第3迷宮 金剛獣ノ岩窟(2)
金剛獣ノ岩窟2F
D-2 二つの入口
- (1F:C-6のイベントと同じ。1Fのイベントを起こした場合、発生しない)
E-5 探索するイクサビト
君たちが迷宮を慎重に歩んでいくと
イクサビトの戦士と出会う。
話を聞いてみると、
君たち同様、彼もホムラミズチの間を
目指しているようだ。
「どうだ?
炎の鱗に手を焼いてはいないか?」
「…ああ、あんたら知らないのか。
あの赤い鉄片はな、
ホムラミズチの鱗なんだ」
「ああして鱗を撒くことで、奴は
洞窟全体を棲みやすくしているのさ。
コイツを持って行くといい」
「俺は大丈夫だ、予備もあるしな。
それじゃあ、気をつけていけよ!」
D-6 探索するイクサビト
君たちが迷宮を慎重に歩んでいくと
イクサビトの戦士と出会う。
話を聞いてみると、
君たち同様、彼もホムラミズチの間を
目指しているようだ。
「あなた方はキバガミ様が言われていた
外の世界の方ですね。初めまして」
「私も下層を目指して探索を行っていたの
ですが、薬も尽きてきたので
一度戻ろうかと思っていた次第です」
「…そうだ、これを差し上げましょう。
魔物の接近を妨げる、特殊な鈴です。
では、くれぐれも無理はなさらぬように」
B-7 負傷したイクサビト
君たちの前方には
地下3階に降りるための階段が見える。
階段の手前には跪いたイクサビトがおり
階下の様子をうかがっている。
「キバガミ様は一人、先に進まれた。
拙者は先の戦いで足をやられてな…
口惜しいが、ここで引き返す他なさそうだ」
「お主たちが先を行くのなら
これを渡しておこう。効き目は長くないが
ここぞと言う戦いで役に立とう」
「どうかキバガミ様の力になってくれ。
よろしく頼む」
金剛獣ノ岩窟3F
E-5 ウロビトの一団
金剛獣ノ岩窟の奥へと歩みを進める君たちは
この迷宮では見慣れぬ者たちと遭遇する。
「君たちは(ギルド名)だったな。
この先は行きどまりだぞ?」
そこにいたのはウロビトの一団だった。
「巫女様と一緒に我々も同行したのだ。
彼らに、少しでも力になれればと思ってな」
「しかし…彼らの言い伝えを聞いたのだが、
不可解だな。何故彼らには世界樹が
悪しき物と伝わっているのだろうか?」
彼らは一度イクサビトの里に戻るそうだ。
彼らに言わせると、この階層の魔物は
かなりの手練らしい。
銀嵐ノ霊峰の北東に小さな洞窟が
あるらしいので、そこで修練しようか…と
彼らは言う。
A-6 キバガミとの合流
君たちが入った部屋は
両脇に水溜りがあり、少し涼しげだ。
その中央には、牛頭の戦士が立っている。
イクサビトの長、キバガミだ。
彼は君たちに気づき、静かにうなずく。
「お主らだったか。
ここで他の戦士の到着を
待っておったのだが…」
「よもやお主らが最初に来るとはな!
モノノフは、修行が足りぬと見える…
これではいかんな」
「…そうだ、これをお主らに譲ろう。
ここに来る途中、手に入れた物だ」
「時に、お主らに頼みがある。
拙者を、お主らに
同行させてはもらえぬか?」
「これ以上、ここで
時間を潰すわけにはゆかぬ。この通りだ!」
キバガミは君たちに頭を下げる。
キバガミと行動を共にしますか? |
【 YES 】/【 N O 】 |
- NO
「そうか…ならば仕方なし!
この先には鎧の追跡者がおる、
気を引き締めて参られよ!」
またここに戻ってきたら、
キバガミをゲストとして仲間にする
ことができます。
- YES
「かたじけない! この先には
鎧の追跡者がおるようだ。
気を引き締めて参ろう!」
キバガミがゲストとして
パーティに入りました。
(以下共通)
ゲストがパーティに参加するのは
特定のダンジョンだけです。
キバガミの場合、金剛獣ノ岩窟の
地下3階でのみ、
行動を共にすることができます。
A-6 座して待つキバガミ
広間にはキバガミがおり、
武器の手入れを入念に行っている。
彼は君たちに問いかける。
「お主ら、先を行くのか? 頼む!
どうか拙者を同行させてはもらえぬか?」
キバガミと行動を共にしますか? |
【 YES 】/【 N O 】 |
- NO
君たちは彼の申し出を丁重に断り
先を急ぐことにする。
だが覚えておきたまえ。
もし再びここに来れば、君たちは彼に
同行するよう話をすることができる。
- YES
キバガミがゲストとして
パーティに入りました。
C-6 抜け道で待つキバガミ
岩肌に隠された抜け道を通り、
先を急ぐ君たちの前に
巨大な人影が立ちふさがる。
一瞬緊張が走るが、
その人影の正体に気づき、
君たちは胸をなでおろす。
「待ちかねたぞ、(ギルド名)。
お主らなら、この抜け道を使うと思い
待っておったのだ」
「拙者もお主らの探索に加えてくれぬか?
必ずやこの力、役立てて見せようぞ」
キバガミと行動を共にしますか? |
【 YES 】/【 N O 】 |
- NO
君たちは彼の申し出を丁重に断り
先を急ぐことにする。
だが覚えておきたまえ。
もし再びここに来れば、君たちは彼に
同行するよう話をすることができる。
- YES
キバガミがゲストとして
パーティに入りました。
キバガミがゲストにいる状態で、地下3階から出る
金剛獣ノ岩窟地下3階から出た君たちは
キバガミと別れた。
再び地下3階を探索する時、
君たちは彼と共に行動したいと再度
考えるかもしれない。
その時は階段を下りた部屋で彼を発見し、
声をかけて仲間にしたまえ。
キバガミが
パーティから離脱しました。
E-4 扉の奥の熱風
君たちは目の前の扉の隙間から
激しい熱風が吹きだしていることに気づく。
そのあまりの熱量に息を呑む。
この扉の奥にホムラミズチがいると考えて
よさそうだ。
この洞窟の最大、最強の魔物の住処に
足を踏み入れる準備はできているだろうか?
もしそう思うなら、扉を開きたまえ。
君たちの力を見せつけるがいい!
D-4 焔の金剛獣
扉を開けた先にいるのは、赤銅色に体皮を
燃え上がらせた一体の魔物だ。
魔物は、君たちが目に入った瞬間
その巨体を震わせる。
- 分岐:キバガミがゲストとして参加している
「ホムラミズチは自らの鱗を剥ぎ
霊脈を貫くことで洞窟を活性化させ
熱を得ておる」
「それはつまり、自身は
寒さに弱いということに他ならぬ。奥にある
一際大きな鱗がお主らに見えるか?」
「あれを破壊すれば部屋は冷え、奴も
存分には力を振るえぬはずだ!」
(以下共通)
魔物を目の当たりにすると、ここまで来る際
度々見かけた鉄片が
ホムラミズチの鱗だったと如実にわかる。
注意したまえ!
部屋に大量に突き刺さった鱗をどうするかが
この戦いの結果を左右するだろう!
B-4 ホムラミズチを倒さずに先に進もうとする
君たちが目前にある絡みあった樹の根を
調べるため手を伸ばそうとした時、
ホムラミズチが咆哮を上げる。
柱のようなこの根を満足いくまで調べるには
それなりの時間がかかる。
その間にホムラミズチに襲われれば
ただでは済まないだろう!
まずはホムラミズチと雌雄を決したまえ。
C-4 ホムラミズチ討伐
人智を越えた力を誇る巨大な怪物は
その命を削り、生み出したかのような
灼熱の炎を辺りに撒き散らす。
しかしそんな地獄の業火も、
数々の試練を潜り抜けてきた君たちを
焼きつくすには至らない。
数々の深手を負ったホムラミズチは
遂に絶叫を上げ、崩れ落ちた。
その勝利を誇りたまえ。
君たちはこの迷宮の主たる
最強の魔物を討ち取ったのだ!
だがすべての仕事が終わったわけではない。
この大空洞のどこかにある巨人の心臓を
君たちは手に入れなければならない。
今もイクサビトの里では
子供たちが身を震わせ、病と戦っている。
探索に戻りたまえ。
B-4 巨人の心臓
ホムラミズチを仕留めた君たちは
大空洞の奥へ足を踏み入れる。
「流石だ、(ギルド名)。
あの強大な魔物を討ち取るとはね」
部屋の奥に一足早く来ていたのは
ワールウィンドだ。
どうやら君たちが戦っている隙に
部屋の奥まで
入りこんでいたようだ。
「手伝えなくて悪かったね。
だけどね、とても割って入れる感じでは
なかったんだよ」
「それよりほら、あれを見てごらん。
あそこにあるのが、
巨人の心臓じゃないかな?」
「君たちがホムラミズチを倒したんだ。
その手で、イクサビトに渡してやるといい」
君たちは促されるままに、
複雑に絡まった木の根に飾られた
拳大の赤い宝石を手に取る。
どうやらこれが巨人の心臓らしい。
心臓と呼ばれてはいるが、
言葉通りの物ではないようだ。
- 分岐:キバガミがゲストとして参加していない
そうしていると、手前の扉を開いて
イクサビトが一人、部屋に入ってくる。
キバガミのようだ。
キバガミは君たちの偉業を
惜しみなく褒めたたえる。
(以下共通)
「お主らの力なしに
ホムラミズチ討伐は成しえなかっただろう。
感謝する、(ギルド名)よ!」
「拙者は一足先に里に戻り、
このことを皆に伝えよう」
「お主らもできるだけ早く
里に戻ってくれ! 待っているぞ!」
- 分岐:キバガミがゲストとして参加している
キバガミが
パーティから離脱しました。
(以下共通)
ここで君たちは、
いつも迷宮の最深部にある
石板の存在を思い出す。
君たちは期待しつつ、祭壇を調べる…
しかし石板の姿は
どこにも見あたらない!
「どうしたんだい?
…なるほどね。今までの迷宮では、
あの祭壇に石板が置かれていたのか」
「残念ながら、世界樹に近づくための手段は
未だ発見できず…と言ったところか」
ワールウィンドは語りながらうつむく。
「まあ、これからのことはまた考えよう。
それじゃ、イクサビトの里で会おう」
そう言うと彼もまた出ていき、
大空洞に残ったのは君たちだけとなった。
金剛獣ノ岩窟1F
D-2 癒される病と宴、そして
君たちはイクサビトの子供の病床を訪ねる。
そこには巫女がおり、
自分の里の出来事を子供たちに
聞かせている。
子供たちは目を輝かせ、
巫女の話に耳を澄ませている。
「あ…おかえり、みんな!
ちょうどみんなと会った時の話を
してたんだ」
「え…巨人の心臓を
手に入れたの?
すごい、すごい! それがそうなの!?」
驚きの声を上げる巫女。
そして君たちに期待の目を向ける
イクサビトの子供たち。
君たちは巫女に巨人の心臓を
手渡す。
彼女は両手で包み込むように
その巨大な宝石を握ると、
静かに目を閉じる。
「…わたし、これが何なのかわかるよ。
これは、世界樹由来の品。
世界樹の一部。わたしと同じ…」
彼女は一番近くにいたイクサビトの子を
その膝に乗せる。
「怖がらないで。
大丈夫だよ、お姉ちゃんに任せて」
(発光)
宝石から発せられる光が
巫女の指の間からこぼれ落ちる。
その温かい光を浴びると、
イクサビトの子を覆っていた蔓や樹脂が
ポロポロと崩れ落ちていく!
「これは…!」
キバガミも驚きの声を上げる。
巫女の膝に乗っていた子の顔色が
見る見るうちによくなっていく!
「何たる力…これが巨人の心臓と、
巫女が起こす奇跡なのか?」
巫女は元気になった子を膝から下ろすと、
別の子をその膝に乗せて祈り始める。
巫女の額に汗がにじむ。
だが、彼女はそんなことを気にしない。
休むことなく、その力を使い続ける。
「大したものだな。さすがは世界樹より
遣わされた巫女…というところか」
巫女をウロビトの里から連れてきた
ワールウィンドも、
この光景には驚きを隠せないようだ。
「巫女殿! 最初、お主の力を疑った
拙者をお許しくだされ。
お主は、イクサビトの恩人だ」
それから彼は君たちに向き合い、
再び深々と頭を下げる。
「そして(ギルド名)よ。
拙者はお主らを通して人間の慈悲深さと
力強さを知った」
「イクサビトと人間の永遠の友好を、
モノノフの長として約束しよう!」
最後に、彼はワールウィンドを見る。
「旅人殿にも感謝を!
その知識なしに、巫女殿がこの里を
訪れることはなかっただろう」
「今日は精一杯のもてなしを
させてもらいたい。
…皆の物! 宴の準備を!!」
(暗転)
すべてのイクサビトの病が癒され、
その日は宴が催される運びとなる。
心臓の探索に参加していたのは
君たちとイクサビトだけではない。
タルシスから来た冒険者や、
数こそ少ないがウロビトも、力になりたいと
この金剛獣ノ岩窟を訪れていた。
そんな多くの男女が集まっている。
種族の垣根を越え、同じ鍋をつつき、
言葉を交わして笑っている。
巨人の心臓を持ち帰った君たちは
英雄として多くのイクサビトに
入れ替わり、立ち替わり感謝される。
「お主ら外来者には大きな恩ができた。
人間、ウロビト、イクサビト…」
「何が欠けていても、この探索は上手く
いかなかったであろう。
お主らと、この巡り合わせに感謝しよう」
…宴は続く。
ウロビトの杯を人間が満たし、
その人間にイクサビトが馳走を振る舞う。
何人かのイクサビトの子供が
君たちを訪ね、迷宮での冒険譚をせがむ。
この広い空洞が、笑顔で満たされる。
…そうしている内に、君たちは
ワールウィンドと巫女が
宴の席にいないことに気づく。
不思議に思い、君たちはそのことを
キバガミに尋ねる。
だが、彼にも心当たりはないようだ。
「ふむ、確かに姿が見えぬな。
…どこかで休んでいるのではないか?」
そんなことを話していると、イクサビトの
兵士がキバガミの元へ駆け寄ってくる。
かなり慌てているように見える。
「大変です! ワールウィンド殿が
巨人の心臓を持ち
この洞窟から出て行かれました!」
「巫女殿も一緒です!」
その報告に息を詰まらせるキバガミ。
ワールウィンドは巫女を連れ、
イクサビトの里の出口そばに姿を
見せたそうだ。
不審に思ったイクサビトの若者が
ワールウィンドを呼び止めた。
最初こそ彼は、大人しくしていたらしい。
だが巨人の心臓を持っていると
若者に気づかれると、
背負い袋から巨大な剣を抜いたそうだ。
命こそ落とさなかったものの、
その若者は起こったことを仲間に知らせると
そのまま倒れ、今は意識不明だという。
「巫女殿は抵抗こそしていなかったものの
その様子は、
明らかに不自然だったとのこと…」
「信じられませんが…
巫女殿は客人に連れさらわれたと
思われます!」
「旅人殿、何故そのような真似を…」
キバガミはその知らせに思わず呆けるが、
それは一瞬のことだった。
立ちあがると、大声を上げる。
「者ども、旅人殿を追え!
巫女殿と心臓を取り戻すのだ!」
キバガミは真剣な眼差しで君を見つめる。
「(ギルド名)よ。拙者は、旅人殿から
理由を聞かないことには納得がゆかぬ」
「お主らも巫女殿を放ってはおけまい!
拙者を同行させてくれ。
あの空飛ぶ籠で待っているぞ!」
キバガミは君たちの返事も聞かず
金剛獣ノ岩窟の入り口へと走って行く。
銀嵐ノ霊峰
A-3 北の果ての追跡行
北の谷の石碑のそばに、煤けた緑色の帆の
気球艇が見える。
タルシスの街門で見かけたことがある。
あれはワールウィンドの気球艇に違いない!
君たちは(気球艇名)を操作し、
その気球艇に近づこうとするが、
その時、谷に異変が起きる。
(発光)
君たちの目の前で谷を覆う雲が消失した!
恐らく、ワールウィンドは
君たちがホムラミズチと戦っている間に
石板を手にし、隠していたのだろう。
緑の気球艇はそのまま北の空へ
姿を消してしまう…。
最終更新:2020年11月14日 22:11