デザイアドライバー

「SET」

【名前】 デザイアドライバー
【読み方】 でざいあどらいばー
【登場作品】 仮面ライダーギーツ
【初登場話】 1話「黎明F:ライダーへの招待状」
【分類】 変身ベルト
【各種機能】 装備wikiリンク先を参照
【使用者】 デザイアグランプリ参加者
執事ジャマト
メイドジャマト

【詳細】

デザイアグランプリの参加券も兼ねた仮面ライダーギーツに登場する変身ベルト。

各部機能については装備wikiリンク先を参照。

ゲーム参加者に対して運営から配られ、個人識別も兼ねたIDコアをベルト中央のパーフェクターコアへと装着することでシステムが起動し基礎形態であるエントリーフォーム(媒体によってはエントリーレイズフォームとも)へと変身。
左右の拡張スロットへレイズバックルを装着することで各種フォームへと強化する。

架空のエネルギーや機構を有し莫大なエネルギーを産む…というのは仮面ライダーお約束であるが、このデザイアドライバーの動力源は「水」と設定されている。
水を水素に分解し増幅することでエネルギーとしている。

運営側が用意しているため、バックルを除けば極めて簡素な外見をしており量産性を考慮し余分な装飾を排除して設計されていると思われるが、
このドライバーはジャマトも使うことが出来、ディスコアIDジャマトバックルを使うことでジャマトライダーとなる。

ジャマトは温室で育てられるなど「植物」の要素が強い存在であり、ジャマトも使えるドライバーの動力源が「水」ということから、本来デザイアドライバーはジャマト用に用意されたものではないか?という考察も見られる。

ディスコアIDは枯れてひび割れたコルク栓のような見た目だが、植物要素を足して考えるとこれは種、あるいは枯れ果てた土のようであり、デザイアドライバーは水を含む苗木ポッド、あるいはプランターに相当するのではないかという考察も見られる。
ジャマトライダー変身の工程もプランター(デザイアドライバー)を装着し、その中央に種(IDコア)を植えプランターの水(欲望?)を吸うことで植物(ジャマトバックル)が成長する…という形に落とし込める。

なおデザイアグランプリはかなり細かく得点対象が設定されているが、その中でも低い値とはいえ得点として設定されているもので「リボルブオンを行う」というのが確認されている(得点としては最低値ではあるが)。
これは「畑を耕す工程で土の上下を入れ替え育ちやすくする」…という行為に由来するのでは?とも。

【余談】

デザイアとは「欲望」の意。
デザイアグランプリ用のアイテム故に同じ名前を持つと思われるが、ジャマトの栽培に敗退したライダー達のコアIDが用いられているのを見るに、参加者の欲望を栄養により強いジャマトを生み出そうとする計画があるのでは?といったものや、グランプリ自体が運営のさらに上に存在する組織が行うもので参加者達はジャマトの肥料のために集められているのではないかと様々な考察が生まれている。

なお、ベルトのギミックとしては左右からキーアイテムをセット、ロックを外して回転させるという要素からジクウドライバーが近く、複数人が同じドライバーを扱うという点で龍騎や鎧武の変身ベルトをモデルにしているのでは?という声に対し、公式側は特に意識してそういった要素を拾ったわけではないと回答している。

なお戦極ドライバーゲーマドライバーのように複数人が同じ変身ベルトを扱うが、グランプリ運営から提供されるため、それぞれの変身者が常に持ち歩いているわけではない。
しかしいつゲームに呼ばれるかわからないためか、DGPのジャケットを着用している際にはドライバーを装着していることも多い。

汎用性に特化した変身ベルトだが、物語が進みより上位の高性能なドライバーが登場するという点では仮面ライダー鎧武/ガイム戦極ドライバーゲネシスドライバーの関係性に似ている。
戦極ドライバーとゲネシスドライバーはセットする変身アイテムの質も異なるが、エネルギー効率その他により変身後の戦闘力は隔絶しておりその差は歴然で攻撃自体が通用しないことも多い。
デザイアドライバーと他のドライバーとも似たような形で大きな性能差があり、そもそも運営から配られるアイテムである以上、鎧武で戦極凌馬が仕込んでいたキルプロセスのように使えなくすることも容易であるだろうし、そもそもドライバー単体ではエントリーフォームにしか変身できない。
バックルは運営側が管理しているため没収等も容易、デュアルオン状態でもそこまで高いスペックは得られず、唯一対抗も可能なブーストバックルは常時配られるわけではなくブーストタイムを使えば所有者のもとから強制離脱してしまう。
今思うとブーストタイムの使用制限や、強制離脱のデメリットはブーストバックルを常に同じ所有者の手元に置かないようにして戦力バランスを調整するためだったのかもしれない。

最終更新:2023年04月11日 17:10