邪面獣クラウドヒルドン

【名前】 邪面獣クラウドヒルドン
【読み方】 じゃめんじゅうくらうどひるどん
【登場作品】 魔進戦隊キラメイジャー
【登場話】 エピソード6「ツレが5才になりまちて」
【所属】 ヨドンヘイム/ヨドン軍
【分類】 邪面獣
闇獣 ヒルドン
【担当邪面師 デジタルカメラ邪面
邪面 クラウド→大量のデータをネットワーク上のサーバーで管理する、地球のコンピューター利用形態のこと
【モチーフ】 雲、脳?、ヒル、タコ?

【詳細】

ヨドンヘイムに生息する巨獣ヒルドンに地球のコンピューター利用形態「クラウド」を模した邪面をかぶせた邪面獣。

本来の意味でのクラウドは、本ページの【邪面】の項目にもあるように、大量のデータをネットワーク上のサーバーで管理することを表した用語である。
インターネットを通じて様々なサービスを受けられる利用方法を「雲」になぞらえたのが由来であり、このクラウドヒルドンは無数の雲が寄り集まったものにダンスマスクを思わせるグラスをかけた邪面を取り付けられている。

デジタルカメラ邪面に紐付けられているが、この邪面獣は他の個体と運用が異なり、幼体の状態で邪面を取り付け小規模なゲートを通して地球に送り込み、デジタルカメラ邪面が自分の能力で餌となる人間をクラウドヒルドンの体内に送り込み、
閉じ込めた人間たちから闇エナジーを吸収して成長するという方法で巨大化していく。

最初から戦力になる巨獣を送り込むのではなく、送り込んだ対象を戦力になるまで育て上げるという、従来の邪面師と邪面獣の関係からは一味違った運用が行われており、
ゲートが小さすぎてCARATもその存在を察知できなかった。

しかもベースであるヒルドンの能力でまさしく雲の上まで飛び上がって姿を隠しており、目視での発見も困難であった。

わざとデジタルカメラ邪面の能力で邪面獣の体内に取り込まれた為朝は、持ち込んだホワイトキラメイストーンとマブシーナの共鳴を利用してこの邪面獣の居場所を明らかにするも、
瀬奈、時雨も取り込まれており、邪面獣の体内にいる限り、外にいるキラメイストーン達はキラメンタルを遮断されているため魔進に変形できず対処が不可能だった。

そこでとある事情から5歳まで精神退行していた小夜が魔進ヘリコを操縦して上空まで移動し、子供ならではの発想(こちょがし攻撃等)でクラウドヒルドンにくしゃみをさせることに成功。
それによって邪面獣の体内に取り込まれた人達を回収し、バランスを崩したクラウドヒルドンは地上へと落下し、ちょうどよく落下地点にいたデジタルカメラ邪面を押しつぶしてしまった。

担当邪面師を圧死させたことを知ってか知らずか立ち上がり、ランドメイジ&スカイメイジと交戦を開始。
しかし攻撃能力がさほどでもなく、スカイメイジに触手を引っ張って振り回された後、魔進ローランドと魔進リフトンを武装したランドメイジリフトンローランドのローランドレイジングを受け木っ端微塵となった。

【余談】

邪面モチーフのクラウドについては上記のとおりであり、パソコンやスマートフォンといったインターネットを利用できる機械ではなく、
ネットワークの利用形態自体をモチーフとしているのは初。というか怪人モチーフとしては物品ではなく用語、概念を非常に珍しい採用例と言える。
トリノイド等であれば混ざっていたかもしれないが。

名前の由来である雲が半円状に集まったような形の邪面だが、頭を覆い尽くすタイプのためむき出しの脳髄にも見える。
デジタルカメラ邪面から送られた人間たちをデータとして捉え、自分の中に確保=データとして記録するという連想から生物の記憶領域としての脳髄を意識しているのではないかという指摘も有る。

クラウドがモチーフに選ばれたのは、担当する邪面師の邪面が画像をデータ化してネットワーク上に保管することが可能というデジタルカメラをモチーフにしたものであるため、
そのデータ=撮影した人間達を餌という形で体内に取り込む邪面獣である都合から、預け先ということで選ばれたものと推察できる。

特定のフィールドに潜み、餌となる人間を運ぶ存在がいて、それを糧に成長して巨大になるこの邪面獣は仮面ライダー響鬼に登場する巨大魔化魍を思わせる。

最終更新:2020年09月05日 22:56