11/07/30(土)11:16:09 No.6894425 del
■コズミックホラー■
名伏しがたい王のようなもの & トシアキ・シュワンツ
私は今、門の前でこれを書いている。私の前に突如現れた
名伏しがたい王のようなもの・・・不遜な態度で、顔の無い、腕が縦に裂けて四本にわかれた、尊大な美青年――、に誘われて入った門の先には、夢のような世界が広がっていた。狂気のような肉塊が「何事も無いように、人間のように、」跋扈するようになり、部屋の隅で一人怯えていた元の世界に比べると、天地のような喜びがある。なによりこちらの生物には心が洗われるようだ。皆一様に邪心がない。
私は、これから門の内側より外側へ、これを投げ入れる。
もしこれを見ているものがいたら、教えてほしい。あの黒い霧が狂わせたのは、私なのか、それとも「君達」なのか。
名伏しがたい王のようなもの & トシアキ・シュワンツ
私は今、門の前でこれを書いている。私の前に突如現れた
名伏しがたい王のようなもの・・・不遜な態度で、顔の無い、腕が縦に裂けて四本にわかれた、尊大な美青年――、に誘われて入った門の先には、夢のような世界が広がっていた。狂気のような肉塊が「何事も無いように、人間のように、」跋扈するようになり、部屋の隅で一人怯えていた元の世界に比べると、天地のような喜びがある。なによりこちらの生物には心が洗われるようだ。皆一様に邪心がない。
私は、これから門の内側より外側へ、これを投げ入れる。
もしこれを見ているものがいたら、教えてほしい。あの黒い霧が狂わせたのは、私なのか、それとも「君達」なのか。