選挙での公明党の力は大きい
☆2026.10時点ジューシーな話題ですので加筆が求められます
安倍晋三回顧録(中央公論新社)より、「公明党との連立の意義をどう見ているか」問われた際の晋さんの発言。
「公明党が自民党候補に推薦を出すと2割くらい支持が上がる」
「(創価学会幹部には)もう平身低頭するしかない」
「残念ながら、明らかに自民党支持者より組織力が強いですね。」
などと公明党には頭が上がらない晋さんの発言が続々と並ぶ。
「(創価学会幹部には)もう平身低頭するしかない」
「残念ながら、明らかに自民党支持者より組織力が強いですね。」
などと公明党には頭が上がらない晋さんの発言が続々と並ぶ。
また、「公明党との協力関係で政権を安定させてきた。いいコンビネーションができているでしょう」とも。
全文
以下、安倍晋三回顧録より引用
――では、公明党との連立の意義をどう見ていますか。
私はよく「風雪に耐えた連立」と言っているのです。
自民党政権時代の3年3か月間、公明党と野党・自民党とタッグを組むのは、相当のチャレンジだったと思います。
よく乗り越えたと思います。
選挙での公明党の力は大きい。国政選挙、地方選ともに、公明党が自民党の候補に推薦を出すと、どっと支持が増えるのです。
推薦が増える前と比べると、2割くらい上がるのです。とてつもない力ですよ。
私はよく「風雪に耐えた連立」と言っているのです。
自民党政権時代の3年3か月間、公明党と野党・自民党とタッグを組むのは、相当のチャレンジだったと思います。
よく乗り越えたと思います。
選挙での公明党の力は大きい。国政選挙、地方選ともに、公明党が自民党の候補に推薦を出すと、どっと支持が増えるのです。
推薦が増える前と比べると、2割くらい上がるのです。とてつもない力ですよ。
公明党を支持する創価学会幹部から「総理どうです?相当上積みしたでしょう?うちの支持者は投票所にちゃんと足を運んでいますからね」と言われると、もう平身低頭するしかない。残念ながら、明らかに自民党支持者より組織力が強いですね。
ただ、こちらも公明党に協力しているわけで、その協力関係、政権を安定させてきた。
政策テーマについては公明党の意見も取り入れてきた。特に社会保障分野はいいコンビネーションができているでしょう。
政策テーマについては公明党の意見も取り入れてきた。特に社会保障分野はいいコンビネーションができているでしょう。
出典:『安倍晋三 回顧録』(中央公論新社)

晋さんの死から3年後、公明党は連立から離脱へ…
1999年、自公連立は当時の小渕恵三首相(自民総裁)と公明の神崎武法代表の合意で発足した。
2012年からの第二次安倍内閣では、官房長官だった菅義偉・元首相が主に公明と支持母体の創価学会とのパイプ役を担った。
2022年7月に晋さんが亡くなる。
以降、統一教会との癒着や裏金など、自民党が党として数十年に渡って続けてきた不祥事の発覚が続いた。
以降、統一教会との癒着や裏金など、自民党が党として数十年に渡って続けてきた不祥事の発覚が続いた。
2025年7月、石破政権下においてついに自公が衆参で過半数割れとなる。
その7日後、公明党の斉藤鉄夫代表は「自民党との連立を離脱する」と宣言したのだった。
晋さん…どうして…😭
晋さん…どうして…😭
自民党側の動き
高市「そんなことになってんの」
「高市執行部は公明の本音を把握できず(中略)高市氏は9日夜、公明内で離脱論が強まっていると知り、周囲に『そんなことになってんの』と漏らした」

菅義偉「なんでこんなことになったのか」
今月7日の執行部人事で高市氏は、菅氏を副総裁から外し、対公明強硬派の麻生太郎・元首相を充てた。
党首会談を翌日に控えた9日になって、高市氏は菅氏に協力を求めたが、公明と創価学会の幹部内では方向性が固まりつつあり、菅氏が動ける余地はほとんどなかった。離脱決定を聞いた菅氏は周囲に「なんでこんなことになったのか」と悔やんだ。
https://www.yomiuri.co.jp/politics/20251012-OYT1T50003/
党首会談を翌日に控えた9日になって、高市氏は菅氏に協力を求めたが、公明と創価学会の幹部内では方向性が固まりつつあり、菅氏が動ける余地はほとんどなかった。離脱決定を聞いた菅氏は周囲に「なんでこんなことになったのか」と悔やんだ。
https://www.yomiuri.co.jp/politics/20251012-OYT1T50003/
岸田「相談されたけど遅すぎた」
高市氏は9日、創価学会とのパイプが太い菅義偉元首相、岸田文雄前首相と急きょ面会。岸田氏は周辺に「『公明と何かルートはありませんか』と聞かれたけど、遅すぎた」と語った
(魚拓)
https://megalodon.jp/2025-1011-1654-04/https://news.yahoo.co.jp:443/articles/ae6cc819d7f9ab79640d355909da85a9ebd62893
(魚拓)
https://megalodon.jp/2025-1011-1654-04/https://news.yahoo.co.jp:443/articles/ae6cc819d7f9ab79640d355909da85a9ebd62893
高市「一方的に離脱伝えられた」

高市総裁は「来週に、もう一度協議したい」と歩み寄ったが、公明からは「それは具体的な回答ではないということで、一方的に連立政権からの離脱を伝えられた」と明かした。
党首会談では、高市総裁が斉藤代表に「(自民党の)総裁が変われば、連立協議というのがあるのか」と質す一幕もあったという。これに対し、斉藤代表は「総裁が誰ということではない。誰が選ばれても同じ」と応じた。
https://jp.reuters.com/markets/japan/ICG4GZASKRKKRLHBZQEO4AMDII-2025-10-10
/
党首会談では、高市総裁が斉藤代表に「(自民党の)総裁が変われば、連立協議というのがあるのか」と質す一幕もあったという。これに対し、斉藤代表は「総裁が誰ということではない。誰が選ばれても同じ」と応じた。
https://jp.reuters.com/markets/japan/ICG4GZASKRKKRLHBZQEO4AMDII-2025-10-10
/
高市、民法3番組ドタキャン
連立解消の衝撃…自民・高市早苗総裁が民放3番組ドタキャン Nスタ・日比アナ「つい数十秒前…」
https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2025/10/10/kiji/20251010s00041000297000c.html?page=1
https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2025/10/10/kiji/20251010s00041000297000c.html?page=1
公明党側の動き
政治の信頼回復できない
公明党の斉藤鉄夫代表は10日、国会内で記者会見し、自民党との連立政権を離脱する方針を決めたことについて「いったん白紙にして、これまでの関係に区切りをつけたい」と語った。
公明は、連立維持の条件として自民派閥パーティー収入不記載事件の真相解明と企業・団体献金の規制強化などを要請したが、自民側は難色を示している。
斉藤氏は「企業・団体献金の規制強化は1年以上前から主張していた。自民党はいつも『検討する』だ。今回の回答も『検討する』だ。政治への信頼回復のポイントの政治とカネについて大きな前進がなかった」と不満を漏らした。
その上で、「連立の大義を支持者に伝えてきたが、自民党の不祥事を説明することに限界が来ている」と指摘した。
https://www.sankei.com/article/20251010-LTMFLCXAYZFXBAPFZFQQ73YO5E/
https://www.sankei.com/article/20251010-LTMFLCXAYZFXBAPFZFQQ73YO5E/
1週間前から伝えていた
公明党の斉藤鉄夫代表は11日未明のTBS番組で、自民党の高市早苗総裁が公明の連立離脱を巡り「一方的に伝えられた」と述べたことに反論した。「ちょっと意外だ。言葉の使い方としておかしいのではないか。懸念事項がなくならない限り、連立政権ということにはならないと1週間前に伝えていた」と述べた。
企業・団体献金の規制強化を巡り「自民に決断をしてほしいと説明していた。一方的に突然というのは少し違うのではないか」とも語った。
https://www.sankei.com/article/20251011-MXLG4JJNIFOLJMSXQFNZ5SKJCQ/
https://www.sankei.com/article/20251011-MXLG4JJNIFOLJMSXQFNZ5SKJCQ/
斉藤鉄夫代表 記者会見全文
全文はこちらからどうぞ
公明党・斉藤代表「連立政権はいったん白紙」「選挙協力も白紙」…自公党首会談後の記者会見全文
https://www.yomiuri.co.jp/politics/20251010-OYT1T50121/
https://www.yomiuri.co.jp/politics/20251010-OYT1T50121/
連立離脱はどう影響する?(2025/10/10当時での予測)


※実際は後述の立憲民主党・公明党の動きもあり、この予測通りの結果にはならなかった
そして自民・維新 連立政権誕生へ…🙏
中道改革連合結党
高市が自民と維新の連立政権を成立させた後、2026年1月23日の第220回国会の冒頭で衆議院を解散。
公明党は当時最大野党だった立憲民主党との連携を模索し、野田佳彦と斉藤鉄夫を初めとする両党の一部議員は対抗勢力となる新党を模索。
結果的に両党の衆議院議員を合流させ、「中道」勢力を自称する新党「中道改革連合」を結成した。
公明党は当時最大野党だった立憲民主党との連携を模索し、野田佳彦と斉藤鉄夫を初めとする両党の一部議員は対抗勢力となる新党を模索。
結果的に両党の衆議院議員を合流させ、「中道」勢力を自称する新党「中道改革連合」を結成した。
野田氏「生活者ファーストで現実的な政策」・斉藤氏「中道勢力を日本のど真ん中に」…新党「中道改革連合」発表
https://www.yomiuri.co.jp/politics/20260116-GYT1T00364/
https://www.yomiuri.co.jp/politics/20260116-GYT1T00364/
第51回衆議院議員総選挙
第51回衆議院議員総選挙にて公明党を失って維新と組んだ自民党と中道改革連合は初選挙に挑んだ。
結果は自民党の歴史的大勝の316議席を獲得、対する中道改革連合は事実上の前身の衆議院の立憲民主党から議席を大きく失う歴史的大敗に終わる。
結果は自民党の歴史的大勝の316議席を獲得、対する中道改革連合は事実上の前身の衆議院の立憲民主党から議席を大きく失う歴史的大敗に終わる。
自民が戦後最多316議席・中道49・維新36・国民28 衆院選の全議席確定
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA0861M0Y6A200C2000000/
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA0861M0Y6A200C2000000/
中道改革連合の敗因は色々と指摘されているが、少なくともこの選挙においては晋さんの考えていた公明党及び創価学会の選挙における強みは新聖帝には通用しなかった模様。
また、野田佳彦は晋さんの言葉をこの選挙においても有言実行することは出来なかった。「いずれそういう日」は来るのだろうか。
中道改革連合崩壊
前身である衆議院の立憲民主党から大きく議席を失い、当選議員も出身政党に関するバランス関係が崩れてしまった(比例名簿で公明党出身議員を上位に置いた結果、公明党出身者の数が立憲民主党出身者の数を上回る選挙結果になった)中道改革連合は、第51回衆議院議員総選挙における数少ない立憲民主党出身の当選議員である小川淳也を党首にすることで3党の完全合流を企てた。
中道改革連合【まとめ読み】小川淳也氏が新代表、階猛氏と5票差…党再建へ「非常に重い責任」
https://www.yomiuri.co.jp/politics/20260213-GYT1T00170/
https://www.yomiuri.co.jp/politics/20260213-GYT1T00170/
ところが両党の様々な事情から合流や立て直しは困難を極め、結局2026年9月8日に中道改革連合は事実上の分裂・崩壊を迎えた。
中道 立民・公明出身に分かれ統一会派の方針決定
https://news.web.nhk/newsweb/na/nd-20260909de49272
https://news.web.nhk/newsweb/na/nd-20260909de49272
分裂した後、立憲民主党出身の議員は民主改革の会を結党、統一会派として公明党との関係を持つことになった。
結果的に自公連立政権の終了から中道改革連合の崩壊までにおいて、公明党は晋さんが考えていたようなサポート能力を実際には強く発揮することが出来なかった結末を迎えたことになるが、この一連の出来事を経て自民党や民主党系列の政党とビューティフルハーモニーな関係は再度作られるのかは現時点では不明。
結果的に自公連立政権の終了から中道改革連合の崩壊までにおいて、公明党は晋さんが考えていたようなサポート能力を実際には強く発揮することが出来なかった結末を迎えたことになるが、この一連の出来事を経て自民党や民主党系列の政党とビューティフルハーモニーな関係は再度作られるのかは現時点では不明。
関連語録
2019年10月4日首相官邸にて、自民公明連立20年を迎えるにあたって晋さんが両党の蜜月関係について記者団に述べたコメント。
若手時代に公明党や創価学会に対する批判もしていた時のコメント。