「よいしょよいしょ…クンクン、甘い匂いがするカブトムシ…何と大量の樹液!俺の大好物カブトムシ!」
【名前】 |
カブトムシワルド |
【読み方】 |
かぶとむしわるど |
【声】 |
近藤浩徳 |
【登場作品】 |
機界戦隊ゼンカイジャー |
【登場話】 |
第19カイ「ゼンカイ改め、超ゼンカイ!」 |
【所属】 |
キカイトピア/トジテンド王朝 |
【分類】 |
ワルド/キカイノイド |
【世界】 |
カブトムシトピア |
【トジルギア】 |
カブトムシトジルギア |
【名産】 |
カブトムシ捕り放題 |
【名物】 |
カブトムシ捕り放題ビートルトルーズ |
【モチーフ】 |
カブトムシ、ヘラクレスオオカブト、コーカサスオオカブト |
【詳細】
クダックに「カブトムシトジルギア」を組み込み、
樹液に誘われて誕生したワルド怪人。
カブトムシを模した頭部、右手は上下に大きな2本の角を持つヘラクレスオオカブトと左手は3本の角を持つコーカサスオオカブトを模したガントレットで武装している。
その外見は
クダイターをベースとした姿ながらも複数のカブトムシが合体したロボットのような見た目でかなりかっこいい。
カブトムシパワーを悪用し、頭部からビートルトルーズというまぼろし光線を発射。
この光線に当たった人間を年代問わず短パンノースリーブシャツに虫かご虫取り網を携えた姿に変えてしまい、能力下にある人間は懐かしい子供時代に戻ったつもりでカブトムシの幻覚を永遠に追い求めてしまう。
幻覚はあらゆる物をカブトムシ捕りに結びつけるため、セッちゃんも大きなカブトムシにしか見えなくなってしまい、「しゃべるカブトムシ」である希少性に注目させないあたり洗脳のピンポイントさと如何に強力であるかを示している。
両腕のガントレットを駆使した直接戦闘も得意で頑強な装甲と高いパワーを活かした肉弾戦で相手を圧倒する。その戦いぶりは正にカブトムシが如く。
2連装のマシンガンも備わっているため離れた相手でも問題なく戦える。
後頭部には3連のブースターが備わり、その推進力で強烈な突撃を放つ。
ただ樹液が好物になっていたり高いところによじ登る場面が多いなど、カブトムシトピアの影響を自分も少し受けている模様。
上述のセリフも伝統によじ登りながらの発言である。隣にゾックス達がいたにも関わらず。
第19カイに登場。
既にカブトムシパワーを解き放ち、カラフルにも虫取り少年の姿をした常連客のスーさんが飛び込んできたことから介人はワルドの活動を察知。
すぐさま活動していたカブトムシワルドを発見しチェンジして倒そうと挑みかかるも、
クダックを呼び出して足止めする。
さらには幻覚に支配された一般市民達は幻の虫捕りに夢中でゼンカイジャーが目に映らず、ふらふらと攻撃の動線に挟まってくるため上手く動けなくなってしまい、
ブルーンが「幻の虫捕り」というカブトムシワルドの発言を受け「それは全部の虫がカブトムシなのか」と問いかけてきたため、ビートルトルーズを発射してゼンカイジャーら全員を能力下に置いてしまった。
ゾックスが遅れてやってきたため彼もビートルトルーズの餌食にしてしまおうとするも、元から一般市民達を守る気のない彼は軽快な動きで虫捕りの幻覚に囚われた市民たちを盾にしてそれを回避(もちろん介人らも盾にされている)。
このままでは埒が明かないと判断したカブトムシワルドはそれを目くらましとする形でその場から撤退する。
ビートルトルーズの効果は強力でセッちゃんの呼びかけも全く通じない。
カブトムシと誤認され追いかけ回されたセッちゃんは何とかカラフルに戻ってこれたものの疲労困憊。
介人達が幻にとらわれてしまっているため、こうなればゾックスにカブトムシワルドを倒してもらうしか無いのだが、その瞬間セッちゃんは未知のアイテムの設計データを受信する。
一方のゴールドツイカー一家はパンケーキを食べながらカブトムシワルドの捜索を行っていたが芳しくない。
ならばおびき出せばいいと考えた彼らは、セッちゃんのアドバイスを受けたフリントがアバレンジャーギアを兄に使わせ、現れたウイングペンタクトで作り出した超巨大なメープルシロップの匂いに惹かれてまんまと姿を表した。
チェンジしようとしたゾックスだったが
バラシタラが加勢したため、ツーカイザーを上司に任せ自身は作戦の続きを行うため離脱しようとする。
しかしそこに現れたのはビートルトルーズの効果を受けていたはずの介人。
彼はカブトムシ捕りの最中、そこから子供時代の自分と両親との思い出が蘇り、それによって幻覚を打破することに成功していた。
バラシタラをゾックスが抑えている間にカブトムシワルドへ挑むゼンカイザー。
しかし接近戦を得意とするカブトムシワルドは手強く、介人はセッちゃんに勝つためのアドバイスを求める。
そこへセッちゃんがフリントと共に新アイテム、ゼンカイジュウギアを携えて現れる。
それを受け取った介人はスーパーゼンカイザーへとパワーアップ。
全身を重厚な鎧で固め、ゼンカイテンランスを軽々と振り回すパワーを得たスーパーゼンカイザーにカブトムシワルドのあらゆる攻撃は全く通じず、
両手のマシンガン、打撃、頭部のブースターを全開にした突撃も弾かれ、最後はゼンカイテンランスをギアトリンガーの銃撃と共に発射する必殺の超ゼンカイスーパーバスターに胴体を貫かれ爆散した。
【余談】
カブトムシをモチーフとした怪人は数多く、いずれも強敵として登場する事が多い。
子供にも人気の高い昆虫の一つ。夏場では飼育キットが至るところで見られるのも
お約束。
カブトムシをモチーフとした怪人は基本的に装甲とパワーに特化したタイプが多く、カブトムシワルドもそれは踏襲されているが、
メインの能力はビートルトルーズを利用した洗脳能力であると今までのカブトムシモチーフ怪人とは一線を画する能力を持つ。
ちなみにデザインしたK-SuKe氏はスーパーゼンカイザー登場という話を聞いていたためストレートに強そうなワルドとしてデザインしたという。
ビートルトルーズの由来はビートル(カブトムシ)を捕る、とだらしない等を意味するLooseを足したもの。語呂からビートルズも混じっているかもしれない。
たぶんビートルズは関係ないが、ネーミングとしては意識している可能性が無きにしもあらず。
最終更新:2022年07月04日 02:21