・・・。ここで〇〇を見捨てるような
不人情はできんからな!」
「邪魔する気か」
「そっちにも理があるとは思うが・・・・・・。ここで〇〇を見捨てるような
不人情はできんからな!」
「――〇〇、しゃんとなさい!」
「まさか、あなた一人が消えれば問題が全部解決するとか思ってるの?
思い上がるんじゃないわよ!」
「まさか、あなた一人が消えれば問題が全部解決するとか思ってるの?
思い上がるんじゃないわよ!」
【シーフォン】
「ケケケ、楽しくなってきたじゃねえか。友達ごっこよりは、騙し合い殺し合いの方がよっぽど面白えや」
「お前のこと気に食わなかったが、意外に好きになれそうだぜ、クソ坊主の犬っころよお!」
「ああ。私は犬だ」
「ケケケ、楽しくなってきたじゃねえか。友達ごっこよりは、騙し合い殺し合いの方がよっぽど面白えや」
「お前のこと気に食わなかったが、意外に好きになれそうだぜ、クソ坊主の犬っころよお!」
「ああ。私は犬だ」
「――おい、僕を忘れてもらっちゃ困るなあ」
「そいつが皇帝復活に必要?だから捕まえとく?」
「気に食わねーな。僕様を無視してんじゃねえよ!もういじけて暴れちゃうヨ!?」
「そいつが皇帝復活に必要?だから捕まえとく?」
「気に食わねーな。僕様を無視してんじゃねえよ!もういじけて暴れちゃうヨ!?」
「おっと。まさか〇〇君、こんないい加減な話を真に受けてやしないよね?」
「邪魔する気か・・・・・・?お前も神殿に所属する身だろう」
「あいにく、不良巫女なもので。それに君たちの考えは穴だらけだ」
「何だと?」
「どうやってこの町の遺跡を封印する?つい先日も戦争に負けて追い出され、失敗したばかりじゃないか。
それに流れた情報は簡単には消えない」
「魔物を全滅させるって、どうやって?これも同様。国境地帯の荒れ地に拡散した夜種たちを殲滅する力は神殿軍に無い。
そんな情勢でもない」
「そもそも〇〇君をどうにかしただけで問題が解決するのか?後から別の、皇帝の憑代が出てくるだけじゃないのか?」
「・・・・・・・・・・・・」
「このホルム地方には、『妖精郷物語』と呼ばれる伝説がある。
周期的に大河の岸に流れ着き、地下世界と行き来して、悪を倒す英雄たちの物語だ」
「どうだい?今起きている出来事や、〇〇君の存在にそっくりじゃないか!」
「皇帝のための器は一人じゃない。一人を捕らえても、いずれ別の誰かが生み出され、皇帝復活が試みられる」
「このシステムそのものを破壊しなければ、何をやっても一時しのぎにしかならないんだ」
「・・・・・・それが、できるのか?お前たちに」
「さあ?まあ今まで通り適当にやってれば、何とかなるんじゃないかな?」
「っ・・・・・・!ふざけるな!」
「邪魔する気か・・・・・・?お前も神殿に所属する身だろう」
「あいにく、不良巫女なもので。それに君たちの考えは穴だらけだ」
「何だと?」
「どうやってこの町の遺跡を封印する?つい先日も戦争に負けて追い出され、失敗したばかりじゃないか。
それに流れた情報は簡単には消えない」
「魔物を全滅させるって、どうやって?これも同様。国境地帯の荒れ地に拡散した夜種たちを殲滅する力は神殿軍に無い。
そんな情勢でもない」
「そもそも〇〇君をどうにかしただけで問題が解決するのか?後から別の、皇帝の憑代が出てくるだけじゃないのか?」
「・・・・・・・・・・・・」
「このホルム地方には、『妖精郷物語』と呼ばれる伝説がある。
周期的に大河の岸に流れ着き、地下世界と行き来して、悪を倒す英雄たちの物語だ」
「どうだい?今起きている出来事や、〇〇君の存在にそっくりじゃないか!」
「皇帝のための器は一人じゃない。一人を捕らえても、いずれ別の誰かが生み出され、皇帝復活が試みられる」
「このシステムそのものを破壊しなければ、何をやっても一時しのぎにしかならないんだ」
「・・・・・・それが、できるのか?お前たちに」
「さあ?まあ今まで通り適当にやってれば、何とかなるんじゃないかな?」
「っ・・・・・・!ふざけるな!」
「待て!」
「〇〇さんは・・・・・・僕の仲間です。友達です。ここで見捨てたら、騎士の名折れ!」
「〇〇さんは・・・・・・僕の仲間です。友達です。ここで見捨てたら、騎士の名折れ!」
【エンダ】
「え?メロダーク、テキなのか?」
「・・・・・・許せとは言わん。憎むがいい」
「え?メロダーク、テキなのか?」
「・・・・・・許せとは言わん。憎むがいい」
「え?〇〇を連れていくのか?」
「そうだ」
「いつ帰ってくる?」
「もう帰ってこない」
「うーんと、えーとな、それじゃー・・・・・・」
「・・・・・・お前たちは、エンダのテキだ」
「そうだ」
「いつ帰ってくる?」
「もう帰ってこない」
「うーんと、えーとな、それじゃー・・・・・・」
「・・・・・・お前たちは、エンダのテキだ」
「・・・・・・お待ちなさい。〇〇様はこの町に必要な方・・・・・・」
「・・・・・・連れて行かせたりは、しません!」
「・・・・・・連れて行かせたりは、しません!」
戦闘終了
「くっ・・・・・・さすがだ・・・・・・」
「だがそれでも・・・・・・任務を果たさぬ訳にはいかない・・・・・・!」
メロダークは攻撃をかわそうともせずに正面から突っ込んできた。
「ここで・・・・・・共に死ね!」
体当たりを受け、バランスを崩して、崖の端から落ちてゆく!
「だがそれでも・・・・・・任務を果たさぬ訳にはいかない・・・・・・!」
メロダークは攻撃をかわそうともせずに正面から突っ込んできた。
「ここで・・・・・・共に死ね!」
体当たりを受け、バランスを崩して、崖の端から落ちてゆく!
水中で足掻く。遠くに水面が光っている。
だが手は届かない。どんどん遠ざかってゆく・・・・・・。
そして・・・・・・。
だが手は届かない。どんどん遠ざかってゆく・・・・・・。
そして・・・・・・。
忘却界
いつからか。
はるか昔から。それとも昨日からか。
ここで暮らしていた。小さな中州の島で。記憶はかすれ、白く濁っている。
思いだそうとすれば過去は甘いうずきと共に消え去ってしまう。
水際に下りて遠くを眺める。
白い霧が視線をさえぎり、何も見えない。
何もない・・・・・・。
はるか昔から。それとも昨日からか。
ここで暮らしていた。小さな中州の島で。記憶はかすれ、白く濁っている。
思いだそうとすれば過去は甘いうずきと共に消え去ってしまう。
水際に下りて遠くを眺める。
白い霧が視線をさえぎり、何も見えない。
何もない・・・・・・。
- 1日目
小屋
小さな小屋で、女と共に暮らしていた。彼女が誰かも思い出せない。
母だったかもしれない。姉妹だったかもしれない。娘だったかもしれない。
ただ懐かしく、慕わしい。
『ここに時間はない。永遠/一瞬があるだけ。だから あなた は、始まりの日から
ここにいた』
小さな小屋で、女と共に暮らしていた。彼女が誰かも思い出せない。
母だったかもしれない。姉妹だったかもしれない。娘だったかもしれない。
ただ懐かしく、慕わしい。
『ここに時間はない。永遠/一瞬があるだけ。だから あなた は、始まりの日から
ここにいた』
窓からの光を受けて黄昏色に染まりながら、彼女は静かに語りかけてきた。
『失われたはずのものが、何度もここに還ってくる。
見送れば、それはまた失われる』
『このまま 私 の裡に閉じ込めるべきなのか。
それとも再び苦界に送り出すべきなのか』
彼女の語ることはいつも謎めいて曖昧だ。ただ悲哀に満ちている。
・・・・・・やがて日は沈み、再び明ける。
『失われたはずのものが、何度もここに還ってくる。
見送れば、それはまた失われる』
『このまま 私 の裡に閉じ込めるべきなのか。
それとも再び苦界に送り出すべきなのか』
彼女の語ることはいつも謎めいて曖昧だ。ただ悲哀に満ちている。
・・・・・・やがて日は沈み、再び明ける。
水辺
水際に下りて遠くを眺める。
白い霧が視線をさえぎり、何も見えない。
水際に下りて遠くを眺める。
白い霧が視線をさえぎり、何も見えない。
何もない・・・・・・。
- 2日目
小屋
あなたはこの小さな小屋で、女と共に暮らしている。
いつからか思い出せない程の長い間。
あなたはこの小さな小屋で、女と共に暮らしている。
いつからか思い出せない程の長い間。
水辺
水際まで下りて、歩くのが日課だった。
水際に下りて遠くを眺める。
白い霧が視線をさえぎり、何も見えない。
水際まで下りて、歩くのが日課だった。
水際に下りて遠くを眺める。
白い霧が視線をさえぎり、何も見えない。
何もない・・・・・・。
様々なものが河を運ばれ、ここに流れ着いている。
それらを眺めていると、失われた何かを重い出せそうな気がする。
それらを眺めていると、失われた何かを重い出せそうな気がする。
ひび割れた杯。壊れたランタン。錆びついた剣先。石のとれた装身具。
忘れ去られたものの合間に、かつて人間だった魚たちが転がり、鳥についばまれていった。
・・・・・・爪先に何かが当たった。
拾い上げると、それは釣竿だった。
釣竿を手に入れた!
忘れ去られたものの合間に、かつて人間だった魚たちが転がり、鳥についばまれていった。
・・・・・・爪先に何かが当たった。
拾い上げると、それは釣竿だった。
釣竿を手に入れた!
小屋
『あなたは、夜歩いてはいけない』
『あなたは、夜歩いてはいけない』
夜、外に出ること。それはこの島で唯一の禁忌だった。
『夜の中には悪があるから。
夜の闇は悪を隠しているから』
『夜の中には悪があるから。
夜の闇は悪を隠しているから』
……やがて日は沈み、再び昇る。
- 3日目
水辺
今日も河のそばを歩いた。
水面は白い霧にかすみ、近くしか見えない。
「…………」
今日も河のそばを歩いた。
水面は白い霧にかすみ、近くしか見えない。
「…………」
「……マナ……」
霧の向こう側から、誰かの声が聞こえる。
(仲間のアイコン)「マナ……!」
(仲間のアイコン)「マナ……!」
水面の上に人影が立ち、誰かの名前を呼んでいるような気がした。
だが、人影はすぐ霧の中に消えてしまった……。
だが、人影はすぐ霧の中に消えてしまった……。
小屋
『あの者 は、若く優しかった。
愚かで残酷だった。
そして、定命の頃の 私たち に似ていた』
『あの者 は、若く優しかった。
愚かで残酷だった。
そして、定命の頃の 私たち に似ていた』
ときおり彼女は、誰かのことを語った。
『だから あの者に恵みを与えた。
もっと 私たちに近いものになって欲しくて』
もっと 私たちに近いものになって欲しくて』
『でも、それを受け取るには、人という種は若すぎた。
あの者 は、与えられた恵みに耐えられず、
ゆっくりと壊れていった』
あの者 は、与えられた恵みに耐えられず、
ゆっくりと壊れていった』
『本当に罪を犯したのは、私。
だから罰として、 私はここで
すべての過ちを見続けている……』
だから罰として、 私はここで
すべての過ちを見続けている……』
……やがて日は沈み、再び昇る。
- 4日目
小屋
あなたはこの小さな小屋で、女と共に暮らしている。
いつからか思い出せないほどの長い間。
あなたはこの小さな小屋で、女と共に暮らしている。
いつからか思い出せないほどの長い間。
水辺
河岸から遠くを眺めた。
陽光は弱々しく、霧を晴らしてはくれない。
頭上に影がさした。
鳥が一羽舞い降りて、流木の上に止まった。鳥が口をきいた。
【鳥】
『馬鹿だ、馬鹿がいるよ』
河岸から遠くを眺めた。
陽光は弱々しく、霧を晴らしてはくれない。
頭上に影がさした。
鳥が一羽舞い降りて、流木の上に止まった。鳥が口をきいた。
【鳥】
『馬鹿だ、馬鹿がいるよ』
【鳥】
『おぞましい蛇の魔女と暮らしてることに
ぜんぜん気付かないなんて。 とんでもない馬鹿だ!』
『おぞましい蛇の魔女と暮らしてることに
ぜんぜん気付かないなんて。 とんでもない馬鹿だ!』
【鳥】
『嘘だと思うなら、あいつの姿を夜に見てみな!』
『嘘だと思うなら、あいつの姿を夜に見てみな!』
……彼女の悪口を言うなんて。この鳥に腹が立ってきた。
鳥を追い払う
棒きれを振り回して、鳥を追い払った。
鳥は空に逃げると、馬鹿にしたように鳴いてから飛び去っていった。
鳥は空に逃げると、馬鹿にしたように鳴いてから飛び去っていった。
鳥に石を投げ付ける
素早く石を拾い、鳥に投げ付けた。
命中した。
地面に落ちた鳥に、さらに大きな石を振り下ろす。
血と羽毛が散った……。
命中した。
地面に落ちた鳥に、さらに大きな石を振り下ろす。
血と羽毛が散った……。
小屋
『ここは時の流れの岸辺。あらゆる魂の混ざり合う深淵世界』
『まどろみなさい。満たされるまで。遥かなる日の痛みが癒える日まで……』
彼女のささやく声を聞くたびに心が安らぎ、それと同時に、自我を織りなす糸がほどけて散らばってゆく……。
……やがて日は沈んだ。
『ここは時の流れの岸辺。あらゆる魂の混ざり合う深淵世界』
『まどろみなさい。満たされるまで。遥かなる日の痛みが癒える日まで……』
彼女のささやく声を聞くたびに心が安らぎ、それと同時に、自我を織りなす糸がほどけて散らばってゆく……。
……やがて日は沈んだ。
夜中、胸騒ぎがして目が覚めた。寝台から出たが、彼女の姿は見えない。
また朝まで眠る
寝具の中にもぐり込み、再び眠った……。
……そしてまた夜が明ける。
(「小屋の外に出る」の選択肢を選ぶまで繰り返し)
……そしてまた夜が明ける。
(「小屋の外に出る」の選択肢を選ぶまで繰り返し)
小屋の外に出る
…………。
水辺
彼女を探して水辺まで出ると、輝くものが見えた。
光を放つ大蛇の群れが、環を描いて空中を飛び、ときおり河の中に飛び込んで何かを捕食している。
大蛇に食われたモノたちは、飲み込まれる瞬間に絶望の悲鳴をあげ、手足をばたつかせていた。
――あのモノたちは人間だ。
河底に沈み、さまよっていた人間の魂たちが、大蛇に食われて絶叫しているのだ。
それと同時に、大蛇の群れの正体が何なのかも悟っていた。
命と魂を食らい、また生み出す、大いなる河の娘――。
『――私を見たな。』
大蛇たちは、彼女の声でそう叫んだ。発光する蛇体が、こちらへと漂ってくる。
「あれ」に食われたら、魂ごと消滅してしまう。
河岸を走って逃げた。隠してあった小舟を河に下ろし、乗り込む。
櫂を両手で握って必死に漕ぐ。小舟は思う通りに動き、水面を走った。
『……待ちなさい……。』
背後から声が追いかけてくる……。振り向くと、輝く小蛇が一匹、空中を漂って間近に迫っていた。
とっさに小舟の櫂で、蛇を打つ!
閃光が走り、小蛇は櫂に溶けるようにして消えた。
その隙にと、舟を漕ぎ続ける。
大蛇の群れはもう追ってこない。背後遠くに光の環が見える。
声が響く……。
『……今は行きなさい……。いつかまた あなた はここに還ってくるのだから』
『あなた は救うことによって救われるだろう。暗闇の岸を目指しなさい。』
『そして五つの星を手にしたとき 私 を思い出しなさい……。』
声が遠くなってゆく……。そして、それきり二度と、あの島に戻ることはできなくなった。
水辺
彼女を探して水辺まで出ると、輝くものが見えた。
光を放つ大蛇の群れが、環を描いて空中を飛び、ときおり河の中に飛び込んで何かを捕食している。
大蛇に食われたモノたちは、飲み込まれる瞬間に絶望の悲鳴をあげ、手足をばたつかせていた。
――あのモノたちは人間だ。
河底に沈み、さまよっていた人間の魂たちが、大蛇に食われて絶叫しているのだ。
それと同時に、大蛇の群れの正体が何なのかも悟っていた。
命と魂を食らい、また生み出す、大いなる河の娘――。
『――私を見たな。』
大蛇たちは、彼女の声でそう叫んだ。発光する蛇体が、こちらへと漂ってくる。
「あれ」に食われたら、魂ごと消滅してしまう。
河岸を走って逃げた。隠してあった小舟を河に下ろし、乗り込む。
櫂を両手で握って必死に漕ぐ。小舟は思う通りに動き、水面を走った。
『……待ちなさい……。』
背後から声が追いかけてくる……。振り向くと、輝く小蛇が一匹、空中を漂って間近に迫っていた。
とっさに小舟の櫂で、蛇を打つ!
閃光が走り、小蛇は櫂に溶けるようにして消えた。
その隙にと、舟を漕ぎ続ける。
大蛇の群れはもう追ってこない。背後遠くに光の環が見える。
声が響く……。
『……今は行きなさい……。いつかまた あなた はここに還ってくるのだから』
『あなた は救うことによって救われるだろう。暗闇の岸を目指しなさい。』
『そして五つの星を手にしたとき 私 を思い出しなさい……。』
声が遠くなってゆく……。そして、それきり二度と、あの島に戻ることはできなくなった。
無名島
舟を漕ぎ続け、やがて別の小島にたどり着いた。
枯れた潅木が強風に晒され、灰色の表土から岩が突き出ているだけの荒れ島だ。
舟を岸に着けて上陸し、島中央の丘に登ると、そこには干涸らびて骸骨のようになった老人がいた。
【老人】
「……。また死に損ないが来たか……」
枯れた潅木が強風に晒され、灰色の表土から岩が突き出ているだけの荒れ島だ。
舟を岸に着けて上陸し、島中央の丘に登ると、そこには干涸らびて骸骨のようになった老人がいた。
【老人】
「……。また死に損ないが来たか……」
この世界が何なのか訊く
【老人】
「ここは黄昏の国。忘却の河。死人が重荷を抱えて彷徨う場所だ」
【老人】
「死んだ奴の中でも、罪の重い奴は黒い蛇に食われ、罪の無い奴は光の樹にたどり着く」
【老人】
「そしてどちらでもない奴は、罪という重荷をすべて忘れるまで彷徨ってから、白い蛇に食われてどこかに消える」
【老人】
「我々は、裁かれる時を待つしかない。死すら許されないこの世界で」
「ここは黄昏の国。忘却の河。死人が重荷を抱えて彷徨う場所だ」
【老人】
「死んだ奴の中でも、罪の重い奴は黒い蛇に食われ、罪の無い奴は光の樹にたどり着く」
【老人】
「そしてどちらでもない奴は、罪という重荷をすべて忘れるまで彷徨ってから、白い蛇に食われてどこかに消える」
【老人】
「我々は、裁かれる時を待つしかない。死すら許されないこの世界で」
先へ進む方法を聞く
【老人】
「この河にはいくつも中州島があるからそれを渡り歩いていけ」
【老人】
「他の島へ行くには、その島の名前を知る必要がある。島から島へ渡りながら、新しい島の名を探せ」
「この河にはいくつも中州島があるからそれを渡り歩いていけ」
【老人】
「他の島へ行くには、その島の名前を知る必要がある。島から島へ渡りながら、新しい島の名を探せ」
立ち去る
立ち去ろうとすると、背後から声が追ってきた。
【老人】
「お前はこれから、疑惑の城か憂愁群島へ行くだろう……」
【老人】
「だが、いくら先へ進み続けても、救いが与えられるとは限らない……」
振り返ると、老人の姿はすでになかった。
【老人】
「お前はこれから、疑惑の城か憂愁群島へ行くだろう……」
【老人】
「だが、いくら先へ進み続けても、救いが与えられるとは限らない……」
振り返ると、老人の姿はすでになかった。
憂愁群島
大小さまざまな小島が並ぶ一帯に小舟を漕ぎ入れた。
空には鳥の群れが飛んでいる。
小島の一つに舟を乗り付け、 岩場を登ってゆくと、
鳥たちの鳴き声が大きくなってきた。
空には鳥の群れが飛んでいる。
小島の一つに舟を乗り付け、 岩場を登ってゆくと、
鳥たちの鳴き声が大きくなってきた。
【人面鳥】
『すべて無意味! すべて無意味!』
『すべて無意味! すべて無意味!』
人語で鳴きわめく人面の鳥たちが、 岩山の上で
獲物にむらがっていた。
よく見れば、鳥たちが青め苛んでいるのは 一人の少年だ。
人面鳥たちは少年の背中の皮を引き裂き、
血を舐め取っている
獲物にむらがっていた。
よく見れば、鳥たちが青め苛んでいるのは 一人の少年だ。
人面鳥たちは少年の背中の皮を引き裂き、
血を舐め取っている
少年を助ける
少年を助けるため、 人面の鳥たちに攻撃を仕掛けた!
人面鳥たちを倒してから、 少年を助け起こした。
背中の傷は骨が見えるほど深いが、 息はある。
だが、 手当てをしているうちに血は止まり、
それどころか自然に傷が塞がって、
少年は意識を取り戻した。
人面鳥たちを倒してから、 少年を助け起こした。
背中の傷は骨が見えるほど深いが、 息はある。
だが、 手当てをしているうちに血は止まり、
それどころか自然に傷が塞がって、
少年は意識を取り戻した。
【少年】
「くつ……。あんたは……?」
【少年】
「助けてくれたのか……。ありがとう」
岩山の上に並んで座り、 話を聞いた。
【少年】
「俺は……何かを守るために、敵と戦ってたんだ。
……よく覚えてないけど。 たぶん」
【少年】
「それで……敵を追ってるうちに、
仲間が一人倒れ、 二人倒れ、
俺一人になって……」
【少年】
「……そのうち、 この島に迷い込んで……
あいつらに奇襲されて捕まった」
【少年】
「……もう記憶がほとんど無くて、
どんな敵を追いかけてたのかも
思い出せないけど……」
【少年】
「それはきっと、すごく大事な任務なんだと思う。
俺が命を賭けなくちゃいけないような」
【少年】
「あんたは旅をしてるんだろ?
途中まで一緒に連れていってくれ。
きっと役に立つから」
【少年】
「旅を続ければ、いつか俺も、
使命を果たして故郷に帰れる気がする
......」
「くつ……。あんたは……?」
【少年】
「助けてくれたのか……。ありがとう」
岩山の上に並んで座り、 話を聞いた。
【少年】
「俺は……何かを守るために、敵と戦ってたんだ。
……よく覚えてないけど。 たぶん」
【少年】
「それで……敵を追ってるうちに、
仲間が一人倒れ、 二人倒れ、
俺一人になって……」
【少年】
「……そのうち、 この島に迷い込んで……
あいつらに奇襲されて捕まった」
【少年】
「……もう記憶がほとんど無くて、
どんな敵を追いかけてたのかも
思い出せないけど……」
【少年】
「それはきっと、すごく大事な任務なんだと思う。
俺が命を賭けなくちゃいけないような」
【少年】
「あんたは旅をしてるんだろ?
途中まで一緒に連れていってくれ。
きっと役に立つから」
【少年】
「旅を続ければ、いつか俺も、
使命を果たして故郷に帰れる気がする
......」
少年が仲間になった
【少年】
「この群島の近くには、落胆の塔と
呼ばれてる島があるらしいから、 気が向いたら行ってみるといい」
「この群島の近くには、落胆の塔と
呼ばれてる島があるらしいから、 気が向いたら行ってみるといい」
落胆の塔
岩を削って作られた塔が立っている。
船着き場から階段を上がったところに木の扉があって、そこから塔の内部に入れそうだ。
船着き場から階段を上がったところに木の扉があって、そこから塔の内部に入れそうだ。
塔の中に入る
通路を進むと、最上階まで続く長い螺旋階段があった。登り始める……。
階段の途中には、小部屋の入り口がいくつかあった。
それぞれの部屋の中には人が一人ずつ入っていて、
まるで独房のようだが、扉に鍵はかかっていない。
彼らは自分の意志で閉じこもられているのだ。
それぞれの部屋の中には人が一人ずつ入っていて、
まるで独房のようだが、扉に鍵はかかっていない。
彼らは自分の意志で閉じこもられているのだ。
話を聞く
【囚人】
「私は……自分の父と母を殺した。
だが、なぜ殺したのかの記憶が無いのだ……」
「とても切実な理由があった気がするのにそれが思い出せない……。
私は、なぜ……」
「私は……自分の父と母を殺した。
だが、なぜ殺したのかの記憶が無いのだ……」
「とても切実な理由があった気がするのにそれが思い出せない……。
私は、なぜ……」
【囚人】
「仕方ないじゃないか……」
「俺が捕まったら家族が飢える。
だからあいつが盗んだことにしたんだ」
「仕方なかったんだ……」
「仕方ないじゃないか……」
「俺が捕まったら家族が飢える。
だからあいつが盗んだことにしたんだ」
「仕方なかったんだ……」
【囚人】
「彼が死んだのは私のせいじゃない。私が裏切ったせいじゃない」
「私のせいじゃ……」
「彼が死んだのは私のせいじゃない。私が裏切ったせいじゃない」
「私のせいじゃ……」
囚人たちは自分の思いに沈み込んでいて、繰り言を続けるばかりだ。
まともな話は聞けそうにない。
まともな話は聞けそうにない。
最上階へ行く
塔の最上層はドーム型の天井のある広間になっていて、大型の望遠鏡が窓から夕暮れ空に向けられている。
望遠鏡の前には僧服姿の老人が一人座り、レンズを覗き込んでいる。
望遠鏡の前には僧服姿の老人が一人座り、レンズを覗き込んでいる。
話しかける
【老人】
「静かにしておれ!」
一喝された。
「静かにしておれ!」
一喝された。
【老人】
「儂は星々の運動から宇宙の像を観想し、神々の正義を知ろうとしておるのだ。
この聖なる業の邪魔をするな」
「……だが、三十六万八千日にわたって研究を続けても、いまだ神々の御心は知れない」
「儂に何が欠けている?
何を忘れてるというのだろうか……」
「儂は星々の運動から宇宙の像を観想し、神々の正義を知ろうとしておるのだ。
この聖なる業の邪魔をするな」
「……だが、三十六万八千日にわたって研究を続けても、いまだ神々の御心は知れない」
「儂に何が欠けている?
何を忘れてるというのだろうか……」
窓から風が吹き込み、部屋の隅に転がっていた人骨をカラコロと鳴らした。
それは女と、乳児の骨だった……。
それは女と、乳児の骨だった……。
望遠鏡を見せてもらう
【老人】
「邪魔するなと言っておろうが!」
「……これを覗きたいのか? ならば良かろう。好奇心は良いことだ」
「邪魔するなと言っておろうが!」
「……これを覗きたいのか? ならば良かろう。好奇心は良いことだ」
望遠鏡のレンズに目を当てると、河の中から生えるようにしてそびえる、大きな山が見えた。
山の上には巨大な樹があり、その枝には七つの星が輝いていて、まるで燭台のように見えた。
次に横へと望遠鏡を向けると、今度は暗雲に覆われた島が見えた。
小さな、羽根の生えた生き物が何羽かその上空を舞っているのが見える。
それをじっと眺めていると、こちらに向かって飛んできて、ぐんぐんと大きくなって視界を占め——
何かが割れるような音がしたかと思うと、異形の怪物が部屋に出現していた!
山の上には巨大な樹があり、その枝には七つの星が輝いていて、まるで燭台のように見えた。
次に横へと望遠鏡を向けると、今度は暗雲に覆われた島が見えた。
小さな、羽根の生えた生き物が何羽かその上空を舞っているのが見える。
それをじっと眺めていると、こちらに向かって飛んできて、ぐんぐんと大きくなって視界を占め——
何かが割れるような音がしたかと思うと、異形の怪物が部屋に出現していた!
怪物を倒した後——。
戦いで荒らされた部屋を片づけながら、老人はぼやいた。
戦いで荒らされた部屋を片づけながら、老人はぼやいた。
【老人】
「馬鹿め、死の陰の谷に望遠鏡を向けたな! あのあたりは未知の怪物どもの巣だというのに!」
「やはり若造は研究と瞑想の邪魔だ。出て行け!」
「馬鹿め、死の陰の谷に望遠鏡を向けたな! あのあたりは未知の怪物どもの巣だというのに!」
「やはり若造は研究と瞑想の邪魔だ。出て行け!」
塔の最上階から追い出されてしまった……。
- 少年同行時(疑惑の城で張り紙を見てない場合)
【少年】
「思い出した......」
【少年】
「俺は、死の陰の谷に棲む
スナークという怪物を狩るために
故郷から送り出されたんだ」
【少年】
「そいつを倒せば、 故郷は救われるはず..............」
「思い出した......」
【少年】
「俺は、死の陰の谷に棲む
スナークという怪物を狩るために
故郷から送り出されたんだ」
【少年】
「そいつを倒せば、 故郷は救われるはず..............」
疑惑の城
この島は水面から突き出た大岩のような形をしている。
その上には小さな砦が建っているようだ。
その上には小さな砦が建っているようだ。
上陸する
岩山の側面に刻まれた階段を登り、島の頂上に
たどり着いた。
まばらに苔が生えているだけの岩場に、
簡素な造りの砦が建っている。
砦の門の横には張り紙がしてあり、
つたない文字が書かれていた。
たどり着いた。
まばらに苔が生えているだけの岩場に、
簡素な造りの砦が建っている。
砦の門の横には張り紙がしてあり、
つたない文字が書かれていた。
張り紙を見る
『タびの かた へ えんりょ すべきで
ありません テりょうり だします
こコロ からの おもてなし しまス』
○○は危険を感じた。
.........この張り紙の文章は、 何かおかしい。
その下には、別の筆跡の文も書かれていた。
『死の陰の谷に棲む怪物は 忘れられた戦士が倒す
もう誰も望んでいないのに』
ありません テりょうり だします
こコロ からの おもてなし しまス』
○○は危険を感じた。
.........この張り紙の文章は、 何かおかしい。
その下には、別の筆跡の文も書かれていた。
『死の陰の谷に棲む怪物は 忘れられた戦士が倒す
もう誰も望んでいないのに』
- 少年同行時(落胆の塔で望遠鏡を見てない場合)
【少年】
「思い出した......」
【少年】
「俺は、死の陰の谷に棲む
スナークという怪物を狩るために
故郷から送り出されたんだ」
【少年】
「そいつを倒せば、 故郷は救われるはず..............」
「思い出した......」
【少年】
「俺は、死の陰の谷に棲む
スナークという怪物を狩るために
故郷から送り出されたんだ」
【少年】
「そいつを倒せば、 故郷は救われるはず..............」
砦に入る
落とし戸のある通路を抜けて、 砦の中に入った。
内部は真っ暗で、一寸先も見えない。
手探りで進んでゆくと、 靴に何かが当たった。
.....人骨だ。
『もおおおっと、 食べたあああい!!』
その時、地面が揺れたかと思うと、 暗闇の中から
巨大な腕が掴みかかってきた!
内部は真っ暗で、一寸先も見えない。
手探りで進んでゆくと、 靴に何かが当たった。
.....人骨だ。
『もおおおっと、 食べたあああい!!』
その時、地面が揺れたかと思うと、 暗闇の中から
巨大な腕が掴みかかってきた!
- バトル勝利後
「まあああだ、食べたあああい!!』
巨人を倒したと思ったのもつかの間、
巨人の傷はまたたく間にふさがり、 再び立ち上がってくる。
この調子では、いくら戦っても勝てない。
仕方なしに建物の外まで退くと、
巨人はもう追ってこなかった。
どうやら巨人はこの砦の中に囚われているらしく、
外には出られないようだ。
巨大な腕が砦の門から突き出て、虚しく周囲を
殴りつけているが、 砦はびくともしない。
『食べたい! 食べたああああい!!』
巨人の泣き叫ぶ声が、 うつろに響いた.....。
巨人を倒したと思ったのもつかの間、
巨人の傷はまたたく間にふさがり、 再び立ち上がってくる。
この調子では、いくら戦っても勝てない。
仕方なしに建物の外まで退くと、
巨人はもう追ってこなかった。
どうやら巨人はこの砦の中に囚われているらしく、
外には出られないようだ。
巨大な腕が砦の門から突き出て、虚しく周囲を
殴りつけているが、 砦はびくともしない。
『食べたい! 食べたああああい!!』
巨人の泣き叫ぶ声が、 うつろに響いた.....。
- もう一回チェックポイント確認時
>砦の様子を見る
『食べたい! 食べたああああい!!』
砦の中から、 巨人の泣き叫ぶ声が
うつろに響いている······。
あの巨人を倒すことはできない。
仕方なしに砦の外に出た。
砦の中から、 巨人の泣き叫ぶ声が
うつろに響いている······。
あの巨人を倒すことはできない。
仕方なしに砦の外に出た。
死の陰の谷
この島の上空には暗雲が覆い被さり、 常に暗い。
上陸してみると、 足元に積もった白骨が
ぼきぼきと鳴った。
島の中央部は、ケーキめいた形をした円形の台地に
なっていて、その真ん中を切り分けるようにして 深い裂け目が開いていた。
この谷間の奥に何かありそうだ。
上陸してみると、 足元に積もった白骨が
ぼきぼきと鳴った。
島の中央部は、ケーキめいた形をした円形の台地に
なっていて、その真ん中を切り分けるようにして 深い裂け目が開いていた。
この谷間の奥に何かありそうだ。
- 少年同行時
【少年】
「······俺がここでスナークを狩れば、 故郷が救われる。
きっと、たぶん、そうなんだ······」
「······俺がここでスナークを狩れば、 故郷が救われる。
きっと、たぶん、そうなんだ······」
谷底の道に日は射さず、 夜の暗さだった。
そこかしこに人骨が散らばっていて、きわめて不吉だ。
恐怖に耐えて進み続けるうちに、 どこからか
声が聞こえてきた......。
『なにもない! なにもない!
永遠の命なぞありやしない!』
それと同時に骨の山が持ち上がり、 影をまとった怪物が姿をあらわした!
そこかしこに人骨が散らばっていて、きわめて不吉だ。
恐怖に耐えて進み続けるうちに、 どこからか
声が聞こえてきた......。
『なにもない! なにもない!
永遠の命なぞありやしない!』
それと同時に骨の山が持ち上がり、 影をまとった怪物が姿をあらわした!
影の怪物を倒した。
- 少年同行時
【少年】
「——違う。
こいつはスナークじゃない……」
谷底の道はさらに奥へと続いている……。
水の枯れ果てた谷川の跡をさかのぼって進んだ。
闇はますます濃くなり、死の気配が強くなってくる。
【少年】
「いた……!奴らだ! スナークだ!」
不意に少年が叫んだ。
だが何も見えない。
彼にだけ敵の姿が見えているかのようだ。
少年はスナークたちに襲いかかった!
「——違う。
こいつはスナークじゃない……」
谷底の道はさらに奥へと続いている……。
水の枯れ果てた谷川の跡をさかのぼって進んだ。
闇はますます濃くなり、死の気配が強くなってくる。
【少年】
「いた……!奴らだ! スナークだ!」
不意に少年が叫んだ。
だが何も見えない。
彼にだけ敵の姿が見えているかのようだ。
少年はスナークたちに襲いかかった!
【少年】
「せいやッ!!
どうだ、この、参ったかっ!」
闇の中に、少年の戦う物音が響く……。
さらにスナークたちが姿を現す!
「せいやッ!!
どうだ、この、参ったかっ!」
闇の中に、少年の戦う物音が響く……。
さらにスナークたちが姿を現す!
——闇の中にいる敵は、巨大な怪物のように感じた。
だが雲雲の隙間から光が射し、谷底を照らすと、
そこに怪物の姿などなかった。
【少年】
「…………」
【少年】
「これが……スナークの正体……?」
だが雲雲の隙間から光が射し、谷底を照らすと、
そこに怪物の姿などなかった。
【少年】
「…………」
【少年】
「これが……スナークの正体……?」
がりがりに痩せた子供たちや、幼子を抱いた母親や、 老人たちが、死体になって地面に転がっていた。
【少年】 「そんな……。俺は、なんのために……」
少年は、罪の意識に打ちのめされているように見える。
【少年】
「……でも、これも俺の故郷を……
虚栄の市を救うため……。
仕方ないことだったんだ……」
【少年】 「そんな……。俺は、なんのために……」
少年は、罪の意識に打ちのめされているように見える。
【少年】
「……でも、これも俺の故郷を……
虚栄の市を救うため……。
仕方ないことだったんだ……」
虚栄の市
【少年】
「見えた!あそこが俺の故郷だ……」
「見えた!あそこが俺の故郷だ……」
霧の彼方に不思議な都市があった。
漆黒の、四角い壁のようなものの上部に、
同様に漆黒の球体が浮遊していた。
遠近感の狂うような規模の大きさだった。
その周囲には、漆黒の構造物を取り巻くようにして、
泥で作られた都市があった。
建物は子供が粘土をこねて作ったような造作だが、
高さだけ立派で、赤や金の塗料が塗りたくられている。
住民たちの服装はみすぼらしいが、
男も女も長靴を頭にかぶり、
コインや空き瓶をジャラジャラとぶら下げ、
派手な化粧で自分を飾り立てている。
漆黒の、四角い壁のようなものの上部に、
同様に漆黒の球体が浮遊していた。
遠近感の狂うような規模の大きさだった。
その周囲には、漆黒の構造物を取り巻くようにして、
泥で作られた都市があった。
建物は子供が粘土をこねて作ったような造作だが、
高さだけ立派で、赤や金の塗料が塗りたくられている。
住民たちの服装はみすぼらしいが、
男も女も長靴を頭にかぶり、
コインや空き瓶をジャラジャラとぶら下げ、
派手な化粧で自分を飾り立てている。
【少年】
「ここが俺の故郷……」
「みんな!帰ってきたぞ!」
「ここが俺の故郷……」
「みんな!帰ってきたぞ!」
少年は大通りに駆け出して、その真ん中で叫びだした。
だが、誰も彼に見向きもしない。
だが、誰も彼に見向きもしない。
【少年】
「どうして……?
誰も俺のことを知らないのか?」
「俺の家族も……友達も……
もう誰もいないのか……?」
「どうして……?
誰も俺のことを知らないのか?」
「俺の家族も……友達も……
もう誰もいないのか……?」
やがて通りの向こうから、太鼓や鈴の音が
じゃらじゃらと聞こえてきた。
武器を持った男たちの行列が、荷車を引いて近づいてくる。
その荷車の上には、ひときわ派手に着飾り、
白く化粧した男が乗っていた。
じゃらじゃらと聞こえてきた。
武器を持った男たちの行列が、荷車を引いて近づいてくる。
その荷車の上には、ひときわ派手に着飾り、
白く化粧した男が乗っていた。
【王】
「朕の国で、いったい何を騒いでおるか?」
【少年】
「あなたは……」
「……俺です。
ご命令通り、スナークたちを
倒してまいりました」
【王】
「スナーク?
ああ、そんな命令を出したことも
あったな」
【少年】
「……はい……」
「ですが、スナークたちの正体は
武器も持たない女子供でした。
このことを知ってたのですか?」
【王】
「そんなこと、どうでも良かろう?
相手が武器を持っていようといまいと、
朕が汚れと命じたのだから」
「それより次の命令じゃ。
今度は”バンダースナッチ”という
化物どもを狩ってこい」
「そやつらがいると、朕の王位が
危ういそうじゃから。
おお、イヤじゃイヤじゃ」
【少年】
「それは本当に化物なのですか?」
「また無辜の民を殺したりはしたくありません」
【王】
「つまらぬことを。
朕が命じたのだから、何も考えず、
犬のように狩れば良い」
【少年】
「……納得できません。
俺は、せめて、正しいと信じることの
ために戦いたい!」
【王】
「おおイヤだ、キャンキャン
わめきおって。
貴様、朕が正しくないと申すか」
「もう良い。
この役立たずの犬を捕らえよ。
干涸らびるまで鎖に繋げ」
【少年】
「…………っ!」
「朕の国で、いったい何を騒いでおるか?」
【少年】
「あなたは……」
「……俺です。
ご命令通り、スナークたちを
倒してまいりました」
【王】
「スナーク?
ああ、そんな命令を出したことも
あったな」
【少年】
「……はい……」
「ですが、スナークたちの正体は
武器も持たない女子供でした。
このことを知ってたのですか?」
【王】
「そんなこと、どうでも良かろう?
相手が武器を持っていようといまいと、
朕が汚れと命じたのだから」
「それより次の命令じゃ。
今度は”バンダースナッチ”という
化物どもを狩ってこい」
「そやつらがいると、朕の王位が
危ういそうじゃから。
おお、イヤじゃイヤじゃ」
【少年】
「それは本当に化物なのですか?」
「また無辜の民を殺したりはしたくありません」
【王】
「つまらぬことを。
朕が命じたのだから、何も考えず、
犬のように狩れば良い」
【少年】
「……納得できません。
俺は、せめて、正しいと信じることの
ために戦いたい!」
【王】
「おおイヤだ、キャンキャン
わめきおって。
貴様、朕が正しくないと申すか」
「もう良い。
この役立たずの犬を捕らえよ。
干涸らびるまで鎖に繋げ」
【少年】
「…………っ!」
王を守る男たちが、武器をかざして襲いかかってきた!
手下たちを制し、王のもとに迫った。
【王】
「狂犬め、手を噛みおって……」
「だが覚えておけ。
貴様のような奴は、命令する者が
おらねば何もできぬのだぞ」
【少年】
「黙れ。
お前は……俺に何をさせた?」
「お前は、俺に何をさせたんだ!?
自分の手も汚さずに!」
【王】
「よせ、来るな下郎!」
「キョエエッ!?」
【王】
「狂犬め、手を噛みおって……」
「だが覚えておけ。
貴様のような奴は、命令する者が
おらねば何もできぬのだぞ」
【少年】
「黙れ。
お前は……俺に何をさせた?」
「お前は、俺に何をさせたんだ!?
自分の手も汚さずに!」
【王】
「よせ、来るな下郎!」
「キョエエッ!?」
少年は王に刃を突き立て、荷車から突き落とした。
王の体は道端に転がったが、誰もそれに見向きもしなかった。
王の体は道端に転がったが、誰もそれに見向きもしなかった。
【少年】
「…………」
「…………」
少年はそのまま、呼びかける声にも答えず、
抜き身の剣を下げたまま人混みの中に消えた……。
抜き身の剣を下げたまま人混みの中に消えた……。
黒き箱船
黒い壁の近くへと行ってみた。
物質化した闇でできた立方体のようなものが、
都市中心部の広い範囲を覆い尽くしている。
上空を見ると、同様に漆黒の物質でできた球が
天体のように回転しながら浮かんでいる。
漆黒の球と立方体とは、へその緒のような筒で繋がり、
まるで立方体から球が生まれたかのようだ。
視線を転じると、近くの広場には町の住人たちがぼんやりと佇んでいる。
望むなら話を聞くことができる。
物質化した闇でできた立方体のようなものが、
都市中心部の広い範囲を覆い尽くしている。
上空を見ると、同様に漆黒の物質でできた球が
天体のように回転しながら浮かんでいる。
漆黒の球と立方体とは、へその緒のような筒で繋がり、
まるで立方体から球が生まれたかのようだ。
視線を転じると、近くの広場には町の住人たちがぼんやりと佇んでいる。
望むなら話を聞くことができる。
話を聞く⇔
【白衣の人物】
「あそこに見えるのは、黒き箱船」
「はるか昔、罪人の王が永遠の生を
得ようとして、この世界の一部を
切り取って箱船にしてしまった」
「箱船から漏れ出る罪の力が、
人々を狂わせ、権力や虚飾や快楽に
溺れさせている……」
「あそこに見えるのは、黒き箱船」
「はるか昔、罪人の王が永遠の生を
得ようとして、この世界の一部を
切り取って箱船にしてしまった」
「箱船から漏れ出る罪の力が、
人々を狂わせ、権力や虚飾や快楽に
溺れさせている……」
【黒衣の人物】
「罪を忘れたいなら、楽園島に行くがいい」
罪を償いたいなら、浄罪山に向かうがいい」
「罪を忘れたいなら、楽園島に行くがいい」
罪を償いたいなら、浄罪山に向かうがいい」
【金衣の人物】
「私が死人だと? 嘘を言え!
私はこんなにも人生を楽しんでる!」
「私が死人だと? 嘘を言え!
私はこんなにも人生を楽しんでる!」
【紫衣の人物】
「あの黒い球体は、神の繭だ」
「時が来れば、あの中から
永遠の者が現れ、我々のもとに降りてくるのだ」
「あの黒い球体は、神の繭だ」
「時が来れば、あの中から
永遠の者が現れ、我々のもとに降りてくるのだ」
【死者A】
「ぽめらせ」
【死者B】
「ペめさ」
自我を失い、輪郭が曖昧になった死者たちの魂が
ふらふらと街路をさまよっている……。
「ぽめらせ」
【死者B】
「ペめさ」
自我を失い、輪郭が曖昧になった死者たちの魂が
ふらふらと街路をさまよっている……。
【紅衣の人物】
「ここは生と死の中間世界であると同時に
個々人の心の奥底の世界でもある」
「だから同じ物を見ても、
人によってまったく違うように見えるのだ」
「しかしあの黒き箱船は、誰が見ても
同じように見える。何者かの意志が
あの空間を固定しているためだ」
「ここは生と死の中間世界であると同時に
個々人の心の奥底の世界でもある」
「だから同じ物を見ても、
人によってまったく違うように見えるのだ」
「しかしあの黒き箱船は、誰が見ても
同じように見える。何者かの意志が
あの空間を固定しているためだ」
黒い壁に触れる
都市の中心部を覆っている、四角い闇の壁に近寄った。
すぐそばで見ると、壁というより、ただの暗闇のようだ
町の真ん中だけが闇夜になっているようにも見える。
手を伸ばし、闇に触れる——
その瞬間衝撃が走り、手から血が噴き出た!
苦痛にうずくまる……。
この壁はただの暗闇ではなく、
強力なエネルギーの流れでできているらしい。
侵入することは不可能だ。
すぐそばで見ると、壁というより、ただの暗闇のようだ
町の真ん中だけが闇夜になっているようにも見える。
手を伸ばし、闇に触れる——
その瞬間衝撃が走り、手から血が噴き出た!
苦痛にうずくまる……。
この壁はただの暗闇ではなく、
強力なエネルギーの流れでできているらしい。
侵入することは不可能だ。
楽園島
この島はなだらかな形をしていて、おだやかな入り江があった。
小舟を岸に着けて上陸する。
見たこともないような虹色の森があり、
その木々の合間には小さな村が見えた。
小舟を岸に着けて上陸する。
見たこともないような虹色の森があり、
その木々の合間には小さな村が見えた。
村に近づく
森の中に入り、小屋の並ぶあたりに行ってみると、
木陰から誰か飛び出してきた。
木陰から誰か飛び出してきた。
【盗賊(全裸)】
「わーい!」
「お客さんが来たぞー!」
「わーい!」
「お客さんが来たぞー!」
裸だ。
葉っぱを股間に付けただけの人間たちが、
わらわらと姿を見せた。
葉っぱを股間に付けただけの人間たちが、
わらわらと姿を見せた。
【詐欺師(全裸)】
「君、誰だい?」
【毒婦(全裸)】
「どこから来たの?」
いい歳をした罪人たちが、幼子のように無垢な表情で話しかけてきた。
いかれてる。
「君、誰だい?」
【毒婦(全裸)】
「どこから来たの?」
いい歳をした罪人たちが、幼子のように無垢な表情で話しかけてきた。
いかれてる。
少年が来なかったか訊く
【殺人者(全裸)】
「武器もった子?
うん、来たよ」
「武器もった子?
うん、来たよ」
【詐欺師(全裸)】
「浄罪山に行くって
言ってたよね」
「浄罪山に行くって
言ってたよね」
なぜ裸なのか訊く
【盗賊(全裸)】
「だって、ねー」
【毒婦(全裸)】
「ねー」
【殺人者(全裸)】
「いつまでもいらないの着てると、
黒いヘビに食べられちゃうしねー」
【詐欺師(全裸)】
「でも、きちんと全部忘れるには
まず全部思い出さないと
ダメなんだよねー」
「だって、ねー」
【毒婦(全裸)】
「ねー」
【殺人者(全裸)】
「いつまでもいらないの着てると、
黒いヘビに食べられちゃうしねー」
【詐欺師(全裸)】
「でも、きちんと全部忘れるには
まず全部思い出さないと
ダメなんだよねー」
立ち去る
「またねー!」
全裸の罪人たちに見送られて、島から去った。
全裸の罪人たちに見送られて、島から去った。
浄罪山
薄暗い水面から、鋭角の頂を持つ山がそびえている。
上空には巨大な樹が浮かび、その枝は七つに分かれて
燭台の形を作って、それぞれの枝の先には星の果実が輝いていた。
上空には巨大な樹が浮かび、その枝は七つに分かれて
燭台の形を作って、それぞれの枝の先には星の果実が輝いていた。
上陸する
山頂へと続く道には火が燃え、列をなして登る巡礼者たちの足を焼いている……。
登り続ける
炎が足元を焼く!
……道の途中、狭い谷間に門があり、
その前で二人の人物が押し問答をしていた。
その前で二人の人物が押し問答をしていた。
【御使い】
「帰レ。 汝二、コノ門を通ル資格ハ無イ」
そのうちの一人は、光り輝く翼を持った人型のもの。
人間に似てはいるが、あきらかに人類とは別種の存在だ。
【少年】
「なぜだ?俺の手が血で汚れているから?」
もう一人は、あの少年だ。
地面に膝をついて、光の翼を持つ者に懇願している。
【少年】
「なら、この罪を償うために、 神々に仕えさせてくれ。
俺は信じられるものが欲しいんだ」
「もう一度、心から、守りたいと思える価値のあるものが欲しい。
剣を振るう理由が欲しい……」
【御使い】
「ソノ感情ハ自我ヲ支エントスル 本能ノ一形態ニ過ギズ。
自ラ自由意志ヲ捨テル者ニ価値ハ無イ」
「汝ハ天ヘ登ル資格ヲ持タヌ。
去レ、穢レタ者ヨ!!」
「帰レ。 汝二、コノ門を通ル資格ハ無イ」
そのうちの一人は、光り輝く翼を持った人型のもの。
人間に似てはいるが、あきらかに人類とは別種の存在だ。
【少年】
「なぜだ?俺の手が血で汚れているから?」
もう一人は、あの少年だ。
地面に膝をついて、光の翼を持つ者に懇願している。
【少年】
「なら、この罪を償うために、 神々に仕えさせてくれ。
俺は信じられるものが欲しいんだ」
「もう一度、心から、守りたいと思える価値のあるものが欲しい。
剣を振るう理由が欲しい……」
【御使い】
「ソノ感情ハ自我ヲ支エントスル 本能ノ一形態ニ過ギズ。
自ラ自由意志ヲ捨テル者ニ価値ハ無イ」
「汝ハ天ヘ登ル資格ヲ持タヌ。
去レ、穢レタ者ヨ!!」
一筋の稲妻が少年を撃ち、突風がその体を吹き飛ばした。
少年の姿はそのまま見えなくなった……。
少年の姿はそのまま見えなくなった……。
【御使い】
「汝モマタ、コノ門ヲ通ッチテハナラヌ」
光の翼を持つ者は、こちらにも向かって言った。
「汝モマタ、コノ門ヲ通ッチテハナラヌ」
光の翼を持つ者は、こちらにも向かって言った。
【御使い】
「汝ハ、遙カナル前世ニオイテ
為シタ罪ヲ償ワネバナラヌ」
「幾万幾億モノ転生ヲ繰リ返シ、贖罪ヲ果タサヌ限リ、
コノ門ヲ通ルコトハ許サレヌ」
「虚無ノ岸ニ上ガリ、自ラノ影ヲ越エテ、人界ニ戻ルガイイ」
「汝ハ、遙カナル前世ニオイテ
為シタ罪ヲ償ワネバナラヌ」
「幾万幾億モノ転生ヲ繰リ返シ、贖罪ヲ果タサヌ限リ、
コノ門ヲ通ルコトハ許サレヌ」
「虚無ノ岸ニ上ガリ、自ラノ影ヲ越エテ、人界ニ戻ルガイイ」
これ以上登ることも、何か得ることもできないようだ。
門の前から引き返して、河縁まで戻ることにした。
門の前から引き返して、河縁まで戻ることにした。
虚無の岸
救済イベント
前方には暗闇が広がり、見通しが利かない。
進むうちに、小舟が砂州に乗り上げた。
仕方なしに舟から下りる。
……人影が見えた。
【少年】
「……っ…………」
少年が立ちつくし、目を見開いて、闇を見つめながら呟いている。
彼の目にだけ何かが見えているかのようだ。
進むうちに、小舟が砂州に乗り上げた。
仕方なしに舟から下りる。
……人影が見えた。
【少年】
「……っ…………」
少年が立ちつくし、目を見開いて、闇を見つめながら呟いている。
彼の目にだけ何かが見えているかのようだ。
話しかける
声をかけると、少年はびくっと振り向いた。
【少年】
「く、来るな……。
知らなかった。知らなかったんだ……」
彼は別のものを見ている。
近づくと恐怖の声をあげた。
【少年】
「来るな!」
叫ぶと同時に、少年の足元の影が実体化し、
黒い蛇の群れになって彼の体に噛み付いた。
【メロダーク】
「ち……違う……」
「俺は……私は、知っていた。
自分のしたことの罪深さを」
「故郷を守るためと言い訳しながら、
罪を重ね続けていた。そして、今も……」
彼の体は黒蛇の渦に呑まれ、もうほとんど見えない。
【少年】
「く、来るな……。
知らなかった。知らなかったんだ……」
彼は別のものを見ている。
近づくと恐怖の声をあげた。
【少年】
「来るな!」
叫ぶと同時に、少年の足元の影が実体化し、
黒い蛇の群れになって彼の体に噛み付いた。
【メロダーク】
「ち……違う……」
「俺は……私は、知っていた。
自分のしたことの罪深さを」
「故郷を守るためと言い訳しながら、
罪を重ね続けていた。そして、今も……」
彼の体は黒蛇の渦に呑まれ、もうほとんど見えない。
彼を助ける
このまま見捨ててはいけない。
そう思って、黒蛇の群れに手を突っ込み、彼の腕をつかむ。
そう思って、黒蛇の群れに手を突っ込み、彼の腕をつかむ。
(バトル中)
渦巻く蛇の群れが周りを囲み、倒しても倒してもきりがない。
倒れているメロダークに肩を貸し、
小舟のところまで退いて、漕ぎ出そうとした。
だが水面からも黒蛇の群れが湧き出ていて、退路を塞いでいる。
無数の蛇が押し寄せて、呑み込まれそう……。
渦巻く蛇の群れが周りを囲み、倒しても倒してもきりがない。
倒れているメロダークに肩を貸し、
小舟のところまで退いて、漕ぎ出そうとした。
だが水面からも黒蛇の群れが湧き出ていて、退路を塞いでいる。
無数の蛇が押し寄せて、呑み込まれそう……。
……手元で何かが光っている。
小舟の櫂が輝き、黒蛇の群れを退けていた。
小舟の櫂が輝き、黒蛇の群れを退けていた。
(バトル勝利後)
【メロダーク】
「お前の持つその光は、何だ……?
黒き蛇を……私の絶望を照らして、
助け出してくれたその力は……」
「神がお前を守っているのか、
それとも、お前自身の心の光なのか」
「お前のような奴に、初めて出会った……」
呟くうちに、彼の姿は薄れ、いつの間にか消えていた……。
さらに遠くに、ちらちらと光るものが見える。
【メロダーク】
「お前の持つその光は、何だ……?
黒き蛇を……私の絶望を照らして、
助け出してくれたその力は……」
「神がお前を守っているのか、
それとも、お前自身の心の光なのか」
「お前のような奴に、初めて出会った……」
呟くうちに、彼の姿は薄れ、いつの間にか消えていた……。
さらに遠くに、ちらちらと光るものが見える。
見捨てる
本当に見捨てるつもりだろうか?
見捨てる
黙って見守るうちに、メロダークの姿は黒蛇の渦に呑み込まれ、消えていった……。
救済イベント後
あらためて小舟から降りた。
水深は浅く、足がわずかに浸かる程度しかない。
遠い暗闇の中に、銀色に光るものがあった。
近づいてみると、それは一枚の大きな鏡だった。
何も無い空間に、厚みを持たない姿見が浮かんでいる。
寄って、その中を覗き込んだ。
鏡の中に自分の姿は無く、
代わりに白い甲冑姿の人物がいた……。
水深は浅く、足がわずかに浸かる程度しかない。
遠い暗闇の中に、銀色に光るものがあった。
近づいてみると、それは一枚の大きな鏡だった。
何も無い空間に、厚みを持たない姿見が浮かんでいる。
寄って、その中を覗き込んだ。
鏡の中に自分の姿は無く、
代わりに白い甲冑姿の人物がいた……。
『私はお前 お前は私……。』
『我が血脈から生まれた肉体に宿った、我が魂よ。
お前は死をご望している。』
『我が血脈から生まれた肉体に宿った、我が魂よ。
お前は死をご望している。』
『だが、今ここで死ぬことは許されぬ。
時と因果をねじ曲げ、生死の理を越えてでも、
地上で為すべきことがある。』
鏡の光景が変わった。
時と因果をねじ曲げ、生死の理を越えてでも、
地上で為すべきことがある。』
鏡の光景が変わった。
茶けた、乾いた土地。枯れた木。
泥を積んで作られた家々。
原始的な武器を持った男たちが、その村を襲っていた。
緑の戦士たちが、命乞いする者を囲んで打ち殺し、
蛮声をあげる若者が、赤ん坊の足を掴んで振り回して地面に叩きつける。
泥を積んで作られた家々。
原始的な武器を持った男たちが、その村を襲っていた。
緑の戦士たちが、命乞いする者を囲んで打ち殺し、
蛮声をあげる若者が、赤ん坊の足を掴んで振り回して地面に叩きつける。
『人はたやすく生まれ、たやすく死ぬ。
潰いては鳥に食われる虫のように。』
潰いては鳥に食われる虫のように。』
『人は人を当たり前のように殺す。
その獣性ゆえに、世界の摂理として殺す。』
その獣性ゆえに、世界の摂理として殺す。』
『私はそれが許せなかった。
人が獣であることが。
この世界の残酷さが。』
人が獣であることが。
この世界の残酷さが。』
『だから人を、世界を変えようとした。
生きるための技を、奪ってまで学び、人々に教えた。
殺すことを法で禁じ、多くの道徳を言葉で作って、
人々の内にある獣の性をなだめた。』
生きるための技を、奪ってまで学び、人々に教えた。
殺すことを法で禁じ、多くの道徳を言葉で作って、
人々の内にある獣の性をなだめた。』
『だが、それでも彼らは変わらぬのだ。
無茶な栄は死の数を増やすだけであり、
法律はより多くの残虐をもたらし、
人々は慈悲を嘲笑した。』
無茶な栄は死の数を増やすだけであり、
法律はより多くの残虐をもたらし、
人々は慈悲を嘲笑した。』
『私は疲れ果て、狂気に身を任せ、
やがて生き続けることをやめて、自らの影に全てを託した……。』
やがて生き続けることをやめて、自らの影に全てを託した……。』
『しかし我が生み出したものは、
我が手を遠く離れ、罪の連鎖を無限に繰り返していた。』
我が手を遠く離れ、罪の連鎖を無限に繰り返していた。』
『だから私は罰を科せられたのだ。果てなき輪廻と贖罪を。』
『我が祈りは悪をもたらし、我が手で為すことは新たな罪を生む。』
『それでも私は/お前は、生き続けなければならぬ。救済の日まで!』
甲冑の人物と、鏡の表面で手を合わせる。
その手が鏡の中に吸い込まれ、そして──
その手が鏡の中に吸い込まれ、そして──
町の外(帰還)
- 同行した仲間がない時
光が見える……。
鳥の声が聞こえる。
鳥の声が聞こえる。
- 仲間同行時
「……○○……」
誰かの声が聞こえる。
「○○君……!」(テレージャの場合)
「○○……!」(その他)
「○○……!」(その他)
河縁の岩場で目覚めた。
仲間同行コメント
【パリス】
「マナ!
やった、生き返った……」
「手間かけさせるなよ、こいつ!」
【ネル】
【ラバン】
「○○!
よし、息を吹き返したか……」
「やれやれ、ヒヤヒヤしたぜ」
【キレハ】
「……マナ……?
生きてるの……?」
「も、目が覚めてるんなら、
早くそう言いなさいよ!
まったくもう!」
【シーフォン】
「…………○○?」
「い、生きてるんなら
さっさと起きろ!
心配なんかしてねえよバーカ!」
【テレージャ】
「……よし、大丈夫だ。
息を吹き返した!」
「溺れた者を助けるには、
あれが一番効くね。やっぱり」
【アルソン】
「マナさん……!」
「やった……息を吹き返した!
良かった……!」
【エンダ】
「おい、死ぬなマナっ。
死んだら死んじゃうぞ!」
「あ、目を開けた!」
【フラン】
「マナ!
やった、生き返った……」
「手間かけさせるなよ、こいつ!」
【ネル】
【ラバン】
「○○!
よし、息を吹き返したか……」
「やれやれ、ヒヤヒヤしたぜ」
【キレハ】
「……マナ……?
生きてるの……?」
「も、目が覚めてるんなら、
早くそう言いなさいよ!
まったくもう!」
【シーフォン】
「…………○○?」
「い、生きてるんなら
さっさと起きろ!
心配なんかしてねえよバーカ!」
【テレージャ】
「……よし、大丈夫だ。
息を吹き返した!」
「溺れた者を助けるには、
あれが一番効くね。やっぱり」
【アルソン】
「マナさん……!」
「やった……息を吹き返した!
良かった……!」
【エンダ】
「おい、死ぬなマナっ。
死んだら死んじゃうぞ!」
「あ、目を開けた!」
【フラン】
崖から突き落とされた後、ここに流れ着いたらしい。
光と闇に満ちた夢の記憶が脳裏をよぎる。
亡骸とした河面を漂う死者たちの島々──。
あれは、ただの幻だったのだろうか?
光と闇に満ちた夢の記憶が脳裏をよぎる。
亡骸とした河面を漂う死者たちの島々──。
あれは、ただの幻だったのだろうか?
- メロダーク救済済み
- 仲間同行コメント
【パリス】
「野郎、まだやる気か!?」
【ネル】
「……もうやめようよ。
メロさん……」
【ラバン】
【キレハ】
「彼、まだ戦う気みたいだね」
【シーフォン】
「……チッ。しつこい奴だ」
【テレージャ】
「……まだやる気みたいだね。
もう止めたまえ。決着は付いている」
【アルソン】
「メロダークさん……。
もうやめましょう。決着はついています!」
【エンダ】
「おー?メロダーク、また戦うのか?」
【フラン】
「野郎、まだやる気か!?」
【ネル】
「……もうやめようよ。
メロさん……」
【ラバン】
【キレハ】
「彼、まだ戦う気みたいだね」
【シーフォン】
「……チッ。しつこい奴だ」
【テレージャ】
「……まだやる気みたいだね。
もう止めたまえ。決着は付いている」
【アルソン】
「メロダークさん……。
もうやめましょう。決着はついています!」
【エンダ】
「おー?メロダーク、また戦うのか?」
【フラン】
命を助ける
気を失っていた時に見た、あの夢を思い出す。
もし自分が、誰よりも罪深いとしたら──。
人を裁く資格はない。
もし自分が、誰よりも罪深いとしたら──。
人を裁く資格はない。
【メロダーク】
「助けるのか、俺を……?」
「俺は……夢を見た」
「覚えている。
あの世界で、俺の魂を
救ってくれたことを」
「……お前を信じよう。
お前の心が、タイタスの意図をも
越えていると信じよう」
「助けるのか、俺を……?」
「俺は……夢を見た」
「覚えている。
あの世界で、俺の魂を
救ってくれたことを」
「……お前を信じよう。
お前の心が、タイタスの意図をも
越えていると信じよう」
そう言うとメロダークはひざまずいて、
剣を抜き、その柄をあなたに差し出した。
剣を抜き、その柄をあなたに差し出した。
- 仲間同行コメント
【パリス】
「は??え?どうなってんだ?
何この唐突な流れ?」
【ネル】
【ラバン】
「……事情はさっぱり分からんが、
めでたしめでたし、という事でいいのか?」
【キレハ】
「ちょ、ちょっと、
置いてけぼりにしないでよ。
何がどうなってるの?」
【シーフォン】
「……おいお前ら、
自分たちだけで勝手に納得
してんじゃねーよ!」
【テレージャ】
「……どうなってるのかな、これ」
「展開を一つ二つ見逃してしまったような感じだ。
説明を求めたい」
【アルソン】
「こ、これは……」
「助けた敵が、忠誠を誓う!
ライバルが友に!
騎士なら一度は憧れる場面!」
【エンダ】
【フラン】
「は??え?どうなってんだ?
何この唐突な流れ?」
【ネル】
【ラバン】
「……事情はさっぱり分からんが、
めでたしめでたし、という事でいいのか?」
【キレハ】
「ちょ、ちょっと、
置いてけぼりにしないでよ。
何がどうなってるの?」
【シーフォン】
「……おいお前ら、
自分たちだけで勝手に納得
してんじゃねーよ!」
【テレージャ】
「……どうなってるのかな、これ」
「展開を一つ二つ見逃してしまったような感じだ。
説明を求めたい」
【アルソン】
「こ、これは……」
「助けた敵が、忠誠を誓う!
ライバルが友に!
騎士なら一度は憧れる場面!」
【エンダ】
【フラン】
とどめを刺す
メロダークにとどめを刺した。