last update:2008-08-28
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ジュプトル |
「よし。ここがいい。 |
ジュプトル |
「ここなら ヤミラミたちも みつけにくいだろう。 |
パートナー |
「おしえてよ。ジュプトル。 |
パートナー |
「みらいでは……なぜ ほしのていしが おこったの? |
ジュプトル |
「ほしのていしが おきた げんいん……それは…… |
ジュプトル |
「オマエたちが すんでいた かこの せかいで…… |
ジュプトル |
「ディアルガが つかさどる……じげんのとうが こわれたからだ。 |
パートナー |
「ディ ディアルガ? なんなの? それは? |
ジュプトル |
「じかんを あやつる でんせつの ポケモンだ。 |
ジュプトル |
「ディアルガは じげんのとうで ときを まもっていた。 |
ジュプトル |
「しかし じげんのとうが こわれたのを キッカケに…… |
ジュプトル |
「すこしずつ ときが こわれはじめ…… |
ジュプトル |
「ついには ほしのていしを むかえたのだ。 |
パートナー |
「…………。ディアルガは どうなっちゃったの? |
ジュプトル |
「ディアルガは ときが こわれた えいきょうで ぼうそうした。 |
ジュプトル |
「そして ほしのていしを むかえた みらいせかいの ディアルガに いたっては…… |
ジュプトル |
「ほとんど いしきも なく……いまは あんこくに しはい されている。 |
ジュプトル |
「もはや あれを ディアルガとは いえないだろう。 |
ジュプトル |
「まったく べつの そんざい……そう…… |
ジュプトル |
「『やみのディアルガ』と いうべき そんざいに なっているのだ。 |
パートナー |
「そうなんだ……。ううっ……。 |
ジュプトル |
「『やみのディアルガ』は かんじょうを うしなったまま……。 |
ジュプトル |
「ただ れきしが かわるのを ふせごうと はたらく。 |
ジュプトル |
「だから オレは ディアルガに ねらわれてるのだ。 |
ジュプトル |
「オレは れきしを かえるため……つまり…… |
ジュプトル |
「ほしのていしを ふせぐために…… |
ジュプトル |
「みらいから オマエたちの せかいへ タイムスリップしたのだから。 |
パートナー |
「ええ~~~~~~~~っ!? |
パートナー |
「ジュプトルが ほしのていしを ふせぐために…… |
パートナー |
「ボクたちの せかいに きたんだってぇ!? |
パートナー |
「それは……ボクたちが きいてた はなしと まったく ぎゃくだよ!? |
パートナー |
「ジュプトルは ほしのていしを おこすために みらいから きたんじゃないの!? |
パートナー |
「だって ジュプトルは……ときのはぐるまを ぬすんでたじゃない!? |
ジュプトル |
「じょうだんじゃない! |
ジュプトル |
「オレが ときのはぐるまを あつめてたのは…… |
ジュプトル |
「ほしのていしを ふせぐのに ひつようだったからだ。 |
ジュプトル |
「じげんのとうに ときのはぐるまを おさめれば…… |
ジュプトル |
「こわれかけた じげんのとうも もとにもどる。 |
ジュプトル |
「また ときのはぐるまを とると たしかに そのちいきは じかんが ていしするが…… |
ジュプトル |
「それも いちじてきなもので じげんのとうに ときのはぐるまを おさめさえすれば…… |
ジュプトル |
「また もとに もどるのだ。 |
パートナー |
「……ううっ……。じゃあ ヨノワールさんが いってた ことは?……。 |
パートナー |
「ジュプトルは みらいで しめいてはいちゅうの わるものだったとか…… |
パートナー |
「ジュプトルが みらいから にげのびるために…… |
パートナー |
「かこの せかいへ やってきたとかの はなしは…… |
パートナー |
「ぜんぶ デタラメだって いうの? |
ジュプトル |
「あたりまえだ。 |
ジュプトル |
「ヨノワールは……このオレを とらえるべく…… |
ジュプトル |
「『やみのディアルガ』が みらいから おくりこんだ……しかくだからな。 |
パートナー |
「ええ~~~~~~~~っ!!? ヨノワールさんが……しかくだって!!? |
ジュプトル |
「そうだ。 |
ジュプトル |
「さっきも いったように 『やみのディアルガ』は…… |
ジュプトル |
「れきしを かえようとする ものがいると それを ふせごうと はたらく。 |
ジュプトル |
「だから オレが タイムスリップしたことを しると…… |
ジュプトル |
「ヨノワールを しかくとして……そのあとを おわせたのだ。 |
パートナー |
「………………。ヨノワールさんが……そんな……。 |
ジュプトル |
「オマエたちには しんじられないだろうが……。 |
パートナー |
「ぜんぜん しんじられないよ! |
パートナー |
「だって あのヨノワールさんだよ!? |
パートナー |
「たしかに いまの ヨノワールさんは……よく わからないけど……。 |
パートナー |
「でも……ボクが そんけいしていた……あのヨノワールさんが…… そんな……。 |
パートナー |
「やっぱり……しんじられないよ……。 |
(たしかに しんじられない ことだけど……) |
(この みらいせかいで これまで おこったことを ふりかえると……) |
(ジュプトルの いうことは スジが とおっているし なっとくが いく。) |
(そして それは パートナーも……) |
(ほんとうは こころの どこかで わかっているんだ……。) |
(わかっているからこそ うけいれたく ないんだ……。) |
(でも……。) |
ジュプトル |
「おい! どこに いくんだ? |
パートナー |
「ボク ヨノワールさんに あいにいく。 |
ジュプトル |
「なんだと!? |
パートナー |
「ヨノワールさんに あって……ジュプトルが いったことが ほんとうか たしかめてくる。 |
ジュプトル |
「そんなことして どうする! |
ジュプトル |
「つかまって また しょけいされるだけだぞ! |
ジュプトル |
「オマエが かなう あいてじゃないッ! |
パートナー |
「じゃあ……ボクは どうすれば いいの!? |
ジュプトル |
「どうすれば いいだと!? |
ジュプトル |
「さっき オマエは いっただろう!? |
ジュプトル |
「じぶんで はんだんすると! |
ジュプトル |
「なにを しんじていいか わからないからこそ…… |
ジュプトル |
「はなしを うのみにせず……じぶんで かんがえると! |
パートナー |
「ううっ……。 |
ジュプトル |
「くるしいときだからこそ きもちを つよく もつのだ。 |
ジュプトル |
「あとは じぶんたちで かんがえて こうどうしてみろ。 |
パートナー |
「ジュプトルは……どうするの? |
ジュプトル |
「オレは また ほしのていしを くいとめるために かこにいく。 |
ジュプトル |
「そして そのために…… |
ジュプトル |
「セレビィをさがす。 |
パートナー |
「セ…セレビィ? |
ジュプトル |
「そうだ。 |
ジュプトル |
「オレに ついてきても いいし ついてこなくても いい。 |
ジュプトル |
「オマエたちは オマエたちで じぶんの みちを きめろ。 |
ジュプトル |
「じゃあな。 |
パートナー |
「ううっ……。 |
(………………。) |
(じぶんも なにを しんじていいのか わからない……。) |
(でも……ひとつ はっきり いえるのは……) |
(この あんこくの みらいせかいでは……) |
(ほしが ていし してるってことだ。) |
(そして この ほしのていしは……じぶんたちの せかいで おこったことなんだ。) |
(だから それを くいとめるためには……) |
(かこに もどらなくちゃならない!) |
(ぜったいに かえろう! じぶんたちのせかいへ!) |
パートナー |
「☐☐☐……。 |
パートナー |
「うん……わかってる……。 |
パートナー |
「ジュプトルの……ジュプトルの いうとおりだよね……。 |
パートナー |
「こんなとき だからこそ……きもちを つよく もたなくちゃ……。 |
パートナー |
「ボク もう だいじょうぶだから……いこう。 |
パートナー |
「ジュプトルの あとを おいかけよう。 |
パートナー |
「☐☐☐。 |
パートナー |
「ぜったいに……ぜったいに かえろうね! |
パートナー |
「じぶんたちの せかいへ! |
?
グルルルルルルルルルル……。
ヨノワール |
「ディアルガさま。 |
ヨノワール |
「あのものたちを とらえる てはずは すべて ととのっております。 |
ヨノワール |
「そして ときが きたら…… |
ヨノワール |
「ディアルガさまの おちからも ひつように なるかと……。 |
グルルルルルルルルルル……。
ヨノワール |
「…………。かしこまりました。 |
ヨノワール |
「では よていどおりに。 |
くろのもり いりぐち
(……!) |
(……あ あれ?……。) |
(……なんだろう……。いまの かんかくは……。) |
(まえにも かんじたような……。) |
パートナー |
「ここは……どこなの? |
ジュプトル |
「ここは くろのもり。たえず くろいきりが かかっているので そう よばれている。 |
ジュプトル |
「そして この おくふかくに…… |
ジュプトル |
「セレビィが いるはずだ。 |
パートナー |
「ねえ ジュプトル。さっきも いってたけど…… |
パートナー |
「セレビィって なんなの? |
ジュプトル |
「セレビィは でんせつの ときわたりポケモンであり…… |
ジュプトル |
「じかんを こえる ちからを つかう。 |
ジュプトル |
「まあ……ちょっと かわった ヤツでは あるんだけど……。 |
ジュプトル |
「とにかく オレが かこに いけたのも セレビィの ちからを かりたからなのだ。 |
パートナー |
「じゃあ その セレビィに あえば…… |
パートナー |
「ボクたちも もとのせかいへ かえれるってこと? |
ジュプトル |
「ああ かえれる。ただし…… |
ジュプトル |
「セレビィは オレを かこに おくったポケモンだ。 |
ジュプトル |
「つまり セレビィもまた れきしを かえることに きょうりょく したことになる。 |
パートナー |
「それは……。じゃあ もしかして セレビィも!? |
ジュプトル |
「そうだ。セレビィもまた 『やみのディアルガ』に ねらわれて いるのだ。 |
ジュプトル |
「グズグズしては いられない。セレビィを さがしにいこう。 |
うん ■まだ
パートナー |
「わかった。 |
パートナー |
「じゃ じゅんびが できたら いこうね。 |
■うん まだ
ジュプトル |
「どうやら じゅんびが できたようだな。 |
ジュプトル |
「では しゅっぱつしよう。セレビィにあって かこに もどるんだ。 |
ジュプトル |
「いくぞ。 |
パートナー |
「ちょっと まってよ! |
ジュプトル |
「どうした? |
パートナー |
「もし ボクたち 3びきが もとのせかいに もどれたら…… |
パートナー |
「ジュプトルは やっぱり まえのように……ときのはぐるまを ぬすむの? |
ジュプトル |
「…………。ああ そうだ。 |
ジュプトル |
「そうしないと ほしのていしは とめられない。 |
パートナー |
「ボ ボクは! |
パートナー |
「ボクはまだ ジュプトルのことを…… |
パートナー |
「しんようしてるワケじゃ ないからね。 |
パートナー |
「もとのせかいに かえりたいから いっしょに こうどうしてるだけで…… |
パートナー |
「ボクたちや ジュプトルが もとのせかいに もどれたとき…… |
パートナー |
「ときのはぐるまを ぬすむことが ほしのていしと かんけいなく…… |
パートナー |
「やっぱり ジュプトルが まちがってるようだったら…… |
パートナー |
「ボクは ジュプトルを とめるからね! |
ジュプトル |
「…………。フン。すきにしろ。ただし…… |
ジュプトル |
「いま たいせつなのは おたがい ぶじに また かこに いけるか どうかだけだ。 |
ジュプトル |
「だったら いまは……そのためだけに しゅうちゅうしろ。 |
ジュプトル |
「いくぞ。 |
(…………。) |
(やっぱり……) |
(やっぱり なにか かんじる……。) |
(そうだ……。) |
(たしか いぜんにも にたようなものを かんじたような……) |
(あれは……) |
(そうだ! あれは あのときの……。) |
パートナー「ん? ……☐☐☐ どうしたの?
(………。)
(……なんだろう。この かんかくは……。)
(……なぜ そうかんじるのかは わからないんだけど……)
(じぶんは……)
(じぶんは この ばしょを……しっている!)
(わかった! あのときの かんかくと にてるんだ……。) |
ジュプトル |
「おい! なに やってるんだ! |
ジュプトル |
「はやくしろ! |
パートナー |
「はやく いこう。☐☐☐。 |
くろのもり 1Fへ
くろのもり おくち
パートナー |
「ここに……セレビィが いるの? |
ジュプトル |
「そうだ。まえに であったのも ここらへんだった。 |
ジュプトル |
「『やみのディアルガ』に このばしょを しられていたら…… |
ジュプトル |
「セレビィは ここから もう にげてるだろうが…… |
ジュプトル |
「まだ しられてないようで あれば…… |
ジュプトル |
「セレビィは きっとまだ ここにいるに ちがいない。 |
ジュプトル |
「おーい! セレビィ! |
ジュプトル |
「オレだ! ジュプトルだ! |
ジュプトル |
「いるなら すがたを あらわしてくれ! |
パートナー |
「………………。……でて…こないね……。 |
パートナー |
「やっぱり……『やみのディアルガ』に おわれて……にげちゃったのかな……。 |
パートナー |
「ま まさか…… |
パートナー |
「もう ディアルガに……つかまってたりしたら……。 |
* |
「つかまるですって? |
パートナー |
「わっ! どっからか こえが!? |
パートナー |
「…………。なにも きこえないね。 |
パートナー |
「さっきのは……きのせい だったのかな……。 |
* |
「ウフフッ! きのせいじゃ ないわ! |
* |
「わたしが つかまるですって? |
* |
「しつれいね! わたしが つかまるなんて…… |
* |
「ぜったいに ありえないわ! ウフフッ! |
* |
「おひさしぶりです。ジュプトルさん。 |
ジュプトル |
「ああ ひさしぶりだな。セレビィ。 |
パートナー |
「ええっ!? こ これが セレビィ? |
セレビィ |
「ちょっとー キミねー。 |
セレビィ |
「わたし あなたに コレよばわり されるスジあいは ないんだけど……。 |
パートナー |
「あ……ああ ゴメン。 |
パートナー |
「じかんを こえる ちからを つかうって きいてたから…… |
パートナー |
「なんか ものすごい ポケモンを そうぞうしてたんだけど……。 |
セレビィ |
「しつれいね。みためで はんだんするのは よくないわよ。 |
セレビィ |
「でも……ゆるしてあげる。 |
セレビィ |
「だって それって…… |
セレビィ |
「わたしが おもいのほか かわいくて とくえつって ことでしょ? ウフフ! |
パートナー |
「ま…まあ……。 |
ジュプトル |
「セレビィ。また ちからを かしてほしいんだ。 |
セレビィ |
「わかってます。 |
セレビィ |
「こうやって ジュプトルさんが また やってきたってことは…… |
セレビィ |
「かこのせかいで しっぱいしたから もどってきたんでしょ? |
ジュプトル |
「うっ……まあ そうだが……。 |
セレビィ |
「しっかりして くださいよね。わたし もうイヤですから。 |
セレビィ |
「こんな くらいせかいで いきていくのは もう。 |
ジュプトル |
「わるいが むだぐち たたいている ヒマは ないんだ。 |
ジュプトル |
「ヤミラミに おわれている。 |
ジュプトル |
「はやく いかないと ここにも めいわくを かけてしまう。 |
セレビィ |
「ウフフ! だいじょうぶですよ。しんぱいしないで。 |
セレビィ |
「わたし ヤミラミが きたって どうってこと ないですから。 |
セレビィ |
「それに もし ほしのていしを くいとめることが できて…… |
セレビィ |
「この あんこくの せかいが かわるなら…… |
セレビィ |
「わたしも いのちを かけて……ジュプトルさんに きょうりょくします。 |
ジュプトル |
「それで……ときのかいろうは? |
セレビィ |
「はい。ちかくに あります。 |
セレビィ |
「このもりを こえた たかだいの うえに ときのかいろうは あります。 |
ジュプトル |
「よかった。はやく あんないしてくれ。 |
セレビィ |
「はい! |
セレビィ |
「こんかい ときのかいろうを わたるのは この3びきですか? |
ジュプトル |
「ああ そうだ。 |
セレビィ |
「あら? そっちのコは?……。 |
セレビィ |
「……………………。 |
セレビィ |
「いえ。まさかね……。 |
ジュプトル |
「どうかしたのか? セレビィ。 |
セレビィ |
「ううん。なんでもないです。 |
セレビィ |
「では みなさん。いきましょう。ときのかいろうへ。 |
?
パートナー |
「ねえ ジュプトル。 |
パートナー |
「その……ときのかいろうって なんなの? |
ジュプトル |
「ときのかいろうは セレビィの ときわたりに つかわれる かいろうで…… |
ジュプトル |
「じくうを こえることができる ひみつのみちだ。 |
セレビィ |
「ちいさな ときわたりだったら わたしだけでも いけるんだけど…… |
セレビィ |
「じだいを おおきく こえるような ときわたりは……ときのかいろうを つかわないと いけないの。 |
パートナー |
「じゃ じゃあ ボクたちも そのかいろうを とおれば……。 |
ジュプトル |
「ああ。かこへ もどることが できる。 |
セレビィ |
「あっ! みえてきました! |
もりのたかだい いりぐち
セレビィ |
「あそこが たかだいへ つうじる いりぐちです。 |
セレビィ |
「ときのかいろうは あそこの うえに あります。 |
ジュプトル |
「よし。じゅんびが できたら すぐに しゅっぱつしよう。 |
うん ■まだ
パートナー |
「わかった。 |
パートナー |
「じゃ じゅんびが できたら いこうね。 |
■うん まだ
ジュプトル |
「よし。しゅっぱつだ。 |
ジュプトル |
「ときのかいろうまで たどりつこう。 |
ジュプトル |
「いくぞ。 |
もりのたかだい 1Fへ
?
セレビィ |
「あっ! みえてきました! |
セレビィ |
「あそこです! |
パートナー |
「あれが……ときのかいろうなの? |
ジュプトル |
「そうだ。あれが ときのかいろうだ。 |
ジュプトル |
「あそこを とおって オレは かこに いったんだ。 |
ジュプトル |
「ときのかいろうの とびらを あけられるのは セレビィだけだ。 |
ジュプトル |
「さっそく とびらを あけてくれ。 |
セレビィ |
「はい。 |
* |
「まてッ! そこまでだッ! |
ジュプトル |
「こ…この こえは!? |
パートナー |
「ま まさか……。 |
* |
「オマエたち。ひさしぶりだな。 |
ジュプトル |
「ヨ ヨノワール! |
パートナー |
「ヨノワールさん……。 |
ヨノワール |
「だいぶ にげまわった ようだが…… |
ヨノワール |
「ざんねんながら……もう おしまいだ。 |
ヨノワール |
「 |
ヤミラミ |
「ウイイーーーーーーーーッ! |
パートナー |
「ヤ ヤミラミも……。 |
ジュプトル |
「フン。そういうことか ヨノワール。 |
ジュプトル |
「オレたちを わざと およがせて…… |
ジュプトル |
「セレビィまで とらえたかったってことか……。 |
パートナー |
「ええっ!? じゃあ ボクたち…… |
パートナー |
「ずっと あとを つけられてたってこと? |
ジュプトル |
「フン。こんなことに なるとはな。 |
ジュプトル |
「わるいな。セレビィ。 |
セレビィ |
「あら? あやまるなんて ジュプトルさんらしく ないですよ。 |
セレビィ |
「それに わたしが つかまると おもいます? ウフフ! |
ジュプトル |
「オマエたち! たたかう じゅんびは できてるか! |
パートナー |
「えっ!? あ……も もちろん! |
ジュプトル |
「ここは きょうこう とっぱするぞ! |
ジュプトル |
「アイツらを けちらし……ときのかいろうに とびこむ! |
パートナー |
「わ わかった! |
ヨノワール |
「フッ ていこうするのか? |
ヨノワール |
「ムダなことは やめろ。オマエたちに かちめは ない。 |
ジュプトル |
「そんなこと……やってみなきゃ わからないだろ! |
ジュプトル |
「ヨノワール! オマエが あいてだろうがな! |
ヨノワール |
「ジュプトル。ここに きたのは わたしだけだと おもってるのか? |
ジュプトル |
「な なにっ! |
ヨノワール |
「ディアルガさま。 |
パートナー |
「うわっ! あたりが きゅうに まっくらに!? |
グオオオオオオォォォォォォーーーッ!
グオオオオオオォォォォォォーーーッ!
パートナー |
「うわああぁぁっ! |
ジュプトル |
「あ…あれはッ! |
パートナー |
「ジュプトル! あれは なんなの!? |
ジュプトル |
「あれは……やみの……やみのディアルガだ……。 |
パートナー |
「ええーーーーーーっ!? あれが!? |
パートナー |
「あれが……やみのディアルガなの!? |
ヨノワール |
「どうした? ジュプトル。さっきの いせいのよさは? |
ジュプトル |
「ぐっ……。 |
セレビィ |
「ジュプトルさん……。 |
ジュプトル |
「…………。ううっ もはや……ここまでか……。 |
パートナー |
「ええっ! どうして!? |
パートナー |
「たたかうんじゃ なかったの!? |
ジュプトル |
「ム ムリだ……。ヨノワールだけなら ともかく…… |
ジュプトル |
「ディアルガが あいてでは とても かなわない……。 |
ジュプトル |
「オマエたちも よく がんばってきたが…… |
ジュプトル |
「すまないな。ここで おしまいだ。 |
パートナー |
「そ そんな! |
ジュプトル |
「こうさんだ。ヨノワール。 |
ジュプトル |
「すきにしろ。 |
セレビィ |
「ジュ ジュプトルさん! |
ヨノワール |
「どうした ジュプトル。 |
ヨノワール |
「オマエにしては やけに あきらめが はやいな。 |
ジュプトル |
「まあな。たしかに オレは あきらめたが…… |
ジュプトル |
「しかし……まだ きぼうは ある。 |
ジュプトル |
「セレビィも しってると おもうが……。 |
ジュプトル |
「あのとき……ほしのていしを くいとめるため かこに いったのは…… |
ジュプトル |
「オレだけじゃない。もうひとり いる。 |
パートナー |
「ええ~っ!? ボクたちの せかいに いったのは ジュプトル 1ぴきだけじゃ なかったの!? |
ジュプトル |
「そうだ。オレには あいぼうが いた。 |
ジュプトル |
「オレは そいつと いっしょに かこへ むかったのだ。 |
ジュプトル |
「ただ ときのかいろうを とおっているときに トラブルがあり…… |
ジュプトル |
「オレたちは たがいに はぐれてしまったのだ。 |
ジュプトル |
「アイツは まだ かこの せかいに いるはずだ。 |
ジュプトル |
「だから たとえ オレが いなくなっても…… |
ジュプトル |
「アイツが きっと オレの かわりに しめいを…… |
ジュプトル |
「ほしのていしを くいとめて くれるに ちがいない。 |
ヨノワール |
「………………。 |
ヨノワール |
「フフッ フフフフフ……。 |
ジュプトル |
「……な なにが おかしい? |
ヨノワール |
「フッ オマエの ほかにも かこにいったヤツが いるというが…… |
ヨノワール |
「ちなみに ソイツの なまえは? |
ヨノワール |
「ソイツの なまえを いってみろ。 |
ジュプトル |
「きいて どうするんだ? |
ヨノワール |
「なんだ。いえぬのか。 |
ジュプトル |
「そんなことはない。なまえは ☐☐☐。 |
ジュプトル |
「オレの しんゆうだ。 |
パートナー |
「なんだってっ!? |
パートナー |
「ジュプトル! ☐☐☐だってっ!? |
パートナー |
「ここにいるのが ☐☐☐だよ!? |
ジュプトル |
「なんだって!? |
ジュプトル |
「オマエが……☐☐☐だと? |
ジュプトル |
「…………いや。ちがう。 |
ジュプトル |
「オレの しっている ☐☐☐は ポケモンじゃない。 |
ジュプトル |
「オレの しっている ☐☐☐は……ニンゲンなんだ。 |
パートナー |
「ええーーーーーーーっ!!? |
ヨノワール |
「ワハハハハハハハッ! そのとおりッ! |
ヨノワール |
「ジュプトルよ! そこにいるのは ☐☐☐に まちがいない! |
ジュプトル |
「なにィッ!? |
ヨノワール |
「ソイツは もともと ニンゲンだったのだ! |
ジュプトル |
「な なんだとッ!? |
ヨノワール |
「ディアルガさまが わたしに あたえた しめい…… |
ヨノワール |
「それは かこにいった ジュプトルと ☐☐☐を けすことだった。 |
ヨノワール |
「そして オマエたち2ひきを おって タイムスリップしたのだ。 |
ヨノワール |
「かこのせかいに いった わたしは じょうほうを あつめながら オマエたちを さがしていた……。 |
そして あるとき △△△に であった
ヨノワール「おお あなたたちは たしか ギルドの。
パートナー「うん。ボクたちは △△△。
パートナー「ギルドで はたらいてるの。よろしくね!
ただ あのときは なにも かんじなかったが……
パートナー「ぐうぜん ゆめをみて……
ヨノワール「ん?ゆめ?
ヨノワール「ゆめって どういうものなんですか?
じくうのさけびの はなしを きいたとき まさかとは おもったが……
わたしのなかに ある かんがえが めばえ はじめたのだ
そして……
パートナー「うん。そのとき おぼえていたのは じぶんの なまえと……
パートナー「もともとは ポケモンでなく ニンゲンだったって ことみたい。
ヨノワール「ええ~っ!? ニ ニンゲンッ!?
なんと もともとは ニンゲンで……
しかも きおくがないと いうじゃないか
じくうのさけびを もつ ニンゲン……
わたしは かくしんした!
ヨノワール「あなたは……
ヨノワール「あなたは じぶんの なまえは おぼえていると おっしゃって ましたよね?
ヨノワール「して……その……その なまえは?……。
☐☐☐は じぶんの なまえを ヨノワールに つたえた
ヨノワール「!!……
ヨノワール「☐☐☐……さん……。
パートナー「どうお? なにか わかったの?
ヨノワール「…………いや。
ヨノワール「ざんねんながら……なにも……。
(……あ あれ?)
(……いま かすかに……)
(かすかに ヨノワールが……わらったような……。)
(……きのせいかな?……。)
まちがいない!
コイツこそ わたしが おっていた ☐☐☐だったのだ!
ヨノワール |
「☐☐☐が きおくを うしない…… |
ヨノワール |
「ポケモンに なって しまったのは…… |
ヨノワール |
「おそらく タイムスリップちゅうの じこか なにかで そう なったのだろう。 |
ヨノワール |
「とにかく ☐☐☐が きおくを うしなったのは ラッキーだったよ。 |
ヨノワール |
「わたしを みても わからないワケだからな。 |
ヨノワール |
「コイツらは このまま しんようさせて おけば…… |
ヨノワール |
「いつでも みらいへ つれていける。 |
パートナー |
「ううっ……ヨノワールさんは やっぱり……。 |
ヨノワール |
「あとは ジュプトル。キサマさえ なんとかすれば よかったのだ。 |
ジュプトル |
「……………………。 |
(じぶんは みらいの ニンゲンだった?……。) |
(しかも ジュプトルの あいぼうとして ほしのていしを くいとめるために……) |
(パートナーが いるせかいへ やってきたって?……。) |
ヨノワール |
「ジュプトルと ☐☐☐。2ひきは いま ここにいる……。 |
ヨノワール |
「オマエたちを たおせば すべてが おわる。 |
ヨノワール |
「ジュプトル。オマエの はかない きぼうも ふくめて…… |
ヨノワール |
「すべてがなッ! ワハハハハハハハハハハハハハハハハッ! |
パートナー |
「うう……ヨノワールさん……。いや…… |
パートナー |
「ヨノワール! |
ヨノワール |
「フッ かくごは できてるようだな。 |
パートナー |
「ジュ ジュプトル! |
パートナー |
「☐☐☐! |
ヨノワール |
「きえるがよい! |
ヨノワール |
「これが オマエたちの……さいごだッ! |
ヤミラミ |
「ウイイイイイイイーーーーッ!! |
パートナー |
「ううっ……。 |
パートナー |
「☐☐☐! ジュプトル! あきらめちゃ だめだよ! |
ジュプトル |
「くっ……あきらめるなと いうが…… |
ジュプトル |
「このじょうきょうを どうするというのだ!? |
パートナー |
「だから なにか かんがえなきゃ! |
パートナー |
「そ そうだ! |
パートナー |
「セレビィ! ときわたりで ときのかいろうに とびこむことは できる? |
セレビィ |
「ディアルガが いるから むずかしいわ。 |
セレビィ |
「ディアルガは じかんポケモン……。 |
セレビィ |
「ときわたりを つかっても すぐに やぶられてしまうわ。 |
パートナー |
「ちょっとだけでも じゅうぶんだよ! おねがい! |
ヨノワール |
「かかれぇーーーーーーッ!! |
ヤミラミ |
「ウイイイイイイイーーーーッ!! |
セレビィ |
「ときわたりッ! |
ヤミラミ |
「ウイイィ?……。 |
ヨノワール |
「き…きえたっ!? |
ヨノワール |
「ディアルガさまッ! |
グオオオオオオォォォォォォーーーッ!
グオオオオオオォォォォォォーーーッ!
パートナー |
「ああっ! ときわたりが やぶられたっ! |
ヨノワール |
「そこかッ! |
パートナー |
「ときのかいろうまで もうすこし だったのに! |
セレビィ |
「いま とびこめば まにあうわ! |
セレビィ |
「さあ ときのかいろうに はやくっ! |
パートナー |
「セ セレビィは!? |
セレビィ |
「わたしなら だいじょうぶ! ぜったいに つかまらないって いったでしょ!? |
セレビィ |
「かならず ほしのていしを……れきしを かえてね! |
ジュプトル |
「すまない! |
パートナー |
「ありがとう! セレビィ! |
ヨノワール |
「にがすかっ! |
ヨノワール |
「くっ……。 |
パートナー |
「うわああぁぁぁっ!! |
文中に出てくる記号
- □□□
- 主人公の名前
- ○○○
- 主人公の種族
- △△△
- 主人公のチーム名
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