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桜井淳 発言研究まとめ@Wiki
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桜井淳 発言研究まとめ@Wiki

高速列車の脱線事故

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匿名ユーザー

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 桜井氏の主張に寄れば、

東海地震で東海道新幹線が横転型脱線転覆し、数百名の死者が出るのも時間の問題である。
参考
日本で新幹線の脱線事故が起こったら、乗客の7割が死亡すると言われています。そうなったらもう遅い。覚悟はしておかなければいけません。
参考

等と、とにかく死を覚悟しろと言わんばかりの論調が目立つ。

では高速列車の脱線事故は本当に、即刻「死」を覚悟しなくてはならぬものか?

【日本:新幹線】
1973/02/21 「鵜飼事故」
回送列車が脱線して本線に飛び出る。運良く本線に列車が無く、死傷者無し。
2004/10/23 「新潟県中越地震」
説明は省くが、死傷者無し。
【仏:TGV】
1992/12/14 TGV南東線で脱線。
車軸が軸受け部分で焼き付いたのが原因。駅で列車待ちしていた人が、飛ばされたバラストで27人ケガ。
1993/12/21 TGV北線で脱線。
時速300キロ運転中、中間車5両脱線。防空壕による地盤沈下が原因。乗客十数人ケガ
2000/06/05 TGV北線でユーロスター車両脱線。
動力駆動装置のトラブル?により1(動力車)・2両目脱線。乗客6名ケガ
(他、在来線上で小型車両と衝突、1両目(動力車)脱線した事故もあった。)
【独:ICE】
1998/06/03 エシュデ駅脱線転覆事故 死者101人
弾性車輪が壊れ、脱線状態で5キロ走行した末、分岐器に突っ込んで転覆事故にいたる。

悲観的なシナリオを取れば、「高速列車脱線で今まで死者が出たのはICEだけだが、もし本線上に列車が来ていたら、対向列車が来ていたら。」死者が出なかったことは「幸福」と言うことになるだろう。

しかし、即刻このことをして「数百人の死者が出る」というのは、論理飛躍ではないか?むしろ、死者が出なかったことは幸運として、過去の事故等に真摯に学び対策をしっかりと取る。それをきちんと検討せずに、ただ死者が出る死者が出ると騒ぐだけでは、なんの対策もしていないのと同じだ。

ある現場で、責任を取るべき側から、安全の問題を様々な角度から検討し、万一事故が起こったときにも、その対策を、あらゆる可能性を想定して、じゅうぶん綿密に考慮しているという言明を得るよりは、あたかもその現場が「絶対安全」であるかのような言辞を得ることの方に重きを置くとしか思えないマスメディアの姿勢は、まともに安全を論じ合う土壌が生まれがたい原因の典型的一つだと言えよう。

責任を負う立場の人は、事が起こると、予想だにしなかった事態でした、と述べるに止まり、追求する側も「安全、安全だと言ってきたではないか」「対策がお粗末だった」という批判を浴びせかけるにとまってしまうことにもなる。そこには、事故や被害を、将来のために利用しようとする相互の建設的な姿勢が築かれがたくなるような空気が生み出されている。
(『安全学』村上陽一郎:但しこの文は『なぜ起こる 鉄道事故』山之内秀一郎からの引用である)

桜井氏の姿勢は、残念ながら安全を論じ合う土壌を破壊する側に立っているのではないか、と邪推したくもなる。



(参考)
新幹線事故=抹香鯨の鉄道事故年表
TGV・ICE =「なぜ起こる鉄道事故」・東京新聞出版局 山之内秀一郎著
より。
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