ラグビー邪面

「美しいものは全て汚してやる!ゲームスタート!」

【名前】 ラグビー邪面
【読み方】 らぐびーじゃめん
【声】 田中美央
【登場作品】 魔進戦隊キラメイジャー
【登場話】 エピソード2「リーダーの証明」
【所属】 ヨドンヘイム/ヨドン軍
【分類】 邪面師
【素体スーツの色】
【手袋/マント/ブーツの色】 黒/黒(裏地は赤)/黒
【邪面】 ラグビー→1チーム15人でぶつかりあって、長球ボールをゴールさせる荒々しい地球のスポーツ競技
【担当邪面獣 邪面獣ラガーリガニー
【作戦名】 地獄ラグビー作戦
【一口メモ】 試合に武器を持ち込むなんて反則は以ての外、こう見えて几帳面
【モチーフ】 ラグビーボール

【詳細】

ベチャットが地球の球技「ラグビー(ラグビーボール)」を模した邪面をかぶって昇格した邪面師。

邪面獣ジャグチヒルドンによるゲート解放作戦が失敗した為、クランチュラが送り出した邪面師第1号。
ラグビーボール型の爆弾をどこからともなく取り出し、「ヨドン軍のエース」としてベチャットチームを率いて出現。
対戦相手として地球人にベチャットチームを強制的にぶつけてスクラムを組ませ、苦しめる「地獄ラグビー作戦」を実行する。

遊園地に出現し、客として訪れていた一般人達に無理やりスクラムを組ませた上、園内にラグビーボール爆弾を蹴っては爆破させ破壊活動を行っていた。
「ヨドン軍のエース」とも称される俊足が自慢。

駆けつけたキラメイジャー達に対して「武器を使うのは反則!」と言いながらも、ベチャットを蹴散らした彼らを自慢の俊足で振り切りコーヒーカップを爆破後、
逃げ遅れた親子がいる観覧車に狙いを定めボールを蹴り飛ばす。
正確に親子のいる観覧車を爆破するが、地面に激突する前に魔進ジェッタと魔進ヘリコが充瑠のヒラメキで合体したスカイメイジが受け止めたことで最悪の事態は免れたものの、
キラメイジャー達の目がそちらに向いている隙にその場から逃げ去った。

その後別地点に再びベチャットを伴って出現し、地獄ラグビー作戦「後半戦」を開始する。
陸上大会に参加する瀬奈とその説得に向かった充瑠は駆けつけられず、残りの3人が現場に駆けつけキラメイジャーが対処できない健脚ぶりでゴール(施設爆破)を稼ぐも、そこに充瑠と瀬奈が駆けつけキラメイジャー5人が揃う。
他の4人が邪魔なベチャットを抑えている間に短距離を得意とする瀬奈にラグビー邪面を阻止してもらおうとした為朝らメンバーだったが、何故かキラメイグリーンはラグビー邪面に追いつけず、独走を許してしまう。

と、そこへ何故かもう一人の瀬奈が変身前の状態で登場
ラグビー邪面を追走するキラメイグリーンを追い抜くと、彼女からキラメイチェンジャーを投げ渡され、それをバトンよろしく受け取ると共にキラメイチェンジして自分がグリーンに。
後から現れた瀬奈が変身したグリーンはラグビー邪面との距離を瞬く間に詰めて追いつき、トライを失敗させる。
そしてスペシャル爆弾を奪ったグリーンが自分にボールをトライしその爆発に巻き込まれ爆散した。

実は充瑠と共に駆けつけた瀬奈は代役ンで作られた身代わり。
充瑠は瀬奈本人がリレーを走らなければ駄目だと語り、一人ひとり輝くために支え合うから5人が必要なので、
互いが支え合うことでチームは一つという充瑠の言葉通り、リレー選手としての自分の役割を果たしきった瀬奈が駆けつけてきたというわけだった。
なお最初に駆けつけた瀬奈が代役ンだったことに対して「命がけの戦いに偽物よこすなんて!」とキレた為朝だったが、
その話を聞いて「ノーサイドだ」と矛を収めるのだった。ラグビーだけにな。

ラグビー邪面は邪面獣を地球に移動させるためのゲートを開通できるほど闇エナジーを集められなかったが、
ベチャットから邪面師に昇格する際にヨドン皇帝と「闇の保険」を契約し、ベチャット時代の邪面を媒介に闇エナジーを補填することでゲートが開通。

やや時間差はあったが邪面獣ラガーリガニーの召喚が可能になった。

【余談】

「一口メモ」に記載されている通り、ルールに厳しい悪の怪人らしからぬ几帳面な性格だが、自分がベチャットを大量に引き連れ、数で一方的に勝っていても全く気にしていない為、フェアプレイとは無縁の様子。

キックティーに置いたラグビーボールが邪面のモチーフ。
ボールの縫い目から瞳が覗いているデザインになっている。

ラグビーモチーフの怪人はこの邪面師が初。
邪面以外のスーツはフリーザー邪面として使われた後、リセットボタン邪面へ流用された。

声を担当した田中美央氏は特撮初参加。
その後仮面ライダーガヴにてアーリーの声を担当した。
なお氏はゴジラシリーズ、ウルトラマンシリーズにも俳優として参加しており、変則的な形であるが日本四大特撮作品全てへ出演している。

なお邪面師第1号として、
  • 公式サイトで邪面師がベチャットをベースにした存在であると説明
  • 以前失敗した作戦の反省点を活かした投入として、等身大の怪人と後に登場する邪面獣の役割の説明
  • 邪面獣を送り込むために必要なエネルギーと、不足していた場合の「闇の保険」なるもののシステムの存在
  • ゲート開通に不足分のエネルギーを行うのはヨドン軍トップである「皇帝」の役割であり、同組織における頂点に君臨する存在の開示
等、邪面獣と邪面師にまつわる多くの情報を視聴者へと余すこと無く伝える重要な役割を担った。

最終更新:2024年12月09日 03:28