【名前】 |
最上魁星/カイザー(レフトカイザー) |
【読み方】 |
もがみかいせい/かいざー(れふとかいざー) |
【俳優/声】 |
大槻ケンヂ |
【登場作品】 |
仮面ライダー平成ジェネレーションズ FINAL ビルド&エグゼイドwithレジェンドライダー |
【分類】 |
生体兵器 |
【特色/力】 |
歯車による攻撃、ネビュラスチームガンによる銃撃 |
【モチーフ】 |
ウデスパー? or キカイダー? |
【詳細】
「悪魔の科学者」こと葛城巧の当時における上司に当たる人物で、ある日
スカイウォールから吹き出す
ネビュラガスの成分に
未知のウイルスが含まれるのを発見。
これにより平行世界の存在を確信し、
平行世界移動装置エニグマを開発した。
だがエニグマの開発目的が私利私欲によるものだったため、それを察した葛城に裏切られ完成間近だったエニグマが誤作動を引き起こし、その影響によって左半身に重症を負ってしまう。
そのダメージを機械化して補っていることから、顔面の左半分には仮面のようなパーツを付けている。
エグゼイドの世界の最上魁星に比べると丁寧な口調で喋り言動も落ち着いているものの、かつての部下であり裏切り者である葛城の話題になると途端に語気が荒くなる。
また目的のためには手段を選ばないのも共通している。
ネビュラガスを用いた生体兵器、
カイザーシステムを開発、実用化しており、紫色の
ネビュラスチームガンという
トランスチームガンによく似た銃型の武器で戦闘形態、「カイザー」に変身する。
レフトカイザーという別名の通り、青い歯車のような装甲が左半身に集中しているのが特徴。
ネビュラスチームガンによる銃撃に加え、左腕にある歯車を巨大化させて格闘攻撃を強化し、歯車型のエネルギー弾を飛ばし攻撃を行う。
外見は
ナイトローグや
ブラッドスタークに似た部分(背中等)があるが、これはカイザーシステムを葛城が改良して作ったのが
トランスチームシステムであるためだという。
エニグマを通しての平行世界に干渉する目的、それはエグゼイドの世界にいるもう一人の半身と融合し、完全な肉体を取り戻すことに加え、更にその先の不老不死となること。
それを認めなかった葛城の反撃によりその計画は頓挫、さらにエニグマ自体も未完成のまま「平行世界移動装置」としてしか機能を発揮できない状態になっていた。
しかし彼は
難波重工と関わりがあり、恐らく難波から協力を受けもう一人の最上との融合を諦めずエニグマの作成を続け、ついに「平行世界融合装置」としての真の機能を完成させるに至る。
そして自らネビュラガスを用いて改造した
ネビュラバグスター、エグゼイドの世界において天ノ川学園高等学校の真上にある「ザ・ホール」から降り注ぐコズミックエナジーを利用し2つの異なる平行世界の融合を目論んだ。
平行世界が融合すると双方の世界は消滅してしまうが、不老不死の完璧な存在となった最上本人は死なない。
しかし完璧な状態でエニグマを作動させるにはザ・ホールから降り注ぐコズミックエナジーが最大になる時間帯が決まっているのが弱みであり、それを阻止しに来るであろう仮面ライダー、エグゼイドの世界におけるまさにムテキのライダーであるエグゼイドをどうにかしようと考えていたようだが、計画を事前に察知していた葛城が何度かエグゼイドの世界に渡り、エグゼイドの変身能力を
フルボトルに吸収して保存し何処かへ隠してしまったことで手が出せなくなった。
代わりに
ゲーマドライバーを停止させる能力をエニグマに組み込んだことである程度対処できるようにはなったが、葛城が回収していたエグゼイドフルボトルをドクター&ゲームフルボトルとして石動美鈴が浄化。
それをエニグマを作動させ2つの世界が融合したことでエグゼイドの世界に合流した戦兎から受け取った永夢は再びエグゼイドへの変身能力を再取得。
財団Xが動き出したことで「黄金の果実に手を出した」として再び地球に戻ってきた鎧武こと葛葉紘汰、天ノ川学園高等学校にエニグマがあることをJKからの報告で知り急遽帰国したフォーゼこと如月弦太朗、
財団Xの動きを追っていたオーズこと
火野映司、そしてかつてエグゼイドに窮地を救われたゴーストこと天空寺タケルらレジェンドライダーが集結し、
間近に迫った世界融合からの崩壊を防ぐため
Xガーディアンの大群を向かわせ、自身は
バイカイザーに変身しエグゼイドとビルドを迎え撃った。
【余談】
演じているのはロックミュージシャンや作家として知られる大槻ケンヂ氏。特撮番組へは初参加。
なお、大槻ケンヂ氏は「特撮」というバンドを組んでいるが、アニメ番組や特撮番組の主題歌を歌っていたりはするものの、仮面ライダー作品への関与は無かった。
こちらの世界の最上は左半身をエニグマの誤作動により失い機械化した状態であり、「身体が壊れている」、
それに対し狂気的な言動を取るエグゼイドの世界の最上は「心が壊れている」と捉えることが出来る。
両者が融合することで「完全な最上魁星」にはなれたのだろうが、結局は戦兎の行動を「エグゼイドに変身能力を返すため=ライダーたちと合流するため」と読み誤ったことが彼の敗因となった。
最上の計画に対し、当時正体がバレたばかりのエボルトが戦兎に直接情報を伝えに来たことから、彼単体ではその計画の阻止が難しく、もし実現してしまった場合世界もろとも自分自身が消滅してしまうことから戦兎達に協力したのではないかともされている。
なお2つの世界を融合させ、それに巻き込んでエボルトを滅するという計画はビルド最終回にて戦兎が実行することとなった。
最終更新:2024年12月27日 00:56