ドードーマギア改

「お前もラーニング済みだ…そろそろ、飽きた!」

【名前】 ドードーマギア改
【読み方】 どーどーまぎあかい
【声/俳優】 松村龍之介
【登場作品】 仮面ライダーゼロワン
【登場話】 第11話「カメラを止めるな、アイツを止めろ!」
第12話「アノ名探偵がやってきた」
第13話「ワタシの仕事は社長秘書」
【分類】 マギア
【ゼツメライズキー】 ドードーゼツメライズキー
【データイメージ】 ドードー(ロストモデル)
【対象ヒューマギア/職業】 暗殺ちゃん/暗殺者
【目覚めた感情】 不明
【特色/力】 鳥類の絶滅種/格闘/剣/銃火器
【モチーフ】 ドードー鳥、インディアン?

【詳細】

暗殺特化型ヒューマギアの通称「暗殺ちゃん」が、ゼツメライザーに「ドードーゼツメライズキー」を装填、起動したドードーマギアの強化形態。

第7話、8話、10話と復活するたびに倒されている暗殺ちゃんだが、着実にライダーたちとの戦闘をラーニングし戦闘力を上げていった。
上半身に装着された増加装甲は様々な機能を集約したもので、胸部装甲はアタッシュショットガンの直撃に耐えうるほど頑強。
至近距離からの発砲さえダメージになりえず、背部マガジンから弾薬供給される固定式のマシンガン「レジスローター」を6門装備し、
両肩には強化装甲、そして上腕部にはグレネード弾、発煙弾等様々な弾薬を搭載可能なグレネード・ディスチャージャーが追加されている。

これに加えヴァルクサーベルを基本形態から引き継ぎ、格闘戦から剣を使った接近戦、相手の銃撃を装甲で無効化しつつ、
圧倒的な火力で遠距離の相手も殲滅可能なすさまじい戦闘力を得ている。
グレネード・ディスチャージャーから発射される弾丸は、ヴァルクサーベルで弾き飛ばすことで起動を自由自在に操り、
初段の直撃で吹き飛んだ対象に確実に命中させる恐るべき必中度を誇る。

有線接続によるヒューマギアハッキング能力も変わらずに有している模様。
なお胸部装甲の下をよく見ると「改」と黄色い字で書かれている。

第11話にて大和田伸也の狙撃任務を達成しその場をあとにしようとした際、駆けつけた不破と対峙。
お互いにマギアとバルカンへと変身して交戦するも、アタッシュショットガンの高威力さえ、対抗装備として装着された胸部装甲には通じず、
グレネード・ディスチャージャーから発射したグレネードをバルカンへとヒットさせ変身解除に追い込んだ。

その場は立ち去ったものの、暗殺ちゃんの進化スピードは滅の手を離れつつあり、ゼツメライズキーを引き抜いて強制停止させられた状態で滅亡迅雷.netの本拠地に捉えられていた。
しかし暗殺を極めたことでさらに進化し、卵型の金属球を使いトリロバイトマギアドードーマギア・ヒナへと変化させるクローン増殖能力を獲得。
さらに頭部ユニットが大型化し、ヘルムヴォーゲルと呼ばれる通信性能を大幅に強化する機能を会得し、
ヒナ達を指揮しつつ自身も戦うという集団戦闘能力を身に着けた。

その力は既に迅はおろか滅の手を離れ、「俺は暗殺を極めた。巣立ちの時だ」と称して滅亡迅雷.netを離反する。
周囲にいたトリロバイトマギアをベースにドードーマギア・ヒナを量産、仮面ライダーに変身した迅、滅に対して攻撃し、迅はおろか滅まで手こずらせる力を得た。

滅亡迅雷.netを離脱後、自分の同型機であり、一人だけ難を逃れ放浪していた祭田ゼット5号機を探し出し襲いかかる。
そこをちょうどワズ・ナゾートクの調査によって5号機の居場所を発見した不破がバルカンに変身し阻止しようとするも、ラーニングを重ね強くなったドードーマギア改の戦闘力は既に超えており歯が立たない。

そこへゼアが新たに開発したプログライズキーを持ったイズが駆けつけ、そのプログライズキーを使ったゼロワン強化形態、シャイニングホッパーはドードーマギア改が学習したどの形態よりも優れた力で一時圧倒するも、その上昇した分の能力をすぐにラーニングして差を克服してしまう。
ライジングホッパーの1.8倍程度、思っていた以上の力ではなかったためゼロワンの能力を上回って圧倒し、イズを庇った或人を変身解除に追い込んだ。

その場はワズの機転で呼び出されたブレイキングマンモスジェットモードを使って撤退に成功。

その後は逃走を続ける5号機を探し続けており、発見した彼を「ヒナ」にするべく襲いかかるがそこに駆けつけた不破と唯阿、そして或人はライダーに変身し、ドードーマギア改のコレ以上の凶行を止めるべく協力して戦いに臨む。

ヒナ達をバルカン、バルキリーが対処する中ゼロワンと戦うドードーマギア改。
戦闘力の差は埋まらず変身を解除する或人だったが、そこへワズの犠牲を経て完成した「真のシャイニングホッパープログライズキー」を携えイズが駆けつける。

そして変身した仮面ライダーゼロワン シャイニングホッパーの真の力はドードーマギア改の演算を直前で上回るもので歯が立たず、行動予測が全く通用しない。

「お前じゃ勝てない。俺を超えられるのはただ一人…俺だけだ!」


怒涛の攻撃に追い込まれていき、シャイニングインパクトを受け動きが鈍ったところへライジングホッパープログライズキーを追加でドライバーに読み込ませ発動したシャイニングメガインパクトにボディを貫かれついに撃破された。

しかし飛電インテリジェンスの窮地を救うために必要なドードーゼツメライズキーは近くで様子を伺っていた仮面ライダー滅が回収してしまい、手に入れることは叶わなかった。

そして今までの500%越えの力を発揮するシャイニングホッパーの動きを遠くから見ていた謎の男は人知れずつぶやくのだった。
「楽しみだよ。サウザーとの戦いが」

【余談】

スーツは強化型のドードーマギアに新規の頭部をくっつけたもの。
くちばしを閉じたドードーをモチーフとしたこれまでと異なり、この改はくちばしを開いたドードーがドクロを加えたデザインとなっている。
さらに羽飾りのような装飾が追加されており、インディアンのような雰囲気も持つ。

口に加えたドクロはドードーが人間を狩る、狩る存在と狩られる対象が逆転したことを表現していると思われ、
デザイン要素の一つと思われるインディアンもまた、先住民族ながら後から現れた他の大陸の来訪者に寄って数と住む場所を追われた民族で、
入植者に狩られ絶滅したドードーが、同じく人間達に住む場所を追われたインディアンの姿で人類に牙を剥くというのは歴史を考えると痛烈な皮肉となっている。

なおドードーマギア改が倒され、滅亡迅雷.netが回収したドードーゼツメライズキーは雷/仮面ライダー雷の変身アイテムとして使われた後、雷が倒され滅亡迅雷.netが一時壊滅した際に飛電インテリジェンスに回収され保管されていた。
それは再び雷の手に渡ったわけだが、ドードーマギア改が撃破されキーを回収した時点で7つのゼツメライズキーが集まり、滅曰く「目標の数が揃った」として迅にプログライズキーの奪取を命じることとなった。

これを考えるとマギア作戦とはゼツメライズキーの製造とその運用データー収集が目的だったことが察せられ、その後プログライズキーを奪おうとしたのはアークの知能を復活させるために必要だったためである。
それが成されたため滅亡迅雷.netをA.I.M.S.が壊滅させ、ZAIAが台頭してきたという流れは天津垓が描いた筋書き通りだったのだろう。

最終更新:2023年03月19日 03:08