「飛んで火にいる夏のブンブンジャー!たった一人で何が出来るというのでショウカ!?」
【名前】 |
ショウカキグルマー |
【読み方】 |
しょうかきぐるまー |
【声】 |
虎島貴明 |
【登場作品】 |
爆上戦隊ブンブンジャー |
【登場話】 |
バクアゲ21「炎の届け物」 |
【所属】 |
大宇宙侵略大走力団「ハシリヤン」 |
【分類】 |
苦魔獣 |
【点火された魂】 |
燃える火災魂 |
【エンジン】 |
真っ赤な消火器 |
【スピード】 |
カジ判定最速 |
【カスタム】 |
インチキ消火器、カジバーン |
【ファーストラウンド】 |
コース/市街地 |
【ファイナルラウンド】 |
コース/ビル街 |
【ナンバー】 |
2401 |
【モチーフ】 |
消化器、ヒクイドリ?、消防士? |
【ナンバーの由来】 |
不審火 |
【詳細】
ハシリヤンのエンブレムを胸部付近に持つ大きな消化器を胴体とし、レバーが鋭い牙を備えたくちばし、安全ピンが丸メガネのようにあしらわれた鳥の怪物にも見える姿を持つ。
両目から激しく炎が吹き出しているが、鬣のようでもある。
消化器の胴体にはホースが巻き付き、防火コートも纏っている等消防士風の衣装を身につけ手足の生えた消化器、火消しの権化とも言える見た目。
だが、実際には「カジ」とワードを感知すると炎を吹き出すインチキ消火器をばらまいて火の気のないところに突然不審火を走らせる危険極まりない苦魔獣。
「~ショウカ?」という語尾をつけて話す慇懃無礼な性格だが、インチキ消火器を「可愛い子どもたち」と称し、不審火で人々が慌てふためき
ギャーソリンを発生させる様子を心から楽しんで見守る等放火魔気質である上に、
サンシーター達に消防署の職員に扮してもらい、多くの過程にインチキ消火器を配って歩かせる等知恵も回る厄介な個体。
インチキ消火器は「赤字」、「カジキマグロ」等「カジ」が含まれていれば勝手に反応して火災を引き起こすため、ショウカキグルマーはある程度インチキ消化器をばらまくことができれば、それだけで一定量のギャーソリン回収が見込める(発動までに時間は掛かるが)。
口や全身から灼熱の炎を吹き上げ攻撃するカジバーンを得意技とし、相手をあっという間に火の海で包みこんでしまう。
両手を羽のように扱い、羽ばたくような動きも見せる。
バクアゲ21にて、地球の夏の暑さに苦しむ
サンシーター達はどこかのビルの影の物置場にいた。
ヤイヤイ・ヤルカーがあまりの暑さに耐えかねてオーバーヒートを起こして炎を吹き出したため、それに慌てふためく他の2人は、その際に消火器を発見。
「色も真っ赤で熱いハシリをしてくれそう」という
イターシャの発案によって
ハシリヤンイグニッションキーを使って納車された。
その後、連続不審火が発生。
細武調の調査によって「どこにも火の気はなかった」にもかかわらず不審火が起きた、ということでハシリヤンの関わりを察知され、阿久瀬錠にその調査の依頼が入った。
飴玉探偵もとい玄蕃とその助手の錠が行った聞き込み調査によって、被害者たちが発火現場に居合わせた際に「齧っちゃ駄目!」だったり「家事がしんどい」だったりと、「カジ」という発音に反応する消火器が原因と判明。
流石にショウカキグルマーでは目立ちすぎるということか、サンシーター達が消防署の職員になりすまし街中でインチキ消火器を配り歩いていたのだが、移動中の彼らを玄蕃らに目撃され、ついて行った先でインチキ消火器の仕組みが確定したことで他のメンバー達は手分けしてインチキ消火器の回収活動を開始。
それでもあちこちで火災が起きていたため発生していたギャーソリンが集まる先に苦魔獣がいるという射士郎の言葉に応じて、大也は郊外の広場にいたショウカキグルマー達を発見。
一人で乗り込んできた大也を嘲笑ったものの、続けてインチキ消火器を回収した他のメンバーも合流。
ブンブンチェンジした大也達を
ネジレッタを繰り出して迎撃しようとしたが瞬殺されたため、カジバーンを放出して自分自身が戦い始める。
カジバーンの火力はなかなかのもので、錠はその炎圧に押し負けてしまい(「ブラック(黒)が黒焦げ」と称しつつ)、火の海でブンブンジャー達を苦しめ勝利を確信し高笑いしていたが、そこへ駆けつけた先斗が不意打ちでブンブンコントローラーからボウガンモードの射撃を放ち、それを背後から食らってしまう。
そしてブンドリオが新たに開発したズンズンショウカブラスターを使い、大也はブンレッド119へとパワーアップ。
その強化変身の余波でブンブンジャーを取り巻くカジバーンはかき消されてしまったため、新たにカジバーンを放つもののブンレッド119の両肩から放たれるホースインパクトはその火力を凌駕し、今度は火炎弾型のカジバーンを放つものの着弾する前に消火されてしまう。
最期は至近距離から放たれたズンズンオーバードライブを受け、「消火器で火を消すなんて酷すぎるのではないでショウカ――――!?」という叫び声と共に爆散した。
その直後
ヤイヤイ・ヤルカーが発射した
ハイウェイ光線を浴びて
ギャーソリン大暴走体として巨大復活。
ブンブンジャーロボモンスター、ビュンビュンマッハーロボを相手取り、火炎放射でロボモンスターを苦しめるが、空を飛べるマッハーロボには通じず、ビュンディが投げ渡したマッハーウィングを装着してウイングブンブンジャーロボとなると最早地を焦がす炎はブンドリオに届かず、驚いている間に高速回転しながら突撃するブンブンフィニッシュを受けついに鎮火、爆散。
「ワタクシの生命の炎がぁ~~~~~!」
そしてショウカキグルマーの生命の炎が消えたのを目の当たりにしたサンシーター達は、応援中の熱狂ぶりに水をさされたが如く淡々とした調子で「お疲れサンシター」と言い撤退していった。カーエロ
その後カジバーンは
キャノンボーグが回収していたのか(バクアゲ21では出番がなかったが)、ヤルカーへ強制改造して取り付けていた。
【余談】
モチーフは消火器。
火を消すはずの道具が火を吹くという本末転倒な苦魔獣だが、本人にとってはそれが当たり前なのか等身大でのフィニッシュ時それにまつわる言葉を遺している。
声を担当した虎島貴明氏は特撮初参加。
劇中でのインチキ消火器配布場面にて、サンシーター達は「消防署の方から来ました」と言っていたが、これは実際の消火器訪問販売詐欺等で使われる手口。
ちなみに未来がインチキ消火器の回収の際に持っていたビラの文面に一箇所「消化器」と誤記されている。
最終更新:2024年09月10日 20:59