亡くなられた"ミヤケさん"のような方が町の安全を守っているのだと思います
2007年、殉職した警察官の名前を何度も間違えた晋さん
概要
第一次政権時の2007年2月13日、人命救助で殉職した警視庁板橋署の「宮本邦彦」巡査部長の弔問の際に報道陣の前で「ミヤケ」さんと何度も間違えてしまった。この事故は身の危険を顧みず職務を全うしようとして犠牲となった勇敢な警察官として国民的な関心を集め、後に三宅裕司主演でドラマ化されている。
異例の弔問
首相の個別の殉職者への弔問は異例とされる(殉職者の合同慰霊祭に出席するのが通常)。政権発足以来、閣僚の失言や失態で支持率は下落する一方であり、国民的な関心が集まっていた事故に急遽官邸が便乗したと思われる。しかし晋さんの記憶力を過大評価したがゆえに大失態になってしまった。
画像・動画
当時はメディアが忖度してくれることはなく、言い間違えをテロップで強調している。


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各紙の反応
日刊スポーツ
弔問後、首相は、同署玄関前で報道陣の代表取材に応じた。その際、宮本巡査部長の名前を「ミヤケ」と繰り返し間違える失態を演じた。「亡くなったミヤケさんのような人が日本の安全を守っている。危険を顧みずに人命救助に当たったミヤケさんのような方を、私は総理として日本人として本当に誇りに思う。そのことをご遺族に伝えた」と述べた。関係者によると、弔問は急きょ決まったというが、締まらない結末になってしまった。
スポーツ報知
「みやたさん」「みやけさん」x2と計3回間違えたと伝えている。
「みやたさん」「みやけさん」x2と計3回間違えたと伝えている。
首相は板橋署弔問後、記者団に「危険を顧みずに人命救助に当たった方を首相として、日本人として誇りに思う」と宮本巡査部長をたたえた。(中略)ただ記者団とのやりとりで、当初、宮本巡査部長の名前を「みやたさん」と間違え、その後「みやけさん」と二度繰り返す場面もあった。
朝日新聞デジタル
安倍首相は12日夜、死亡した板橋署常盤台交番の宮本邦彦巡査部長の弔問のため、同署を訪れた。殉職した警察官に対する首相の弔問は異例だ。首相は記者団に宮本さんの名前を「ミヤケさん」と言い間違えながらも、「危険をかえりみずに人命救助にあたったミヤケさんのような方を私は総理として、日本人として誇りに思います」と語った。
朝日新聞夕刊
殉職警察官弔問が、まさか選挙目当ての人気取りであろうはずがない。「美しい国へ」などという標語を掲げるほどに言葉に敏感な安倍首相だもの、「職責を全う」した人の死に震えたに違いない。返す返すも残念なのは、宮本巡査部長の名前を「ミヤケ」と間違えたことである。補佐官はたくさんいても、本当に補佐するものがいないらしいことが惜しまれる。
朝日新聞夕刊「素粒子」(2007年2月13日)
その他
JCASTニュース 安倍首相「ミヤケさん、ミヤケさん…」 殉職警官名前間違えはアッキー補佐官?