2019年の安倍首相が多用していた発言。
ソース
NHK報道 記者団に向けて 2019年2月28日
次は私自身がキム・ジョンウン(金正恩)委員長と向きあわなければいけないと決意している
参議院 予算委員会 2019年3月5日
次は私自身が金正恩委員長と向き合わなければならないと決意をしているところでございまして、被害者の御家族の皆様もだんだん御高齢になる中におきまして、もう時間がないという、皆さん、そういうお気持ちでございます。
記者団に向けて 2019年5月6日
私自身が金正恩委員長と向き合わなければならない、条件をつけずに向き合わなければならないという考えであります。
日米共同記者会見 2019年5月27日
何よりも重要な拉致問題の一日も早い解決に向け、次は私自身が金正恩(キム・ジョンウン)委員長と直接向き合わなければならないとの決意です。
外交の安倍
2018年、ムンジェイン大統領は平昌五輪を利用して北朝鮮と接近。4月27日の首脳会談時にはムン&キムの二人が手をつないだまま軍事境界線を越えるなど(日経)、平和ムードを生み出すために奔走していた。文大統領は安倍首相に対し「金委員長には、安倍首相も北朝鮮と対話する意思があり(日本が)日朝国交正常化を望んでいると伝えた」とした上で「日朝間の橋渡し役を喜んで行う」と述べた(朝鮮日報)が、そのムン政権に対してバチーンと強気の態度をとっていた安倍政権。
また政府は、対話ムードが先行することを警戒していて、安倍首相は、文在寅(ムン・ジェイン)大統領に、「非核化に向けた北朝鮮の行動を検証できなければ、圧力をかけ続ける必要がある」とくぎを刺している。
『微笑み』外交に目を奪われてはならない。五輪後は正念場,北朝鮮が非核化に向けた真剣な意思と具体的な行動を示すことが極めて重要。北朝鮮の差し迫った脅威を直視し,日韓米が連携して最大限の圧力をかけるとの方針がぶれてはならない。核武装した北朝鮮は決して受け入れられない。安保理決議で規定された制裁の履行は国際社会全体の義務である。
また国会でも「北朝鮮へ圧力、最大限まで高める」と答弁していた(毎日)。防衛大の式辞でも「最大限の圧力」(産経)。ヨーロッパに外遊してまで「最大限の圧力」を説いていた(外務省)。前年にはなるが国連総会でも「必要なのは対話ではなく,圧力」「対話による問題の解決の試みは無に帰した」と演説している(外務省)。
上述の国境越えの南北首脳会談に際しては「南北首脳会談夕食会で提供される予定のデザートに描かれた韓国と北朝鮮の地図に、島根県・竹島(韓国名・独島)が含まれているとして、外交ルートを通じて韓国政府に抗議(共同)」するなどしていた。バカみたいな抗議だな
上記FNN報道では日本政府筋の話として、米政府が「米朝首脳会談が決裂すれば、軍事攻撃に踏み切るしかない」と発言したと戦争を望んでいるかのような情報がリークされているものの、当のトランプはFNN報道と同じ日に「朝鮮戦争は終結する!」と高らかに宣言。国内的には時計泥の御用学者が「もはや戦争は避けられない!」などと帯で煽り倒した『朝鮮半島終焉の舞台裏』という本を出版したほか、核ミサイルの避難訓練をするなど戦争機運の向上が盛んにおこなわれていた。(なお、この訓練はやってる感丸出しで国内外の嘲笑を買ってしまうBBC)。
他方で、トランプは北朝鮮相手に態度を急激に軟化させる。2018年4月中にはCIA長官マイク・ポンぺオを北朝鮮に派遣して交渉(BBC)、6月10日にシンガポールで首脳会談(BBC)。翌年、ベトナムのハノイで握手を交わす(BBC)。
この日本の対応を中国外交当局は「まるで米国に戦争をさせたがっているようだ」と批判(朝日)。文と金は共同宣言で「南北と米中の4者会談の開催を積極的に推進する」とし(NHK)、トランプまでもが「私の良き友人である中国の習近平国家主席が、特に北朝鮮国境で米国に与えた多大な援助を忘れないでください」などとツイートし中国を重視。北朝鮮が核実験場を廃棄する式典に呼んだ外国メディアは中国、ロシア、米国、英国、韓国に限定され日本は民間メディアでさえ軽んじられる始末となった(日経)。そして、米前北朝鮮担当特別代表、ジョセフ・ユン氏に「大きな勝者は韓国と北朝鮮だ。負けているのは日本だ。なぜなら日本は置き去りにされている」と酷評されてしまう(TV朝日)。
このような状況に焦りを感じたのか、2019年以降、手のひら返しのように繰り返したのがこの語録である。
聖帝は、トランプ大統領とは2019年5月までに10回の首脳会談、30回の電話会談、4回のゴルフを行う蜜月さだった(NHK)。かたや、2019年6月28日から29日、大阪で開かれたG20サミットで文大統領を事実上の無視、19か国と首脳会談をして韓国とだけ会談をしなかった(産経、Yahooニュース)。
このように安倍首相は、あたかも自分たちが対北問題の中心にいるかごとく韓国冷遇と眉米を行うもむなしく、2019年6月30日(G20で韓国を無視した翌日)には安倍総理抜きでトランプ大統領が予告なく朝鮮半島入りし電撃的に米韓北の首脳会談、軍事境界線を超えて北朝鮮へ入った最初の米大統領となった(BBC)。圧力だけの人間に価値はありません!!
なんなら、北朝鮮当局は、さまざまなチャネルを通じ首脳会談を希望する安倍政権に対し「一切取り合うな」との指示を出していたという(Business Insider)。トランプ大統領は、ムンジェインと安倍晋三との北朝鮮問題の会談をTwitterに報告、このときムンにはTalk、聖帝にはSpeakと使い分けたため、Time誌の記者に日本は"out of the picture"と言われてしまう(X)。
G20で韓国を蚊帳の外にしてやった思ったら日本が蚊帳の外だった…何を言っているのかわからないと思うがみっともない首相ですよ、はっきり言って
G20で韓国を蚊帳の外にしてやった思ったら日本が蚊帳の外だった…何を言っているのかわからないと思うがみっともない首相ですよ、はっきり言って
晋さん好きな別名ランキングにノミネートしているあだ名のいくつかもこの時期に世に出る(中央日報)。
「朝米交渉が膠着状態にあるこの時期に、とにかく『北の脅威』を叫べば米国が喜ぶと計算しているようだが、政治小人の頭は雀の脳水準から抜け出せないようだ」「小人(安倍首相)と無意味に付き合っても恥が虹のように広がるだけであるため、最初から永遠に向き合わないのが上策という考えが日々固まっていく」「安倍は本当にどれ一つ不足がない完ぺきな馬鹿であり、二つとない希代の政治小人だ。平壌(ピョンヤン)は安倍という品物をこのように品評する」
─北朝鮮外務省副局長
あの、これさ…安倍はアメリカの金魚の糞ということを言った…?もしかしたら……
たしかに、日本列島はだいぶ前から中距離弾道ミサイル、ノドンの射程に入っているため、アメリカが射程に入る大陸間弾道ミサイルで急に騒ぎ出すのも主権国家としては奇妙と言えば奇妙かもしれない。
たしかに、日本列島はだいぶ前から中距離弾道ミサイル、ノドンの射程に入っているため、アメリカが射程に入る大陸間弾道ミサイルで急に騒ぎ出すのも主権国家としては奇妙と言えば奇妙かもしれない。
後年出版された文大統領の回顧録でおもいっきり愚痴られる。
韓国の文在寅前大統領は18日までに出版した回顧録で、北朝鮮のミサイル発射が相次ぐなどして朝鮮半島の緊張が高まった2017年に日本の安倍晋三首相(当時)が「不安をあおる態度を見せた」として、厳しく批判した。文氏は、緊張緩和を優先する韓国側の立場に「(安倍氏は)全く配慮しなかった」と主張した。 (時事通信)
そもそも、ここに至る以前に安倍総理は鳴り物入りで拉致問題に手を付けたものの手詰まりとなってしまっており、拉致問題について米韓の協力が欲しいという状況下で新たにミサイル問題の勃発、さらには国内では森加計問題が噴出しておりこれで私も終わりかもしれないねという状況でできない理由を考えるのではなく次の時代を切り開らこうとして発せられた語録なのである。
北朝鮮対応の真相
この言わばですね北朝鮮の問題についてすね、なぜそれで聖帝が蚊帳の外になるのかという論理が、全く私は分からないんですよ。それは全く分からない。それはまず、全く分からないということを申し上げておきたい。その中でこの記事が独自のそのまさに妄想をたくましくしておられてですね、独自のこの議論をしておられるんだろうと、こう思いますよ。
事実産経新聞がこう報じているんですから。これ全然、記事に反映されていませんが。おかしいじゃないですか
北朝鮮が米韓中との首脳会談に加え、近く朝露首脳会談を行うとの臆測もあり、「日本置き去り」論は根強い。しかし、北朝鮮が対話を求めるほどに追い詰められたのは、日本が圧力路線を主導したからだ。
日米はトランプ政権発足以降、(1)軍事力を含むすべての選択肢はテーブルの上にある(2)最大限の圧力をかける(3)北朝鮮側から話し合いを求めてくる状況を作る-の3方針を主導してきた。いずれも日本が提案し、米国が国連などで主張し日本が支持する形を取ってきた。
外務省幹部は「実は日本がこれまでの戦略を描いてきた。決して置き去りになっていない」と断言する。首相の一連の外国訪問は置き去りではないことを証明する狙いもありそうだ。(田北真樹子)
国会でも次のように申し上げているわけでありまして…
まず最初に、私は、北朝鮮の問題の解決のために圧力一辺倒で対話を否定したことはないわけでありまして、非核化を前提に北朝鮮から対話を求めてくる状況をつくる、そのためには圧力を掛け、抜け道は許さない、こう申し上げたわけでございますが、だからこそ北朝鮮の側から対話を求めてきたと、このように考えております。
絡み合う6ヵ国の思惑!
どことも絡まない聖帝


NHK、岩田明子に見えている世界
