ヨドン皇帝

【名前】 ヨドン皇帝
【読み方】 よどんこうてい
【声優】 山路和弘
【登場作品】 魔進戦隊キラメイジャー
【登場話】 エピソード37「せな1/5」
【所属】 ヨドンヘイム/ヨドン軍
【分類】 皇帝
【邪面】 汚染→ジャメンタルを帯び、宇宙最強の硬度を持つ邪面
【モチーフ】
【名前の由来】 淀み、淀む


【詳細】

ヨドンヘイムに君臨し、美しいものを忌み嫌い、ヨドン軍を率いて他の世界を侵略する皇帝。

当初はシルエットのみの登場だったが、エピソード25でクランチュラガルザの地球侵略が進まない事からヨドンナを送り込むなど、本腰を入れ始めた。

邪面師と闇の保険なるものを結んでいるとされ、邪面獣の召喚の際に必要な闇エナジーが集まらなくても保険を適用する事で不足分を補っている。
更に「ゴモリュウ」という闇獣、もしくは邪面獣プロジェクターゴモリュウの戦線投入は皇帝の許可が必要とされている。

死の瞬間ミラクルストーンへの転生を行おうとしたオラディン王の魂を封じ込める等底知れない力を持っているようだが、その姿は長らく登場せず力の全容も図り切ることは出来なかった。
ヨドンナは皇帝直属の秘書官であるとされてきたが、実は対面したことがなかったらしくヨドンチェンジャーを通した声のやり取りのみで指示を受け取っていたため、クランチュラがあっさり対面し言葉をかけられたことを知るとかなり動揺していた。

そしてエピソード37にて、ヨドンナはヨドン皇帝の人格の一つであり、未だ淀みが足りずフルパワーを振るえない地球において活動するための依代だった。
キラメイ魔進を揃えヨドン軍に対し正面対決を考えるオラディンを前に、エピソード37にてついにその姿をキラメイジャー達の前に現した。

それは蛸や蛇のような触手を持つ巨神を超える巨大な姿を持ち、頭はトランプのキングを思わせる邪面?らしきものを被り、蝶番で左右に赤と青の邪面を持つ皇帝という呼び名にふさわしい圧倒的な威圧感を持つものだった。
改めてオラディンに対し地球を征服することを宣言し、挨拶代わりに周囲一体を一瞬で粉砕した後、再度ヨドンナの身体に戻っていった。

この邪面は宇宙最強の強度を持つ「汚染」の邪面とされ、素顔が弱点であるものの魔進ザビューンのサーチをもってしても「破壊不可能」という結論がくだされるほど極めて硬い。
弱点以外の雨ーじは漆黒のヘドロを吹き出すことで瞬時に再生する無敵の能力を持ち、全身から淀みを吐き出すことで周囲一帯を瞬く間に汚染してしまう。
また蝶番で別の邪面とつながっており、それを汚染の邪面の上から被ることで人格ごと姿を切り替えることが可能。
ヨドンナの場合は「舌を出した青い笑いの邪面」を司り、「トゲだらけの赤い影の邪面」を司るのはシャドンと男性の人格。

シャドン、ヨドンナはヨドン皇帝が宿した別人格であるが、無意識に求めた「仲間がほしい」という願望の発露でもあった。
元々はヨドンヘイムの淀みから誕生した蛇の化身であり、倒した相手の屍を喰らいながら強さを得ていったという。
現在被っている汚染の邪面は「天啓」なるものを受けて作り出したものであり、その力を持ってヨドンヘイムの頂点に君臨した。
絶対的な力を得たヨドン皇帝だったが、その心は無意識に仲間を求め、それに従い生み出されたのがヨドンナとシャドンという別人格だった。

ヨドン皇帝が求めたものだが、その心は彼にとって切り捨てるべき弱さに過ぎなかった。
しかし彼らの邪面も弱点である素顔を守るための仮面、盾だった。
それすらも切り捨ててしまった皇帝は…

【余談】

名前は「淀み」、あるいや「淀む」と首領を意味する「ドン」をもじったもの…と思われる。


最終更新:2023年01月19日 17:36