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CL4-10-3
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■ 4-10-3:裏の覇者「古代出雲王朝」と国譲りの真実 〜勝者の正史と敗者の口伝〜
■ 歴史は常に「勝者」によって編纂される
『古事記』や『日本書紀』は、最終的に日本列島を統一したヤマト王権(アマテラス勢力)が編纂した「勝者の正史」です。そこでは、ヤマトの支配を正当化するために、神々の系譜が美しく、かつ論理的に整えられています。
しかし、歴史には必ず「敗者側の視点」が存在します。その代表格が、代々出雲の宮司一族などに密かに語り継がれてきたとされる「出雲口伝」などの異伝です。これらを唯物論的な「真偽の判定」にかけるのではなく、もう一つの民族霊(フォルクスガイスト)の記憶としてクロスオーバーさせた時、古代日本の極めてリアルな地政学が立ち上がってきます。
しかし、歴史には必ず「敗者側の視点」が存在します。その代表格が、代々出雲の宮司一族などに密かに語り継がれてきたとされる「出雲口伝」などの異伝です。これらを唯物論的な「真偽の判定」にかけるのではなく、もう一つの民族霊(フォルクスガイスト)の記憶としてクロスオーバーさせた時、古代日本の極めてリアルな地政学が立ち上がってきます。
■ 日本海側の巨大王国「古代出雲王朝」のリアリティ
神話におけるスサノオや大国主(オオクニヌシ)は、単なるおとぎ話の登場人物ではありません。彼らは、出雲を中心として日本海側(丹後、越前、さらには諏訪に至るまで)を広く支配していた強大な土着のネットワーク国家(国津神の勢力)の象徴です。
古代において、大陸からの最先端の文化や鉄資源が直接流れ込む日本海側こそが「表玄関」でした。島根県の荒神谷(こうじんだに)遺跡や加茂岩倉(かもいわくら)遺跡から、全国の総計を上回るほどの大量の銅剣や銅鐸が出土した事実は、出雲が単なる神話の舞台ではなく、圧倒的な軍事力と祭祀力を持った「現実の巨大王朝」であったことを無言で証明しています。
古代において、大陸からの最先端の文化や鉄資源が直接流れ込む日本海側こそが「表玄関」でした。島根県の荒神谷(こうじんだに)遺跡や加茂岩倉(かもいわくら)遺跡から、全国の総計を上回るほどの大量の銅剣や銅鐸が出土した事実は、出雲が単なる神話の舞台ではなく、圧倒的な軍事力と祭祀力を持った「現実の巨大王朝」であったことを無言で証明しています。
■ 「国譲り」の真実 〜徹底抗戦か、霊的アウフヘーベンか〜
ヤマト(アマテラス勢力)が列島を統一するためには、この出雲王朝をどうしても屈服させる必要がありました。正史では、タケミカヅチら天の使者が降り立ち、大国主がすんなりと「国譲り」を受け入れたように美しく描かれています(あるいはタケミナカタとの力比べとして)。
しかし、現実の国家間の衝突が平和裏に終わるはずがありません。そこには、圧倒的な新興武力(あるいはツクヨミ勢力などがもたらした新技術)を背景にしたヤマト側との、凄惨な血みどろの抗争があったはずです。出雲口伝などの敗者の記憶には、ヤマト側の侵略に対する絶望や無念が色濃く残されています。
しかし、現実の国家間の衝突が平和裏に終わるはずがありません。そこには、圧倒的な新興武力(あるいはツクヨミ勢力などがもたらした新技術)を背景にしたヤマト側との、凄惨な血みどろの抗争があったはずです。出雲口伝などの敗者の記憶には、ヤマト側の侵略に対する絶望や無念が色濃く残されています。
しかし、ここで日本神話の最も特異で「ミカエル的(統合的)」な決断が下されます。
ヤマトは、出雲の民を完全に根絶やしにはしませんでした。出雲側もまた、全滅を選ぶのではなく、一つの巨大な「契約」を交わします。
それが「幽明共境(ゆうめいきょうきょう)」という世界の分割統治です。
ヤマトが「目に見える現実の政治(明・政)」を支配する代わりに、出雲は「目に見えない霊的な世界・祭祀(幽・神事)」の支配権を保持する。物理的な敗北と引き換えに、霊的な主導権を認めさせるという、高度な政治的・宗教的アウフヘーベン(止揚)が行われたのです。
ヤマトは、出雲の民を完全に根絶やしにはしませんでした。出雲側もまた、全滅を選ぶのではなく、一つの巨大な「契約」を交わします。
それが「幽明共境(ゆうめいきょうきょう)」という世界の分割統治です。
ヤマトが「目に見える現実の政治(明・政)」を支配する代わりに、出雲は「目に見えない霊的な世界・祭祀(幽・神事)」の支配権を保持する。物理的な敗北と引き換えに、霊的な主導権を認めさせるという、高度な政治的・宗教的アウフヘーベン(止揚)が行われたのです。
■ 出雲大社という「巨大な結界」
この契約の証として、ヤマト側が出雲のために建立したのが、天を突くほど巨大な神殿「出雲大社(いずもおおやしろ / いずもたいしゃ)」です。
なぜ、勝者が敗者のためにこれほど巨大な建造物を作ったのでしょうか。それは、大地に根ざした出雲の強力な民族霊(スサノオの系譜)が持つ「祟り(怨念や破壊的エネルギー)」を恐れ、それを国家の守護神として反転させ、鎮魂するための「巨大な霊的結界」だったからです。
なぜ、勝者が敗者のためにこれほど巨大な建造物を作ったのでしょうか。それは、大地に根ざした出雲の強力な民族霊(スサノオの系譜)が持つ「祟り(怨念や破壊的エネルギー)」を恐れ、それを国家の守護神として反転させ、鎮魂するための「巨大な霊的結界」だったからです。
光のヤマトと、裏の出雲。
この二つの勢力が「国譲り」というプロセスを経て、日本列島の表と裏のシステムとして統合されようとしていました。しかし、この統合が完成するまでには、列島を揺るがすさらなる大混乱期を通過しなければなりませんでした。
次回は、この三つの勢力(アマテラス・ツクヨミ・スサノオ)が入り乱れ、血と霊の交差点となった過渡期「倭国大乱」と、邪馬台国の空間シフトに迫ります。
この二つの勢力が「国譲り」というプロセスを経て、日本列島の表と裏のシステムとして統合されようとしていました。しかし、この統合が完成するまでには、列島を揺るがすさらなる大混乱期を通過しなければなりませんでした。
次回は、この三つの勢力(アマテラス・ツクヨミ・スサノオ)が入り乱れ、血と霊の交差点となった過渡期「倭国大乱」と、邪馬台国の空間シフトに迫ります。
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日本神話ch
【古事記#2】アマテラス・スサノヲ【日本神話】
188,118回視聴 2021/01/11