シド > 仮面ライダーシグルド

「俺は…俺は人間を超えるんだぁ――――!」

【名前】 シド/仮面ライダーシグルド
【読み方】 しど/かめんらいだーしぐるど
【声/俳優】 波岡一喜
【登場作品】 仮面ライダー鎧武/ガイム
鎧武外伝 仮面ライダー斬月/バロン
鎧武外伝 仮面ライダーデューク/ナックル
【初登場】 第1話「変身!空からオレンジ!?」
【所属】 ユグドラシル・コーポレーション
【分類】 アーマードライダー
【ディティール】 北欧?
【変身】 仮面ライダーシグルド(アーマードライダーシグルド) チェリーエナジーアームズ
【変身アイテム】 ゲネシスドライバー
チェリーエナジーロックシード
【モチーフ(ライダー)】 さくらんぼ

【詳細】


物語開始時点から沢芽市で暗躍していた「錠前ディーラー」の男性。
口ひげをはやしたアウトロー。
ビートライダーズに流行しているインベスゲームに欠かせないロックシードの売買を一手に担い、さらには戦極ドライバーすら商品としている等謎の多い存在だった。

その正体はユグドラシル・コーポレーションのメンバーであり、戦極凌馬/仮面ライダーデュークの協力者。
彼の任務はロックシード戦極ドライバーを流通させビートライダーズにその力を使わせること。
それと同時にアーマードライダーの装着者達の監視も担っていた。

戦極ドライバーを配った相手はユグドラシルに報告していたが、とある思惑から呉島光実/仮面ライダー龍玄の情報は伏せて呉島貴虎/仮面ライダー斬月と接していた。

かつては裏世界の売人だったが、力への執念を見込まれ戦極凌馬自らスカウトした経歴を持つ。
彼の言動を見る限りプライドが高く、自分が今いるポジションに対しての強い不満があった模様。
上昇志向が強かったのだろうが…

自分を「大人」、ビートライダーズを「子供」と定義し葛葉紘汰を始めとする青年達を露骨に見下して接しており(アーマードライダー達がユグドラシル内部でモルモット扱いが定着してたこともある)、正体を表してからはゲネシスドライバーチェリーエナジーロックシードを使って仮面ライダーシグルドへと変身。
圧倒的なスペック差から葛葉紘汰らの前に何度も立ちはだかる。

ヘキジャインベスと化した初瀬亮二を直接手にかけた人物であるためか紘汰からも強い敵意を向けられていたが、旧式のライダーシステムでは自分に勝てないと高をくくっていた。
しかし紘汰がDJサガラの協力でジンバーアームズの力を得るとその立場がゆらぎ始める。
さらに紘汰を煽る目的でヘルヘイムの森の秘密が露見した場合、スカラーシステムで街ごと焼き払う準備が整っていることを伝えると、ユグドラシルの姿勢に激怒した紘汰との戦いとなり、ジンバーレモンアームズに変身した鎧武に対し完全敗北してしまい、エナジーロックシードを奪われてしまう。

戦極凌馬から新しくロックシードを調達してもらったものの、ジンバーを超えてカチドキアームズの力まで手にした紘汰には既に手が届かない状態になっており、既に新世代ライダーとしてのアドバンテージは失われてしまっていた。

切り札であるシドロックシードの力も簡単に突破されてしまったシドは精神的にも後がない状況に陥り、そんな状況下で彼はDJサガラから保証された「禁断の果実」を独り占めするためにユグドラシルからの離反を計画。
ご神木を利用した固定クラック装置を破壊すると森に飛び込んでいった。

その後呉島光実と手を組みつつ、オーバーロードインベスレデュエと接触することに成功。
レデュエからロシュオの存在を知ったことで意気揚々と向かっていったものの、力への渇望に反して実力が伴っていないことを見抜いたロシュオの念力攻撃に晒される。
一度は見逃すような発言を受けるも、これ以上負け続ける自分を許容できなかったのかその執念は途切れること無く、ロシュオは岩盤の亀裂に追い込んだ後そのまま閉じる形で引導を渡す。

そうして力への執念のあまり、その大小を見抜けなかったちっぽけな男は、そのこだわりを捨てられず命を落とす羽目になってしまった。
さらには子供と見下していた紘汰に手も足も出ないレベルで叩き潰されたり、戒斗にすら戦力面でも見劣りし、最期は光実からも見捨てられる形で孤独に死んでいった。
大人にこだわっていた男が一番子供のようであったのは何の皮肉だろうか。

【余談】

演者である波岡一喜氏は仮面ライダー電王にてカメレオンイマジンの契約者役として出演して以来の参加となる。

その浪岡氏いわく、シドという人物は強さだけを求めて走り続けそこへ新しい自分を求めたという形で行動していたらしく、そういった認識のもの一定の考えがあってああいう言動を取っていたと演技していたという。

最終更新:2024年12月11日 01:13