「マックスハザードオン! ラビット&ラビット! アーユーレディー!?」
「オーバーフロー! 紅のスピーディージャンパー! ラビットラビット! ヤベーイ!ハエーイ!」
【詳細】
桐生戦兎がハザードトリガーを装着したビルドドライバーに、ラビットの成分を選択したフルフルラビットタンクボトルを装填し変身したビルドのハザードフォームを超えた超強化形態。
ハザードフォームはハザードトリガーから供給されるプログレスヴェイパーと呼ばれる特殊強化剤により凄まじい戦闘力を発揮できる半面、
強化剤が脳に浸透すると自我を失い暴走する危険性を孕んでいた。
だが戦兎はプログレスヴェイパーの効果を抑制しつつ、良性の効果のみを引き出す万能調整剤「スタビライザヴェイパー」をフルフルラビットタンクボトルに搭載。
またフルフルラビットタンクボトルのビルドアップコネクターにはハザードトリガーの出力を最大にする効果があり、
今まで暴走していたハザードトリガー最大出力でも自我を失わず、発揮できる戦闘力を最大限に保ちつつ戦闘を行うことを可能にした。
ラビットラビットフォームは機動性に特化した姿であり、今まで存在しなかった「生物(有機物)」×2のフォームである。
ハザードトリガーの危険性が緩和したためかフォーム名に「ハザード」の名はつかないが、
変身に置いては一度ラビットタンクハザードフォームに変身し、どこからともなく現れたうさぎ型のアーマーラビットラビットアーマーを上から装着し変身が完了するという演出が入る。
ラビットハーフボディに組み込まれたスプリングが両手両足、更には両肩の装甲に配置され、このスプリングが生み出す高い機動性を活かしたスピーディーな格闘戦を得意とする。
スペックとしても打撃力がタンクハーフボディに対し貧弱だった今までのフォームに対し、パンチ力だけで40t近い威力を生み出すなど、
スピードに特化したとは言えその格闘能力は他のフォームを遥かに凌駕する。
専用武器としてバスターブレード、バスターキャノンという2つのモードに切り替える「フルボトルバスター」を所持。
第36話ではパンドラボックスの一部を変形したボックス型アイテム「小パンドラボックス」を使用し、ハザードレベルを格段に上昇させた。
【各部機能】
BLD-ラビットラビットヘッドはスピーディーヘッドアーマーによって保護され、両目とも兎型となったツインアイRRは戦闘時の反応速度と索敵速度を高めている。
金色の強化フレームが入り、センサーの耐久性を向上させている他、イヤーフェイスモジュールRRは同型のモジュールが左右に搭載されたことで感度や反応速度が向上。
敵の気配や僅かな動作を敏感に捉えることで次の行動を予測し、素早い反撃を可能にする。
スピーディーヘッドアーマーは高密度かつ高強度の素材が用いられているため、強敵の猛攻も軽く受け止める。
更にラビットフルボトルの特性を活かした強化装置が組み込まれ、運動速度と反応速度を通常の1.5倍にまで上昇させることが可能。
額中央にあるBLDシグナルRRの付近にはオーバーカムエンハンサーと呼ばれる制御装置があり、
フルフルラビットタンクボトル内の調整剤を利用し、変身者の体内に浸透したプログレスヴェイパーの濃度を調整、
オーバーフローモードで自我を失う寸前の限界状態を維持する役割を持つ。
脳の状態をリフレッシュする機能もあり、強化剤による影響が残らないよう配慮されている。
全身を覆う耐衝撃スーツはOFアンリミテッドスーツと呼ばれ、フルフルラビットタンクボトルの機能により、
変身直後からオーバフローモードのハザードフォームと同等の戦闘力を発揮できる。
胸部装甲は頭部装甲と同質のスピーディーチェストアーマー。
高密度かつ高強度の素材が採用され、ラビットフルボトルの特性を利用した強化装置により運動速度及び反応速度を1.5倍に強化する。
両肩の
BLDラビットラビットショルダーは腕部の動作を最適化して攻撃速度を向上、さらにフルボトルバスターを用いた斬撃の威力を強化し、
高い敏捷性を備えた
RRオーバーラッシュアームにより高速で相手を切り刻む攻撃を得意とする。
なおRRオーバーラッシュアームはオーバーフローモードのハザードフォームと同等の攻撃能力を持ち、今まで攻撃が通用しなかった
仮面ライダーローグの防御を抜いてダメージを与えることが可能。
BLDコンバージェントグローブはパンチ攻撃の衝撃を破壊対象内部の特定部位に収束させる機能を持ち、敵の装甲強度を無視した一定ダメージを与える。
この機能とオーバーラッシュアームの機能により、ハザードフォームの打撃力を維持しつつ、衝撃収束により防御無効化、そして装甲を抜いたダメージを相手に与えることが可能になった。
また、腕部装甲は次元伸縮バネ「
ディメンションスプリンガー」が組み込まれた
ホップホップガントレットとなっており、
腕を自由自在に伸縮させることで離れた敵に攻撃が可能。
装甲の下部には小型バネが仕込まれ、その反発を利用して敵の攻撃を跳ね返す事もできる。
オーバーラッシュアームと同じ機能を持つRRオーバーラッシュレッグは高い俊敏性を備え、鉄塊を叩きつけるような一撃で敵の急所を破壊、
容赦なく葬り去ることが出来る。
その威力をBLDコンバージェントシューズにより破壊対象内部の特定部位に収束させることで、スペック以上の威力を持ったキック攻撃が可能。
脚部装甲であるジャンプチャンプレガースにもディメンションスプリンガーが組み込まれているため、高速ハイジャンプを得意とする他、
脚部を自在に伸縮させ離れた相手にキック攻撃を叩き込むことが可能。
また、背面にはマフラビットアクセラレーターと呼ばれる加速マフラーが配置され、強化剤を利用した推進加速装置が組み込まれているため、
必殺技発動時超音速で駆け回ることが可能。
通常時においても目にも留まらぬ高速挙動を可能にしている。
必殺技は脚部を伸ばした状態でエネルギーをため、もとに戻る勢いを利用したライダーキックを放つ「ハザードフィニッシュ!ラビットラビットフィニッシュ!」。
また、フルボトルを最大で4本セットできるフルボトルバスターを用いた各種技も使用する。
【活躍】
第27話で西都との代表戦に向けて
仮面ライダーローグに勝つべく、完全なハザードフォームのコントロールを目指し桐生戦兎が変身。
暴走状態のハザードフォームが唯一ローグにダメージを与えられていたが、ラビットラビットフォームは暴走状態にならずともローグに有効打を連発。
必殺技で大きく吹き飛ばすことに成功する。
だが、事前に紗羽から情報を得ていたことで対応する策を用い始めたローグに苦戦し、形勢が逆転。
万事休すかと思われたが、同フォームの情報漏洩は作戦であり、ネックであった人質問題が解決したことでビルドはラビットラビットフォームから、情報を隠していたタンクタンクフォームに変身。
その圧倒的力でローグを撃破し、代表戦に勝利した。
以後はハザードフォームでは対処しきれない状況を考慮して変身する時が多い。
第38話では元とされる葛城巧の記憶を取り戻した桐生戦兎が変身しているが、上手く扱えていなかった。
次の第39話では自身にフィットするように調整し、扱っている。
最終話では「ジーニアスフォーム」を使えなくなったので、一時的に変身している。
【余談】
初登場は第27話だが、公式サイトでは第28話でページは更新された。
最終更新:2024年12月30日 23:41